ブレイキング・バッド4 #11 降りそそぐ危機(相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマブレイキング・バッド

シーズン4も今回を入れて残り3話。
一気に疾走感が出てきました

 

「ブレイキング・バッド」シーズン1の1話目のみ、Amazon Primeで視聴可能。以後はレンタル

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#11 降りそそぐ危機 Crawl Space あらすじ

メキシコでの麻薬カルテルとの抗争のあと、ジェシーはガスとマイクをある場所まで連れて行く。
ウォルターはハンクの独自捜査が、どんどん真実に近づいていることに驚く。
スカイラーは国税庁に納税をさせるために手を尽くす。

 

相関図

まとめ

麻薬カルテルの争いのあと

医療チーム

ジェシーは中毒で苦しむガスと、撃たれたマイクをある工場まで連れて行く。
そこには、ガスが用意した医療チームが待機していた。
医療スタッフによりガスは担ぎ込まれるが、マイクは放置のまま。

ジェシーはマイクを抱え、救護テントに担ぎ込むが、「報酬をくれる人が優先」と医療スタッフ。

ガスと言う男

マイクも一命は取り留めたようだった。
救護テントには、ガス、マイク、そしてジェシーの輸血も準備されていた。
ジェシーは医療スタッフから、ジェシーの血液型、病歴、アレルギーなど必要な情報はすべて知っている聞かされ、ガスが、もしものことを考え、ジェシーの分まで準備していたことに驚く。

回復したガスは、「行こうか」とジェシーを促すと、ドン・エラディオのネックレスを持ち救護テントを出発する。

テキサスまで10キロ歩くと言うと、「よくやった。見直した。ラボはもうお前ひとりでやっていける」とガス。その言葉にジェシーは、「ウォルターを自由にしてやってくれ。カネを払ってクビにするんだ。だが殺すな」と言うが、「それはムリだ」とガス。
ジェシーは、「それならオレも降りる」と勝負に出るが、ガスはそれには答えなかった。

サラマンカの最期

ガスがジェシーを連れて行ったのは、ヘクター・サラマンカのいる介護施設だった。

ガスはヘクターにドン・エラディオのネックレスを見せながら、「カルテルのメンバーは全員死んだ。あんたの孫ホアキンを撃ち殺したのはカレだ。私を守るためにね」と車いすの向きを変え、ジェシーを見せると、「サラマンカの名前はあんたで終わりだ」とガス。
口惜しく顔を歪めるヘクターは、ガスが、「私を見ろ!」と迫っても、決してガスの顔を見ることはなかった。

 

スカイラー

テッドの言い分

自宅の留守番電話にテッドからのメッセージが入っていた。
【キミの意向には沿えない。話し合いには応じる】と。

翌朝、スカイラーはテッドを訪ねる。
「キミの事情はよく分かった。だからボクなりに考えた」と言うと、”61万7000ドル”の小切手を渡し、「ギャンブルで稼いだ違法なカネは使えない。罪悪感がある」と言い出す。

スカイラーは自分が、大叔母ビルギットと名乗りテッドに、”62万1552ドル32セント”を渡したこと。そのカネは、ウォルターがギャンブルで儲けたカネと説明済み

スカイラーは、帳簿の改ざんを自分にさせておいて、ギャンブルのカネを使うことに罪悪感があると理屈にならない理屈で返すテッドに、「帳簿の改ざんをさせたことはどうなの?」と問うが、テッドは、「それは一時的なことだし、父の会社や社員を守るためだ」と勝手な解釈で正当性を主張する。
スカイラーは、「国税庁に納めてくれなければ私まで調査対象になる。監査が入れば、洗車場の資金の出所がバレて私たちまで刑務所行きよ、あなたと一緒にね」となおも説得するが、「刑務所なんて大袈裟だ」と言い、国税庁にお金を払っても銀行の借金は残る。破産するだけだ。家を失い、娘たちを私学から転校させることになる。「そのお金では解決にならない」と言い出す。

「それより多い額なら受け取るワケ?私を脅してるの?」とスカイラー。
テッドは、そうではない。真意が伝わっていないと言うが、スカイラーが、「それなら全額を返して!」と言うと、「クルマのリースで消えたがいずれ返す」とテッド。
スカイラーはもう一度、「国税庁に払って!」と言うが、テッドは、「悪いが書かない」と決して払おうとしない。

次の手

すぐさまスカイラーはソウルに電話し、次の手に出ることに。

「誰も傷つけず、小切手を書かせて」と言うスカイラーの依頼にソウルは”一流のチーム”を用意し、テッドに力ずくで納税させる手に出る。
テッドは抵抗するが、従うしかなくなり、小切手を切ることに。
「支払いが完了するまで2日かかる。それまでは見張りを置く」と言われ、テッドは隙きを見て逃げ出すが、フロアマットに足を引っ掛け、転倒、ケガを負ってしまう。

 

ウォルター

ラボで

タイラスの監視下でブルーメスを作るウォルター。
メキシコのことを聞いても、当然タイラスが教えてくれるワケがない。
ウォルターは、「義弟が供給センターに連れて行けとうるさい。これまでのらりくらりとはぐらかして来たがもうムリだ。連れて行って良いものか聞いてくれ」と言うが、タイラスは何も言わない。

供給センター

結局ウォルターは供給センターにハンクを連れて行く。
双眼鏡で見張りながら、「待つことも捜査だ」と言うハンク。

ウォルターは探りを入れようと、”メキシコの麻薬カルテルの事件”について聞く。
ハンクは、「デカい抗争で死者がたくさん出たらしい」と言うが、詳しいことは知らないようだった。

鋭い推理

タイラスは、ハンクを見張り続けていたー。

そんな中、今日もハンクの独自捜査を手伝うウォルター。
供給センターに向かうと思いきや、ハンクは、「寄り道する。クリーニング工場を調べてみたい」と言い出す。
ハンク曰く、ガスはクリーニング工場に出資しており、そこで空気ろ過システムを使用しているが、ゲイル・ベティカーがサインしている。その工場にラボがある可能性があると言うのだ。

あまりにも的確なハンクの推理に動揺するウォルター。
「クリーニング工場に入ってくれ」と言われても、入れるワケがない。(しかも自分のクルマで)
ウォルターはクリーニング工場を通り過ぎると、ワザと交通事故を起こし、なんとかその危機を回避する。

マリーは、「危険すぎる。探偵ごっこは終わりにして」と言うが、ハンクは、「お前に頼り過ぎた。諦めて手で操作できるSUVを買った」と言い出す。

異変

ハンクがクリーニング工場に目を付けたせいで、ウォルターはラボへの通勤にもタイラスの協力(洗濯バスケットに隠れてラボへ)が必要になってしまった。
そんな中、ウォルターは自分以外がラボを使った形跡に気づく。
自分以外でラボを使うもの・・・

ジェシー怒り

ウォルターはその夜、ジェシーを訪ねる。
「私が悪かった。説明させてくれ」と頼むウォルターの話しを聞こうともせず、「帰ってくれ!」とジェシー。

「お前はひとりでブツを作ったろ?」と聞くウォルターに「それがどうした?」とジェシー。
ウォルターは、「ガスはお前を利用し、私を追いやる気だ。お前がOKしたらオレは殺される」と言うが、ジェシーは、「義弟をラボへ連れて来たろ?どうかしてる」と言うと、「頼む、助けてくれ」と言うウォルターに、「オレがあんたに助けを求めたとき、”メキシコで死ねばいい”って言ったんだぞ」と家へと戻ってしまう。

呆然と立ち尽くしていたウォルターが振り返ると、棒状のスタンガンを持つタイラスとその仲間が!
ウォルターはスタンガンを使われ、拉致される。

最後通告

両手を拘束され、荒野へと連れて来られたウォルター。
ガスは、「お前とは終わりだ。クビだ。クリーニング工場に来るな。ジェシーに二度と近づくな」と言うが、「逆らったらどうなる?ジェシーを引き離したあとどうする気だ?私を殺すのか?殺せばいい。覚悟はできてる。だが私を殺せばジェシーは仕事を拒否する。だから私を殺せない。ジェシーが私を裏切るように画策してもムダだ。ヤツは私を見殺しにはしない」とウォルター。
「今はな。だがいずれ変わる。それより義弟の問題は自分で解決すると言ったのに、結局しくじった。あとは私が始末するしかない。邪魔をすればお前の家族全員を殺す」と宣告する。

 

逃げる選択

”人消し屋”

ガスの宣告に、ウォルターが頼ったのはソウルだった。
部屋に入るなり、「”人消し屋”を紹介してくれ」とすごい剣幕のウォルター。
ソウルは、「ヤツらに頼んだら、二度と親族には会えなくなる。妻や息子に何んて説明するんだ?」と言うが、「選択の余地はない」とウォルター。
ソウルは人消し屋の連絡先を教えると、「彼らに頼んだら、即、仕事が始まる。準備が出来てから連絡しろ。支払いは現金だ。50万ドル以上はいる」と言う。

最後にウォルターは、「DEAに匿名で電話し、ガスがハンクを殺すと電話してくれ。1時間後だ。恩に着る」とソウルに頼むと家に飛んで帰る。

床下

ウォルターは自宅の床下から現金を出そうとするが、お金がない。全然足りない。
そこへウォルターからただならない電話を受けたスカイラーが帰宅した。
焦った様子で、「どこだ?残りのカネはどこにある?」と聞くウォルターに、「テッドに渡した。家族のために仕方なかった」と打ち明けるスカイラー。

「私たちのカネをあの男にやったって言うのか?」
ウォルターは信じられない現実に、頭を抱え、うめき声を出していたかと思うと、突然、狂ったように笑い始め、そして呆然と倒れ込んでしまう。
そこへ電話が鳴った。
聞こえてきたのがマリーの声。「DEAに密告の電話があったって。麻薬カルテルがハンクを狙ってるって。助けて!」と。
ウォルターは、狂ったように笑ったあと、呆然と倒れたままだった

 

感想

原題は、「Crawl Space」床下のことですね。
今回は邦題がイマイチ。

ジェシーはA型、マイクはO型だそう(笑)
きっとガスはA型だよね、だって用意周到だもん。
これだけの準備ができるガスを、リシンで殺そうとしてたウォルターは、やっぱり麻薬カルテルをわかっていないと言うことですよね。
実際、ガスが死んだら、どんなことになっていたか。
むしろ、今より状況が最悪になったかも。
ガスを殺して逃げられるワケがないしね、メキシコのカルテルにがんじがらめにされたかも。

ジェシーは逆に、ガスと共に生きていく覚悟をしたのかも。
だからこそ、ウォルターと縁を切り、カレを元の生活に戻してあげたかったんだと思う。
だけど、そんなことに気づくわけもないウォルター。

 

 

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