レヴィ・シュミットくんが復帰です!
#16 私の決断 Should I stay or should I go? あらすじ
医学教育評価機構から仮認定に格下げされたグレイ+スローン。ベイリーは数週間後に迫る再審査に向けて対応を迫られる中、キャサリンの怒りは治まらない。
ミネソタ病院のオファーを受ける決心をしたが、リチャード、ベイリーから激しく批判され、裏切り者扱いされることに納得できないメレディス。
相関図
まとめ
医学教育評価機構から仮認定に格下げ
キャサリンの怒り
グレイ+スローンが仮認定になったことで、財団の他の20の病院も審査を受けることになり、キャサリンの怒り心頭だ。しかも未来を不安視したアテンディングや研修医たちが次々と退職しはじめる中、キャサリンはベイリーに、「再審査までに研修医を残留させて」と指示する。
ベイリーの決断
外科のアテンディングから、産科研修医へと転科したジョーに、「外科医に戻って。他のに選択肢がない」とベイリー。「私に産科を諦めろって言うんですか?」と言うジョーに、「恩を忘れないで。恩返しのチャンスよ」と強引だ。
その一方でベイリーはライトにミネソタ病院へ戻るよう言う。
ベイリーの指導を受けたいライトはその意図がわからないと言うが、「不可抗力で研修プログラムがなくなった時、研修先が見つからない可能性がある。あなたはほんとうに優秀よ。未来を潰したくない。だから戻りなさい。それにミネソタならメレディスの指導が受けられる」と言う。
アディソン・モンゴメリー
トーヴァのその後
移植した子宮に体外受精を行い、夫の最後の凍結精子で妊娠したトーヴァは11週目になっていた。
胎児は順調に育っているが、圧迫痛があるトーヴァ。
検査の結果、右子宮動脈は閉塞、左子宮動脈も狭窄しており、危険な状態だとわかる。
アディソンは、画像下治療を行うためメレディスとリチャードに協力を求めることに。
しかしメレディスがミネソタへ行くことが許せないリチャードは、一緒に仕事をしたくない素振りを見せる。
そんなリチャードにアディソンは、「歴史を変える特別なケースよ、大人の行動をして」と忠告する。
グレイ+スローンにとってのメレディス・グレイ
左子宮動脈バルーン血管形成術がはじまった。
アディソンは、「メレディス・グレイはグレイ+スローンの象徴。リチャードが怒っているのは、あなたはただの弟子ではないからだ」と指摘する。
しかしトーヴァに最も恐れていたことが起こってしまった。左子宮動脈も閉塞してしまったのだ。
アディソンは、子宮と胎児を摘出することを決断するが、メレディスは、血行再建術を試しては?と提案、すぐに開腹することに。
上手くグラフトが繋がり、血行再建は成功するが、胎児は亡くなっていた。
祈り
赤ちゃんを亡くし、号泣するトーヴァにアディソンは、「子宮は無事だった。またトライできる」と声をかけるが、もう夫の凍結精子はなかった。
レヴィはトーヴァのためにユダヤ教の祈りを捧げる。
右腕を切断したコリン
杖なしで歩けるようになったオーウェンは仕事に本格復帰することに。
そこへ血だらけのコリンを抱えてルーシーがERに駆け込んできた。
ふたりは発送センターで働いているが、コリンがベルトコンベアーに腕を挟まれ、ちぎれてしまったと言う、
ルーシーはコリンの腕を持っていた。
すぐさまオペが始まる。
オーウェンは腕の再接続術を担当するが、失血のせいで心停止を起こしてしまう。
蘇生できたものの、腕の再建は容態が安定してから行うしかなかったが、血流を失った腕に残された時間はほとんどなかった。
(このままでは腕がダメになってしまう)
オーウェンは、【体外四肢灌流法(人工的に循環系を作り、腕の血流を保つ方法)】を試すことに。
これは戦場で使われている方法で、民間人には認められていなかったが、コリンの腕を救うには、コレしか方法がなかった。
その後コリンの容態は安定、腕の灌流も保てており、明日、再建術を行うことに。
ウィンストンと弟ウェンデル
関係がこじれていた弟ウェンデルが突然グレイ+スローンにやってきた。
ウェンデルは医療器具の販売会社に就職したと言い、「上司に紹介して欲しい」と言う。
ウェンデルのセールス
弟との関係を修復するため、ウィンストンはウェンデルにプレゼンの機会を与える。
医師たちは、ウェンデルが紹介する”ハートパッチ”に興味を示し、マギーも導入しようと言う。
しかし”ハートパッチ”はまったく使い物にならない商品だった。
「ガラクタだ。あいつは信用できない」とウィンストン。
だがウェンデルは売り込みに必死で、「著名な外科医が勧める商品なら売上が伸びる。レビューを書いて欲しい」とウィンストンに頼むありさま。
ウィンストンから、「機能しない」と指摘されても、「FDAのお墨付きがある。間違ってテスト版を渡してしまった。完全版を試してくれ」と言う。
真実
実はウェンデルが就職したと言うのはウソだった。
ウェンデルは”ハートパッチ”を1万ドルで購入していたのだ。
クルマのトランクに大量に”ハートパッチ”を積んだウェンデルは、「借金してこれを買った。兄さんは外科医だしフォックス財団の名前も使える。これだと思ったんだ。ほんとうにこれが使い物にならなくてこれが売れないなら売れるように手を貸してくれ。借金を返せるように。兄弟なんだから」と言い出す。
言葉を失うウィンストン。
オーウェンとテディの悩み
ふたりの悩みは目下、4才のレオが自分のことを”女の子”だと思っていること。
レオはドレスが大好きでいつもスカートを履いてる。
これまで、レオが着たい服を着せ、女の子だと言っても否定しないで育てて来たが、「全部あの子の好きにさせるのが正しいとは思わない」と言い出すテディ。
しかしオーウェンは、「ただレオを愛そう。心配なのはわかる。セラピーを受けさせよう。ただ、レオを正したり、間違いを諭すのはやめよう」と言う。
レヴィとニコ
レヴィは仕事に復帰したが、ニコとの関係はこじれたまま。
病院内で会っても、目も合わさず、会話もない。
レヴィは、「苦しんでたんだ」と言うが、「”もう別れる。帰れ”と言った」とニコ。修復は難しそうだ。
決断
アディソンの助言
研修医時代は、苦痛、眠れない夜、アテンディングたちのイジメ、患者のことを人として見ないで勝ち負けばかり気にしてた。そんな古臭い壊れてしまった研修プログラムなんかもう止めなきゃ。外科医の新たな育て方を。未来を見て何度もチャレンジしてと言う。
ベイリー
ベイリーはキャサリンに、「休暇を取ります。この病院は私に頼りすぎ。グレイ同様消えていいはず。女性がトップでいる苦労はあなたなら分かるはず。辞めません。1日か2日、休むだけ」と言うと、仕事を放り出して帰宅する。
メレディスの決断
病院はまさしく危機的状況だった。
リチャードとベイリー、キャサリンはあからさまに怒り、マギーでさえミネソタ行きをよく思っていない。
そんな中、ニックは帰宅したメレディスに、「ミネソタには来るな。今、キミがここを去れば、キミも皆も幸せになれない。キミはボクを恨むかも。キミの子どもたちとも少しずつ距離を縮めていきたい。ボクが頻繁にシアトルに来る。臨時でグレイ+スローンで仕事をしてもいい」と言う。
メレディスは、「私にはここを出ていく権利がある。同期はみんなここを出て行った。病院のために大きな賞も獲った。期待以上の働きをしてきたのに、出ていくと言っただけで裏切り者扱い。決めるのは私。これは私の決断なの。だからエラそうに言わないで!」と怒ってしまう。
しかしニックに、「ずっとじゃない。研修プログラムを立て直すまでだ」と言われ、冷静さを取り戻したメレディスは、「ここに残る。少しの間」と決意を固める。
感想
今回のエピソード、私はわりと好きです。
まずはレヴィが復帰してくれたことが嬉しかったな。
そして、やっぱりカレは本当に優しい人だ。
赤ん坊を亡くし、奈落の底に突き落とされたトヴァーに寄り添い、ユダヤ教のお祈りを捧げる時は、なんだか泣きそうになっちゃった
できればニコと復活してほしいけどなー。ニコには度量がない(笑)
アディソンはシーズン18では良い働きをしていますよね。
要所要所でしっかり締めてくれる。
ラストシーン。
ニックからミネソタへ行くのは今じゃないと進言され、怒ってメレディスの言い分はもっとも。
だけど、メレディスも分かってる。今、ここを去ったら、グレイ+スローンが立て直せないかもって。
ツラいことだと思うけど、どうか教育病院としての認可が取れて、病院の雰囲気が上向きになるまで、がんばって、メレディス。
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