ブレイキング・バッド4 #10 復讐の杯(相関図あり)

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海外ドラマブレイキング・バッド

もう面白くて止まらなくなって来た~!
今回は、IMDb 9.6のエピソードです

 

#10 復讐の杯 Salud あらすじ

ジェシーを疑ったことを後悔するウォルター。
一方ジェシーは、ガス、マイクと共に、メキシコの麻薬カルテルと接触することに。
スカイラーは、自分の身を守るためにある作戦に出るが・・・

 

相関図

まとめ

ウォルター

ジェシーを疑った結果、殴り合いになり、ジェシーから三行半を突きつけられたウォルターは、ベッドから起き上がる気力もなく、ラボの仕事も休み、引きこもっていた。本当は息子ジュニアの16才の誕生日で、家族で食事をし、ジュニアにクルマをプレゼントするハズだったのに。

後悔

連絡がつかない父を心配し、ジュニアがウォルターの様子を見にやってきた。
ジュニアはウォルターのケガを見て、母親に連絡しようとするが、ウォルターは、「母さんには連絡しないでくれ。実はまたギャンブルをした。2人だけの秘密にしてくれないか」と頼むと、「私が間違っていた。私のせいだ。私が招いた。すまない」と言いながら涙を流す。

そんな父を必死で慰め、「休もう」とベッドルームへと連れて行くジュニア。

父と息子

朝、目覚めたウォルターは、ベッドサイドに壊れたハズのメガネが修理されて置いてあるのに気づく。
ジュニアがやったのだ。
ジュニアはリビングのソファーで眠っていた。
そしてジュニアは父との約束を守り、スカイラーにはルイスの家に泊まると説明したと言う。
そんな息子に、「昨日は悪かった。お前の誕生日なのにあんな情けない姿を見せて悪かった。昨夜の私を私だと思わないでくれ」とウォルター。
しかしジュニアは、「情けなくなんかないよ。父さんの素顔が見れた」と言う。

息子を見送ったウォルター。
その直後、タイラスのクルマが横付けし、「仕事はどうした?」と休んだことを咎められる。

 

スカイラー

ソウルに呼ばれたテッド・ベネキー

ソウルはテッドを呼び出すと、「ルクセンブルクに住んでいた大叔母ビルギット氏が亡くなった。彼女は財産を残しており、その第一相続人があなただ」と言う。

テッドは聞いたこともない大叔母から、62万1552ドル32セントを受け取る幸運を手にする。
もちろん、ビルギットは架空の人物。スカイラーがお金を出し、この筋書きを考えたのだ。

テッドと言う男

ソウルはスカイラーを訪ねると、「気が進まなかったが、キミの言うとおりに話をして、テッドに金を渡した。だが私はカレを信用できなくてね。口座を調べたら、ウチの事務所を出て3時間後、ベンツを買ってる。これで国税庁に6300万ドルは払われない」と言う。

何がなんでも

何が何でも国税庁に追徴税と罰金を支払ってもらわないと困るスカイラーはテッドの会社を訪ねるが、「思わぬ大金が転がり込んだんだ。まずは事業を再開する」と言い出すテッド。
スカイラーは、会社再開の前に、国税庁の問題を解決するべきだと言うが、「これはボクの問題だ。干渉し指示しないでくれ。帰ってくれ」と怒り出すテッド。
覚悟を決めたスカイラーは、60万ドルものお金を出したのは自分だと名乗る。

 

メキシコへ

ジェシーはガス、マイクとセスナ機でメキシコへと向かう。
飛行機の中で、不安な様子のジェシーに、「お前ならできる」とガス。
メキシコについたジェシーたちは、目隠しで移動させられ、ラボらしき場所へと連れて行かれる。

カルテルの化学者フェンテス

ドン・エラディオの手下ガフは、まずはメスを作ってくれと言うが、カルテルの化学者フェンテスは、「カレが化学者だって?冗談じゃない」とあからさまにジェシーを見下す。

ジェシーは覚悟を決め、ラボをチェックすると、「フェニール酢酸がない」と指摘するが、フェンテスは、「フェニール酢酸は合成してる。大学生でもできる化学だ。そんなこともできない素人を連れて来たのか?ふざけてる。私は認めない」と言い出す。
だがジェシーは一歩も引かず、「作り方を知りたければオレのやり方に従え。フェニール酢酸を合成している間に、ブツが触れるタンクや機材を今すぐ磨け!清潔に保つんだ」と指示するが、「えらそうに、何様だ」とフェンテス。ジェシーは、「ブツを作るためにお前のボスに呼ばれた。あんたがこのラボの管理者か?クビになりたくなきゃオレに従え!」と言う。フェンテスは、ジェシーに従うしかなかった。

ガスはジェシーの姿に満足そうな様子を見せる。

ブルーメス精製

大勢が見ている前でジェシーは、ビデオカメラで撮られながら、ひとりでブルーメス精製をする。

フェンテスはジェシーが作ったブルーメスを機械で確認、ジェシーは見事純度96.2%のブルーメスを作り上げた。
ガフはジェシーの肩を叩くと、「最初の一歩だな。お前はカルテル一員だ」と言う。

麻薬王ドン・エラディオ

プールサイドでドン・エラディオがやってくるのをただ、ただ待っているだけのガス、マイク、ジェシー。
この状況に、「永遠に待つのかよ?」とジェシー。マイクは、「言えることは、全員で帰れるか、ここで死ぬかだ」と言う。

ドン・エラディオが大勢の部下を連れてやって来た。
ガスをハグし、「うれしいよ、ようやく目が覚めたんだな」とエラディオ。
ガスはジェシーをコックだと紹介し、ジェシーには、「お前の新しい雇い主だ」と言う。

「スペイン語が話せないのか」と言うエラディオに化学者フェンテスは、「それに化学者じゃない」とイチャモンをつけるが、エラディオは、「良いブツを作るならそれでいい。大学の学位を持ってる連中よりもな。あとはスペイン語を学べ」と言う。

エラディオはガスが持参した土産を見つけると、「気が利くじゃないか」とご機嫌に開封、それが最高級テキーラだとわかると、「これで乾杯しよう」と言い出す。
もちろん、エラディオはガスを信用していない毒入りの可能性も十分想定しており、ガスが飲み干すのを確認したあと、乾杯し、パーティーが始まる。

ジェシーは、ガスが、「コック(ジェシー)はアルコール依存症。仕事に影響するので飲ますな」とエラディオに助言したため、テキーラを飲まなかった。
積年の恨み

エラディオは、ただ座っているだけでパーティーを楽しんでいないガスに、「オレは怒ってない。お前を攻撃したが仕方がなかった。お前が20年前のことを忘れたからだ。仕事には私情を挟むな、いい加減に理解しろ、これがビジネスだ」と言う。
エラディオは、トイレを借りたいと言うガスに監視をつける念の入れようだが、ガスはトイレに入るなり、口に手を入れ、嘔吐する。

その頃プールサイドでは、バタバタと部下が倒れはじめ、エラディオもふらつきはじめる。

異変に気づいたガフがエラディオに近づこうとした時、後ろから近づき、ガフの首を締めたマイク。

エラディオはガスに、「貴様・・・」と言ったまま、プールに落ちて死ぬ。
マイクはエラディオのネックレスを回収すると、「銃を取れ!」とジェシーに指示。

ガスはふらつきながらも必死で立ち続け、「エラディオと側近はみんな死んだ。戦えるヤツは残ってない。カネをポケットに入れて逃げるか、私と戦い死ぬかだ!」と宣戦布告すると、崩れ落ちる。
マイクはガスを支え、「行くぞ!」とジェシーに指示を出す。

ジェシーもガスを支え、屋敷からの脱出を図るが、マイクが銃撃されてしまう。
ジェシーは必死に撃ち返し、相手を仕留めると、マイクとガスを乗せ、逃亡をはじめる・・・

 

感想

私は原題にこだわるタイプです。
今回の原題「Salud(サルー)」はスペイン語で乾杯の意味です。
まさしくプールサイドでドン・エラディオがご機嫌に、「サルー」言うてましたね!

ウォルターは、ガスのやり方がキライな上、コントロールされるのがイヤで仕方ない。その上、狂気を孕んでるガスが読みきれず、殺される前に殺そう!と考え、リシン毒殺を画策、ジェシーに実行させようとしているワケだけど、今回のガス vs メキシコの麻薬カルテルとの攻防戦を見て、ウォルターがガスに勝てるわけがないと確信したわ。まずもって、覚悟が違う。
ガスは自分の命を賭けても今のドラッグ産業を守ろうとしてるけど、ウォルターは化学者。守りたいものだらけで、命を賭けることさえできないからね。

あと、ジェシーは、ここぞ!って腹をくくった時は良い働きをする男だよね。
今回、ガスとマイクは、ジェシーにたくさん助けられたと思う。
無事に麻薬カルテルから逃げ切れれば良いけど・・・。
先が気になる

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