MR.ROBOT/ミスター・ロボット 3 #10(最終話)

海外ドラマ
海外ドラマMR.ROBOT/ミスター・ロボット

シーズン3の最終話。
ドミニクが追い込まれ、アンジェラの大きな秘密がわかる

 

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主なキャスト

会社名 キャスト名 ■死亡
  エリオット・オルダーソン セキュリティ・エンジニア
天才ハッカーでもあり社会に不満を抱いている
亡くなった父ミスター・ロボットが幻覚で見え、会話し、コントロールされている
FBI捜査官 ■サンティアゴ ドミニクの上司
  ドミニク・ディピエッロ f・ソサエティ関与のサイバーテロ事件担当
Evil(悪魔)コープ
(世界最大のコングロマリット
フィリップ・プライス

CEO(最高経営責任者)

  アンジェラ・モス

元オールセーフ社社員
現Eコープ危機管理部門マネージャー

ダーク・アーミー   中国系ハッカー集団
首謀者はホワイトローズ
  ホワイトローズ
(チャン国家安全部長)
ダークアーミーの首謀者
  ■グラント チャンの側近
  ■シスコ ダークアーミーの一員
ダーリーンの恋人
  アーヴィング ダークアーミーとエリオットらを結ぶ役目をしている謎の人物
f・ソサエティ ダーリーン エリオットの妹
ダークアーミーとコンタクトを取れる
  ■モブリー
■トレントン
■ロメロ

シーズン3#7で全員死亡

専門用語

シードデータ アプリケーションの挙動を確認する時に使うテストデータ
アルゴリズム 問題を解決するための手順や計算方法

#10 シャットダウン shutdown -r あらすじ

ホワイトローズから、エリオットを始末する許可をもらったグラントは行動を開始する。
エリオットは、連絡が取れなくなったダーリーンを捜すため、ミスター・ロボットの協力を得ることを決断する。
一方ドミニクは、上司のサンティアゴの不審な動きを目撃し、生き地獄へ落とされることに。

 

まとめ

動き出したグラント

ホワイトローズの許可を得たグラントは、エリオットを殺害するため、部下と共にエリオット宅に押し入るが、エリオットは不在。
グラントは部下に、「居場所を突き止めろ」と指示する。

 

エリオット

実は隣の部屋(シエラの部屋)に避難していたエリオットは、ギリギリで難を逃れた。
しかしダーリーンから連絡がない。
(FBIもダークアーミーの手先なら、ダーリーンが危ないかも知れない)と気づいたエリオットは、ダークアーミーの工作員を捜すためダークアーミーの管理インターフェースに入るがマンハッタンには山ほど工作員がいて、そこからダーリーンを捜すことは不可能とわかる。
何か方法がないかと必死で考えるが名案が浮かばないエリオットは、ミスター・ロボットの協力を得る決断をする。

ミスター・ロボットを呼び出す

コニーアイランドの観覧車でミスター・ロボットを呼び出したエリオット。

情報が欲しいと頼むエリオットに、「好き勝手に呼び出し、利用したらまた戻すのか?オレに協力しないから、こうなるんだ。会話すら拒んだだろ」と責めるミスター・ロボット。
「違う、本当は会いたかった。話してなかったのは、自制してたんだ。怖かったんだ。オレの中のあんたが」とエリオットは本心を話す。

ミスター・ロボットは、71ヶ所のEコープ施設爆破を知らなかったと言う。
「知っていたら実行したか?」と聞くエリオットに、「別の方法を考えた」とミスター・ロボット。
その言葉に、「あんたがオレの一部のように、オレもあんたの一部か」とエリオットは言う。
「鏡のメッセージ【FBIの手先】の意味を教えてくれ。ダーリーンを捜す手がかりがいるんだ」と言うエリオットにミスター・ロボットは、「FBIの内部にスパイがいる」と言う。

手がかりを捜す

FBIのスパイ、サンティアゴの家へ侵入したふたりは、ダーリーンに繋がる手がかりを捜す。
ミスター・ロボットは、「オレたちが捕まらないのはサンティアゴのおかげだ」と言う。
そこへやって来たアーヴィングは、「大人しくついて来い」とエリオットをある場所へと連れて行く。

 

サンティアゴ捜査官

立ちはだかるドミニク

突然、取調室へやって来たサンティアゴはダーリーンの両手を結紮バンドで拘束し、クルマに乗せるが、仕事の引継ぎが同僚のキャズに伝わっていなかったことを不審に思ったドミニクに見つかる。
「彼女を何処へ連れて行くつもり?」と聞かれ、「支局長の命令で彼女を留置場へ連れて行く」と答えたサンティアゴ。
しかし不信感一杯のドミニクは、「いい加減に理由を話して!」と迫る。
「話せない。キミは知る権利がない」サンティアゴはそう言うと、ドミニクに殴りかかり、気を失わせた。

正体

意識を取りもどしたドミニクはクルマの後部座席にいた。
両手は拘束されている。
ドミニクは、「最低のクズね。中国でも襲撃を知りながら部屋で隠れ、シスコも捕らえる前に殺させ、タイレルを釈放するために、トレントンとモーブリーにすべての罪を着せた。ずっとあなたが捜査を攪乱してたのね」と確信を突く。

「ボクの立場ならわかるさ」と言うサンティアゴに、「私は信念を曲げたり、裏切ったりしない!」とドミニク。
それでもサンティアゴは、「私はやらなければならなかった役割をしたまで。それにその女(ダーリーン)が生きてるのは情報源になったことを私が連中に伏せたからだ。私は悪人じゃない。どれだけ苦しめられたと思ってる?脅されてるんだ。キミもすぐそれを知ることになる」と言う。

森の中の家(タイレルが潜伏していた家)

再会

アーヴィングは森の中の家へふたりを連れて来た。
小屋に入るよう促されたエリオット(ミスター・ロボット)。
中には、鬼マスク、レオン、サンティアゴ、そして拘束されたダーリーンとドミニクがいた。

サンティアゴはアーヴィングを見るなり、「ヘマをしたが挽回できる。FBIの処理も頼む。私もキミの尻拭いをした。今度は私のをやってくれ」と要求する。
それは、ドミニクの処理のことだった。

アーヴィング

「お嬢ちゃん来てくれ」
アーヴィングはドミニクを呼び、サンティアゴと一緒に小屋を出る。

斧のある場所までドミニクを連れて行ったアーヴィング。
サンティアゴは、(ドミニクが殺される)と思い、「待ってくれ!寝返れば彼女は役に立つ。有能だ。彼女は協力する」と必死に擁護するが、斧を振りかぶったアーヴィングは・・・・
サンティアゴの心臓めがけて斧を振り下ろした。

サンティアゴの血しぶきを浴び、呆然とするドミニクに向かい、「心配ない。この役立たずは引退だ。キミにはこれからも今までどおりFBIで働いてもらう。要求に従って情報を提供しろ、いいな」とアーヴィング。
しかしドミニクは、「ふざけないで!協力はしない。今、私を殺さないなら解放した時点であなたを逮捕する」と毅然とした態度を見せる。

するとアーヴィングは、ドミニクの甥っ子や母親、兄弟の情報を持ち出し、彼らに危険が及ぶと言うことを思い知らせながら、何度も何度もサンティアゴに斧を振り下ろし続ける。
ズタズタになっていくサンティアゴを見せつつ、「この取り決めに対して理解したか?」と迫るアーヴィングに、ドミニクは、「分かった。やるわ」と言うしかない。
「いずれ受け入れられるさ。小屋に戻り、コイツ(サンティアゴ)の件の指示を待て」
アーヴィングはそう言ったあと、更に斧をサンティアゴに振り下ろし続けたー。

逃げるのか、逃げないのか

小屋に取り残されたのは、エリオット(ミスター・ロボット)、ダーリーン、レオン、鬼マスク。

ミスター・ロボットはエリオットに、「相手はふたりだ。どうする?交渉できる状況じゃないぞ」と言うが、「逃げる気はない。カメラでホワイトローズは俺たちを見てる」とエリオット。
重要人物の到着

小屋に戻ってきたドミニクを見て、「入門式を終えたようだな」とレオン。

そこへやって来たのはグラント。
アーヴィングは、「指示どおり対処しておいた。事情があってFBIのスパイは殺したが、代役を用意してる。彼女は小屋にいる。それじゃ休暇をもらう約束だから行く」と言って去ろうとするが、「そうはいかない。やるべき仕事がある」とグラント。

アーヴィングはグラントの頬に手を置くと、「今もあの人の気まぐれは相変わらずか?キミはずっと前のオレと同じさ。もう務めは果たした。彼女は許すさ。楽しかったよ」と言い捨て去る。

グラントとエリオット

グラントは小屋に入り、「第三段階について話しを聞こう」とエリオットに言うが、「そんなのないこと、知ってるだろ。話しはふたりを解放してからだ」とエリオット。
しかしグラントは、「それでは本当を話さない」と言う。
エリオットは、「そっちをハッキングし、全システムを掌握した。妹に手を出せば、すべてを暴露する。賄賂、脅迫、恐喝、スパイ行為。ダークアーミーが犯してきたすべての違法行為を公にする」と言うが、「我々は暴露では死なない。あなたの望みは、5/9攻撃が帳消しになることでしょう。そんなこと我々にはどうでもいい」と怯まないグラントは合図を送ると、鬼マスクがダーリーンをひざまずかせた。
その時レオンはケータイのメッセージを見た後、ダーリーンの頭に銃を突きつける。

「止めろ!ワシントン・タウンシップでやってる計画をコンゴに移転する方法がある!あんたたちが時間をムダにしてる間に、オレが解決方法を見つけた。それを教える。聞いてるか?ホワイトローズ。あんたの望みを叶えられるんだ。もう邪魔はしない!」と叫ぶエリオット。

「随分自信があるようだが、あんたは一匹狼だ。ハッカー軍勢より優れていると言うのか?」と言うグラントに、「事実だ。オレは1日で追い抜いた。そっちの数ヶ月分をな!」とエリオット。
しかしグラントは、「残念だ、オルダーソン、キミは過去の人になる」と銃を向け、引き金を引こうとした時・・・レオンが鬼マスク4人を早業で銃殺。グラントに銃を向ける。

その時、グラントのケータイに着信が。
「出ろ」とレオン。

「あなたは嫉妬で、ずっとオルダーソンの価値を見誤ってた。だからあなたは計画を最後まで見届けられない」とホワイトローズ。
「カレを信じるんですか?ウソをついてる」と言うグラントに、ホワイトローズは、「私たちは終わりよ。愛してる」と言う。
グラントは、中国語を呟くと自らの頭を撃ち抜き、自殺する。

取引

「取引したろ?務めを果たせ」
レオンはパソコンを用意し、エリオットの前に置く。
エリオットは、イラン人への人道援助の荷物は出港可能であるところに目をつけ、出荷する手筈を取った。
レオンが去ったあとエリオットは、「次は帳消しにする」と言う。

5/9を帳消しにするために

それは、5/9攻撃を帳消しにすること。
ドミニクは、「あんたのためじゃない」とエリオットに言いながらも、FBIのクルマに搭載されている端末でセンティネルにアクセスする。

エリオットはセンティネルに保存されている、FBIが解読できなかったロメロのファイルを解読し、ファイルは開くが、そこには帳消しにできるEコープのデータは存在しなかった。
「暗号化キーを出力したのは別の人間だ」とエリオット。

ドミニクはダーリーンに向かい、「あなたは酷い人よ。残りの人生のすべてを苦しんで過ごすべき。おかげで私はすべてを失った。私に人生はメチャクチャよ。苦しんで、死ぬまで」と言い放った。

エリオットとミスター・ロボットの協力

エリオットはもう一度ミスター・ロボットを呼び出す。
キーを出力したのはミスター・ロボットではないかと問うエリオットに、「今、帳消しにすればすべてが無になる。多くの犠牲者も。もう少しガマンするんだ」とミスター・ロボット。
しかしエリオットは、「ダメだ。もう背負いきれない。頂点に立つ一握りの人間がすべてを操り神様ごっこをしてる。そいつらを全員倒す」と決断する。
そんなエリオットにミスター・ロボットは、「この先、何があっても拒絶するな、チームでいよう。頼む」と言う。

ミスター・ロボットは、「キー出力をしたのは、お前ならそうすると思ったからだ。お前の一部もオレの中にいる。ハッキングの夜、ゲーセンでキーを出力し、仮想マシンに移し、CDに焼いた。シードデータアルゴリズムを画像に埋め込んである。見ればどの画像か分かる。それが揃えば暗号化に使ったキーを再生できる。それで5/9攻撃は帳消しにできる」と言う。

帰宅したエリオットはCD-ROMを起動させ、1枚の写真を選ぶ。

そこには解読キーが埋め込まれていた。
エリオットはEコープ復旧チーム宛に解読キーを書いたメールを送信する。
躊躇しながら・・・

 

アンジェラ

連れて来られた場所は?

大きな屋敷で朝を迎えたアンジェラに、「良く眠れましたか?」と男が声をかける。
しかしアンジェラはそれには答えず、「彼女に会わせて。重要な情報がある」と言うが、「何の話しか分からない。ここはプライス氏の邸宅です」と言われてしまう。
ダークアーミーに保護されたのではなかったのだ。

プライスの独白

「今すぐ帰りたい。あなたの家だと知ってたら来てない。彼女のところへ行きたい。計画がある」と言うアンジェラに、「心配だったんだ。キミの状況を知って見過ごせなかった」とプライス。

プライスは、アンジェラがホワイトローズにとって脅威だったと言い、例の条項を撤回させるためには、キミを殺してでも調査を止めさせようとしていたと言う。

関連エピソードはココ

【条例とは】
ワシントン・タウンシップの工場の調査は、第三者による調査を行う”と言う条例の撤回。

「あなたに気に掛けてもらう理由がわからない」とアンジェラ。
するとプライスは、アンジェラの母エミリーは元恋人で長年付き合っていた最愛の女性だったと言い出す。
「心から彼女を愛していたが、彼女をかなり苦しめた。程なくしてエミリーは妊娠したが、”怪物には育てさせない”と言って去った。その後彼女は、キミを娘として受け入れてくれる男と結婚した。言うつもりはなかったが、キミがホワイトローズに洗脳されていると知った。彼女の”計画”は、病的な妄想なんだ。そして彼女は、そのバカげた空想を実現させようと、大勢を殺した」とー。
「そんなの信じない。ウソよ」と言うアンジェラに、プライスは、「私が父親だ」と断言する。

「あの爆破で大勢の人たちが死んだ。私のせいよ。彼女に利用された。大きな目的があったって信じたいの!」と涙ながらに訴えるアンジェラに、「残念だが、すべては私への当てつけだ。動機はつまらないことだ」とプライス。
「ウソよ、終わってない。ママを帰してくれるって。また会えるって言ってた」と号泣するアンジェラ。

立ち去ろうとするプライスに、「彼女に報いを受けさせて」とアンジェラ。
プライスは、「今、キミにできるのは、騙されたことを認めることだ。責任を背負って生きるんだ」と言う。

感想

何度か挫折しかけながらもここまでたどり着いた(笑)
シーズン3は、中盤以降は、面白かった。

5/9攻撃を帳消しに出来るEコープの全データと、解読キーを持っていたのは、ロメロではなくエリオットだったワケです。
それ、忘れる~?

ダーリーンがドミニクのIDを盗もうとしなければ、サンティアゴは殺されなくても済んだかも。
そして、ドミニクの人生がムチャクチャになることはなかったかも。
そう思うと、人格が解離してるとは言え、エリオット・オルダーソンは罪深い。

そもそもシーズン1から、なぜプライスは、それほどまでにアンジェラを気に掛けるんだろうか?とは思ってましたが、まさかの娘だったとは。
ベタな設定ではあるけれど、プライスがアンジェラを特別扱いして来た理由は【娘だから】で納得できました。
オールセーフでそれほど仕事ができるイメージがなかったアンジェラの異例のEコープでの昇進ぷりはすべてこれが理由だったんですね~。
そしてプライスが言うには、ほんとうに悪はホワイトローズと言うことらしいです。

ラストのラスト。
めんどくさいヤツがエリオットのアパートへやって来ました。
この男、ベラやんね?

そうでなくても面倒な状況なんやし、エリオットの関わらんでくれ~

シーズン4がファイナルシーズンになります。
楽しみに最後まで見るつもりです

 

 

 

コメント

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