ザ・テラー シーズン1 #8 反乱

ザ・テラー
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この世で1番恐ろしいのは、人間だとつくづく思わせるドラマです。
ヒッキーの行動が怖くて怖くて心がザワザワしながら見てしまう・・・

そして先が気になり、見てしまう・・・・

しかし、ほんと名前が同じのばっか(笑)
ジョン、トーマス、ジェームズ・・・・ややこしいねん(笑)

 

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主な登場人物

キャスト名説明
フランシス・クロージャーテラー号艦長
新隊長
エドワード・リトル副官
トーマス・ジョプソン海尉に昇進
ジェームズ・フィッツジェームズ副官
ヘンリー・グッドサー軍医
ジョン・ブリジェンス医師助手
ヘンリー・ペグラーを可愛がっている
ジョージ・ホジソン士官
■ヘンリー・コリンズ士官
トーマス・ブランキー水先人(艦長を支えるアドバイザー)
コーネリアス・ヒッキー修理工
ウィリアム・ギブソン給仕係
トーマス・ハートネル
マグナス・マンソン

ヒッキーと一緒に
イヌイットの娘を捕らえた

ソロモン・トウザー狙撃手、軍曹
レディ・サイレンスイヌイットの娘

#8 反乱 Terror Camp Clear  あらすじ

ヒッキーはアーヴィング海尉とファー軍曹はイヌイットに襲撃され殺されたとホジソン士官に報告。ホジソン士官は現場へ行き、アーヴィングたちの惨殺死体を見て、イヌイットを銃殺してしまう。
キャンプに戻ったヒッキーは、イヌイットはクロージャーが言うような友だちではなく、残虐な種族だと風潮し、隊員たちの不安を仰ぐ。
リトル副官は警備が手薄ではないかと不安を持ち始める

 

まとめ & 感想

1848年4月

記録の追記

キングウィリアム島のケルンに納めた記録に追記するため、クロージャーとフィッツジェームズが向かう。
ケルンの中には、故ゴア副長が記した書類が納められていた。
ゴア副長は、船に戻る途中、トゥンバックによって殺されたのだった(2話ココ)。
フィッツジェームズはその書類に、同じくトゥンバックによって殺されたジョンのことを、「ジョン・フランクリン、6月11日死亡」と追記した。

キャンプへ戻る途中、フィッツジェームズは出自について話しはじめる-。
自分はバロウ卿の息子の不始末を金で片づけたことで成り上がった ”ニセモノ”。愛人の子で生粋の英国人ではない。虚栄で生きてきて、今、虚栄の終わりにいるーと。
クロージャーは、「キミは立派な男だ」と言い、友情と兄弟愛をキミに持っていると言う。
その言葉にフィッツジェームズは涙した。

 

事件

ふたりが戻った時、キャンプで騒ぎが起きていた。

ホジソン士官はクロージャーに、イヌイットの襲撃を受けてアーヴィング海尉とファー軍曹が殺されたとヒッキーから報告があり、現場へ行き、ホジソン士官、アーミテージ、ポコックでイヌイット5人を銃殺、ひとりに逃げられたと報告する。
イヌイットの襲撃を見たのはヒッキーだけ。ヒッキーは、丸腰で距離があったから仲間を助けられなかったと言う。

クロージャーはホジソンに、「現場で何を証拠に仲間が襲われたと確信した?イヌイットは武器を持っていたのか?返り血は浴びていたか?」と聞かれ、酷い惨殺ぶりを見て判断したと答える。
リトル副官は、イヌイットの襲撃を恐れ、隊員に武装させ配備するべきだと進言するが、クロージャーは取り合わない。

アーヴィングは、頭の皮を剝がされ、何回もナイフで身体を突き刺され、男根を斬り落とされていた。クロージャーはその遺体を確認し、イヌイットの娘にも見せ、惨殺な殺害はキミたち仲間の方法なのか?と聞くが、娘は首を振る。

その頃、仲間たちの前でヒッキーは、イヌイット族が如何に残酷な人種であるかを話し、「彼らは友人なんかじゃない。今のルートだと俺たちは殺される」と皆の気持ちを煽る。

それぞれの不安に支配されるはじめる隊員たち

クロージャーはヒッキーを伴い、グッドサー、イヌイットの娘、ブランキーで現場検証に向かうことを決める。
襲撃を恐れるリトルは、再び武装員の補充を申し出るが、クロージャーは、「トウザー軍曹が欲しいだけ見張りは増やせ、銃は準備するが、霧が深くならない限り武装員は増やすな。煽動罪でムチ打たれた者がいることを忘れるな!」と強く指示する。
フィッツジェームズも、「一応ヒッキーの話を信じて備えろ。ただし、ウソの可能性もある」と言う。

隊員たちは再びイヌイットの娘を敵視しだした。
ヒッキーはトウザー軍曹とすれ違いざまに、「銃を」と小声で指示を出す。

同じ頃、コリンズ士官は軍医助手のブリジェンスから手指の手当を受けていた。
そこへ、ヘンリー・ペグラーがやってきて、「全員病気で死ぬの?皆んな恐怖を抱いてる」と言う。
ヘンリーを可愛がっているブリジェンスは、壊血病の症状が出始めたヘンリーに、「まだ初期の段階だ。私も軍医もいる希望はまだある」と励ます。

コリンズは、ブリジェンスが目を離した隙に、消えていた。

フィッツジェームズにも壊血病の症状が出始め、ジョプソンも歯茎から出血しはじめた。
壊血病は彼らを蝕み始めていた。

 

統率不能

現場検証

クロージャーはイヌイットの死体を確認する。5体のうち1体は少女だった。
彼らの荷物には、アザラシの肉があった。
同行したイヌイットの娘は、友人だったと泣いた。

 

同じ頃、キャンプで

見張りを続ける隊員たちは、イヌイットの襲撃を恐れる気持ち、彼らへの怒りで正常な状況ではなくなっていた。
そこへ霧がどんどん深くなり、ペグラーはトウザー軍曹に武器が必要だと迫る。
トウザーから、「何か聞こえたか?」と聞かれ、「聞こえた。警告を出そうかと思った」とペグラー。
トウザーはペグラーに銃を渡し、武器庫を開け、隊員たちに銃を配りはじめる。

それに気づいたリトルが、誰の指示でやっている?と止めに入るが、「誰の指示でもない。濃い霧の中、部下が音も聞いた。いつ奇襲をかけてくるか分からないなら銃に頼るしかない。イヌイットの娘が合図を送っている可能性もある」と言われてしまい、同じ気持ちを持つリトルは許可してしまう。

コリンズはハイテンションになっていた。

 

統率不能

現場検証を終え、戻って来たクロージャーたちは濃霧で見えないため、笛で合図するが、それでも彼らに向かって発砲される。
(何かおかしい・・)クロージャーがそう感じた時、フィッツジェームズがやってきて、「武器庫が開けられた。リトル副長が許可した。隊員は奇襲に怯えてる。止めに入ったが20丁出されてた。娘をキャンプに戻すのは危険だ」と言う。
クロージャーはイヌイットの娘に荷物を渡し、「仲間の元へ戻れ、無事を祈っている」と言い、娘は頷き、出発するが、グッドサーは彼女をとめて、彼女へのフクザツな気持ちをイヌイットの言葉で伝えた。

 

反乱

ヒッキーの企み

クロージャーたちより先にキャンプに戻ったヒッキーは、ギブソンとマンソンに向かい、「キミたちふたり以外に、デヴォー、ゴールディング、ホアー、トンプソン、クリスプ、ケンリー、クームズを武装させろ。出発の時はソリを奪う。マンソン、軽めのソリに物資を用意しろ。ギブソンは司令テントからグレートスレーブ湖までの地図を盗み出し、残りの地図は燃やすんだ。失敗するな!」と指示する。

 

反乱を抑えるために

「理由を説明して指示をしたのに、どうして武器庫を開けた?フィッツジェームズの指示を仰ぐべきだった」とクロージャーはリトル副長に言うが、「霧で気持ちが変わった。奇襲の兆しがあり、何人かは音も聞こえたと。早急に判断するべきだと思った」とリトル。
クロージャーは、「問題に善処したのはわかる。だが、奇襲はウソだ。結果として事態はより深刻化した。内部からの反乱を見過ごしたんだ。もし、アーヴィングとファーを殺したのがヒッキーなら、大変なことになる。仲間が誰かはわからんが、狙いが何であるかは想像がつく」と言い、ヒッキーの企みを示す証拠を見せた。

クロージャーはグッドサーに、アーヴィング海尉の解剖を頼む。
リトル、フィッツジェームズ、ホジソン、ジョプソン立ち会いの元、検死が行われ、アーヴィングの胃から未消化のアザラシの肉が見つかる。
それは、イヌイットがアーヴィングに分け与えたと言う証拠であり、2人の仲間とイヌイット5人を殺害したのはヒッキーである証拠でもあった。
リトル、ホジソンはその事実に愕然とする。

クロージャーは信用できる隊員を選出し、下士官は武装解除、海兵も同様にし、武器庫の責任者をデヴォーにすることを決め、トウザーとヒッキーを捕まえ、絞首台も作るよう命令を下した。

 

処刑

ヒッキーがアーヴィング海尉とファー軍曹を惨殺した罪が立証された。
それに加え、扇動行為及び反逆罪も立証されたため、クロージャーが裁定し、皆が立ち会いの元、絞首刑が執行されることに。
ヒッキーは死をもって罰せられるのだ。
ヒッキーの首に縄がかけられた。

クロージャーは隊員の前に立ち、「2日前にトウザー軍曹とモルフィンが、救援要請のフェアホルム海尉部隊が息絶えているのを発見した。黙っていたのはキミたちを騙すつもりではなく、残った気力を守るためだ。救助隊は来ない。従って我々は自力で生き延びなければならない。ヒッキーの企みは知らんが、彼の賛同者に言っておく。ヒッキーはキミたちを使い捨てる。ウソをついて死ぬまで酷使する気だ。これだ証拠だ」と袋を見せ、ディグル隊員に中身を確認するよう言う。
「アザラシの肉だ」とディグル。
「イヌイットに遭遇したら、彼らの助けを得るとも約束した。イヌイットたちはアーヴィング海尉に肉を分け与えていたのだ。アーヴィングを殺して遺体を辱めたのはヒッキーだ。性器を切り取り、肺に穴を開けたのはイヌイットではなくヒッキー。イヌイットは戦闘集団ではない。4人の男と老女、そして6才にも満たない娘を殺したのは、ヒッキーが私から指揮権を奪うためだ。キミたちを騙し、全員の命を危険に晒した。肉は皆で分け合う。しかしイヌイットからの協力はもう望めない。仲間に詐欺師がいては頼れない。皆を無事に帰国させたいが、ふたりは連れて帰れない。その分、キミたちを大事にする」と。
そして、ヒッキーの死刑に手を下す隊員を募ると、何名かが前に進み出た。

 

トゥンバック襲撃、ふたたび

ヒッキーに最期の言葉を言う時間が与えられた。
「隊長の話はウソばかりだ。昨年6月11日、ジョン隊長が死んだ日。クロージャーは俺たちを捨ててソリで逃げる計画を立ててたんだ。」そう言って、クロージャーが書いた辞職願いの文章をそらんじ始めたー。
その時、コリンズ士官が笑いながらやって来た。
狂ったコリンズは、トゥンバックを連れてきた・・・猛獣の鳴き声をあげ、襲ってきたトゥンバック。
騒ぎの中、ヒッキーとトウザーは逃げた。
「武器庫を狙う!」クロージャーがリトルに言い、武器庫へと急ぐ。
クロージャーは武器を持ち逃げしようとしたヒッキーの手元を撃ち、阻止。
「トウザーを追え!」とリトルに指示し、ヒッキーを追う

トゥンバックは、隊員たちを追いかける
ジョプソンはボートの陰に隊員らを待避させる。
隊員を襲うトゥンバック。
フィッツジェームズはロケット弾を準備する。

混乱の中、ヒッキーとその賛同者はボードに物資を乗せ、盗みだした。
クロージャーは、「好きにさせろ」と言う。

フィッツジェームズは、ロケット弾でトゥンバックを仕留めようと戦う
しかしコリンズがトゥンバックに襲いかかられ、かみ殺されていくのをトウザーは見てしまい、そして逃げて行ったー。

 

 

クロージャーがジョン・フランクリン隊長に、救援要請のソリ隊を出すべきだと進言したにも関わらず却下され、救援要請をするために、辞職を決め、書いた辞職願い。それはまさにトゥンバックが現れ、ジョン・フランクリンが襲われた6月11日でした。
その時、クロージャーから目を掛けてもらっていると思っていたヒッキーは、そうではないと分かり、嫌がらせ目的で艦長室に忍び込み、その辞職願いを読んでしまいましたが、それが勘違いされ、ここに繋がるとは・・・
完全にヒッキーの勘違いなのに、それを信じてるトウザー。
ヒッキーの小ずるさにそそのかされた彼らは、これからどんな旅路になるんでしょうか・・。
もうヒッキーは狂気がかってるんで、人を食べそうな予感です

しばらくトゥンバックの襲撃がなかったのは、娘が一緒だったからでしょうか?それとも、イヌイット族を殺したから襲撃してきたのか。

グッドサーがイヌイットの娘との別れ際に言ったイヌイット語が気になります。
レディ・サイレンスの表情から推測して、良い言葉だったようですが、気になります。
「愛してる」だったりして・・。

8話の冒頭は、ずっと分かり合えなかったクロージャーとフィッツジェームズが心を通わせる良いシーンで始まりました。
フィッツジェームズの出自の部分は、事実なのだそうです。
クロージャーがアイルランド出身で、称号がなく、ジョン・フランクリン隊長からも、”違う国の者”と言われているのを知っていたフィッツジェームズは、自分の出身を口外することなどできなかったんでしょうね。
でも、もう死と隣合わせの今、真実を話したい衝動に駆られたのはわかる気がします。

 

 

 

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