ゲーム・オブ・スローンズ 第6章 冬の狂風 #7 砕かれし者

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※ 記事を訂正、加筆しています
  エピソードをまとめ、説明は青文字で付け加えています

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今回出てくる用語集&役名

地域名前
物の名前
人物
■は死亡
説明
王都
(キングス・ランディング)
マージェリー王妃
サーセイ
ジェイミー・ラニスター王の楯総師
オレナ・タイレルメイスの母
ロラス、マージェリーの祖母
雀聖下
(ハイ・スパロウ)
七神正教のハイセプトン
雀、聖兵を率いる
司祭女ユネラ雀聖下の信者
野営地
ブランドンの贈り物
ジョン・スノウ
サンサ・スターク
ダヴォス・シーワース
熊の島
(ベア・アイランド)
公女リアナ・モーモント■叔父はジオー
元冥夜の守人総師
深林の小丘城
(ディープ・ウッド・モット)
ロベット・グラヴァー城主
リヴァーラン城ブリンデン・タリーサンサ・スタークの叔父
漆黒の魚(ブラックフィッシュ)の異名を持つ
リヴァーラン城主
フレイ家から奪還した。
ローサー・フレイ
ウォルダー・フレイ
フレイ家の息子
エドミュア・タリーブリンデンの甥
現在、フレイ家の捕虜
ジェイミー・ラニスターフレイ家に代わり
漆黒の魚と交渉するため
現れた
ブロン元傭兵
ブレーヴォスアリア・スターク白と黒の館で修業中
数多の神に仕えし者
ヴォランティスヤーラ・グレイジョイ
シオン・グレイジョイ
(くろがね)諸の民
姉、弟
ユーロン・グレイジョイが現れ、
パイク城主に。
ふたりは家臣と共に逃げている
三叉鉾河周辺サンダー・クレゲイン通称ハウンド
故ジョフリー王の楯
兄はグレガー・クレゲイン
兄が顔にヤケドをさせた過去あり

旗印なき兄弟団
(ブラザーフッド)
リヴァーランを荒らす侵略者

#7 砕かれし者 The Broken Man あらすじ

神々に身を捧げ続けるマージェリーに、雀聖下(ハイ・スパロウ)は、レディ・オレナに新しい道を説くべきだと助言する。
ジョンとサンサ、ダヴォスは、北部の諸侯を廻り、加勢を求める。
王の命令でフレイ家に加勢するためリヴァーラン城へやってきたジェイミーとブロン。
ジェイミーは漆黒の魚(ブラックフィッシュ)と和平交渉に臨むが・・・・
真の自分に戻ったアリアは、ブレーヴォスを出ようと動くが、それを阻止しようとする者が・・・

 

まとめ & 感想

キングス・ランディング

神のしもべ、マージェリー王妃

赤の王城(レッドキープ)に戻ってからもマージェリーはベイラー聖堂へ通い、神々に身を捧げつづけていた。
そんなマージェリーに雀聖下(ハイ・スパロウ)は、トメンとのセックスレスについて言及する。
欲望を失ったと言うマージェリーに雀聖下は、「大切なのは欲望ではなく忍耐。正しい行いを続けるために、王には世継ぎが必要だ」と説く。
その上で、決して罪を認めないレディ・オレナに新しい道を教えるのはマージェリーの役目だと言う。

祖母と孫娘

マージェリーは、司祭女(セプタ)ユネラを伴い、オレナと話をしようとするが、「ずっと監視されるの?私はふたりで話したい」とオレナ。
「司祭女ユネラは真の友です」と言うマージェリーに苛立ちを隠せないオレナは、「ここは聖域じゃない。私が家臣に合図すれば叩きのめせるのよ!」と憤慨する。
マージェリーはオレナを諭すように、「雀聖下に挙兵した。本来なら神に罰せられていたのに、そうならなかったのは神のお慈悲よ。ロラスも罪を認めて贖罪すればハイガーデンに帰れる。家名と称号を捨てて、心を入れ替えて・・」と言う。
「ロラスは跡継ぎなのよ」納得できないとばかりに大声を出すオレナは、マージェリーにもハイガーデンに戻るよう言う。
するとマージェリーは、「私は王妃よ。王の側で仕えるのが私の義務なの。でもおばあさま、故郷へ帰って」と言う。
「あなたを残しては行けない」と言うオレナの前にひざまずき、マージェリーは「故郷に帰って。慈母が守ってくださる」と言い、紙片を見つからぬよう渡した。

部屋を出たオレナが紙片を見ると、バラの絵が描かれていた。
それを見たオレナは、マージェリーがタイレル家の心を失ったワケではないのだと理解する。

 

サーセイとレディ・オレナ

オレナが王都を去ると聞いたサーセイはオレナを訪ね、ロラスがまだ幽閉されているのに帰るのか?と聞く。
オレナは、「ロラスが投獄されたのも、雀聖下が町を牛耳っているのも、あなたのせいよ。あなたの愚行のせいで、2つの名家が滅びようとしているのよ」と責めるが、サーセイは、「過ちを犯した事はわかっているわ。狂信者の軍隊を引き入れてしまった。力を合わせて戦わねば。手を組みましょう」と言い出す。

その態度に益々怒りが湧き上がるオレナは、「あなたほど不愉快な人は珍しいわ。孫が投獄された時、あなたは嘲笑った。それを決して忘れない!」と手を組む気などないと示す。
どうしてもオレナの協力がいるサーセイは、「あなたは孫娘を、私は息子を愛している。彼らを守らねば」と言うが、「一刻も早く腐った町を出る。あなたもそうするべきよ」とオレナ。
サーセイは、「息子を残しては行かない」と言い張る。
そんなサーセイにオレナは、「ジェイミーを雀聖下に追い払われ、親族には見捨てられ、民からは蔑まれ、数千の敵に囲まれて1人でどうやって戦う?あなたは負けたのよ。唯一それだけが私の喜びだわ」と言い放った。

 

スターク家に忠誠を誓うもの

ジョン、サンサ、ダヴォスは、ウィンターフェル奪還に加担してくれる諸公を集めるため、それぞれの城を訪ねる

野人

野人は加勢を求めるジョンに、「時が来れば、共に戦うと誓ったが、その戦いの相手は、白き魔物(ホワイトウォーカー)でも死の軍団でもない。戦う義理はない」と言う。
トアマンドは、「ジョンがいなければ、皆、夜の王の軍団に殺されていた」と説得するが、野人は、「今は俺たちしか残っていない。俺たちが死ねば自由の民は途絶える。部族が消え、子孫が絶える」と反論する。

ジョンは、「ボルトンは野人が南へ下ったことを知っている。そして半数が女、子どもだと言うことも。いずれ狙われる。これは俺の戦いだ。共に戦えと強制はできない。しかし、俺たちが生き延びるにはお前たちの力が必要なんだ」と頼む。
トアマンドはジョンの言葉を受け、「ジョンは自由の民に壁を越えさせ、土地を与えたことによって鴉(冥夜の守人)に殺された。恩に報いなければ俺たちは臆病者だ。滅びても仕方ない」と言う。その言葉に野人はジョンに協力することを決めた。

 

熊の島(ベア・アイランド)

ジョンたちは、モーモント家の若き公女リアナ・モーモントに、忠誠を示してもらいたいと頼む。
しかしリアナは、「ジョンはスノウ、サンサはボルトン、それともラニスター?」とスターク家ではないだろうと言わんばかりに拒否を示すが、「すべては生き抜くためでした。私はスタークです」とサンサは言い、ジョンも「ラムジー・ボルトンがウィンターフェル城を占拠し、リコン・スタークを捕虜にしています。どうかご理解いただきたい」と頼む。
リアナは、「私は熊の島(ベア・アイランド)の民に対して責任がある。ナゼ、他人の戦で民を犠牲にする必要はあるのだ?」と言う。
言葉を失ったジョンをフォローするようにダヴォスは、「これは他人の戦ではありません。我々の戦いです。叔父上のモーモント総師は、黒の城でジョンを雑士にしました。カレが命に代えても正しいことをすると理解していたからです。総師もジョンも真の戦いは貴族同士の戦ではなく、生者と死者の戦いだと知っていたのです。死者が迫っています」と言う。
それを聞きリアナは、「本当か?」と問う。
ジョンは、「総師は ”最初の人々の拳(フィスト)”で、私は堅牢な家(ハードホーム)” でそれぞれ戦い共に敗れました」と言う。
ダヴォスは、「ボルトンを駆逐し、北部を統一せねば、夜の王に勝てる見込みはありません。もう逃げられません。皆で力を合わせる時です。」と訴えた。
リアナ公女は、「モーモントはスタークに忠誠を誓ってきた。今日、破ることはない」と言うが、出せる兵士は62人だと言う。

 

深林の小丘城(ディープ・ウッド・モット)

ネッド・スタークの敬意からジョンを門前で返さず会ったが、加勢する気はないとピシャリと言うグラヴァー公。
ヴラヴァー公は、「城を鉄の民に獲られた時、ボルトンの協力で奪還した。恩を仇で返すことはできない」と言う。
「ボルトンは反逆者だ」とジョンは言うが、グラヴァー公は、「加勢しろと言うが、申し出てる諸公はいるのか?いないだろ。お前の軍は半数が野人だ。我々は城を手放してまで野人と共に戦う気はない!と拒否し、城へ引き上げる。

そのグラヴァー公の背中に向かってサンサは、「グラヴァー家はスタークに忠誠を誓った。今こそ支援が必要な時です」と加勢を求めた。
するとグラヴァー公はサンサに向かって、「そうだ。エダード公の訃報に涙を流し、ロブの呼びかけに応え、ロブを北の王と称えた。だが、ロブ王は我々に報いたか?鉄の民にこの城を奪われ、俺の妻子が牢に投げ込まれ、家臣が無残な殺され方をした時、ロブは異国の女にうつつを抜かし、家臣もろとも殺された。当家が仕えたスターク家は滅びたのだ」と言い切った。

サンサの行動

野営地に戻ってきたジョンたち。
ジョンは嵐が来る前に少しでも南下し、ウィンターフェルへ近づきたいと言う。

野人 2000人、ホーンウッド家 200人、メイゼン家 143人、モーモント家 62人
集められたのは兵士はこれだけだった。
ダヴォスは、「慎重に賢くやれば、勝機はある」と言う。

サンサはダヴォスに参謀を任せて良いのか?と心配するが、ジョンは、自分を生き返らせ、長年スタニス公に仕えた男だと言う。
サンサはまだ兵士が足りない。もっと集めるべきだと言うが、ジョンはもう時間がない。今ある兵力で戦うとジョン。

夜、サンサはどこかへ手紙を書き、スタークの印封をした。

 

リヴァーラン城

フレイ家 vs 漆黒の魚ブリンデン・タリー

ジェイミーが、ブロンと8千の兵を引き連れリヴァーランに到着すると、フレイ家の息子、ローサーとウォルダーがブリンデン・タリーの甥エドミュアの首に縄をかけ、城にいる漆黒の魚(ブラックフィッシュ)に向かって「城を明け渡せ!さもなくばエドミュアを吊す!」と迫っていた。
しかし漆黒の魚は、全く動きを見せない。
するとウォルダーはエドミュアの喉に短刀をあてがい「城を明け渡さないなら、コイツの喉を切るぞ!」と叫ぶが、漆黒の魚(ブラックフィッシュ)は「やるがいい。喉を切れ」と言って姿を消した。

ジェイミーから、「王の命令で8千の兵を連れここに来ている。今後は俺が指揮を執る。不服なら去れ」と言われたフレイ家の息子は、不服ながらも引き下がる。
ブロンは戦闘態勢に入るために指示を飛ばすが、ジェイミーは和平交渉をするつもりだった。

 

和平交渉

ひとりでリヴァーラン城への橋を渡るジェイミー。
跳ね橋が下ろされ、目の前に漆黒の魚(ブラックフィッシュ)が立ちはだかり、「王殺し(キングスレイヤー)」と言う。

ジェイミーは、「リヴァーラン城は今やフレイ家のものだ。明け渡さなければエドミュア公だけじゃなく、この城も襲撃する。何百の部下が死ぬぞ。しかし投降すれば、部下の命は助ける。戦は終わったんだ。それなのにナゼ、部下を犠牲にするんだ?」と問う。
しかし漆黒の魚は言う。「戦いは終わらぬ。ここは俺が生まれた家だ。ここで死ぬ覚悟はできている。こちらには2年分の食料がある。おまえたちはどうだ?」と。
ナゼ、漆黒の魚(ブラックフィッシュ)は、交渉する気がないのにジェイミーと会ったのか?
ジェイミーがその疑問をぶつけると、漆黒の魚は、「お前の器を計りたかったのだ。でも失望したよ」と言って城へと引き返した。

ヴォランティス

狭き海(ナローシー)を渡り、ヴォランティスに到着した鉄(くろがね)の民たちは、娼館で遊んでいた。
しかしシオンだけは、女を抱こうとも、酒を飲むこともせず、ただ”何か”に怯える姿を見せる。
そんなシオンにヤーラは、「しっかりしろ。エール(酒)を飲め。飲み干すんだ!いいか?元のお前に戻れないなら、自ら死ね。戻れるならお前が必要だ。今からミーリーンに渡り、ドラゴン女王と契約を結び、鉄(くろがね)諸島を取りもどす。私と来るか?来てくれるか?」と問う。
シオンは頷くのだった。

ブレーヴォス

アリアは町を歩き、ウェスタロスから来た船乗りを捜すと、乗船したいと言い、大金を見せて、夜明けに出航する船に乗る手筈を整えた。
一安心したアリアが橋から町を眺めていると、ひとりの老婆が「お嬢ちゃん」と声をかけてきた。
アリアが老婆の方を向いた途端、老婆は素早く短剣でアリアの腹を斬り裂く、そして背後に回り、アリアの腹に何度も短剣を突き立てながら、老婆は娘へと変わる。

アリアは娘を振り払い、橋から川へ飛び込んだ。
娘は水面を睨み、アリアが浮いてくるのを待つが、アリアは浮かび上がらなかった。
娘は、満足そうにその場から立ち去る。

娘が立ち去ったあと、アリアは必死で川からあがる。
しかし斬られた腹からは流血が止まらない。
アリアは血を流しながら町をさまよう

 

生きていた ”ハウンド”

ブライエニーとの一騎打ちに敗れ、崖から落ちたハウンドは瀕死の重症を負ったが、偶然に通りかかった宗教家に助けられた。
それ以降、サンダー・クレゲインは宗教家と、カレを慕う仲間と行動していた。
聖堂を建設中の彼ら。
ハウンドは、ひとりで材木を運び、斧を振るって薪を作り、黙々と働いていたが、その風貌からか、仲間に怖がられていた。
宗教家はハウンドを気にかけ、「お前は生かされた。定められた運命があるんだ」と説く。

宗教家は仲間に、兵士だった頃の自分の残虐な振る舞いを話し、「自分ができることは、善行を積むだけ。悪事から抜け出すのに遅すぎることはない。人助けをしろ。いつでもやり直せる」と説く。
その話しはハウンドの心に響くものだった。

その時、旗印なき兄弟団(ブラザーフッド)の偵察隊が馬でやって来て、馬と食い物を差し出すように言うが、「馬はない。満足な食料もないが食べて行けば良い」と宗教家は言う。すると兄弟団は、「夜、用心しろ」と言い残し、何も略奪せず去った。

兄弟団に不穏なものを感じたハウンドは宗教家に、食べ物や女、子どもを守るため、武器を持ち、身を守るべきだと言うが、”暴力は病気と同じ”と宗教家は拒否する。

ハウンドが森の奥で伐採作業をしていると、テントの方から声が聞こえた。
急いで仲間の元へ戻ったハウンドが見たのは、皆殺しにされた仲間と、建設途中の聖堂に吊された宗教家の無残な死体だった。
ハウンドは、言い様のない怒りに震え憎悪と復讐を誓うかのように斧を手に取って歩き出した

 

 

ハウンドが生きてましたね~。
実に最後の登場が、4章10話ですから2年弱ぶりの登場です。
ようやく宗教家と出会い、安住の地を得たように思えたのに、また1人になりましたね。
斧を持って歩き出しましたが、まさかひとりで旗印なき兄弟団に殴り込みでしょうか・・?

雀聖下(ハイ・スパロウ)に完全にマインドコントロールされたかに見えたマージェリーだったけど、実は彼女なりの作戦の様子。
マージェリーがオレナに渡した「バラの絵の紙」は何を意味するのか気になるところです。

レディ・オレナがサーセイをぼろくそに非難したシーンは気持ち良かったですね~。
雀が権力、武力を持つきっかけを作ったのは紛れもないサーセイのせいですからね!

ジョンは加勢してくれる諸侯を求めて旅に出ていましたが、やはり厳しい状況。
だけどサンサは誰かに手紙を書きましたね。
ベイリッシュに送るとは思えないんだけどなぁ。
たぶん漆黒の魚ブリンデン・タリー宛だろうけれど、今、それどころでないブリンデンだと思います。

アリアさん、刺されちゃいましたね~助手に。
まだ死なないでブレーヴォスの町を歩いていたけれど、誰か彼女を助けるのかな?
死ぬとは思えないので、気になります

 

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