ザ・テラー シーズン1 #1 航路を求めて

ザ・テラー
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ホラーで、日本人が出てくる、船、北極海、寒い

そんなイメージの「THE TERROR(ザ・テラー)」ですが、史実に基づく作品だったんですね。

1845年の5月、北西航路の未開部分を明らかにするため、ジョン・フランクリン率いる探検隊は2隻の艦隊、エレバス号とテラー号でイギリスを出航したが、誰ひとり戻って来なかった

これがベースだそうです。
「このドラマは1回じゃなく2回観る方が楽しめる」と言う感想がありましたが、実際、2回観る方が断然面白いです
私もこの記事を書くために2回見ましたが、理解できてなかった部分が分かるので、より面白くなりました
2回も見る時間がない」って方のために、視聴したあとに読んでもらえば、(なるほど)と思えるよう、まとめようと思います。

 

主な登場人物

船名キャスト名説明
エレバス号ジョン・フランクリン隊長
エレバス号艦長
テラー号フランシス・クロジャーテラー号艦長
副官
エレバス号ジェームズ・フィッツジェームズ副官
エレバス号エンリー・グッドサー軍医
テラー号トーマス・ブランキー水先人(艦長を支えるアドバイザー)
テラー号コーネリアス・ヒッキー隊員
エレバス号エリン・コリンズ上官
エレバス号スタンリー軍医長
テラー号■デヴィッド・ヤング隊員
ザー・ジェームズ・ロス捜索隊

#1 航路を求めて Go for Broke あらすじ

ジョン・フランクリン率いる探検隊は、未開の北西航路(カナダの北側を通ってアジアへ到達)を開拓するため、2隻の艦隊(エレバス号、テラー号)で北極海を航海し、北磁極に近いキングウィリアム島(ランド)にあと2週間の位置にいる。
航行は順調だったが、テラー号を任されているフランシス・クロジャー副官は、胸騒ぎがする。
そんな時、テラー号の水夫ヤングが血を吐いて倒れる・・・。

 

まとめ & 感想

プロローグ 1850年

テントの中で通訳を介し、イヌイットから話を聞くザー・ジェームズ・ロス。
イヌイットは、「白人が大勢歩き、皆飢えていた。その中に”頭(アグルカ)”がいた」と言う。
ジェームズは3枚の写真を見せ、「この中に”アグルカ”はいるか?」と尋ねる。

「我々の言葉を話し、死にかけていた。南に上陸して家に帰ると。しかし歩けない状態で、後ろには”トゥンボック”がいた」と1枚の写真(クロジャー)に手を置き話すイヌイット。
トゥンボックとはいつも背後から襲ってくる魔物だと言う。

「クロジャーは何と言った?」ジェームズが聞くと、「手を握って言った。探しに来る仲間に伝えろ。”長居は無用。船がない。閉じ込められた。道がない。我々はいない。死んで消えた”と」
そしてイヌイットは、クロジャーの写真の上に軍服のボタンを置いた。

1846年

エレバス号 ⑴

副官のフィッツジェームズは、このところ羅針盤が変な動きをするとジョン・フランクリン隊長に報告するが、「北極海域に入った証拠だろう」ジョン隊長。

「テラー号のクロジャー艦長から氷山の報告をと合図がありました」
その報告を受け、ジョンは副官のフィッツジェームズとテイラー号へ向かうことに。

 

テラー号 ⑴

夕食会

ボートでテラー号にやって来たジョン隊長とフィッツジェームズ副官。
夕食を取りながら、話し好きのフィッツジェームズは、武勇伝を面白おかしく話し続ける
(いつものことらしく、ウンザリするクロジャー)

ジョンは、「小さな氷山を運んでくる北からの潮流に交わる地点に近づいたとみている。もう船で進める水路は終わりだろう」と言う

 

血を吐いた船員ヤング

船員のヤングがいきなり血を吐いた。

 

クロジャーの不安

ヤングが倒れた報告を受けクロジャーは、「我々全員、アレを疑っています」とジョン隊長に言う。
「ビーチー島で死んだ3人にその様子はなかった。今回がそうだとしても、じきに太平洋に抜けられるだろう」とジョン。
クロジャーは楽観的なジョンの考えに賛同できない。
「順調なのに何がそんなに不安なんだ?」と言うフィッツジェームズに、クロジャーは、「技術は運には勝てない」と言う。

そこへ軍医がやって来て、ヤングの容態を報告するが、現時点では病名はわからないと言う。
ジョンは軍医のスタンリーの診察を仰ごうと言い、ヤングをボートに乗せ、エレバス号へ連れて行くと言う。

「クロジャーは陰気で困る」と嫌うフィッツジェームズにジョン隊長は、もっと仲良くすべきだと忠告する。

※ ”アレ”とは、壊血病のことか

 

エレバス号 ⑵

ボートがエレバス号へ戻りだしたその時、エレバス号に大きな衝撃があり、マストにいたビリーが海に転落する。
仲間は海にロープを投げ、助けようとするが、ビリーは力尽き、海へと沈んでしまったー。
コリンズは海へ飛び込もうとするが、仲間から「ビリーも道連れは望んでいない」と止められる。

エレバス号は動かなくなってしまった。
前後のスクリューが回らない。氷の塊が羽根に挟まったのではないか?明朝確認すると報告を受けたジョンは、航海日誌に、(エレバス号損傷、1名死亡)と記した。

 

ヤングの最期

ヤングの容態はどんどん悪化していく。
看病する軍医グッドサーに、「ボクが死んでも解剖しないで欲しい」とヤングは懇願するが、「死因が壊血病かを確認するためには仕方ない。隊長が命じれば、しなければならないよ。それが船員のためになるんだ」とグッドサーは言う。
「北西航路を見つけたかった・・」ヤングは涙を流し、死んだら自分の指輪を妹に届けて欲しいと頼む。
グッドサーはヤングが安らかな死を迎えられるよう、言葉をかける。

突然ヤングは、「来るな。来るな。来るな・・・」と何かに怯えはじめる。
足元に何かが見えるようだが、グッドサーには見えない。
「逃げろ、逃げろ・・」ヤングは怯え、叫びながら絶命した。

グッドサーはスタンリー軍医にヤングの死亡を知らせ、「死に際に奇妙なことが。私には全く見えない何かを見ていたようです」と報告するが、スタンリーは幻覚だと言って話を終わらせた。

 

テラー号 ⑵

隊員が ”何か” を見つけ、水先人のブランキーを呼んだ。
マストにあがったブランキーとクロジャーは、行く手に氷山を発見する。
「あの氷山は北から流れてきたものだ」とフランキー。
流氷だった。

 

エレバス号 ⑶

朝になり、コリンズ士官が潜水服で氷の海中に潜ることに。
それは命をかけた行為だった。

コリンズは、スクリューに挟まった氷を除去した。
しかしコリンズは見てしまう。死んだビリーを・・・
コリンズはパニックを起こすが、何とか船まで引き上げられた。

「羽根は1枚折れ曲がっているが、氷の塊は除去した」とコリンズは報告するが、ビリーを見たことは言わなかった。

ジョンはテラー号の艦長と上級士官をエレバス号に呼び、前方を阻む氷について協議すると言う。

 

ヤングの解剖

スタンリーが見守る中、グッドサーはヤングを解剖する。
ヤングの死因は、壊血病ではなかった。

 

エレバス号での会議

クロジャーと上級士官らを呼んだジョン隊長は、「エレバス号は航行できるが、その能力は分以下になってしまった。その上、氷の厚みも量も劇的に増えて来ている。とは言え、キングウィリアム島がじきに見えるだろう。そうなれば、あと300キロで西側の海図を広げられる。パズルの最後のピースを今度こそ埋めることが出来る」と言う。
楽天的なジョンらしい意見だった。

しかしクロジャーは、「あなたが思っているより深刻な状況だ。立ちはだかる氷は流氷です。そこを通り抜けると言うのですか?しかも9月に。水路があっても、確認しながら通り抜けるのに何週間もかかる」と進言するが、フィッツジェームズは、「大丈夫、突破できます」と根拠のないことを言う。
クロジャーは、「幻日が3度も出て、去年よりも温度が低い。前回は徒歩で行き、餓死寸前。多くの隊員を失った」と言う。

「キミの意見を聞こう」とジョン。
クロジャーは、「キングウィリアム島の正確な形は不明だが、島だとしたら東海岸をぐるっと回れるかも知れない。テラー号に石炭をすべて移し、全速力を出せば、冬が来る前に海岸を回れる。それが最良で唯一の望みです」と言う。
上官からは「やりましょう」と声があがるが、ジョンは、「ひとつの意見としては興味深い。だが、エレバス号は放棄しない。多少の災難は承知の上だ」と言う。

「行く手の水路が船ごと閉ざされたら、流氷の一部となった我々は、どこへ押し流されるか見当もつかない。キングウィリアム島の浅瀬に流されたら、船は粉々になってしまう。信頼できる友人が、”ここは人を死なせる地だ”と言った」尚も食い下がるクロジャー。
その言葉にフィッツジェームズは、「友人?誰だ?メロドラマの脚本家か?」と茶化す。
クロジャーはテーブルを叩き、激しい剣幕で、「ジョン隊長と私、そしてブランキーとリード。この席で北極圏を知ってるものは4人だ。ここにはメロドラマなどない。生き残るか、死ぬかだ」と言い切る。
しかしジョンは、「悲願まであと2週間だ。目の前に来てる。神と冬が今年中に我々を安全な海域までお導きくださると信じている」と言う。
「それが間違っていたら破滅の道だ」と言うクロジャーを無視して。

指揮はジョンがエレバス号から執るが、先頭はテラー号。
ヤングを埋めたら予定通り西にあるキングウィリアム島へと出航することに決まる。

 

ヤングの埋葬

隊員たちはヤングの棺を埋める。

進行不可

ジョン隊長は隊員の前に立ち、「進路は決まった。南南西だ。2週間後に見るのは北米大陸だ。力を振りしぼり、最善の努力で大陸に達し、”アルゴナウタイ”(ギリシャ神話の英雄チーム)になろう」と。
その話しを聞いていたグッドサーは、ヤングの指から指輪を抜き取ることを忘れたことに気づくが、埋葬したあとだった。

テラー号は、砕氷船の役目を果たしながら進むが、6日後、テラー号では氷を砕けなくなってしまった。
隊員は船から下り、氷山をツルハシで割り、発破を仕掛けて氷を砕く。

しかし、とうとう2隻は完全に氷に囲まれ、動けなくなってしまった。
ジョン隊長は、真っ白な氷原を見て言う。「氷錨をあげろ。流氷に飲まれた」と。
そして水先人リードに、キングウィリアム島の正確な位置を割り出すよう指示する。
ジョンは、ここで越冬する覚悟を決めたのだった。
フィッツジェームズは、羅針盤がくるくる回り続けているのを見つめるー。

クロジャーが進言したとおりの状況になったのだった

 

 

1話目から50分間一気に観てしまいました。
面白いですね~。
なぜ今までスルーしてたんだろ?(笑)

登場人物の名前や設定条件が分かるまで、頭がこんがらがりそうですが、何とかまとめたつもりです。
ネタバレなので、ぜひ観た人の確認に使ってもらえればうれしいかな。

演劇を観るシーンがありましたが、あれは過去の栄光ですよね。
ジェームス・ロス、フランシス・クロジャー、そしてジョン・フランクリンが最南端に到達したエピソードを演劇にし、それを観劇したようです。
彼らは英雄だったようです。

史実の基づいているので、ほんとうに彼らは誰1人戻って来なかったそうです。
そして、2014年にエレバス号が、2016年にはテラー号が発見されたそうです。
しかも無傷だったらしいです。150年以上の時を経ての発見され、無傷なんて、益々(何があったの?)って思いますね

ホラーですから、これからそういう展開もあるのだろうけれど・・。

そもそも陰気なクロジャーはフィッツジェームズじゃないけど、怖いです(笑)

 

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