ナビレラーそれでも蝶は舞うー #12 最終話 (相関図付)

海外ドラマナビレラ-それでも蝶は舞う-

最終話です。
このドラマが素敵すぎて、他のを見ることができず・・・
結局、一気見してしまいました。
心からこのドラマを皆に見て欲しいと思う

#12 

バレエ公演の当日、見当識障害を起こしてしまったドクチュル。
出演はムリだろうと判断するソングァンにヘナムは、「スタジオへ行けば、思い出すかも知れない」と言い出す。
ドクチュルは無事に舞台に立てるのか・・・・

 

相関図

まとめ

公演当日の朝

何もわからない

目覚ましが鳴っているのに一向に起きないドクチュルを心配し、様子を見に来たヘナムにドクチュルは、「どちらさま?私をご存じで?」と言ってしまう。
ヘナムのことがわからなくなってしまったのだ。
あまりの衝撃に言葉を失うヘナム。
ソングァンもすぐに父の異変に気づき、「父さん、オレのことは分かる?」と聞くが、ドクチュルはソングァンのこともわからない。

とにかくドクチュルを病院に連れて行くが、ドクチュルの見当識障害は改善されない。

舞台に立つことはムリだと判断したソングァンは、チェロクに電話しようとするが、ヘナムはそれを止め、「スタジオに行きましょう。あんなに頑張ってたんだからきっと何かを思い出す」と言い出す。

バレエスタジオ

バレエスタジオへとやってきた3人。
ドクチュルはスタジオを見るなり、「ここでバレエを踊った」と言い出す。
ヘナムは、「時間はあるからゆっくり思い出して。今日は凄く大切な日でしょ」と言うが、「何をどうしたのか、誰がいたのか思い出せない」とドクチュル。

しかしバレエバーを握った瞬間、うっすらと記憶がよみがり始めるー。
バレエを教える青年の姿と声・・・・思わず「チェロク・・・」と呟いたドクチュルに、すぐさま録画映像を見せるソングァン。

映像を見たドクチュルは、「チェロクだ。チェロクだ。覚える」とドクチュル。
それと同時にヘナムとソングァンが分かったドクチュル。
公演の日だと言うことも思い出したが、ドクチュルは、「だけど踊り方は思い出せない。頭の中でこんがらがっている」と言い出す。

もう時間がなかった。
ソングァンはチェロクに電話しようとするが、ヘナムは、「待って。あなたが会場に行って言った方がいいわ。チェロクも他の人も待ってる。だから顔を見て、自分で病気のことを言って。”今まですまなかった、ありがとう”と伝えるのよ」。
ドクチュルは頷き、決意する。

 

舞台公演を前に

出演者が身体をほぐす中、チェロクは中々会場に姿を見せないドクチュルをただ、ただ、心配していた。
その時、ソングァンから電話が入ったー。
チェロクはドクチュルに起こったことを知る。

真実を話す

会場に着いたドクチュルはスンジュにすべてを話した。
そして、「バレエをしていたこと、公演のことも覚えています。でもそれ以上は思い出せません。この病気のせいで迷惑をかけてしまいました。本当にすいません」と謝罪する。
開演まであと数時間の状況にスンジュは、「今日踊れると思いますか?」と尋ねるが、「振り付けがところどころ思い出せないいんです。いつかこうなると思っていましたが、こんなに早く来るとは・・。チェロクと一緒に踊りたかったのに私が台無しにしてすいません」とドクチュル。

スンジュは、舞台にはチェロクひとりを立たせることを決めるが、チェロクは、「先生、ハラボジはボクが分かっています。踊れます」と言い切る。
しかしドクチュルは、「イヤ、ダメだ。これじゃ完璧な公演なんてできない」と辞退を口にするが、「約束したでしょ?完璧じゃなくても身体が覚えています。ハラボジの中に残っています。できるように教えたでしょ?ボクを信じて最後までやってみましょう」とチェロク。

しかしスンジュは、「可哀想だが覚えていなければ舞台に立たせられない!」とドクチュルを舞台に出すことはできないと言う。
「先生はボクが客席に座るのを見たくないと言ったでしょ?ボクもハラボジをそうして欲しくない。途中でじゃなく舞台の上で終わらせたいんです。お願いします」と必死で頼んだ。
チェロクの熱意に折れたスンジュ。

チェロクは、「ハラボジ、ボクと舞台で踊りましょう。ハラボジはできます」と一緒に舞台に立つと告げた。

開場

ドクチュルの状況を知らないソンサン家族は、ドクチュルから譲り受けたクルマでウノが運転して会場へ向かう。
ソンスクとヨンイルは花束を買ってやって来た。
会場には、チェロクの父、セジョン、そしてホボムの姿もあった。

チェロクの思い

楽屋でチェロクは、「ハラボジ、プレゼントです。おまじないをかけたから、ちゃんと踊れますよ」と言ってバレエシューズをプレゼントする。
「ありがとうチェロク、うれしいよ」とドクチュル。

チェロクはバレエシューズに、【高く舞う人、シム・ドクチュル】と書き、舞台の成功を祈るおまじないをしていたのだ。

開演

スンジュから自信があるなと聞かれたチェロクは、「ハイ」と答える。
「踊れますね?」とスンジュから確認されたドクチュルもまた、「ハイ」と答える。

いよいよ次がドクチュルたちの出番に。
チェロクはドクチュルの意識の状態を確認し、大丈夫だと分かると、「ハラボジが1番やりたかったことをこれからするんです。踊れます」と言い切って、反対側の舞台袖へと移動した。
ドクチュルは、そのチェロクに向かって、ハッキリ頷いた。

シム・ドクチュルの舞台

「白鳥の湖」の曲が流れはじめ、ふたりは舞台の中央へと進む。
出だしは順調かと思えたが、途中、動きが止まってしまったドクチュル。
皆が心配し息を吞む中、薄れゆく記憶の中で、ドクチュルは、
【ハラボジ、練習したことに集中すれば絶対に踊れます。身体が覚えています】と言うチェロクの言葉を思い出す。
ふたりでバレエと真剣に向き合って来たこの1年の思いを、すべてぶつけるかのように踊りだしたドクチュルは、見事に踊りきった。

 

夢を実現して

ドクチュルの決意と家族

ドクチュルは、やりきった自分がまだ信じられず、チェロクからプレゼントされたバレエシューズを握りしめ、「夢のようだ」呟く。

その夜、父の舞台成功を祝い家族が集まった。
その席で、「そろそろ介護医療院に入るよ。また昨日のようになっては困るだろ。お前たちのことがわからなくなる時が来る。そんな姿を見せたくないんだ」とドクチュル。
当然家族は、まだ早い、皆で協力するから施設に入る必要はないと反対するが、「反対するな。どこで住むかは私が決める。遊びに来ればいい。分からなくなってから入りたくないんだ。今なら、施設にも慣れるだろうし、仲間も作れる。そうさせてくれ」と決意を告げた。

父の決断を聞いたソンスクは、「父さん覚えてる?」と小学生の頃、雨が降ると迎えに来てくれた父との思い出を話す。
「あぁ覚えてるよ」と言うドクチュルに、「私も子どもが生まれたら、そうしてあげたかった。でもこれで良かったと思う。父さんにもらったものを子どもじゃなくて父さんに返せるから。今まで私の面倒を見てくれたから、今度は私の番よ。私が父さんを助けてあげる。だから何処にも行かないで。お願い、私たちと一緒にいて」と涙を流しながら頼むソンスクをドクチュルは抱きしめながら、涙するのだった。

最後にするべきこと

朝、ドクチュルはいつものようにチェロクにモーニングコールをする。
そして、バレエを止めたのに何処へ行くのか?と聞くヘナムに、「最後に1つすることがある」とドクチュル。

チェロクがスタジオに着くと、既にドクチュルの姿が。
チェロクを見るなり、「私はチェロクのマネージャーだからな。コンクールまであと2週間だぞ。もう少し早く来て練習しないと」と細々口を出す。

それがドクチュルが最後にするべきことだったのだ。

ソングァンの決意

家族に集合をかけたソングァンは、皆に「バレエダンサー:シム・ドクチュル」のドキュメンタリーを見せる。
それは素晴らしいドキュメンタリーだった。

「撮ってくれてありがとう」と礼を言う父にソングァンは、医師としてもう一度、患者のために最善を尽くすと復帰を伝えた。

 

チェロクの出発

チェロクの出国の日。
空港にはスンジュ、セジョンだけじゃなく、ウノとドクチュルの姿も。
ドクチュルは最後までマネージャーらしく振る舞う。
「いってきます」とチェロクは皆が見守る中、出発ゲートへと向かって行く-。
それをずっと見つめるドクチュル。

その時、「チェロク!」とドクチュルの声が!
チェロクを追いかけて来ていたドクチュルは、「チェロクを忘れたくない」と言い抱きしめたー。
堪えきれず互いに涙を流しながらハグしあったふたり。
ドクチュルは、「これでよし」と言うと、「行きなさい」とチェロクを送り出すー。

3年後

 

今やスターバレエダンサーとなったチェロクは、凱旋公演のために帰国することに。
ソンサンはチェロクをドクチュル宅に招き、家族に集合をかける。
もちろん全員、参加だ。

現在のドクチュル

ドクチュルの症状は、確実に進行していた。
郵便配達員だった頃に記憶が戻ってしまったドクチュルは、近所の家のポストに手紙を配達してしまうことも。
ヘナムを認知できないことも多く、ヘナムは追跡アプリを入れて夫を捜すことも度々。
そんなドクチュルの口癖は、「雪はいつ降る?」だった。

チェロクの帰国を知り、ドクチュルの状態を伝えたヘナム。
しかし、「ボクが覚えているから平気です」とチェロクに言われ、「ほんとに可愛くていい子ね」とヘナム。
ドクチュルは、「雪はいつ降る?」とまた呟く。

それぞれの3年

●チェロクの父ムヨンは、息子の活躍を喜びながら、子どもたちにサッカーを教える日々。

●ソンサンはプロ野球球団に再就職、エランは相談室長に。そしてウノはラジオ局ではつらつと働いている。

●ホボムとセジョンは奇しくも同じサッカーの2部リーグチームに属し、1部昇格のために頑張っている

スンジュ

スンジュの再プロポーズを受けたソリは、スンジュとバレエ団を運営。
今日も初心者がバレエを習いたいとやって来たが、スンジュは受け入れる。
ソリはスンジュの変化は、ドクチュルとチェロクのおかげだと言う。
そして、「時々おじいさんの”白鳥”を思い出す」と言うスンジュに、「私もよ。あれは最高に素敵な白鳥だった」とソリ。
しかしドクチュルはもうスンジュのことは覚えていなかった。

ドクチュルとチェロクと雪とバレエ

「雪はいつ降る?」と口癖のようにその日を楽しみにしているドクチュル。
その時、雪が降ってきた
「雪が降ってきた」と笑顔で出かけてしまったドクチュルは、踏切でチェロクに再会するー。

「ハラボジ、ただいま」
チェロクはそう言うと、バレエの挨拶でドクチュルに頭を下げる。
するとドクチュルは、「高く舞えたか?」と言い、バレエのお辞儀を返した。
ドクチュルの頬には涙がひと筋流れていた・・・。

 

感想

最後のシーンは本当に素敵でした。
なんか心からジーンとしました。
私はドクチュルはチェロクが分かったと思います。
雪とチェロクの声と、そしてバレエが絶対にドクチュルの記憶を呼び戻したと思う!
だからこそ、「高く舞えたか?」とチェロクに聞き、身体で覚えたバレエの挨拶を見せたのだと思うのです。

これまでも何回も、ウルウルとなるシーンはあったものの、泣くまで至らなかった私も、最終話の空港のシーンは泣けました。
約1年前までは知らない同志、年齢も全くちがうふたりが、こんなにも必要としあったんだなぁと。

心から皆に見て欲しいとドラマです。
この終わり方だと、シーズン2はなさそうですね、残念だなぁ。

こんな素敵なドラマを見たあと、何見るよ?
次はどれを見るべきよ?
悩むわ。

 

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