ペーパー・ハウス 1 #4 スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ(相関図付)

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3話目で立てこもりから26時間が経過。
たった26時間でかなりの変化が
これ、どこまで行くんだ 面白いぞー

相関図

 

#4 トロイの木馬 Caballo de Troya あらすじ

ベルリンからモニカを処刑するよう命じられたデンバーは発砲する。
その銃声は、人質だけじゃなく強盗グループの中も脅かすキッカケとなってしまうー。
一方ラケルは、元夫との揉め事がキッカケで、みたび”サルバトル・マルティン”を名乗る教授と接触することに。

 

まとめ

王立造幣局の中で ⑴

デンバー

ベルリンからモニカを始末するよう指示されたが、命乞いするモニカをどうしても撃ち殺せず、デンバーは床に向かって発砲してしまう。
モニカは助けてくれたデンバーに感謝し、「第2金庫を開けられるのは私しかいない。そこに隠れるから私を殺したことにして」と言い出すが、「一滴の血も落ちていないのにムリだ」とデンバー。
するとモニカは、「太ももを撃って!」と言い出す。
デンバーはモニカの太ももを撃ち抜く。

2発の銃声

造幣局内に銃声は響き、悲鳴を上げる人質たち(デンバーが床を撃った)
しばらくして2発目が聞こえた(モニカの太ももを撃ち抜いた)

2発の銃声に違和感を感じたベルリンは様子を見に行くが、そこには血だらけで横たわるモニカの姿があった。「銃声が2回だ。狙いが悪いのか、金髪に惑わされたのか?」と言うベルリンにデンバーは、「命乞いされたんだ。簡単じゃない。なぜオレにやらせる?自分の手を汚さずに」と怒りを向けるが、ベルリンは、「遺体は地下のボイラー室に放り込め」と言い去る。

不信感

銃声について何の説明もしないベルリンに苛立ち、状況も構わず説明を求めるトーキョー。

【ベルリンの独断で、ケータイを隠し持っていたモニカに制裁目的で処刑をデンバーに指示した】

この事実にトーキョー、ナイロビ、リオは、犠牲者を出さない規則を破ったベルリンを非難し、報告するため教授に電話するが、教授は電話に出なかった。
するとベルリンは、「教授はすべてを支配できない。ここは私が指揮する」と言い切る。

そこへ、「何の騒ぎだ?」とモスクワがやって来た。
モスクワはトーキョーから、”ベルリンの指示でデンバーが人質を殺した”と聞くと、表情が一転させる

息子の元へ突き進むモスクワを必死で止めようとするベルリンをはね除け、「息子よ、女を殺したのか?」と尋ねるモスクワ。
頷くデンバー。
その瞬間、モスクワはパニック発作を起こしてしまう。

【父モスクワと息子デンバー】
モスクワの6回目の出所を迎えに来た息子。
しかしモスクワは息子の様子がおかしいことに気づく。
実はデンバーは、ポーランド人バーヤーから預かっていた800錠のMDMAをクルマごと盗まれたのだった。「ヘマした。今夜中に返せと言われてるがムリだ。半殺しに遭うだろう」と言う息子の話を聞きモスクワは、(不本意だったが、息子をこの計画に巻き込むしかない)と判断したのだった。

パニック発作を起こしながらモスクワは、(死ぬか、生きるかのとんでもないところに息子を引きこんでしまった)と現実を思い知るー。

アルトゥーロの不安

モニカがホールに戻って来ない上、銃声が2発も聞こえ、動揺を隠せないアルトゥーロは、
「銃声が聞こえが、誰かを傷つけたのか?」と聞くが、リオは警察の突入を止めただけだと説明。
それでも不安が消えないアルトゥーロ。

第2金庫

デンバーは第2金庫に匿っているモニカの元へ銃創の手当の薬品や着替えを運び入れ、モニカを気遣う。

絶望したモスクワ

(息子が人を殺めた現実)は、モスクワの判断を変えてしまうほどの衝撃を与えた。

モスクワはマスクもフードも被らず、丸腰でエントランスへ突進し、ヘルシンキらの制止を振り切りドアをオープンしてしまう。
寸でのところで父を抱えるように倒れ込んだのは息子のデンバー。
「オレのせいでお前を殺人犯にしてしまった。責任を負う」と言う父にデンバーは、「殺してない。匿っているんだ」と告白する。

交渉

降伏の取引時間を超え、ラケルは教授に「時間切れ」を告げる電話をするが、
教授は、

●トレーラー付のトラック
●LPガス入りのタンク車2台
●フェロル基地にあるセントビンセント旗の小型船
を要求をする。

ラケルは、「応じかねる」と言うが、教授は、「我々を追うか、人質を助けるかどちらか1つだ。両方は不可能。我々を追わないなら人質67人を国際水域で解放する」と言い電話を切る。

警視監は、「トラックを用意して犯人を誘い出そう。外で戦う方がやりやすい」と言うが、「出ないわ。金庫のカネが目的じゃない。閉じ込められたフリをして2日間の交渉期間を手に入れ、機関銃、つなぎ、マスクと準備万端。彼らが動揺してないのは計画どおりだからよ。彼らの目的は新札を印刷することよ」と言い当てるラケル。

 

教授の行動

ラケルとの交渉中、教授のスマホが鳴った。
意外にも電話の相手はラケルの母で、「緊急で娘を捜して欲しい」と言う。

教授は、”サルバトル・マルティン”を名のり捜査本部へ行くと、「ラケル警部に個人的な急用の電話だ」と申し出て捜査本部へと通される。
やって来たサルバトル(教授)に驚くラケルだが、「お母さんから電話だ。私のケータイで電話したことがあるだろ?娘さんのことだ」とスマホを手渡す。

 

ラケル

元夫との軋轢

”娘パウラが接見禁止の父親と会い、戻らない”と聞き、ラケルはそのままクルマに飛び乗ると自宅へと戻る。
キッチンには娘パウラと一緒に元夫がいた。

「あなたは接見禁止を破った」とラケルは怒りを見せるが、「オレは父親だ。離せないぞ」と対抗する元夫。
ふたりの軋轢は並行線だった。

その時、ラケルの持っていたスマホに着信が。
スマホの持ち主サルバトル・マルティンで、「ボクのスマホを返して欲しいんだ」と言う。

マインドコントロール

ラケルはダイナーで、サルバトル・マルティンに会い、スマホを返却する。
教授は元気がない様子のラケルに、「娘さんは無事だった?問題はない?」と優しい言葉をかける。
最初は言葉を濁していたラケルだったが、「問題ばかりよ。元夫が娘を連れ出したの。虐待で接見禁止だったのに」と思わず告白をはじめてしまうー。

【ラケルと元夫】
夫は同業の警官。
結婚当初はそんな影もなかった夫はDV夫だった。
ラケルはDV被害を警察に訴えず離婚を選んだ。それは警官である夫の立場を考えてのことだった。
しかしその後、ラケルの妹と元夫が恋愛関係に発展。
ラケルは妹を自分と同じ目に遭わせたくないと考え、警察に夫のDV行為を通報した。
しかしその行為は、ラケルの嫉妬や妄想と取られ、劣勢の状況に陥ってるのだと言う。

黙ってラケルの話しを聞いていた教授は、「オレに出来ることがあれば力になる。キミを助けるよ」と優しい言葉を口にする。
その言葉に、「ありがとう」とラケル。

そこへアンヘルがやって来て、「現場に動きがあった。エントランスドアが数秒開いた。人質と格闘してたようだ」と報告、ラケルは現場に戻る。
教授はモスクワのやったことを警察から聞くことに。

ラケルの推理

捜査本部に戻ったラケルは映像を見て、「人質ならドアを開ける前に撃ち殺してるハズ。カレは犯人よ。降伏する気だったのを仲間が止めたのよ」と分析。

 

王立造幣局の中で ⑵

デンバーの頼み

人質の一部を屋上の扉の前に並ばせると、「これは脅しじゃない。個人の頼みだ。マスクとフードを被り、10分だけ外の空気を吸い、戻る。不安発作を起こした仲間のためだ」とデンバー。
それを聞いたアルトゥーロは、「不安発作?あの銃声のせいだろ?誰を殺したんだ?」と食い下がるが、口に銃口を突っ込まれ、従わざるを得なくなる。

屋上

赤のつなぎにフードとマスクをつけた10人ほどが屋上へと姿を現した。

●警察、■強盗グループ

●ラケルはスアレスに狙撃の準備を下す。

■映像を見て驚いた教授はベルリンに電話し、「ナゼ屋上に出てる勝手なマネは困る」と言うが、ベルリンはトーキョー、リオ、ナイロビから銃を向けられた状態で、「モスクワのためです。私は反対したが仲間がどうしてもすると言うので」と返す。
ベルリンはトーキョー、リオ、ナイロビに向かい、「プロに徹するべきだ。でなければ成功はない」と言うが、ナイロビたちは、仲間であるモスクワの方が大切だと言い切る。

●■ラケルは教授に電話し、屋上に人が出て来た意図を確認するが、「人質の気分転換だ。傷つけないし脅しもしない。無事に解放する。欲しいものが手に入れば」と教授。

■その頃屋上でモスクワは息子にもう一度”モニカを殺害したのか”と確認するが、「殺してない」とデンバー。
デンバーは、「ケータイが見つかりベルリンに殺せと言われたが・・・」と話し出し出すが、それを聞いたアルトゥーロは、突然、「モニカのことか?お前、モニカに何をした?」とパニックになりだす。

■その時モスクワが狙撃手に気づく。
デンバーは、「狙撃手に狙われてるぞ!伏せろ!伏せるんだ!」と皆に指示し、ひざまずかせるが、パニックを起こしているアルトゥーロには通じない。
カレだけが銃を持ち、皆がひざまずく光景は、まるで処刑スタイルだった。

●捜査本部も狙撃班も、男が処刑しようとしているように見え、狙撃班からは、「銃を持ち立っている男に照準を合わせた、警部、命令を!」と命令を待つ合図が。

●ラケルは迷った末、狙撃指示を出す。その瞬間、男は右胸を撃ち抜かれ、倒れ込むー。
しかしそれを映像で確認した捜査本部に動揺が走る。
撃たれたのは、王立造幣局所長アルトゥーロ・ロマンだったのだ。

 

感想

立てこもりから3日も経過してないのに、凄いね、どんどん破綻してくし。
またその展開が興味深い
造幣局の外で教授がラケルと絡むのも興味深い~

そりゃこのドラマ、人気になるハズだよね、うん!

スペイン語エピソード題を日本語翻訳すると、「トロイの木馬」。
「トロイの木馬」とは、トロイア戦争でギリシャ軍がトロイア軍を攻略するための作戦名だけど、意味としては、正体を偽って潜入や破壊工作をすることだと思う。
今回のエピソードでは教授がラケルに近づいたこと、デンバーがモニカを射殺したと偽装したことなどが挙げられるかな。

あと、ポストイットだらけのラケル家。
たぶん、ラケルの母は、認知症だと思う。

コメント

  1. […] ペーパー・ハウス 1 #4 スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ(相関図付)3話目で立てこもりから26時間が経過。 たった26時間でかなりの変化が これ、どこまで行くんだ 面白いぞー 相関 […]

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