ROME(ローマ)2 #10(22)第一の市民(最終話 / 相関図付)

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このエプソードで「ローマ」は最終話です。素晴らしいドラマでした。

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#10(22)第一の市民 About Your Father  あらすじ

アクティウムの海戦で勝利したオクタヴィアヌス軍はプトレマイオス朝+アントニウス軍に無条件降伏を迫る。
アントニウスの決断は・・・。
ヴォレヌスはオクタヴィアヌスに殺される運命であるカエサリオン(クレオパトラとカエサルの息子)を救うためエジプトか逃げるが・・。

相関図

まとめ

アクティウム海戦その後

【アクティウム海戦とは】
紀元前31年9月、オクタヴィアヌス支持派とプトレマイオス朝(クレオパトラ軍)およびアントニウス支持派連合軍の間で行われた海戦。
戦場はイオニア海のアクティウム沖(現在のギリシャ共和国プレヴィザ)。
オクタヴィアヌス軍は兵数では劣ったがアグリッパの指揮により大勝した。
無条件降伏を迫るオクタヴィアヌス

海戦に敗れ、アレクサンドリアに敗走したアントニウスは、「クレオパトラと子孫の王位を認めるならアントニウスは公の場から引退、エジプトの一市民として二度と政治には関わらない」との条件を出すが、「アントニウスとクレオパトラは無条件降伏するのが条件だ」と譲らないオクタヴィアヌス。

アントニウスは提示条件をはね退け、無条件降伏を要求するオクタヴィアヌスに憤慨するが、クレオパトラは南への逃亡を提案する。だがアントニウスは、「逃げることはできない。残された道は死だ」と。
アントニウスは伝達兵士に、「決闘だ。オクタヴィアヌスと一騎打ちをすると伝えろ」と言う。

ヴォレヌスの返事

伝達兵士はヴォレヌスに、「開門すればプッロが安全を保障します。(子どもたちは元気だ。オレの子は元気か)と言う暗号を預かった。アントニウスを見限り開門すれなあなたを助けます」と伝えるが、ヴォレヌスの返事は、「息子は元気だ。オレを見損なうな」だった。

カエサリオンはカエサルとクレオパトラの長子だが、プッロの息子(の可能性)がある。詳細はココ
カエサリオン

「オクタヴィアヌスは私を殺すつもりだな?カエサルの息子は二人要らない」と聞くカエサリオンに、「そんなことを言ってはダメです。まずは剣を用意し戦いに備えましょう」とヴォレヌス。

オクタヴィアヌスの作戦

再び宮殿へと戻ってきた伝達兵士から、「オクタヴィアヌスは決闘をお断りされました。要求は無条件降伏です。拒めば明日から攻撃を始めます」と聞かされたアントニウスは、「そんな要求はクソ喰らえだ」とオクタヴィアヌスの無条件降伏を拒否、死を受け入れる覚悟をする。
だが伝達兵士はこっそりクレオパトラの側近奴隷チャーミアンにオクタヴィアヌスからの書簡を渡していた

クレオパトラ

オクタヴィアヌスの書簡を読んだクレオパトラは、「これを受け入れれば私は永遠に名を汚す」と苦悩するが、側近奴隷チャーミアンは、「受け入れれば王国、民、命が助かる」とクレオパトラに受け入れるよう説得する

オクタヴィアヌスの書簡には、
「今の苦境はすべてアントニウスの責任。生死を問わずアントニウスを引き渡せば、クレオパトラと国民を保護し、敬意を持って扱うと約束する。クレオパトラの王位は保たれる」と記されていた。
終わりを覚悟するアントニウス

明日、オクタヴィアヌス軍の攻撃を受けるだろう状況を受け入れたクレオパトラ。
アントニウスは、「終り方を決めなければ。いっそ今・・・」と言うが、「暗闇で死にたくはありません。明日、陽のあるときに」とクレオパトラ。

クレオパトラの自害

夜が開けたー。
酒に溺れ眠っていたアントニウスはクレオパトラの側近奴隷チャーミアンに起こされ、血だらけの短剣と手紙を渡される。クレオパトラが自害したと言うのだ。
「先立つことをお許しください。すぐに来て」と書かれた手紙を読み、慟哭するアントニウス。

「どうして、どうしてオレを待ってくれなかった」と嘆き悲しむアントニウスに、「女王はひとりで死ぬのがしきたりです。最期の最期にあなたのお名前を・・・」とチャーミアン。

アントニウスの最期

自害を覚悟し、「ローマの剣を」とアントニウス。
「お前は死ぬな。生き延びろ」と言うアントニウスに、「閣下にお仕えできて光栄でした」とヴォレヌス。
アントニウスは、「ローマ人として立派に死んだと伝えてくれ」と言う言葉を残し自害したー。

ヴォレヌスはアントニウスのエジプシャンメイクを拭きとり、ローマの甲冑を装着、ローマの剣を持たせて王座へと座らせる。

蔑む

だがそこへクレオパトラが姿を現した。

一瞬にしてクレオパトラが自害を偽証したと知ったヴォレヌスは怒りを孕んだ蔑みの視線をクレオパトラに向けるが、「そんな目で見るのは止めなさい」とクレオパトラ。
ヴォレヌスは怒りに震えながら、「指示は受けない。本当なら殺してやりたい」と言うが、「あなたこそ後を追って死ぬことが名誉ある行動でしょう」とクレオパトラに言い返され、「できればそうする。だがカエサリオンを逃さなければ。オクタヴィアヌスに殺される」とヴォレヌス。

するとクレオパトラは、「あの子は安全です。取引をした。私は女王のまま、民たちにも危害を加えられない」と言い返すが、「あなたを生かしておくのは凱旋式で引き回すため。アントニウスとの子ども二人には慈悲を示すがオクタヴィアヌスは必ずカエサルの子を殺す。だがカエサリオンはプッロの子だ。あの夜私も一緒にいた。カエサリオンはプッロに届ける」と言い切る。
ヴォレヌスの言葉で協定などないことを思い知ったクレオパトラは、ヴォレヌスにカエサリオンを託す。

オクタヴィアヌスとクレオパトラ

アレクサンドリアの宮殿にオクタヴィアヌスがやって来た。
クレオパトラは、「協定どおりカエサリオンを含め子どもたちは安全で、私はこれからもエジプトの女王ですね?」と確認するが、オクタヴィアヌスは、「そうです」と返事するが、「友としてローマに来て欲しい。エジプトと私カエサルとの和解を民衆に見せたい。子どもたちも一緒に。明日出港です」と強引に取り決めてしまう。

死をもって

オクタヴィアヌスと謁見し、協定などないことを思い知らされたクレオパトラは泣き崩れ、一番キレイに死ねるヘビ毒を使って自害する決断をする。

翌朝、宮殿にやってきたオクタヴィアヌスの前でクレオパトラは、「あなたの魂は腐りきっている」と言う言葉を最期に亡くなる

すぐに「子どもたちを捜せ!」と命じるオクタヴィアヌス。
その時、”ニオベの絵”(ヴォレヌスは大切にしているもの)に気づいたプッロ。

オクタヴィアヌスの命令

オクタヴィアヌスは、「ヴォレヌスがカエサリオンを連れて逃げた。立派な罪だ。カエサリオンを連れて出頭すればヴォレヌスを許そう。お前が探し、説得しろ」と命を受ける。

 

カエサリオンの救出

逃亡

「宮殿に戻ったらお前に褒美を与える」と言うカエサリオンにヴォレヌスは、「もうそんな暮らしは終りです」と言うが、現実を受け入れられないカエサリオン。

だがその夜、プッロがやってきた。
「お前は誰だ?母上はどうなった?」と聞くカエサリオンに、「自害した。立派に死にました」と真実を告げるプッロ。カエサリオンは泣き出してしまう。

プッロは、「軍団がカエサリオンを探している。ナイルの港も見張りがいる。南に逃げるしかない」と言うが、ヴォレヌスは、「砂漠を進み上流で川を渡る。ユダヤから船に乗れ、カネはある」と言い、自分はローマには戻らないと言う。
プッロはヴォレヌスの大切なもの(ニオベの絵)を返すと、ヴォレナをはじめ子どもたちの近況を話してやるのだったー。

ヴォレヌスの願い

ヴォレヌスとプッロはカエサリオンを連れてユダヤを目指すが、その途中、オクタヴィアヌス軍兵士の検問に出くわしてしまう。

ヴォレヌスは穀物商人のフリで検問を通過しようとするが、子どもがカエサリオンだとバレてしまい戦うことに。
だが兵士全員を始末した直後、ヴォレヌスが倒れてしまう。ヴォレヌスは致命傷を負ってしまったのだ。
プッロは、「大丈夫、こんなのかすり傷だ」と励ますが、「こんなところで死にたくない。子どもたちに会いたい。帰りたい」とヴォレヌス。

 

ローマ

オクタヴィアヌス、母アティア、姉オクタヴィア

ローマに戻り、母アティアにアントニウスの自害を伝えるオクタヴィアヌス。アティアは取り乱すことなく受け入れる。
オクタヴィアヌスはオクタヴィアに、「アントニウスの子ヘリオスとヘレネを育てて欲しい」と頼む。
オクタヴィアは、オクタヴィアヌスが民衆に慈悲の心を見せたいと言う真意を見抜き、受け入れる。

 

1ヶ月後、ローマ

凱旋式

最高司令官オクタヴィアヌスの凱旋式が行われることに。
しかしアントニウスの自害を知って以来、泣き暮らすアティアは凱旋式に出席しないと言い出す。
オクタヴィアは、「出るべきです。母上は息子のために頑張って来たのです」と母を説得するが・・。

女性陣を取り仕切るオクタヴィアヌスの妻リウィア。そこへ颯爽と現れ先頭に立ったのはアティアだった。

リウィアは、「先頭は妻の私です。神官に聞いてみてください」とマウントを取るが、アティアは、「神官が何ですか?あなたのような腹黒い小娘に先は歩かせません。あなたは私を破滅させようと呪ってますね?これまでもあなたよりずっとすごい女が私を呪ったけれど、どうなったかしら?」と堂々とマウントを取る。(そんな母を見て、安堵の笑顔を見せるオクタヴィア)
オクタヴィアヌスは町を凱旋、民衆からは、「カエサル、カエサル」と声が!

 

プッロ

プッロは約1ヶ月をかけて重傷のヴォレヌスとカエサリオンをローマに連れ戻った。
プッロはカエサリオンを、エジプト人の”アエネアス”と紹介すると、「お父さんを連れ帰った。お前たちに会いたがってる。ケガをしてるんだ、もうダメかも知れない」と言うが、まだ父への憎悪を抱える子どもたちは父に会おうともしない。
ヴォレヌスが目を覚ますと、枕元にリュデがいた。ヴォレヌスは、「子どもたちは?」と聞くが、何も答えないリュデ。ヴォレヌスは、「会いたくないんだな、いいさ、納得してる」と。
もうヴォレヌスの命が尽きかけていた・・・・父の様子を影から見ていたヴォレナは堪らず、「父さん」と呼び、頬にキスをする。妹ヴォレナもルキウスもやって来た。幸せそうにほほえみながらヴォレヌスは逝ったー。

 

オクタヴィアヌスとプッロ

オクタヴィアヌスは、「死んだものと諦めていた」プッロとの再会を果たす。
カエサリオンのことを聞くオクタヴィアヌスにプッロは、「カエサリオンをアレクサンドリアの南の砂漠で見つけ、喉を切って殺害しました。しかし首は腐ったので捨てた」と説明。ヴォレヌスの死も報告する。

今はローマの町で”アエネアス”として暮らすカエサリオンは、「いつかあの男に思い知らせてやる」とオクタヴィアヌスへの恨みを口にするが、プッロは、「たわごとはやめろ。お前の本当の父親は・・・・」     (完)

感想

紀元前ローマの史実に基づくドラマ全22話、見終わりました~。
ほんとうに見応えあるしおもしろかったです。
私は歴史、特に世界史に弱いんですが、知識のある人が見ても面白いんじゃないかと思います。
ローマの紀元前ってやっぱりすごい文明ありますよね?
日本は石器時代にあたるんじゃないのかな・・・と(薄い知識)

アティアのことをずっと嫌いだったんですけど、最後はかっこいい女性だなと思いました。
ある意味、女性として生まれ、女性として生きた人ですね。

 

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