ザ・テラー  シーズン1 #3 はしご

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史実と知って、「フランクリン遠征」について少し検索しました。
そしたら、1847年の6月のあることが起こることを知りました。
へぇ~と思っていたら、その通りの展開に・・・。
そのへんのことも含めて・・・

感想はコチラ

 

主な登場人物

船名キャスト名説明
エレバス号■ジョン・フランクリン隊長
エレバス号艦長
テラー号フランシス・クロジャーテラー号艦長
新隊長
エレバス号ジェームズ・フィッツジェームズ副官
エレバス号エンリー・グッドサー軍医
テラー号トーマス・ブランキー水先人(艦長を支えるアドバイザー)
テラー号コーネリアス・ヒッキー修理工
エレバス号エリン・コリンズ上官
エレバス号スタンリー軍医長
テラー号ジョン・アーヴィング海尉
イヌイットの娘

#3 はしご The Ladder あらすじ

数日後、彼らはイヌイットの男を埋葬するが、それは余りにも酷い扱いだった。
このままでは生き残れないと危機感を募らせたクロジャーは、ジョン隊長に救助要請をするためにソリ隊を派遣したいと申し出る。だが、ジョンは頑なまでに許可しないため、ふたりは言い合いになる。
そんな中、シロクマを見張る狙撃犯のテントに陣中見舞いに行ったジョン隊長を悲劇が襲うことに。

 

まとめ & 感想

1847年6月 (数日後)

イヌイットの埋葬

隊員は、死んだイヌイットを埋葬準備をする。
イヌイットの娘は、遺品を渡され、父親の埋葬が終わったあと、船から降ろされることに。
イヌイットの毛皮の中から、いくつかのお守りが見つかるが、元に戻すようグッドサーに言われ、それらは娘に渡されることなく、戻された。

遺品を渡された娘は、何かがないと態度で示すが、「これで全部だ」と士官。
父親が亡くなって以降、娘は何も話さなくなっていた。

イヌイットの遺体は、氷の穴から重りをつけて落とされることに。
グッドサーは、「イヌイットのしきたりに合わせた埋葬をするべきだ」と言うが、遺体は穴から落とされた。

 

過去の回想

北西航路遠征の隊長がジョン・フランクリンに決まり、出発の時を迎えた。
ジョン・ロスは、「どんな策を考えている?」とジョン・フランクリンに聞く。
「氷に閉じ込められても食料は切り詰めれば5年分ある」と答えたジョンに、「救難計画はどうする?」とジョン・ロス。
海軍本部に従うのみだと答えるジョンに、「何も分かっていない。北は不毛の地だ。死がゆっくりと訪れ、クルーは全員悪魔と化し、キミに刃向かってくる。まずは最も身近な人間がキミに対してな」と言うのだった

ジョン・ロス

ジョン・ロスは、スコットランド生まれ探検家。
探検航路に出たものの、約4年に渡る氷海との闘いの末、北西航路を発見できず帰還。
1818年にジョン・フランクリンは副総督として遠征に同行している(死亡者134名)

 

クロジャーの進言、ジョンの判断

クロジャーはジョンに、「ソリ隊の派遣を許可してもらいたい。水路はもう諦め、救援要請を。グレートスレーブ湖の交易所に今すぐ向かえば冬までに着ける」と言う。
しかしジョンは、1300キロ先に行くなど許可できないと言う。
クロジャーは、「この寒さでは生き延びれない。このままでは来年もまたここで冬を越すことになる。今、要請に向かわなければ、春には間に合わず、危険を冒して全員で歩くことになる」と説得するが、「隊員の士気が下がる。絶対に許可できん」とジョン。
それでもクロジャーは、「優先するべきは、海軍本部に我々の位置を知らせることです」と食い下がる。
ジョンはいつも最悪のシナリオを考えているとクロジャーを責めるが、クロジャーは、隊長ならば最悪のケースを想定するべきだと忠告する。
「8名でいい。今なら間に合う」クロジャーはもう一度願うが、「今回の遠征で既に6名も失っている。過去、私は同じ行路で大勢の隊員を失っている。これ以上犠牲者は出せん」と言う。
(生き残るためにどうしても引き下がれない)クロジャーは、「全員が死ぬことになります。私の警報ベルは鳴っているのに、ナゼあなたは平気なんだ?」と迫る。
「キミは最悪の副官だ」
ジョンは言い放ち、クロジャーの人間性を全否定した。

クロジャーの決断

テラー号に戻ったクロジャーは、水先人ブランキーに、「優秀な者を8人選出しろ」と指示する。
しかしジョンから許可が下りなかったと知ったブランキーは、処罰されると反対するが、「責任はすべて私が取る」とクロジャー。
クロジャーは自分が隊を率い、狩り目的と言って出発する。
途中でイヌイットと遭遇できれば、彼らに協力を頼むと言う。
ブランキーは代わりに行くと志願するが、水路が開けた時に備えて残るよう命じた。

クロジャーは辞表を書く。

コーネリアス・ヒッキー

ヒッキーは、ギブソンが、アーヴィング海尉に「話がある」と言うのを目撃する。

ヒッキーが仕事をしているとアーヴィングがやってきて、「キミが奉仕を強要し、逆らえばバラすと脅したとギブソンから聞いた。ここは罪を償うのに適した場所だ。神はキミを見ている」と言う。

ヒッキーはギブソンに、「アーヴィング海尉から聞いたよ。そそのかしたのは俺か?」と責める。
「海尉から言い逃れただけだ。皆の前に出され、ムチを打たれるところだった。海尉は信心深いからこれで済んだ。上官との関係は大切なんだ。もう終わりだ。これはキミのためでもある」とギブソン。
ヒッキーは、「俺を見くびったな。俺はクロジャー艦長に目をかけてもらっている。艦長のグラスでウィスキーを勧められ、友人として話しもした。気に入られたようだ」と自慢するが、「艦長は自分が酒を飲む口実に、誰でも酒を勧めるのさ」と言われてしまう。

ジョン隊長死す

ジョンはグッドサーを同行させ、見張り隊のテントを陣中見舞いする。
ウィスキーを持参し、狙撃手たちと記念写真まで撮り、激励の言葉をかけて戻ろうとするジョンに狙撃手らは、「ぜひ一緒にクマを仕留めましょう」と誘う。
ジョンはしばらくテントに滞在することに。

突然、叫び声が聞こえたかと思うと、テントの上に大きな何かが落ちてきた。
テントは潰れ、狙撃手たちは銃を構える。
その時、上から頭部を切り離されたブライアント軍曹の惨殺体が落ちてきた。

狙撃手たちは銃を撃ちながら、「下がれ!退却だ!」と叫ぶ。
ジョンはひとり丸腰で、「エレバス!」と叫びながら船に戻ろうと氷の山を登った。
その瞬間、ジョンは獣によって引きずり降ろされ、イヌイットの男を捨てた穴まで引きずられる。
既にジョンの右足は引きちぎられていた。
そしてそのまま獣によって穴に落とされた。

フィッツジェームズは、部下を連れジョンの救助へ向かうが、彼が見たのはジョンのちぎれた片足と、獣の足跡だった。

 

新隊長フランシス・クロジャー

ジョン・フランクリンの棺に納められたのは、引きちぎられた右足のみ。

隊員たちはイヌイットを殺してから、クマに襲われるようになったとウワサする。
イヌイットの埋葬準備をした男は、イヌイットの毛皮の中に、クマや人型の彫像があったが、娘に返さず埋葬したと話す。

クロジャーは上官たちを集め、「望まぬ形で指揮官になってしまった。だが、指示を出す」と前置きし、フェアホルム海尉の指揮で救援要請隊を直ちに出発させるとブランキーに指示する。
フィッツジェームズは、ジョンが反対した救援要請部隊を出すなど、実権を握って早々に命令するクロジャーに、「ジョン隊長が死んだのに、あなたは何も感じないのですか?」と泣きながら責める。
「感じるとも」クロジャーは答えるが、フィッツジェームズは、「たった1日でいい。喪に服したい」と言う。
クロジャーは1日待つと答えた。

ジョン・フランクリンの葬儀が行われた。
クロジャーはジョンが礼拝でスピーチするために書いた原稿を、彼の最期の言葉だと言って読んだ。

皆がジョン隊長の衝撃的な死に複雑な思いを抱いている中、ヒッキーは「トイレに行く」とその場を離れ、クロジャーの部屋へ忍び込み、ベッドに大便をする嫌がらせをする。そしてデスクの上の辞表を見つけた。

救援要請隊は出発した。

 

イヌイットの娘

娘がイグルー(家)にひとりでいると、獣の足音と呻き声がした。
獣はイグルーの入口で、鼻息荒く、しばらく呻き、そして去って行った。
娘が外へ出ると、目の前に仕留めたアザラシがあったー。

 

冒頭にも書きましたが、「フランクリン遠征」について時系列を確認していたら、「1847年6月ジョン・フランクリン死亡」と言う記事を見たんです。
(そうなんだ~)と思いながら3話を見始めたら日付が「1847年6月」。

 

そしたらジョンが獣に襲われて亡くなりました
ホラーですから、このドラマ。
なんか、こういう偶然も、(怖いな)と思ってしまいます。

と言うことで、主役級のジョン・フランクリンが3話目にして死んじゃいました

今回の過去の回想シーンは、興味深いものでした。
ジョン隊長に話しかけた初老の男は、ジョン・ロスと思います。
ココにも史実を少し書きましたが、ジョン・フランクリンは、過去の遠征でジョン・ロスの部下でした。
ジョン・ロスは、たジョン・フランクリンが北西航路遠征の隊長に選ばれたことに、納得できない思いがあったのでしょう。
それは、ジョン・フランクリンの性格を知ってのことだったかも知れないし、自分が断念した冒険に挑むことに嫉妬心を感じていたのかも知れませんが。
楽観的なジョンに慎重派のクロジャー。
そもそもの性格も違うけれど、そこにジョンの姪ソフィアとクロジャーの恋愛話も加わり、関係をフクザツにしていたのかも知れませんね。
ジョン・ロスに言われた「身近な人間から刃向かう」と言う言葉も、ジョンが素直にクロジャーの意見を聞けなかった要因のひとつだったかも知れませんね。

今回、ジョン隊長を含む2名が獣に殺されました。
銃声を聞きつけ、甲板に出て来たクロジャーは、望遠鏡で白い獣?を見たはずです。
シロクマじゃない4つ足の動物ですよね?
この部分はノンフィクションでしょうけれど、安っぽい展開にならなきゃいいなって思ってます。
割とありますからね、怖がらせておいて、宇宙人的な展開。

 

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