ゲーム・オブ・スローンズ 第2章 王国の激突 #9 ブラックウォーターの戦い

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※ 記事を訂正、加筆しています
  エピソードをまとめ、説明は青文字で付け加えています

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今回は、
海から襲来してきたスタニス軍 vs 王都軍と戦いのみのエピソード

 

今回出てくる用語集

地域名前
物の名前
人物
■は死亡
説明
王都ポドリック・ペインティリオンの従士
イリーン・ペイン王都の処刑人
マンドン・ムーア王の楯のひとり
ランセル・ラニスターサーセイたちの従兄弟
戦士として戦う
鬼火
(ワイルドファイア)
原料は炎素(サブスタンス)
人肉を溶かし、石、鋼も
溶かす威力がある
スタニス軍スタニス・バラシオン王位継承第一位
ドラゴンストーン城
ダヴォス・シーワーススタニスの参謀
成り上がりの騎士で
”玉ねぎの騎士”と揶揄される
マットス・シーワースダヴォスの息子

 

#9 ブラックウォーターの戦い Blackwater あらすじ

スタニスの軍が王都に近づく中、ティリオンは怯えるジョフリー王を前線に立たせる。
スタニスは王都の10倍の船で襲来する。しかしティリオンは、1隻の船でスタニス軍に近づくのだった。

 

まとめ & 感想

決戦を前に

スタニス艦隊

王都より10倍の船隻、5倍の兵士でブラックウォーター湾に入って行くスタニス艦隊。
ダヴォスの息子マットスは、”光の王(ロード・オブ・ライト)”を信じ切っており、勝利を確信していたが、ダヴォスは、そんな簡単なものではないと言う。

 

赤の王城(レッドキープ)ティリオン

眠れないティリオンは、「王都が陥落したらラニスターは焼き殺される」と本音を漏らす。
シェイは「守ってあげる」と言いふたりは抱き合う

 

赤の王城(レッドキープ)サーセイ

パイセル上級学匠は、サーセイに頼まれていた「夜の陰り」を渡す。
1滴で心が落ち着き、3滴で熟睡できると言う小瓶。
パイセルが10滴以上ではと説明するのを遮り「知ってる」とサーセイ。

 

王都の守人指揮官ブロン

ブロンは酒を飲み、女を抱き、ラニスター兵士と歌を歌って過ごす。
その時、酒場に”ハウンド”が入ってくる。
ハウンドはブロンが気に食わないようで、剣に手をかけて仕掛けてくる。ブロンも後ろ手に短剣に手をかけた時、スタニス艦隊襲来を知らせる鐘が鳴り響いた。

 

いざ、出陣

ティリオン従士ポドリックの手伝いで甲冑を身につける。
ティリオンは、包囲された時の逃げ道確保のために、ヴァリスに地図を頼んでいた。
その地図には、王都の地下道が記載されていた。
ヴァリスは、紅の女司祭の神を信じるものが鉄の王座に就けば恐ろしいことになる。それを止められるのは、あなたしかいないと言う。

スタニス艦隊が赤の王城(レッドキープ)の城壁前の海まで来た。

出陣で慌ただしく兵士が行き交う中、聖堂でサンサとシェイを見つけたティリオンは、メイゴルの天守へ避難するよう言うが、サンサはジョフリーの出陣を見送るよう言われたと言う。
ティリオンとシェイは、出陣前の最後の会話を交わす。

「王が戦場に行く。キスで送り出せ」とジョフリーは新しい剣「心臓喰い(ハート・イーター)」を見せてキスをさせ、叔父(スタニス)を自分で討つと息巻く。
サンサは皮肉を込めて「城門を出て戦われるのですね?」と言うと、ジョフリーは「王がどう戦うかを愚かな娘に話したりしない」と言い返す。
「当然前線に行かれるに決まっていますね。偽りの王である兄ロブ・スタークでさえ、先頭に立って激戦区で戦うのですから」と尚も言い返すと、ジョフリーはサンサを睨みつけて「いずれヤツとも戦う。その時は兄の血を舐めろ」と言い捨てた。

王都の戦い方  王都 、 スタニス軍

王都軍
ブラックウォーター湾を見下ろす城壁に立ったジョフリーは、王都の船が1隻も見えないことに驚き、ティリオンに説明しろ!と迫るが、ティリオンは何も言わない。

スタニス軍
その頃、ダヴォスも王都の船が一隻もないことを不審に思う。
マットスは、夜襲で虚を突けたと言うが、ダヴォスは、ヴァリス公がいる限り、それはムリだと言い、不安を抱く。

 

メイゴルの天守

メイゴルの天守にイリーン・ペインを従えてサーセイがトメンを連れて入って来た。
サーセイはサンサを近くに呼び、ワインを飲むよう促す。
サンサはイリーンがいる理由を尋ねるが、「私たちを守るため」とサーセイ。

その時、王都の守人の衛兵が謀反人を捕らえたと報告に来た。
サーセイはイリーンに処刑するよう命令し、「民の忠誠を得るには恐れさせるのが1番よ。王妃になるなら忘れずに」と言う。

王都
肉眼でスタニス艦隊を確認したティリオンは、弓矢隊に構えて待機と指示。
「ナゼ攻撃しない?」と言うジョフリーを黙らせる。

その時、王都の船が一隻だけゆっくりとスタニス艦隊に近づく。

スタニス軍
王都の船を確認したダヴォスも弓矢隊に構え待機を指示。
船を十分引きつけ、攻撃しようとするが、無人であることに気づく。
ダヴォスは船体を確認。船尾から緑の液体を流し出しているのを見て、「鬼火(ワイルドファイア)だ! 退避しろ! 退避だ!」叫んだ。

王都
その頃、ティリオンは松明の火で遠く離れた場所で待機しているブロンに合図を送った。
ブロンは、火矢をスタニス艦隊に向けて放つ

火矢はスタニス艦隊の中に着弾し、鬼火(ワイルドファイア)に引火
その瞬間、その周囲の十数隻の船が閃光を発して爆発し、砕け散った
ダヴォスもマットスも爆破の風圧で飛ばされた

その光景は想像以上だった。
ジョフリーも満足そうな表情をする。

 

不屈のスタニス

スタニス軍
「上陸準備!」スタニスは命を下す。
兵士は鬼火だと恐れ、城門に辿り着くまでに火や矢で攻撃され、何百人死ぬか分かりませんと進言するが、スタニスは意見を変えず「私に続き王都を取れ!」と兵士を鼓舞し、先陣を切ってボートで城壁を目指す。

王都
ティリオンはそれを見て、「不屈だな、スタニスは」と言う。
「上陸するぞ!多すぎる!」ジョフリーは恐怖で表情が変わる。
ティリオンは、「火の雨を降らせろ。ハウンドは隊を率いてスタニス軍を迎い撃て」と指示。
ポドリックには王の門にいる兵士を泥の門へ集めるよう伝令を指示した。

河岸に辿り着いたスタニス軍は城壁を目指す。
雨のように火矢が降り注ぐ中をスタニス軍は怯みもせず城壁に辿り着く。
ハウンドは、城門前でスタニス軍を迎え撃つ。
戦線には、ハウンドに命令され、ランセル・ラニスターも戦うが、矢で射られてケガを負うと、早々に城内に逃げ戻る。

 

メイゴルの天守
仲間と祈りを捧げるサンサ。
それを見てサーセイはサンサを呼ぶ。
サーセイは神々に慈悲などない。王都が陥落したら、ここにいる貴婦人たちもみんな陵辱されると言う。

酔っているサーセイは「見慣れない顔だ」とシェイを見つける。
そして作法を知らないシェイに貴族ではないと言い当てる。
サーセイはシェイにほんとうのことを聞かせて言い、追い込まれたシェイが話し出したとき・・・
ランセル・ラニスターが負傷して入ってくる。
ランセルが、敵艦隊を壊滅したが、敵兵が上陸して城壁を襲撃していると戦況を伝えると、サーセイは「ジョフリーを城の中に戻して!」と言い出す。
ランセルは、「王が戦線を離れると士気が下がります」と止めるランセルを無視し、「行って!」と命令する。
そしてサンサに、「イリーンがいる本当の理由は、スタニスに負けた時、私たちを処刑するためよ」と言う。

 

王都
ハウンドは巧みな剣裁きでスタニス軍を斬って行くが、火だるまになった兵士が、ハウンド目がけて突進してきた時、固まって動けなくなってしまう。
ハウンドを助けたのはブロン。
火の恐怖を持つハウンドは、完全に戦意を喪失し、城内に戻ってしまう。

スタニス軍
兵力のあるスタニス軍は、城壁にハシゴをかけ、登り始める。
スタニスは先陣を切って城壁に登り、バッタバッタと斬っていく。

王都
ティリオンは、城内にいるハウンドを見て「ナゼ戻った?」と驚き問う。
「半分が死んだ。辺りは火の海だ」と言うハウンド。
ジョフリーも「早く外へ戻って戦え!命令だ!」と叫ぶが、首を振るハウンド。
「王の楯(キングズガード)だろ?敵に王の町を奪われるぞ!」とハッパをかけるティリオンにハウンドは、「王の楯が何だ?町が何だ?王など知るか」と言い捨てその場を去った。

スタニス軍
そして丸太で泥の門を突き壊しはじめる

王都
そこへランセルがサーセイの伝言を伝えにやってくる。
ティリオンはジョフリーに「自分の町を守れ、指揮しろ、外で兵を率いて侵略者を蹴散らせ!」と檄を飛ばすが、ジョフリーは王の楯のマンドンに「叔父と残れ。戦場で王の代わりを務めよ」と命令し、城の中へと入ってしまう。

劣勢の王都軍は、指揮官を失い、「王はどこだ?どうするんだ?指揮官は?」とざわめきはじめる。
聞く耳も持たず、従おうとしない兵士たちに向かいティリオンは、「俺が指揮官だ」と言い出す。
出口である門を攻められ、どう戦ってよいのかわからないと言う兵士に、ティリオンは「他の出口を教えてやる。そして敵の背後を突く!」と言う。
「戦うのは王でも王国のためでもない。名誉や栄光でもない。敵が奪おうとしているお前たちの町だ。ぶっ殺してやろう!」と叫ぶと、兵士たちの士気があがり、兵士は気勢をあげた。

スタニス軍
今にも門を打ち破らん勢いのスタニス軍

 

メイゴルの天守
ランセルは、「ジョフリー王が戦線を去るのを見て、皆、戦意を失いました。戦場にお戻しください」とサーセイに進言するが、サーセイは「ダメ」と一喝し、、トメンを連れて天守から出て行く。
サーセイが去ったことでざわめく貴婦人たちを見てサンサは、「怖がらないで。ここは跳ね橋が上げられて大丈夫。ジョフリー王が戦っている。騎士も守ってくれる。祈りの歌を歌いましょう」と言って皆を落ち着かせた。
シェイは、「イリーンに殺されてしまいます。逃げて。部屋に鍵をかけて」と言ってサンサを逃がした。

 

サンサとハウンド

部屋に戻ったサンサは鍵をかけた。
しかし、サンサの部屋にはナゼかハウンドが!
驚いたサンサが、「何をしているの?」と聞く。
ハウンドは、長居はしない。燃えていないどこかへ行く。北・・連れて行こうか?ウィンターフェルへ。俺となら安全だ。帰りたいか?言い出す。
サンサは「スタニスは殺さない」と言うが、この世は人殺しの世界だ。だから良く見ておけ!」と言って部屋を出て行くー。

 

そして決着

泥の門は今にも壊されそうだった。
ティリオンの導きで、他の出口から外へ出た兵士は、スタニス軍の背後から奇襲をかけた。
見事、守り切り、気勢を上げた兵士たちの目前に、凄い人数の大軍が!!

泥の門の前で、またしても激しい戦いが繰り広げられる。
ティリオンも懸命に戦う。
しかし、王の楯のマンドンがナゼか、ティリオン目がけて剣をふり下ろした。
ティリオンは反射的に一歩下がったが顔を切られてしまう。
尚も剣を振り上げティリオンを殺そうとする・・・その時、槍でひと突きされマンドンは死ぬ。
ティリオンを助けたのはポドリック。
しかし、ティリオンは気を失い倒れてしまう。

そこへラニスターの旗の騎馬兵士率いる大軍がやってきて、スタニス軍を一網打尽にしていく。
スタニス兵士たちは「船へ!」と叫んで逃げだす。
スタニスは「行くな!戦え!」と叫ぶが、家臣たちに抱えられ、船へと戻される。

サーセイの最期
サーセイは鉄の玉座にトメンと共に座る。
(王都は陥落する)そう確信したサーセイは、パイセルからの小瓶を出し、トメンに飲ませようとした時・・・

王座の間の扉が開き、騎士が飛び込んできた。
兜を脱いだのはロラス・タイレル。
そしてタイウィン公が王の間に入り、「戦いは終わった。我々の勝利だ」と。
サーセイはトメンを抱きしめるのだった

鬼火、凄かったなぁ
あれで全滅か?と思いきや、上陸して攻撃すると言うスタニスに不屈の精神にも驚き。
ダヴォス、息子のマットスは死んじゃったのかな??

サンサはハウンドとウィンターフェルを目指すのかな?

ティリオンが王の楯マンドンに斬りつけられましたね
サーセイの指示なのかな。
彼がいなきゃ今頃スタニス軍に乗っ取られてるってのに、のんきだなと思います。
王の権威ゼロのジョフリーは、これから大丈夫なのかな?
タイウィンのテコ入れがあるか?

でもタイウィン、キャスタリー・ロックへは行かなかったのね?

 

コメント

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