※ 記事を訂正、加筆しています
エピソードをまとめ、説明は青文字で付け加えています
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今回出てくる用語集
地域名前 | 人物 ■は死亡 | 説明 |
---|---|---|
決闘裁判 | 被告と原告が戦い、 勝利した方が正しいとする裁判 |
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キャスタリー・ロック | ラニスター家の居城 ウェスタロスの西沿岸に位置する |
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タイウィン・ラニスター | 西部総督 サーセイ、ジェイミー、ティリオンの父 |
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ドラゴンストーン城 | スタニス・バラシオン | ブラックウォーター湾に浮かぶ島。 古来よりターガリエン家所有であったが、 現在は、スタニスが治めている |
野人 | 壁の向こうに住む人たちの総称 | |
カラザール | 部族の意 |
#7 勝つか死ぬか You Win or You Die あらすじ
王都から逃亡したジェイミーはラニスター家の本拠地キャスタリー・ロックに戻っていたが、父タイウィン・ラニスターからリヴァーランへ進軍しろと命令される。
エダードはアリン公の死の真相、ジョフリーたち王子の出生について立てた仮説をサーセイ王妃に問うが、同じ頃、ロバート王が狩りで重傷を負う。
黒の城では、レンジャーのベンジェン(エダードの弟)の馬だけが黒の城へと戻ってきた。ベンジェンのことを慕うジョンは、任務発表でレンジャーに任命されたあと、叔父を探すつもりだったが・・・。
まとめ & 感想
キャスタリー・ロックのタイウィン公
王都から召喚状を受け取ったタイウィン・ラニスターは、戻って来た息子ジェイミーに、エダード襲撃はバカな行動だったと一喝する。
ジェイミーは、捕虜にされた弟ティリオンのためだったと反論するが、それならエダードを殺すべきだったと言う。
タイウィンは、自分の3万の軍を与えるからキャトリンの故郷リヴァーランに進軍し、”ラニスターは借りを返す” と思い知らせろ!と命じ、ラニスター家の未来はこの数ヶ月で決まる。王朝を築き上げるか、ターガリエンのように無に帰すかだと意気込む。
真相
エダードはサーセイに、ジョフリー、ミアセラ、トメンはジェイミーとサーセイの子どもであり、アリン公は、その出生の秘密をしたため暗殺され、ブランはふたりの関係を見てしまったため、塔から突き落とされたと言う仮説を話す。
それらをあっさりと認めたサーセイに、「王を憎んでいるのか?」とエダードは聞く。
サーセイは、昔は崇拝していた。憧れだったロバートと結婚できて幸せだったが、初夜の晩、酒に酔ったロバートが、 ”リアナ” と囁いた。彼が愛していたのは私ではなかったと言う。
エダードは、王が戻ったら真実を告げる。子どもたちと多くの兵士を連れてできるだけ遠くに逃亡してくれとサーセイに言うのだった。
ロバート王の悲劇
狩りに出ていたロバート王が、猪に腹を裂かれ、瀕死の重傷を負って戻ってくる。
死を覚悟したロバートは、「死に目に立ち合うな」息子ジョフリーを遠ざけ、エダードとふたりきりにしてくれとサーセイと側近も部屋から出した。
ロバートは、遺言をエダードに書き留めさせてサインを入れた。
遺言は、<摂政および王土の守護者にエダードを命じ、ジョフリーが成人するまで代理として王土を治めよ>と言うものだった。
エダードは、ジョフリーの出生の秘密をしたため、「ジョフリーが成人するまで・・・」を「正統な後継者」と書き換えた。
そしてロバートは、デナーリス殺害に反対したエダードが正しかった。と言い、あの娘を殺すなと命を下した。
部屋を出たエダードを待っていたヴァリス公とサー・バリスタン。
バリスタンは王の盾としてロバート王を守り切れなかった後悔を口にするが、猪と格闘した時のロバートは酩酊状態だったと言う。
エダードとヴァリス公は、ロバートの従士ランセル・ラニスターを疑う。
王位争いに巻き込まれていく守護者エダード
ロバートに死期が近く、守護者にエダードが選ばれたと知ったレンリーは、「王が亡くなったら、サーセイはあなたを排除する。今すぐ剣士を集め、クーデターを起こしましよう。王を確保したものが王国を制します。ジョフリーを捕らえましょう。サーセイに時間を与えてはなりません」と進言する。
レンリーが王位を狙っていることに気づいたエダードは、「ロバート王の死に際を血で汚す気も、子を捕らえる気もない!」と拒否した。
ジョフリーが継承者でないとわかった今、次の正統な王位継承者は「ドラゴンストーン城のスタニス・バラシオン」であるため、エダードはスタニス公に手紙を書き、直接本人に渡すよう使いを送った。
エダードはベイリッシュ公を部屋に呼び、ジョフリーとトメンはジェイミーとの落とし子であり、王位はスタニス公が継承することになると告げる。
しかしベイリッシュは、「あなたは王の手で、王土の守護者。権力はあなたのもの。あとは掴むだけです。サンサとジョフリーを結婚させ、ラニスター家と和解する。ジョフリーを王にするが、ふさわしくないとなった時、出生の秘密を暴露し、レンリー公を玉座に据えるのです」とプランを話す。
それを聞いたエダードは、「それは反逆だ。それに、ブランの殺害を企てたラニスター家との和解などあり得ない」と拒否。スタニスを擁立するより他に道はないと言った上で、ベイリッシュに力を貸して欲しいと頼む、軍勢を用意して欲しいと言う。
それを聞いたベイリッシュ公は、「王妃と王の手が別々の王を擁立すれば、彼らはどちらの平和を守るのか、どちらにつくのか?それは金を持っている方だ」と言って怪しい笑みを浮かべるのだった。
信用してはいけなかった男
ロバート王が逝去した直後にサーセイはジョフリーを王位に据え、鉄の玉座の広間に来るようエダードを呼び出した。
その早業に驚きつつ広間に向かうエダード。
ベイリッシュは「王都の守人(シティ・ウォッチ)は手配した」と告げるが、レンリー公はサー・ロラスと共に家来を連れて夜明け前に王都を後にしたと報告され、エダードは一抹の不安を感じる。
鉄の玉座にはジョフリー王は座り、その横にサーセイ太后、後ろをラニスターの衛兵が固めていた。
ジョフリーはエダードに向かい「小評議会に戴冠式を命ずる。今日は参議からの忠誠の誓いを受ける」と命を発した。
それを聞いたエダードは静かな物言いで、サー・バリスタン・セルミーに、封印されたロバート王の遺書書を渡す。
バリスタン・セルミーは、それが正式なロバート王からの遺書と確認したあと、内容を読み上げた。
サーセイはその遺言書を受け取ると一瞥すると、「これがあなたの盾? ただの紙切れです」と言って破り捨て、「エダード公、先日のご忠告にお返しします。ひざまずいて私の息子に忠誠を誓いなさい。誓えば故郷で余生を送ることを許します」と言い放った。
エダードは、「彼には王位継承権はない!」と言うが、「嘘だ!」と叫ぶジョフリー。
サーセイは、「この反逆者を捕らえよ」と命令したため、サー・バリスタンは迷いながらもエダードに近寄る。エダードは「バリスタン・セルミーには手を出すな」と自分の衛兵を止めたが、ジョフリー王は「殺せ! 皆殺しにしろ! 命令だ!」と叫ぶ。サンダー・グレケインがその命令で剣を抜く。
一色触発の中、エダードは、「王妃と子どもたちを捕らえろ」と王都の守人(シティ・ウォッチ)に命令し、ジョフリーとサーセイに剣と槍を向けられた。
エダードは「流血は望まぬ、家来に剣を置かせろ」とサーセイに求めるが、サーセイが王都の守人(シティ・ウォッチ)隊長に目配せをした瞬間、彼らはエダードの衛兵を刺し殺した。驚いたエダードが剣を抜こうとした時、エダードを後ろから羽交い締めにして短刀を突きつけ「私を信用してはいけないと言ったはずだ」と言ったのはベイリッシュだった
黒の城(カースル・ブラック)
ある日、壁の向こうから馬だけが戻って来た。それはベンジェンの馬だったため、ジョンは叔父を捜したい欲求に駆られる。
訓練を終えた新兵は、夕刻から始まる冥夜の守人(ナイツウォッチ)の誓約の儀式を前に、ジオー・モーモント総師から、任務を発表される。
サムは雑士(スチュワート)を与えられたが、予想に反してジョンの任務も雑士だったことに愕然とするジョン。
ジョンの任務はモーモント総師個人雑士だった。
1番の剣士である自分がメイドのような雑士にされたのは、ソーンの仕返しだと不満を訴えるジョン。
しかしサムは、モーモントは黒の城の総師だ。彼の全てに関わるんだ。モーモントはキミを後継者に育てるつもりだろうと言うのだった。
誓約の儀式の前に、壁の北側にある「心の木(ウィアウッドの木)」に祈りを捧げたジョンとサムの元に、ジョンのダイヤウルフ ”ゴースト” が、切断された人の腕を加えて持ってきた。
ヴァエス・ドスラク
デナーリスは、船で海を渡れば、私の故郷がある。そこには王だけが座れる鉄の玉座があると話すが、まったく興味を示さないドロゴ。
ある日、市場に出かけたデナーリスは、ワイン商人から声をかけられる。
ワイン商人は、ターガリエン家のデナーリスだと分かると、お勧めのワインがあると樽をプレゼントした。
遠くから見ていたジョラーは、違和感を感じ、ワイン樽を開けさせ、商人に試飲してみろと要求。
商人は飲むと見せかけて逃げ出した。
あっさり捕まってしまった商人は連行される。ワイン商人はロバート王が送った暗殺者だった。
デナーリスと息子の命が狙われたと知ったドロゴはデナーリスを労り、ジョラーに感謝を述べる。
そして、息子に鉄の玉座と七王国を与えるとドロゴ王はここに約束すると宣言した。
数日後、ドロゴの部族(カラザール)はヴァエス・ドスラクを発つ。
面白かったです 一気にストーリーが動き始めた感じです。
ベイリッシュ公は、自分の娼館で、娼婦相手に「私は闘わずして人を利用して世界のすべてを手に入れてみせる」って言ってましたが、まさしく策士ベイリッシュです。まっすぐな男エダードは、彼の罠にかかって捕らわれの身・・・
もうエダードの味方が王都にいないのですから、かなりマズイ状況です。
だからさ、妻のキャトリンの感情的な行動が命取りになってるんですよね、コレ。
ウィンターフェルでは、女の野人を使用人にして働かせてましたね~。
その野人相手に、シオン・グレイジョイは自分が鉄(くろがね)諸島出身だ~とか、閣下と呼べ~とか、挙げ句野人にまでキスしようして、いったい何を考えてるヤツなのかな?
黒の城では
ベンジェンを慕うジョンが、レンジャーに任命されたら探しに行こうと考えていたのに、まさかのモーモント総師の雑士。
そりゃ拗ねますよね(笑)
ジョンのダイヤウルフ(ゴースト)がくわえてきた人の腕。気になります。
ちなみに、デナーリスと行動を共にするジョラー・モーモントは、モーモント総師の息子です
デナーリスは、自分と赤ちゃんの命が狙われる事件効果でドロゴ王をその気にさせることができましたね~。
ヴァエス・ドスラクを出発した彼らは、船を探しに行くんでしょうか??
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