Netflixドラマ「グリッチ」1-1 蘇がえりし者(相関図付)

海外ドラマ
海外ドラマグリッチ

オーストラリア製作のミステリー系ドラマ。
「墓から男女が蘇った」はなしです

 

#1 蘇がえりし者  The Risen あらすじ

オーストラリア、メルボルンの近郊町ヨラーナ。
ある夜少年は、墓地から助けを求める女性の声を聞く。少年が様子を見に行くと、土の中から人間が這いだしていた!
通報を受けた巡査部長ジェームズは、医師のエリーシャと共に墓地に向かい、5人を助けるが、実は這いだしたのは6人。ひとりの男は自分で移動をはじめてしまうー。

 

相関図

まとめ

事の発端

ボウが自転車で墓地の近くを通りかかった時、1台のクルマが墓地から猛スピードで走り去った。
すると墓地から、「助けて、誰か!」と助けを求める声が!
ボウが様子を見に行くと、墓の土の中から次々と人が這い出していた・・・。

ボウはヨラーナ警察に通報、その様子を動画で撮影する。

 

墓地で

ジェームズが見たもの

通報を受け墓地にやって来たジェームズは墓石の前で裸で泥だらけの女性を発見、すぐに応援を呼ぶが、全裸で泥だらけの人間は数名いた。

応援にやって来たのは医者のエリーシャ・マッケラー。
裸で泥だらけに者たちが、次々と助けを求めてクルマに近寄って来た。
ジェームズたちは合計5人(男性2名、女性3名)を救助し、”ヨラーナ地域医療センター”へと搬送するが、それを遠くから見ていた泥だらけの裸の男がもうひとり。

 

蘇った人たち①

ジェームズとエリーシャは救助した5人にシャワーや衣服を与え、落ち着いたところで墓地で何をしていたのかと聞くが、5人は何も話そうとしない。
彼らの中には状況がわかっていないもの、名前がわからないものもいた。
しかし彼らは、少しずつ記憶を取りもどして行く。

ケイト・ウィリス

そんな中、ジェームズはひとりの女性を見て言葉を失う。
ケイト・ウィリスと名乗るその女性は、2年前に病気で亡くなったジェームズの妻だったのだ
ケイトはジェームスが”珈琲のシミ”と呼んでいたアザを見せ、「私たち夫婦でしょ」とジェームズに近づくが、ジェームズはそれを受け入れることができない。

エリーシャはカルテを確認すると、「2013年10月13日に死亡してる」と言うが、「ウソよ、信じられない。私はココにいるじゃない」とそれを認めようとしないケイト。
そこでジェームズは、再びケイトを連れて墓地へ戻るが、ケイトの墓は荒らされていた。
驚くジェームズ。
しかしケイトは、自分の墓石を見てショックを受け、逃げ出してしまう。

蘇った人たち②

ジェームズから、ケイトの墓が荒らされ棺の中は空だったこと、そんな墓がいくつかあったと連絡を受け、「彼らを刺激しないように」と指示されたエリーシャ。

アンナ

そんな中、「赤毛のアン」の本から記憶の一部を取りもどしたのは”アンナ”
アンナは敬虔なカトリック信者らしい。

 

ヨラーナ警察署

警察署では戻らないジェームズを心配し、ヴィクが応援に駆けつけるが、何故かジェームズは、「地元のガキが墓荒らしをした。オレが処理する」とウソをつき、ヴィクに関与させないようにする。

しかし警察署に戻ったヴィクはそれを同僚警官クリスに報告。
クリスは、「あそこにはジェームズお奥さんも埋葬されてる」とジェームズを気遣う。

 

ジェームズとケイト

思い出の場所

逃げ出したケイトをジェームズはある場所で見つける。
そこはふたりにとって思い出の場所だった。
「思い出したの、私は病気だった。化学療法に耐えられなくて諦めたけど闘うべきだった。私はどうして戻ったんだろう」と問うが、「わからない。だけどオレがキミを守る」とジェームズ。

 

蘇ったひとたち③

エリーシャは4人に食事を提供する。
「美味しいよ、お腹が空いてたんだ」とひとりの男。
しかしカルロは突然、「アレクサンドロが死んでしまう」とイタリア語で呟くと、記憶がフラッシュバックしたらしく、診療所から出て行ってしまった。

そこへケイトを連れて戻ったジェームズ。
エリーシャはケイトを診察し、「身体に問題はないけど、詳しい検査をするべきかも」と提案。
ジェームズも、「戻った理由を知りたい」と言うが、ケイトはそれを拒否する。

記憶

改めて4人に質問するジェームズ。
ひとりの青年は、”チャーリー”としか分からないと言い、もうひとりの女性は、出身地は”ヨラーナ”だと言う。
そして記憶を取りもどしつつあるアンナは、「1931年3月21日生まれ」と。
その時ジェームズはカルロがいなくなっていることに気づく。

 

拘留されたカルロ

勝手に診療所を抜け出たカルロは記憶に支配され、柵を乗り越え、墓場に入ろうとしているところをヴィクに見つかり、「墓荒らしの犯人」として逮捕、拘留されていた。
牢に入れられたカルロは、その状況がキッカケでまた記憶を取りもどし、牢の壁を叩き大声を出すのだった。

ヴィクから連絡を受けたジェームズが警察署に駆けつけると、「墓荒らしの犯人を捕まえた」とヴィク。
ジェームズは、「カルロは犯人じゃない。あとはオレが処理する」と半ば無理矢理納得させてヴィクを帰宅させると、カルロを牢から出し、診療所へと戻る。

 

カルロ

過去

診療所に戻ったジェームズは、イタリア語がわかるアンナを通訳に、カルロの話を聞く。

シチリア出身のカルロは弟のアレクサンドロと共に出稼ぎに来たが、第二次世界大戦が勃発、ヨラーナにあったイタリア人収容所に捕虜として収容された。
弟アレクサンドロは人生に悲観し収容所で自殺した

それを聞いたエリーシャは、「私の患者で同姓同名(アレクサンドロ・ニコ)の患者がいる。だけど90才を超えてる」と言いだす。
そこでジェームズは、「今から兄弟に会うんだ」とカルロを連れてアレクサンドロ宅へ向かうことに。

消えてなくなる!?

しかしその道中、目から血を流しはじめたカルロ。

驚いたジェームズがクルマを停めると、カルロは嘔吐しながらクルマを出ると、突然ジェームズの目の前で粉々になり消えてしまったー。
まるで銃で撃たれて死んだ時のように。

あまりの光景にジェームズは呆然とするが、すぐにカバンを取り出すと、粉々の粒子をカバンに詰め、急いで診療所へ戻る。
ジェームズは、ケイトが消えてしまうのではと不安だったのだ。

口止め

急いで診療所に戻ったジェームズはケイトや他の蘇った人たちに変化がないことに安堵する。

ジェームズはエリーシャにカバンに詰めた粒子を見せ、カルロが灰になったいきさつを話すと、「どういうことだ?ケイトもこうなるのか?医者だろ?診断を下してくれ!」と矢継ぎ早に質問するが、「私にも全くわからない」とエリーシャ。
ジェームズは、「彼ら(ケイトたち)にはこのことは絶対に言うな。秘密にして置こう」とエリーシャに口止めする。

 

ヴィクが確認したもの

実はヴィク、ジェームズの様子を影から見ていたのだ。
ジェームズが去った後、現場で粉々の灰と弾丸を見つけたヴィクは、何かを察知したのか墓地へ行き、カルロの墓石を確認する。
カルロの墓石には、「1909-1944」とあった。

 

町を徘徊する男とボウ

一方、ひとりで墓地から町へ移動をはじめた男。
ボウは男を尾行するが、見つかってしまい、胸ぐらを掴まれ、「何の用だ?」と迫られてしまう。
「あんたが土の中の棺から這い出てきたのを見た、他にもいた」とボウ。
しかし男にはそんな記憶はないらしく、「デタラメを言うな。そうか、これは夢か」と言うと、「酒が飲みたい、”ザ・ロイヤル”まで道案内しろ」と言う。

ザ・ロイヤル

ザ・ロイヤルは閉店していたが、男はどうしても店に入りたいと言い、半ば強制的にボウに協力を頼む。
しかし店内に入った男は、記憶の店内と全く違うらしく、「これは何なんだ?夢なら覚めてくれ!」とイラ立つが、棚に飾られてあるナイフを見つけ、「オレのだ。これは夢じゃない、悪夢だ」と。

男の正体!?

男は食べ物を手に入れるため、ボウを使ってスーパーに強盗し、現金等を奪って逃走する。
その途中、ボウは町の銅像を見て叫ぶ!「これはあんただ!」と。

銅像は、”パトリック・フィッツジェラルド”。
説明には、アイルランド出身でヨラーナ初の市長で、没1812年。

「あんた、150年前に死んでる!」と驚くボウにパトリックも、「オレは死んでるのか?」と驚く。

「死んだことを覚えてる?」とボウに聞かれパトリックは、「いいや。蘇った理由もわからんが、これは償いかも知れない」と言う。

 

朝になり・・・

「家に帰りたい」と言うケイトに、「しばらくはココにいるべきだろう」とジェームズ。
実はジェームズは、再婚しており、妻は妊娠中だった。

そして昼間にも関わらず、またひとり墓から蘇りはじめるー。

 

感想

1話を見て案外面白いかも知れないと思ったのでレビューすることにしました。
1シーズン6話、現在3シーズンまで配信されてます。

ドラマ名の「グリッチ(Glitch)」は、故障、問題、不調って意味ですから、何かが狂ってこの事態を招いているんでしょうけど、その原因が超常現象なんて面白くないオチでないことを祈ります(笑)

IMDbは7点台後半なので、ちょっと微妙かと不安にはなってますが、6話なのでね、軽く見たいところです。

何よりも浮気したワケでもない真面目はジェームズに妻ふたりの状況。
カレはどうするのかな?

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