ウィッチャー　#8 運命を越えて（最終話）

シーズン最終話です。
ようやくストーリーの骨格を理解できたところでの最終話。
シーズン2が待ち遠しい

今回のエピソードは
●シントラ陥落後、シリラ王女を捜しはじめたゲラルトは、商人ユルガを助け、大ケガを負う。
●ソドンの丘でティサイア、ヴィルゲフォルツに賛同した魔法使いたちはニルフガードを阻止するため戦うことに

登場人物まとめエピソードごとの登場人物（自分のため）のまとめです。基本登場人物は、エピソード1がベース。それに追加する形にしています。エピソード：1出身、肩書き名前詳細リヴィア出身変異体（ミュータント）通称ウィッチャ－ゲラルト魔物倒しで生計

ウイッチャー　年表

バラバラに進むエピソードを年代別に並べてみたウィッチャーは1つのエピソードの中に時系列がちがう時代のものが混在して進みます。知らなくても問題ないけど、時系列が分かってる方がいいなと思って作りました。おおまかに言うと、●アツレザ魔法学校　→

#8 運命を越えて　Much More あらすじ

ニルフガードの領土拡大を阻止するべく、ティサイア、ヴィルゲフォルツに賛同した魔法使い60人は、ソドンの丘へと向かう。
陥落したシントラでシリラを捜すが、見つけることができなかったゲラルト。
守れなかったことを悔やみながらケィア・モルヘンを目指すことに。そこである初老の男ユルガと出会う。
古の魔力を発揮したシリ。意識を失っていたシリを助けたのは、ジリだった。

まとめ

ゲラルトエピソード

ユルガとの出会い

陥落したシントラでゲラルトはシリ王女を捜すが、もう城内にはいなかった。
ゲラルトはシリ王女を守れなかったことを悔やみ、ケィア・モルヘンへ戻りはじめる。
その途中、シントラの民のキャンプ地跡へとたどり着く。
そこには無数の死体が転がっていた。
（EP:2でシリラがたどり着いたキャンプ地だがニルフガード軍の襲撃を受けた）

ゲラルトは、そこで死体を集めている初老の男ユルガと出会う。
最初は死体荒しを疑ったゲラルトだが、ユルガは放置されたままの彼らを埋葬しようとしていた。

しかしゲラルトは怪物の気配を察知し、「逃げた方がいい。噛まれたら死ぬぞ」とユルガに忠告するが、「行くな。手伝ってくれれば早く済む。情けはないのか？」とユルガ。
ゲラルトは、「情けはない」と立ち去るが・・・
ユルガは土から出て来た怪物グールに襲われてしまう。
叫び声をあげるユルガを助けたのは、ゲラルト。
ゲラルトはひとりで数体のグールを退治するが、足を噛まれてしまう。
ゲラルトは死を覚悟し、倒れてしまう。

ユルガとゲラルトの”驚きの法”

倒れていたゲラルトを助けたのはユルガ。
ユルガはゲラルトを荷馬車に乗せると、自分の農場まで連れて行く、絶対に寝るな！とゲラルトに声をかけながら、馬を急がせる。

ゲラルトは朦朧とした意識の中で、幼い頃のことを思い出していた。

ゲラルトの母ヴィセナは、ある時、幼い我が子を置き去りにして消えた。
その後ウィッチャーになるための修業を受けたゲラルト。
ウィッチャーの指導者ヴェセミルから”ゲラルト”名づけられた。
ゲラルトは母親の行為を許せないでいる。

ニルフガードがソドンの丘に侵攻したのが見えた。
意識が戻ったゲラルトはポーションを飲み、キズ口にかける。そして、「青色山脈に行きたい。カレが助けてくれる・・・」と言い、また意識を失う。
しかしそこはソドンを通らなければ行けない場所だった。

ゲラルトは夢か幻想かわからない中で、治療を受けたらしい。
母親から「人は運命なら出会える。前に進みなさい。自分を解放するためにも彼女を捜して」と予言の言葉を聞く。

意識を取りもどしたゲラルト。かなりケガも良くなっていた。
そこはソドンまで馬で約1時間の場所。
ユルガは、「命を助けられた。礼は”驚きの法”で返したい。知らないうちに持っていたもので」と言う。「礼は酒でいい」と答えるゲラルトー。

イェネファーエピソード

ニルフガードの進撃を止めるために

ティサイアとヴィルゲフォルツは、賛同した60人の魔法使いと共に魔法院を出発、ソドンの丘へと向かう。
ニルフガードの進撃を止めるため、彼らが必ず通るソドンの砦でニルフガードを倒す計画だと言う。
ティサイアたちは北の諸国王（テメリア、ケイドウェン）にも援軍を要請する。

しかしイェネファーは、北の領土を狙っているのならソドンを急襲したハズ。なぜシントラを狙ったのか理解出来ないとヴィルゲフォルツに尋ねるが、ヴィルゲフォルツはそれに答えず、逆にイェネファーが参加した理由を尋ねる。
イェネファーもそれには答えない。
結局、ヴィルゲフォルツはイェネファーの質問に答えることなく、「大局は運命に任せる。俺たちにできるのはソドンを死守することだ」と言う。

ソドンの丘へ

ソドンの砦には、ニルフガードに土地を焼かれ追われた難民が身を寄せ合っていた。
砦の指揮官は、「最後の砦です。守らねば」と言うが、イェネファーは、子どもを連れて逃げるべきだと反対する。
指揮官は、世界を奪おうとしているニルフガードから逃げる場所などないと言い、魔法使いらの助けがあれば世界を救うことができると言う。

早速戦いの準備に着手する魔法使いと難民たち。
ニルフガードにすべてを奪われた女性が、立ち向かおうとしているのを知り、イェネファーの気持ちにも変化が起きはじめる。

ティサイアはイェネファーにお酒を勧め、「死ぬ覚悟は出来てるか？」と問う。
「ええ、人生2～3回生きた」とイェネファー。
「だけど満足していない」と指摘するティサイアに、「努力はした。でも、何も遺せず、家族はいない、与えられるものさえない」とイェネファー。
しかしティサイアは、「まだたくさんある」と言う。

ニルフガードのエピソード

ソドンの丘を見て

ソドンの丘が見える場所まで到達したニルフガード軍。
家臣はカヒルに、「シントラから移動中の軍勢を待ってテメリアを攻めましょう」と提案するが、「待てない」とカヒル。
フリンギラも、「魔法使いは砦を強化してる。早く動かねば」とカヒルに賛同する。
もちろん家臣は、「相手は魔法使いなら尚更待つべきです」と説得するが、「こっちにも魔法使いはいる。私が彼らが無力になるまで消耗させる。シリラはヤルーガを越えた。これは最大のチャンス。白炎に従うのよ」とカヒルを焚き付ける。
カヒルは、「シリラ王女を諦めて、まずは大陸制覇を」と言う家臣に、「黙れ。シリラは諦めぬ。魔法使いどもを試せ」と砦へ攻め入る命令を下す。

戦闘開始

フリンギラの攻撃

フリンギラの命令で魔法使いは自分の命と引き換えに作り出した火炎球を砦めがけて打ち込み始める。（魔法使いも使い捨てのニルフガード）

眠っていたイェネファーは魔力に気づくと、降ってきた火炎球を魔法の防御壁で止め、砦外へといなすが、その攻撃は2,3度続いた。
魔法使いらは民を起こし、女子どもを逃がし、戦闘態勢に入る。

火炎球がいなされるのを確認したフリンギラは、自ら呪文を唱え、2つのものを創り出す。
銀の小箱を初老の魔法使いに渡すと、「あぶり出して。我々は負けない」とフリンギラ。
白い袋状のものは自らの懐へと入れた。

死闘

朝になった。
昨夜の攻撃で、半分以上の魔法使いが砦から消え、残った魔法使いは22人。
フリンギラの攻撃はこれからだと緊張が走る砦。
ヴィルゲフォルツも、「いずれにせよ援軍を待つ時間はない」と皆に覚悟させる。

ヴィルゲフォルツは10人の魔法使いを連れて野原へと向かう（最前線）
ティサイアはイェネファーに、塔から全体の指揮を取るように命じる。
「あなたのカオスは残すのよ」と言って。

塔にあがったイェネファーは、森の中を初老魔法使いの先導で向かって来ているニルフガード軍を察知する。
初老の魔法使いは煙幕を張り、密かに砦に向かって侵攻していたのだ。

イェネファーはすぐさまテレパシーで「敵は近い！」と知らせる。
それを受けたティサイアはトリスに指示。

植物系魔術を操るトリスは、地面から毒キノコを生えさせ胞子を浮遊させる。
バタバタと倒れていくニルフガード兵士。
「効いてる！」とイェネファー。
イェネファーは、森の中で戦うコーラルに、「前方から敵が！」とテレパシーを送り、念力で敵を一網打尽にさせ、火炎瓶を矢で爆発させるサブリナには、敵が射程圏内に入るのをテレパシーで伝えた。
イェネファーたちが優勢で進む。

カヒルとヴィルゲフォルツの戦い

魔法使いの善戦に作戦を変えるしかなくなくなったカヒルは、家臣とフリンギラも戦線に出陣させる。
カヒルがひとりになったことを察知したイェネファーは、「ヴィルゲフォルツ、今よ！」と指示。

ヴィルゲフォルツはポータルを使い、カヒルの前に姿を現す。
剣術に優れるヴィルゲフォルツは、カヒルと1対1の勝負を挑む。

激しい戦いが続く中、カヒルに攻め込まれ、剣を手放してしまうと、魔法を使って剣を生み出し戦い続けるヴィルゲフォルツ。
イェネファーは、「魔力を溜めるのよ！」とテレパシーでアドバイスするがヴィルゲフォルツには届かない。
とうとうヴィルゲフォルツの魔力が切れ、剣が失くなってしまう。
カヒルはヴィルゲフォルツを蹴って、崖に突き落とした。
崖から転がり落ち、岩に頭をぶつけた映像を感じ取ったイェネファーは、目を瞑るしかなかった。

フリンギラ vs　ティサイア

フリンギラは魔力で砦の門を破壊し、砦の中にポータルを開けると、ポータル経由で攻撃を放つ。
ポータルから飛んで来た矢で、仲間が殺される。その中にはヴィニラも。

イェネファーはテレパシーでティサイアに、「フリンギラを止めて」と頼む。

ティサイアはポータルでフリンギラの前に現れると、「まだ間に合う。助けられる」と言うが、フリンギラは懐に持っていた白い袋をティサイアに投げかけると、「魔法を封じた。あなたの助けは必要ない、学長」と身を翻し、「開け」と呪文を唱える。

※シントラの戦いで、スケリッジの艦隊を嵐で壊滅させたのもフリンギラだった。

砦の戦い

その頃、初老の魔法使いはフリンギラが破壊した門をくぐると、銀の小箱を落として、粉々に消えた（命をかけた魔力を使うことを求めるフリンギラ）
銀の小箱からは次々に黒いワームは這いだしてくる。

イェネファーは最前線で戦っていた仲間をテレパシーで呼び戻すが、その途中、コーラル、アトランらも惨殺されてしまう。

ニルフガード兵はもう門の目の前まで来ていた。
イェネファーはテレパシーで、「門を守って！」とトリスに送る。
トリスは門をツタで覆いはじめるー。

ニルフガード軍はとうとう門まで到達。
剣でツタを斬ろうとするが、できない。
兵士は松明の火で燃やしはじめる。
門を守るトリスは喉元を火で炙られ、力尽きてしまう。

操られて

サブリナは突然火炎瓶を持つと、反応したふたりの少年にそれを渡す。
そしてサブリナはイェネファーのいる塔へあがると、突然腹を刺す。

イェネファーはサブリナともみ合い、塔から落下、何とか我が身を守るが、サブリナは地面に叩きつけられてしまう。
耳からは黒いワームが・・・（洗脳するワームだった）
同じく洗脳された少年たちは火炎瓶を砦の中で爆破させてしまい、多くの民が死亡してしまった。

イェネファーはテレパシーで語りかけ続けながら砦を出る。
（聞こえたら最前線に駆けつけて！ニルフガードがまた来る。負けられない。まだ戦える！）と語りかけながら。

するとテレパシーでフリンギラが語りかける。
「もう戦う必要はない。ニルフガードと共にいればあなたも何か遺せる」と。
イェネファーは森の中へ生きている仲間を見つけるために入って行く。

思わぬ展開

ヴィルゲフォルツは生きていた。
ヴィルゲフォルツは、目の前で苦しむ仲間の魔法使いを助けるどころか滅多斬りして殺してしまう。
ヴィルゲフォルツこそ裏切り者だったのだ。

解き放て

イェネファーはテレパシーでティサイアを捜す。
その声で立ち上がったティサイア。

イェネファーはティサイアを見つけると、「生きていたのね。サブリナを助けて。他のみんなも」と言うが、ティサイアは崩れ落ち、無理だと言う。
「もうすぐ援軍もくる。諦めないで。あなたは私を救ってくれた。決して忘れない」とほんとうの気持ちを伝えるイェネファーにティサイアは、「今度はあなたがみんなを救うのよ。この大陸を。そしたら遺せるわ。できる。今まで感じたもの、抑えてきたものをすべてを解き放つのよ。心のカオスを爆発させるの」とティサイア。