オーストラリア製作のミステリー系ドラマ。
「墓から男女が蘇った」はなしです
#1 蘇がえりし者 The Risen あらすじ
オーストラリア、メルボルンの近郊町ヨラーナ。
ある夜少年は、墓地から助けを求める女性の声を聞く。少年が様子を見に行くと、土の中から人間が這いだしていた!
通報を受けた巡査部長ジェームズは、医師のエリーシャと共に墓地に向かい、5人を助けるが、実は這いだしたのは6人。ひとりの男は自分で移動をはじめてしまうー。
相関図
まとめ
事の発端
ボウが自転車で墓地の近くを通りかかった時、1台のクルマが墓地から猛スピードで走り去った。
すると墓地から、「助けて、誰か!」と助けを求める声が!
ボウが様子を見に行くと、墓の土の中から次々と人が這い出していた・・・。
ボウはヨラーナ警察に通報、その様子を動画で撮影する。
墓地で
ジェームズが見たもの
通報を受け墓地にやって来たジェームズは墓石の前で裸で泥だらけの女性を発見、すぐに応援を呼ぶが、全裸で泥だらけの人間は数名いた。
応援にやって来たのは医者のエリーシャ・マッケラー。
裸で泥だらけに者たちが、次々と助けを求めてクルマに近寄って来た。
ジェームズたちは合計5人(男性2名、女性3名)を救助し、”ヨラーナ地域医療センター”へと搬送するが、それを遠くから見ていた泥だらけの裸の男がもうひとり。
蘇った人たち①
ジェームズとエリーシャは救助した5人にシャワーや衣服を与え、落ち着いたところで墓地で何をしていたのかと聞くが、5人は何も話そうとしない。
彼らの中には状況がわかっていないもの、名前がわからないものもいた。
しかし彼らは、少しずつ記憶を取りもどして行く。
ケイト・ウィリス
そんな中、ジェームズはひとりの女性を見て言葉を失う。
ケイト・ウィリスと名乗るその女性は、2年前に病気で亡くなったジェームズの妻だったのだ
ケイトはジェームスが”珈琲のシミ”と呼んでいたアザを見せ、「私たち夫婦でしょ」とジェームズに近づくが、ジェームズはそれを受け入れることができない。
エリーシャはカルテを確認すると、「2013年10月13日に死亡してる」と言うが、「ウソよ、信じられない。私はココにいるじゃない」とそれを認めようとしないケイト。
そこでジェームズは、再びケイトを連れて墓地へ戻るが、ケイトの墓は荒らされていた。
驚くジェームズ。
しかしケイトは、自分の墓石を見てショックを受け、逃げ出してしまう。
蘇った人たち②
ジェームズから、ケイトの墓が荒らされ棺の中は空だったこと、そんな墓がいくつかあったと連絡を受け、「彼らを刺激しないように」と指示されたエリーシャ。
アンナ
そんな中、「赤毛のアン」の本から記憶の一部を取りもどしたのは”アンナ”。
アンナは敬虔なカトリック信者らしい。
ヨラーナ警察署
警察署では戻らないジェームズを心配し、ヴィクが応援に駆けつけるが、何故かジェームズは、「地元のガキが墓荒らしをした。オレが処理する」とウソをつき、ヴィクに関与させないようにする。
しかし警察署に戻ったヴィクはそれを同僚警官クリスに報告。
クリスは、「あそこにはジェームズお奥さんも埋葬されてる」とジェームズを気遣う。
ジェームズとケイト
思い出の場所
逃げ出したケイトをジェームズはある場所で見つける。
そこはふたりにとって思い出の場所だった。
「思い出したの、私は病気だった。化学療法に耐えられなくて諦めたけど闘うべきだった。私はどうして戻ったんだろう」と問うが、「わからない。だけどオレがキミを守る」とジェームズ。
蘇ったひとたち③
エリーシャは4人に食事を提供する。
「美味しいよ、お腹が空いてたんだ」とひとりの男。
しかしカルロは突然、「アレクサンドロが死んでしまう」とイタリア語で呟くと、記憶がフラッシュバックしたらしく、診療所から出て行ってしまった。
そこへケイトを連れて戻ったジェームズ。
エリーシャはケイトを診察し、「身体に問題はないけど、詳しい検査をするべきかも」と提案。
ジェームズも、「戻った理由を知りたい」と言うが、ケイトはそれを拒否する。
記憶
改めて4人に質問するジェームズ。
ひとりの青年は、”チャーリー”としか分からないと言い、もうひとりの女性は、出身地は”ヨラーナ”だと言う。
そして記憶を取りもどしつつあるアンナは、「1931年3月21日生まれ」と。
その時ジェームズはカルロがいなくなっていることに気づく。
拘留されたカルロ
勝手に診療所を抜け出たカルロは記憶に支配され、柵を乗り越え、墓場に入ろうとしているところをヴィクに見つかり、「墓荒らしの犯人」として逮捕、拘留されていた。
牢に入れられたカルロは、その状況がキッカケでまた記憶を取りもどし、牢の壁を叩き大声を出すのだった。
ヴィクから連絡を受けたジェームズが警察署に駆けつけると、「墓荒らしの犯人を捕まえた」とヴィク。
ジェームズは、「カルロは犯人じゃない。あとはオレが処理する」と半ば無理矢理納得させてヴィクを帰宅させると、カルロを牢から出し、診療所へと戻る。
カルロ
過去
診療所に戻ったジェームズは、イタリア語がわかるアンナを通訳に、カルロの話を聞く。
弟アレクサンドロは人生に悲観し収容所で自殺した
それを聞いたエリーシャは、「私の患者で同姓同名(アレクサンドロ・ニコ)の患者がいる。だけど90才を超えてる」と言いだす。
そこでジェームズは、「今から兄弟に会うんだ」とカルロを連れてアレクサンドロ宅へ向かうことに。
消えてなくなる!?
しかしその道中、目から血を流しはじめたカルロ。
驚いたジェームズがクルマを停めると、カルロは嘔吐しながらクルマを出ると、突然ジェームズの目の前で粉々になり消えてしまったー。
まるで銃で撃たれて死んだ時のように。
あまりの光景にジェームズは呆然とするが、すぐにカバンを取り出すと、粉々の粒子をカバンに詰め、急いで診療所へ戻る。
ジェームズは、ケイトが消えてしまうのではと不安だったのだ。
口止め
急いで診療所に戻ったジェームズはケイトや他の蘇った人たちに変化がないことに安堵する。
ジェームズはエリーシャにカバンに詰めた粒子を見せ、カルロが灰になったいきさつを話すと、「どういうことだ?ケイトもこうなるのか?医者だろ?診断を下してくれ!」と矢継ぎ早に質問するが、「私にも全くわからない」とエリーシャ。
ジェームズは、「彼ら(ケイトたち)にはこのことは絶対に言うな。秘密にして置こう」とエリーシャに口止めする。
ヴィクが確認したもの
実はヴィク、ジェームズの様子を影から見ていたのだ。
ジェームズが去った後、現場で粉々の灰と弾丸を見つけたヴィクは、何かを察知したのか墓地へ行き、カルロの墓石を確認する。
カルロの墓石には、「1909-1944」とあった。
町を徘徊する男とボウ
一方、ひとりで墓地から町へ移動をはじめた男。
ボウは男を尾行するが、見つかってしまい、胸ぐらを掴まれ、「何の用だ?」と迫られてしまう。
「あんたが土の中の棺から這い出てきたのを見た、他にもいた」とボウ。
しかし男にはそんな記憶はないらしく、「デタラメを言うな。そうか、これは夢か」と言うと、「酒が飲みたい、”ザ・ロイヤル”まで道案内しろ」と言う。
ザ・ロイヤル
ザ・ロイヤルは閉店していたが、男はどうしても店に入りたいと言い、半ば強制的にボウに協力を頼む。
しかし店内に入った男は、記憶の店内と全く違うらしく、「これは何なんだ?夢なら覚めてくれ!」とイラ立つが、棚に飾られてあるナイフを見つけ、「オレのだ。これは夢じゃない、悪夢だ」と。
男の正体!?
男は食べ物を手に入れるため、ボウを使ってスーパーに強盗し、現金等を奪って逃走する。
その途中、ボウは町の銅像を見て叫ぶ!「これはあんただ!」と。
説明には、アイルランド出身でヨラーナ初の市長で、没1812年。
「あんた、150年前に死んでる!」と驚くボウにパトリックも、「オレは死んでるのか?」と驚く。
「死んだことを覚えてる?」とボウに聞かれパトリックは、「いいや。蘇った理由もわからんが、これは償いかも知れない」と言う。
朝になり・・・
「家に帰りたい」と言うケイトに、「しばらくはココにいるべきだろう」とジェームズ。
実はジェームズは、再婚しており、妻は妊娠中だった。
そして昼間にも関わらず、またひとり墓から蘇りはじめるー。
感想
1話を見て案外面白いかも知れないと思ったのでレビューすることにしました。
1シーズン6話、現在3シーズンまで配信されてます。
ドラマ名の「グリッチ(Glitch)」は、故障、問題、不調って意味ですから、何かが狂ってこの事態を招いているんでしょうけど、その原因が超常現象なんて面白くないオチでないことを祈ります(笑)
IMDbは7点台後半なので、ちょっと微妙かと不安にはなってますが、6話なのでね、軽く見たいところです。
何よりも浮気したワケでもない真面目はジェームズに妻ふたりの状況。
カレはどうするのかな?
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