ザ・テラー シーズン1 #7 狂気の晩餐

ザ・テラー
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ほんとに胸がザワザワする
落ち着かない気持ちになってしまうのは、なんでかな?
また違う狂気が現れて、マジ怖い
お化けや怪物より怖いものは、人間の狂気かも

 

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主な登場人物

キャスト名説明
フランシス・クロージャーテラー号艦長
新隊長
エドワード・リトル副官
トーマス・ジョプソン海尉に昇進
ジェームズ・フィッツジェームズ副官
ヘンリー・グッドサー軍医
ジョージ・ホジソン士官
ヘンリー・コリンズ士官
トーマス・ブランキー水先人(艦長を支えるアドバイザー)
コーネリアス・ヒッキー修理工
トーマス・ハートネル
マグナス・マンソン

ヒッキーと一緒に
イヌイットの娘を捕らえた

■ジョン・モルフィン
ソロモン・トウザー狙撃手、軍曹
■ジョン・アーヴィング海尉
レディ・サイレンスイヌイットの娘

#7 狂気の晩餐 Horrible from Supper あらすじ

船を放棄し、陸路で出発する日が来た。隊員たちはボートのソリを引き、氷原を進み続ける。
望みの綱は、先陣で救援要請に出たフェアホルム海尉のパーティーが物資と、人員を連れて戻って来ていることだったが・・・。
モルフィンの頭痛は酷くなり、コリンズ士官は追いつめられ、ヒッキーはある画策をする。

 

まとめ & 感想

1848年4月22日

準備

船を放棄して陸路を取ることになり、隊員たちは荷の準備を進める。
フィッツジェームズは、ムダなものまで準備している隊員がいる。これでは体力が持たないと危惧するが、最初から悲観的なスタートにしたくないクロージャーは、いずれわかって荷を捨てることになると言う。

楽観的な隊員も多い一方、クロージャーの指揮に懐疑的な隊員もいた。
ギブソンは、大勢での移動はスピードも遅くなり、危険も増す。小グループで動くべきだと言う。
それを受け、トウザー軍曹は、行動を起こすなら今じゃない。氷原を越えて丘に上がってからだと言い、ヒッキーは賛同する者を見つけ、陣営を整えようと言う。

船に残る隊員7人

クロージャーは、冬を越せる分の食糧と石炭を残し、隊員7人を船に残留させることを決めた。
「解氷期を待って船でキングウィリアムランドを抜けて海岸を南下し、バックのフィッシュ川の河口へ向かえ、陸から私たちが合図する。しかし、9月1日までに合図がなかったら、既に我々は内陸に進んでいると判断して、キミたちは逆を向き、全速で丘から離れろ。どの場合でもキミたちが北西航路の発見者になる。そうなると願ってる。キミたちに払ってもらう犠牲に値すべき報いだ」と命を下し、残留組は、それを受け入れた。

クロージャーは、”1845年英国海軍テラー号航海日誌”に最後の一筆、「1848年4月22日、2隻の放棄を命令する」を加え、日誌を閉じた。

 

陸路出発

氷の山が乱立する氷原を、ボートのソリを引いて前進することは困難を極めた。
モルフィンは頭痛に苦しみ、作業中倒れてしまうほどだった。

野営地で

わずかしか進めず氷原で野営することに。
コリンズ士官の様子がおかしいことに気づいたグッドサーは声をかける。
「何をしても不安、問題は起きないと言い聞かせているが、いつも問題が起きる。脂(グリース)の匂いが怖い・・」
コリンズは焼死した人間の匂いで、食べたい欲求が湧いてしまった自分が恐ろしくて仕方がないと震えるのだった。

秘密の共有

グッドサーはクロージャーに、狩猟チームをすぐにでも出すべき。缶詰を食べるのは危険過ぎると強く進言するが、「氷原での狩猟はイヌイットでも容易くない。丘へ着けば狩猟チームを出す。重い秘密を分かち合おう」と言われてしまう。

隊員たちの食事はすべて缶詰だった。
そしてイヌイットの娘も一緒に行動していた。

 

失った希望

翌朝、見張りの任務に就いたトウザー軍曹とモルフィンは、信じられない光景を目にし、クロージャーとフィッツジェームズを呼ぶ。
そこにあったのは、ひっくり返されたボートソリの上に置かれた生首だった。

クロージャーはそれが、救援要請に出したフェアホルム海尉のパーティーだと気づく。
トゥンバック”の仕業と思われた。
クロージャーは、トウザー軍曹とモルフィンに、絶対に口外するなと厳しく言い聞かせた。
彼らが進めた距離はたったの30キロ程だったのだ。
その事実にクロージャーは思わず、「頼みの綱が消えた・・・」と呟く。

 

キングウィリアムランド

クロージャーも一緒にソリを引き、前に進み続ける。
行く手を阻むのは、大きな氷山の壁。
しかしラッキーなことに氷の壁の先は丘だった。

丘の上で野営を張ったクロージャーは、狩猟チームを出して、獲物が確保できれば、ここで数週間滞在し、病気の不安、兆候を消しておきたいと考えていた。

警備を任されているトウザー軍曹は、クロジャーに武装員の増員を願い出る。
リトル副官から候補者を聞かれ、アーミテージ、マンソン、クリスプ、シーリー、コムズ、ヒッキーの名をあげたトウザー。
クロージャーは、「検討する。当面海兵と士官以外は武器庫を開けるな」と指示した。
クロージャーは、トウザーが挙げた候補者に引っかかりを感じたのだ。

発狂したモルフィン

夜、野営地で叫び声が聞こえ、皆がテントから出ると、モルフィンが倒れていた。
「この頭を切り落とし、仲間のところへ」とモルフィンは言うが、「誰も死なせない」とクロージャー。
するとモルフィンは銃を奪い、クロージャーに向かって構える。
銃撃手たちはモルフィンに向かって銃を構えるが、クロージャーは、「誰も撃つな!モルフィンはツラさから逃れたがっている。銃を下ろせ」と言う。グッドサーも、「コカのワインを試し、身体を休めよう」と言うが、モルフィンは銃を置こうとしない

トウザー軍曹は、クロージャーの後ろからモルフィンに向けて銃を構える。
フィッツジェームズが、「モルフィン、武器を下ろせ。これは命令だ」と言うが、モルフィンは銃を下ろさず、銃を撃ってしまう。
そのモルフィンを銃殺したのは、トウザー軍曹だった。
クロージャーは、埋葬は明日すると言い、隊員たちに休むよう指示した。

モルフィンを助けられなかったグッドサーは、あまりのショックで震え、嗚咽する。
イヌイットの娘は、グッドサーのテントに来て、黙って彼を慰めるのだった

翌朝・・・

一睡もできなかったクロージャーはハートネルを自分のテントに呼び、イヌイットの娘を捕まえた夜のことで、話していないことはないか?間接的にでも関わった者は誰だ?と聞く。
アーミテージも関わっていたと聞きクロージャーは、ふたりで彼を監視しようと言う。

ジョプソンは犬のネプチューンの姿が見えないとクロージャーに報告する。

モルフィンはホジソン海尉の主導で埋葬された

クロージャーは司令官会議を開き、缶詰に鉛が溶け込んでいる事実を話した。
その上で、狩猟をするため、士官2名、その他4名のパーティーを編成し出発するよう指示する。
ジョプソンは、三等海尉に昇進した。

 

動き出したヒッキー

ヒッキーはトウザー軍曹とふたりでホジソン士官に近づき、缶詰を食べ続ければ、我々の肉体と精神を蝕みモルフィンのようになる。それを知ってる隊長とグッドサー先生は、その事実を隠していると言い、”殺したネプチューン(犬)の死体” を見せて、少人数なら、この肉でも数日の食糧になるが、全員で分ける量はない。
クロージャーの指示に従っても、全員が満足できる狩りなどできると思えない。クロージャーの策は意味がない」と言う。
しかしホジソンは、「なんてことをした。キミは過ちを犯した」と責める。
ヒッキーは、「いずれ俺たちに賛同する者が多くなるだろう。その時が来たら、隊長になって欲しい。キレイごとでは生きられない。組織を壊して新しくする。新しい組織で俺はあんたの副官。生きて帰ろう」と言うのだった。

 

狩猟に出て

アーヴィングたちは狩りの範囲を広げるために、別れることに。
1時間後に落ち合う約束をし、アーヴィングはファーとヒッキーを引き連れ南へ向かう。

彼らはイヌイット族の家族を見つけた。
アーヴィングはヒッキーとファーを丘の上に残し、ひとりでイヌイット族に近づき、ジェスチャーで話をする。
彼らは友好的だった。
アーヴィングは、丘の上に仲間がいること、食べ物が必要と伝えると、イヌイットの男はアーヴィングに肉を分けた与えた。
アーヴィングはお礼の気持ちにと望遠鏡を渡す。

その時、丘の上にいたヒッキーとファーの姿が見えなくなった。

アーヴィングはイヌイットの男に、ここで待ってて欲しいと伝え、丘へ戻ると、馬乗りになっているヒッキーが!
「何があったんだ?」と声をかけたアーヴィングの胸を短剣で何度も刺したヒッキー。
ヒッキーは上半身ハダカで、どこか奇妙な動きをしながら、アーヴィングの息の根が止まるまで口元を押さえつけ、絶命させた。

 

 

イヌイット族と出会い、クロージャー部隊に生存の可能性が出て来たかと思った矢先、ヒッキーが狂気に取り憑かれたようです。
彼はイヌイットと接触したくないのかも知れませんね。
イヌイットの娘にもやたら敵対視してますし。

過去のシーンで、北西航路発見隊に志願する隊員(水夫など)と面接し、許可書を出すシーンがありました。
その時のコーネリアス・ヒッキーは若い青年です。
ヒッキーの若い時か・・と思っていたら、出航前に現れたヒッキーは、今のヒッキーでした。
つまり、なりすまして乗船したってことのようです。

今回だけで3人が死にました。
どんどん減っていくクロージャー部隊。
アーヴィングが出会ったイヌイット族がクロージャーたちを助けてくれたら良いけど・・・そうはいきませんよね

 

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