ベター・コール・ソウル 6 #10 ニッピー(ジーンの時系列表記あり)

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ベター・コール・ソウルでは、毎回シーズンの第一話目に改名してジーン・タカヴィックとなった現在のジミーのエピソードがモノクロで語られてきました。
今回のエピソードは時系列がジャンプし、現在のジーン・タカヴィックのエピソードです。

 

#10 ニッピー Nippy あらすじ

ネブラスカ州オマハでシナモンロール店「シナボン」の店長をしているジーン・タカヴィック。
ジーンこそ、人消し屋エドのおかげで人生をやり押しているジミーだった。
しかしある男が、ジーンはソウル・グッドマンであり、アルバカーキに住んでいたことに気づく。
ジーンはそれに対処することに

 

時系列

今回は相関図なしで、ジーンのこれまでエピソードを振り返ります

シーズン  

ネブラスカ州オマハにいるジミー。今は、その名をジーン・タカヴィックに変え、仕事はシナモンロールの店シナボンの店長。

閉店後、ゴミ出しをしたジーンは、ゴミ集積所に閉じ込められてしまう。
非常口を開ければ脱出できるのだが、それだと警報機が作動してしまう。ジーンは誰かがやってくるのを待つことに。2時間後、ジーンはやっとゴミ集積所から脱出できた。ジーンが去ったあと、ゴミ集積所の壁には、「SG was Here(ソウル・グッドマンここにあり)」の落書きが残っていた。

いつものようにモールのベンチでランチ休憩を取っていたジーンは、証明写真機に隠れる青年を目撃する。程なくして警官がやって来た。「青年を見なかったか?」と聞かれ、迷った末ジーンは、証明写真機を指してしまう。ジーンは、逮捕された青年が連行されていくのを見て思わず、「何も話さずに弁護士を呼べ!」と叫んでいた。
警官と関わることとなり動揺したジーンは、店に戻るなり、意識を失い倒れてしまう。

店に戻るなり倒れてしまったジミーは救急搬送される。
検査の結果、問題なく退院になるが、免許証ナンバー、社会保障番号がエラーになるなど不安は尽きず、乗車したタクシー運転手までアルバカーキ出身だったため、恐怖を感じたジーンは途中下車してしまう。

ジーンは不安のあまり警察無線を盗聴、心中穏やかではない日々を過ごすが、結局何も起こらず、徐々に日常に戻っていたある日、モールのベンチでランチ休憩していたジーンの前に男がやって来て、「あんたを知ってる」と言い出す。ジーンは、人違いだと言うが、男は確信しているらしく、ジーンに、CMのセリフ(Better call Sau)を言わせると、「またな」と去った。身元がバレたジーンは、再び人消し屋エドを頼ろうとするが、自分で対処する決断をする。

まとめ

今回のエピソードは、ネブラスカ州に移動、改名してシナモンロールの店「シナボン」の店長として働くジーンの前に、「あんたはソウル・グッドマンだ」と言う男が現れる。ジミーは今の生活を確保するために動きだす。

ジーンの作戦

ジーンの作戦

足が不自由で電動車椅子を使うマリオンはある日、飼い犬ニッピーを探しているジーンと出会う。
ジーンは雪の轍で前に進めなくなったマリオンを手伝うフリをし、電動車椅子の配線を切ると、親切を装い自宅まで送り届けることに。

マリオンは話しが面白いジーンをすっかり気に入り、自宅に招き入れると食事と会話を楽しんでいた。そこへマリオンの息子ジェフが帰宅。
そのジェフこそジーンをソウル・グッドマンと見破り、脅迫まがいの行動を取ったアルバカーキ出身のタクシー運転手だった

ソウル・グッドマン(ジーン)が自宅にやって来た理由が分からずジェフは、「何のマネだ?通報すればソウル・グッドマンは終わりだ」とジーンを脅すが、「キミは金儲けをしたいんだ。私が一度だけその方法を教えてやる。それで忘れろ」と取引する。

覚悟を決めたジーンは、押入れの奥深くに片付けていた、ジミー時代のものが入った小箱を開け、ピンキーリングをはめる。

ピンキーリングはシカゴ時代、つるんでいた友人マルコの形見の品
準備

閉店後、警備員室を訪ねるジーン。
警備員のニックは突然やって来たジーンを警戒するが、「先日助けてもらったお礼に来た」とシナモンロールを差し入れするジーン。

”シナボン”で倒れたジーンを助け、救急搬送してくれたのが警備員ニック

中々警戒を解かないニックと違い、甘党のフランクは、”シナボン”と聞き、ジーンを警備室に入れると、ダイエット中だと言いながら、複数あるモニターに背を向けてシナモンロールを幸せそうに食べ始めるー。
ジーンはそっとストップウォッチをスタートし、フランクがシナモンロールを食べる終わるまでのタイムを計測(3分ほど)した。

ジーンは次の日もまた次の日も閉店後にシナモンロールの差し入れを持って警備室を訪ね、フランクがシナモンロールを食べる間、フットボールの話で盛り上がり、帰宅するルーチンを繰り返し続けたー。
もちろんフランクがシナモンロールを食べ終わる時間とニックが駐車場を見回る時間のチェックには抜かりはない。
そしてジーンはデパートフロアを視察、商品や店の大きさなど下調べると、広場にジェフを呼び出し、デパートフロアを再現すると、「高価な商品を3点ずつ3分以内に盗む」と言う方法を提案する。ジェフは、「イカれた計画だ」と言うが、「練習すれば成功する」とジーン。

 

実行

序章

夕方、デパートに大きな木箱の荷物が届いた。
マネージャーは、「これはウチの荷物じゃない」と言い、すぐに発送元に電話を入れるが、電話に出たのはジーンだった。
ジーンは配送ミスだと謝罪し、「荷物を受け取りに行くが4時間かかる」と言う。
もうデパートは閉店時間だった。そこでマネージャーは、「保管しておくから明日の朝10時に持ち帰って」と提案、ジーンは約束する。

計画のスタート

店を閉店したジーンはいつものように警備員室へ。
シナモンロールが楽しみで仕方ないフランクは、早速食べ始める。
それを確認したジミーは、SMSでスタートの合図を送る。

木箱の中に身を潜めていたジェフはその合図で動き始める。

ジェフはジーンと練習したとおり、フロアを走りながら、3つずつ商品を盗んでいく。

計画は順調に進んでいたが、足を滑らせて後頭部を打ち、意識を失ってしまう。

それに気づいたジーンは突然泣き出し、「私には妻も子どももいない・・・」と泣き言を言い出す。
驚き必死に励ますフランク。
そうやって時間稼ぎしたおかげでジェフは意識を取り戻し、予定どおり盗んだ商品を木箱へ入れると、トイレに身を隠した。
それを確認したジーンは、警備室をあとにするが、今回の窃盗はジーンにとってもかなりの賭けだったらしく、監視カメラの死角で、ようやく安堵する。

成功のあと

翌朝10時、デパートは何事もなかったかのように開店。
木箱は予定どおり回収され、トイレに潜んでいたジェフは、客を装って正面入口から堂々と出る。

盗難に成功し盛り上がるジェフに、「今回の犯罪がバレれば刑期は重い。私が捕まればキミたちも共謀したとして捕まる」とジーン。ジェフは、「脅すなよ、仲間だろ」と言うが、ジーンは、「仲間じゃない。欲を出してもう一度やろうなんて思うな。ジーンの存在は忘れろ。ジーンとは無縁だ。モールにも二度と来るな。これっきりだ、いいな」と念を押す。

ジーンはまた日常に戻ったー。

 

感想

今回のエピソードは現在のジミーのエピソードでした。
ジミーとキムは自分たちの策略のせいでハワードが殺され、結局別れを選びました。その後ジミーは弁護士ソウル・グッドマンとして成功、ブレイキング・バッドのエピソードに繋がるワケです。
しかしウォルター・ホワイトが前代未聞のドラッグ製造事件を起こし、巻き込まれたソウル・グッドマンは人消し屋エドを頼り、ニューメキシコからネブラスカ州へ、そして改名して人生をやり直しているワケです。

シーズン1,2,3,4、5と毎回1話目は、現在のジミー、ジーン・タカヴィックのエピソードがモノクロで語られてきました。今回はそれをまとめたエピソードでしたね。
箸休めみたいなもんかな?それともこれが今後に繋がるのかな?

これで残り3話です。ん~、淋しいなぁ

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