シーズン２の最終話です。
福士蒼汰くんが”ユウト・ナカムラ”役で出演中。２週間のトライアルがあります。
#12 (６話）最終話 あらすじ
救助が来るまであと６時間。エリカは貨物船を守るために機関室へと行く決断をする。
アレックは科学チームを引率して救命艇での脱出を試みようとするが、ユウトがいないことに気づく。
相関図
まとめ
貨物船アレクサンドリア号で
救難信号を出したアレクサンドリア号。
日本漁船ナハシ丸が救助に来るまであと６時間。
エミリーはユウトが作り上げた簡易PBR装置をアーサーに届けると、「家族の元へ帰らせて」と言う。
エリカの判断
チャーリーが貨物船のエンジンをフルスロットルで稼働させた。
エリカは操舵室でエンジンをコントロールしようとするができず、「オーバーヒートしてる。このままだと船が爆発する」とアレックに伝える。
アレックは救助艇で脱出すると言う。
エリカはそれを了承、制御室へと向かうが、制御盤はチャーリーによって破壊されていた。
エリカは、「船を絶対に沈ませない」と手動でエンジンを止めるために機関室へ行くと言う。
キムは、「船を捨てよう。そしたら家族の元へ戻れる」と救命艇での避難を説得するが、エリカは、「あなたは逃げて」とひとり機関室へと向かう。
悩んだ末、機関室へとやって来たキムはエリカと協力して手動でエンジンを止めた。
だが安心したのもつかの間、チャーリーがふたりを機関室に閉じ込め、炭酸ガス消火装置のスイッチを押したのだ。
鳴り止まない警報機、息苦しくなる機関室。
ふたりはドアを叩き、「開けてくれ！開けて」と必死に助けを求めるが、それが無理だと察したエリカは、「救助は来る。私を信じて」とキムを落ち着かせると、死を覚悟する。
科学者たち
アレックは科学者たちを集め、「貨物船を脱出する。ひとり荷物は1つだ」と指示。
だがそこにユウトの姿がなかったためアレックが探すことに。
ユウトを捜したアレックは、ラボの水槽の中で頭から血を流した状態で浮いているユウトを発見する。
父と娘
それぞれが脱出準備をする中、レイチェルはずっと引っかかっているポラリスで起こったことについて話して欲しいとアーサーに説明を求める。
アーサーは、「ポラリス６の殺人はすべてマギーの犯行だ。私は罪を着せられた。彼女は私が彼女の母親を殺したと思い込み、その責任を取らせるため計画した」と話し始める・・・
●親密な関係だったが、意見の相違からつかみ合いになり倒れたサラは頭を打って死んでしまった。事故だった。
●殺人が明るみになれば研究が台無しになってしまうと考えた科学者チームは、事故を隠蔽するために火事を起こした。全員合意だった。
「最低な人間だと分かっている。だが人殺しじゃない」と言うアーサーにレイチェルは、「信じる」と言う。
アーサーの狂気
貨物船を脱出する時間になった。
アレック、アーサー、エミリーは救助艇を準備しはじめるが、そこへ、「銃を捨てろ」と声が！
ウィルはレイチェルを盾に取り、アレックに銃を海に捨てるよう要求する。
アレックはボートに乗せるとウィルを誘うが、「今更遅い、オレらをゴミ扱いしやがって！お前ら全員をぶっ殺す」とウィル。
するとアーサーはPBR装置をカバンから取り出し、「これには数億ドルの価値がある。これをやるから娘を返せ」と言い出す。
だがウィルはレイチェルを解放せず、「お前らの研究が何だって言うんだ」と言うとPBR装置を海に放り投げてしまう。
「なんてことを！」アーサーは叫ぶとウィルに掴みかかろうとするが、アレックがそれを止め、ウィルに飛びかかり、馬乗りに・・・だがアーサーはウィルが落とした銃でウィルを銃殺してしまう。
怯えるレイチェルに、「殺さなきゃお前が殺されてた」とアーサー。
その後、アレックたちは貨物船を脱出。チャーリーはそれを甲板から見送った。
貨物船脱出
明るみになる真実
ウィルにPBR装置を捨てられ、研究成果のすべてを失ったアレックたちは、救命艇を貨物船の爆発に備え離れた場所に待機させ、救助を待つことに。アーサーは皆に水を配る。
アレックは、「最悪の展開だ。サンプルも失った。失敗だ」と言うと、「ユウトのことで話すことはないか？」とエイミーに問う。エイミーは、「どういうこと？」ととぼけるが、「あんたがユウトの頭を殴って殺したんだ。ユウトは水槽に浮いていた」と事実をぶつけると、「キミがスパイだったのか」とアーサー。
それでもエイミーは、「ちがう。スパイはユウトよ。カレはPBR装置を2つ作った」と自分のバッグからPBR装置を取り出す。
「どういうことだ？」と言うアレックに、「海藻の価値は甚大だ。エミリーはそれを知ってるからPBR装置を隠し持ったんだ。それともこれは私への仕返しか？エイミー、常に私が勝つ」とアーサー。
だがアーサーはカバンに入れていたはずの”コワルスキーの手帳”がないことに気づく。
すると、「これを捜してるんだろ？」とアレック。その手にはコワルスキーの手帳が。
アレックは、「なんであんたが殺されたコワルスキーの手帳を持ってる？理由を言えないんだろ？」と言うとレイチェルに読んでくれと言う。
コワルスキーの手帳には、【この研究は失敗だ】と記されていた。
「どういうことなの？私たちは毒を作ってたの？」と聞くレイチェルとエミリーに、「ちがう。コワルスキーの勘違いだ」とアーサー。だが突然、アレックとエミリーの様子がおかしくなる。アーサーがその毒をふたりの水に入れたのだった。血を吐き苦しむアレックとエミリー。
苦しみながらも、「失敗を隠蔽するためにコワルスキーを殺したのか？」と聞くアレックに、「カレがわからずやで私を信じなかったからだ」とアーサー。
「キミは生き延びろ」と言う言葉をレイチェルに残しアレックとエミリーは死んだ。
アーサーの告白
アーサーはレイチェルに、「仕方がなかった。コワルスキーの命と私の研究の二択なら迷う余地はなかった」と言うと、話し始める・・・
だが研究の失敗を公にされたくないアーサーはその夜ウィスキーを持ってコワルスキーの部屋を訪ね、「ヤケ酒だ」とコワルスキーと乾杯するが、その直後、コワルスキーが苦しみはじめる。アーサーは酒に毒を持っていたのだ。アーサーはコワルスキーの首を締め、トドメを刺した。
だがコワルスキーが抵抗しアーサーの右腕には噛みついたため、コワルスキーの顔にはアーサーの血が付着していた。アーサーは犯行を隠すため斬首すると、首を海へと投げ捨て、噛み痕を消すために、酸性の薬品をかけて火傷に変えた。
だが、アレックがコワルスキーの爪に残っていた皮膚片を見つけたため全員のDNA鑑定ることに。
自分の犯行とバレるワケにいかないアーサーは、ラボのコーヒーに睡眠薬を入れ、DNA鑑定を担当するザックとレイチェルを眠らせてデータを改ざんしようとしたのだが、ザックが眠っていなかった。
仕方なくザックを殺したアーサーは、その遺体を海に投げ捨て、データを改ざん、チャーリーを犯人に仕立てあげてDNA解析機をぶっ壊した。
だがグロリアに海藻の本当のデータを見られてしまい、殺害することに。そして救命艇で配った水に毒を仕込み、アレックとエミリーを殺害した。
レイチェルの決断
アレック、エミリーの遺体を海に捨て、コワルスキーの手帳とPBR装置をバッグにしまったアーサーは、「完璧な海藻のサンプルがある。私たちで研究を続けよう。私は諦めない。心からお前を愛してる。これは無数の命を救う研究だ。キミ次第だ。どうする？」とレイチェルの気持ちを聞く。
レイチェルは、黙ってアーサーをハグするが、その直後、アーサーもろとも海へダイブする。
レイチェルは浮上しようとする父親の足を掴まえると、海の底へと引っ張り、抱きつき、それを阻止。
浮上したのは・・・レイチェルだけだった。
思いを遂げる
「船長、汽笛を鳴らしてもいい？」
チャーリーは死んでいるルノーに声をかけると、憧れの船長帽を被り汽笛を鳴らし続けた。
その表情は恍惚とした幸せに満ちたものだった。
その後、貨物船内に重装備でやってきた特殊部隊によってチャーリーは銃殺された。
「手を挙げろ」と迫ってくる部隊にナイフを持ち出したチャーリーは銃殺された
ただひとりの生存者
漂流していたアレクサンドリア号が日本の漁船に救助されたが”生存者はひとり”と言う報道を受け、マギーは、右手首を切って自殺未遂を図り、病院に搬送されると、白衣を着て医師になりすまし、アレクサンドリア号ただひとりの生存者の病室へと入る。
だがベッドに寝ていたのはレイチェルだった。
ただひとりの生存者がアーサーだと信じて疑わなかったマギーにレイチェルは、「アーサーは死んだ」と告げる。
”自分の手でアーサーを葬る”と言う切望が遂げられたなかった現実を受け止めきれず言葉を失うマギー・・・
感想
このドラマ、まだ続くの
（笑）
含みを持たせて終わらせていると言うことなのかな。
アーサーを殺すことが目的と言うよりは、アーサーの残虐性、異常性、自己愛過多を公にし、母親を殺害した罪を最高級の刑（死刑か無期懲役）で償わしたかったマギー。だけど、レイチェルがアーサーをこの世から抹殺したことで、納得できない結末になったと思います。
放置のままのエピソード（白髪の女性オルウェン、マギーの妹を殺害したもの）もあるまま終わりました。
チャーリーの行動も結局謎のままだし、エリカとキムの最期は描かれてないけれど、死んだのだろうと思います。
終わってみればキツイ言い方をすると内容がないんだけど、それなりに楽しめました。
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