TWD ダリル・ディクソン 2 キャロルの書 # 3 見えぬもの(相関図)

TWD ダリル・ディクソン
TWD ダリル・ディクソン海外ドラマウォーキング・デッド

世界が崩壊する直前のジュネの話しがわかります。

# 3 見えぬもの L’lnvisible あらすじ

”生者の力”の司令部に入れられたキャロルは、ダリルを捜しながら、司令部の実態を知っていく。
ネストでは、儀式が始まろうとしていた。真実を知ったシルヴィアはローランを守る決意をする。

相関図

まとめ

マダム・ジュネの過去(世界が崩壊する前の話)

ルーブル美術館用務員だったマリオン・ジュネは、今日も学芸員からひどい扱いを受ける。あまりの待遇の悪さに、フランス全土のストライキに参加を決めた同僚たち。そんな時、政府からの緊急アラームを全員が受信する。

ジュネたちはルーブル美術館から出られなくなってしまった。
ジュネを心配した夫が美術館へとやって来たが、通用口はすべて封鎖され、入ることができない。ジュネは、ピラミッドエントランスを守備する警官に、夫を美術館内に入れて欲しいと頼むが、警官は許さず、夫は建物の中に入ることができなかった。既にパリの街はウォーカーがうろつき、パニックが起き始めていた。
そしてジュネの夫は目の前でウォーカーに襲われ死んでしまう。その恐ろしい光景をガラス越しに見るだけでなすすべもなかったジュネ。その後1週間、美術館に閉じ込められたままだったと言う

 

”生者の力(プヴァ)”司令部

ジュネに会ったキャロル

キャロルが、壁にかかる”モナリザ”を見つめていると、「新顔ね?」とジュネが話しかけて来た。
キャロルは、「13年前にパリに観光に来てずっと帰れない」と説明するが、ジュネは、「この”モナリザ”は本物よ。私がルーブル美術館の壁から外した。政府は美術品を守るために市民をルーブルに入れなかった」と言う。

その時、ひとりの男が、「こんなもん食えるか!」と怒鳴り、食事を床に落としてしまう。給仕係の女性は、新しい皿を用意しようとするが、ジュネは、「食糧は貴重よ、落ちたものを食べなさい」と迫る。男は躊躇したものの、結局床の食事を食べた。
ジュネは、「イジメは見過ごせないの、我らの司令部へようこそ」とキャロルに握手する。

司令部で見たもの

司令部では志願者に仕事が与えられる仕組みで、キャロルはキッチン、レミーは馬小屋が割り当てられた。
敷地内で訓練中の兵士を見たレミーは、「希望連合を襲撃する準備だ」と言う。
ふたりは両手を拘束され連行される人たちを見て、塀の隙間からチェックすることに。

レミーは、兵士が連行した者たちを銃殺、博士が遺体に薬液を注射するのを見て、「実験してるって噂があった。ジュネは強いウォーカーを作ろうとしてるんだ」と。
すると遺体がうめき声をあげて苦しみ出し、黒目に血管が怒張したウォーカーへと変貌、兵士に襲いかかるが、すぐさま頭を撃ち抜かれ始末された

そこは通称アトリエ”と呼ばれる実験場だった
志願者のドミトリー

キャロルは配給係の手伝いを買って出て、志願者のドミトリーに侵入すると、シチューを配りながら、「アメリカ人を見なかったか?」「ディクソンを知らないか」と聞いてまわる。

その時、「ダリル・ディクソンか?」と声が。
そこに居たのは拷問され傷めつけられたコドロンだった。
「ダリルを知ってるの?」と問うキャロルに、「あぁ捕まえたが逃がした。その報いがコレだ」と切断された指を見せるコドロン。
コドロンはダリルがどこにいるのかと聞くキャロルに、「言うと思うのか?」と言うが、「これは偶然じゃなく必然のめぐり合わせ、カレは私の弟、唯一の家族なの、力を貸して欲しい」と何度も頼みこむキャロル。
コドロンは、「ノルマンディーの海岸に要塞の島がある。急げ、先にジュネに見つければディクソンは殺される」と教えた。

裏切り

キャロルから話しを聞き、「モン・サン・ミッシェルに違いない。ここからクルマで数時間かかる場所だ」とレミー。キャロルは、一緒に行こうと言うが、レミーは夫を置いていけないと言うので、キャロルはひとりでモン・サン・ミッシェルに向かう決断をする。
夜、キャロルはトラックを奪おうとするが、カギがなかった。
そこでキャロルは馬を盗み、司令部から逃走しようとするが、待ち構えていた兵士に捕らえられてしまう。

レミーがキャロルをジュネに売ったのだ。
ジュネから、「何が目的か白状しなさい。でないとあなたをアトリエの被験者にする」と言われたキャロルは、
「あれは何の実験なのか」と聞く。
ジュネは、「飢えし者を命令に従う戦士に作り変えてる。平和な世界を取り戻すためにやっている」と言うと、「なせディクソンを捜しているのか」と問う。「カレを殺すため」と答えるキャロル。
ジュネは、「ディクソンはカルト集団と手を組んでいる。でもあなたのおかげでカルト集団の本拠地がわかった。明朝部隊を派遣する。カレを殺したいなら連れて行ってあげる」と言う。

 

ネスト(モン・サン・ミッシェル)

ネストでは、儀式の準備が着々と進められていたー。

シルヴィア
誘拐を装いローランをネスト内に軟禁、”儀式”を行おうとするロサンたちの動きを知ったシルヴィアは、部屋に閉じ込められていた。

シルヴィアは、(ローランを守る勇気を私に与えてください)と神に祈ると、朝食を持って来た兵士を襲い部屋から脱出すると、ローランを助けようと名前を呼び、「この人たちはローランを殺す気よ!」と騒ぎ立てるが、「わかってくれ、これが最善作なんだ」とロサン。
だがシルヴィアは、自分を捕らえようとする兵士から逃げようとして暴れ、階下に落下、死んでしまう。

儀式

ロサンはローランに、”薬草と蜂蜜入りの飲み物”を飲ませると、巡礼者たちの前に立ち、「時は来た。私たちは”飢えし者”に噛まれることを恐れぬ未来があることを証明する。皆の疑い払い除け、希望を抱く時。我々の神聖な力を讃えよう」と言うとローランを導く。

そして、「我々は人間、飢えし者に姿は変わっても愛の記憶を持ち続けている」とウォーカーと化したシルヴィアを連れ出す。おののく巡礼者たち。

ウォーカーとなったシルヴィアがローランに近づき、噛みつこうとした時、弓矢で射られてしまう。
ダリルだった。

引潮になり徒歩でモン・サン・ミッシェルにたどり着いた3人は、岩場を登って構内に入った時、既に儀式が始まっていたのだ
モン・サン・ミッシェルからの脱出

ロサンの命令で兵士がダリルを追う中、ローランを保護したイザベルとファロウはダリルと合流。
ダリルはファロウとイザベルに、「来た道を逃げろ」と言うとローランに、「お前の力だ必要だ。森の中の洞窟へふたりを連れて行け、覚えてるか?」と言う。「大きな岩の側だね?」とローラン。

ダリルは、「そこだ。1日くれ、オレが来なければ逃げろ」と言うとひとりで兵士の中へと飛び込んでいく。
ファロウとイザベルはローランを連れてモン・サン・ミッシェルを脱出しようとするが、イザベルは出られなかった。そしてダリルも抵抗虚しく兵士に挟まれ、降参するしかなくなるー・・・

ダリルとイザベル

意識を取り戻したダリルは拘束されていた。(暴行されて意識を失っていたらしい)
だがロサンがローランの居場所を知らないと知り、無事に逃げたと安堵、拷問されても決して口を割らなかったが、そこへイザベルが連行されて来た。
ダリルはイザベルを心配するが、「ローランはファロウが連れて逃げた」とイザベル。

絶望的な状況の中、ダリルとローランとアメリカに渡った時のことを想像し、「愛してる(仏語)」と言うイザベル。ふたりは固く手を繋ぐ。

だが程なくしてロサンがイザベルを連行して行く。
ダリルは、「彼女は何も知らない。オレがローランの居場所へ連れて行く。プロヴァンスにいる」と言うが、ロサンはイザベルから聞き出せると考えているらしく、取引に応じなかった。

 

森の洞窟

ファロウと逃げたローランは森の洞窟にいた。
ローランは、「もう十分待ったが彼らは来ない」と言うファロウに、「イザベルは死んだかも。ボクについての作り話しのせいだ。特別だと言われていい気になってた。飢えし者に噛まれたらボクも死ぬのに」とローラン。
ファロウは、「ロサンは度が過ぎたんだ。悪いのはローランじゃなくロサンを信じた私たちだ」と言うが、ローランは、「ダリルは信じなかった」と言う。

 

ジュネの戦略

その頃、モン・サン・ミッシェル近くに到着した”生者の力”。
サビーヌは、「少し急ぎすぎてる」とたしなめるが、ジュネは聞く耳を持たない。
ジュネは志願者たちを集めると、「選ばれし者たちよ、あなたたちは恐れを知らぬ”生者の力”の戦士になり、永遠に英雄として記憶される」と鼓舞、その横では薬液を準備する博士が。

それを見たキャロルは、アトリエ(実験場)の光景を思い出し、「皆を転化させる気なのか?」と問うが、ジュネは、「大義のためよ、準備はできてる。あなたもお友だちを殺しなさい」と言い、キャロルは兵士によって志願者の列に加えられてしまう。

感想

面白い。
正直なところ、意地で最終話まで見た感が強かったTWDシリーズ。
そのせいでスピンオフの「ダリル・ディクソン」に興味が持てなかったんですけど、
もっと早く見ればよかったです(笑)
フランスに場所を移したことが功をなしたと思います。

実際、私たちの世界がコロナ以上の感染症で、世界が崩壊したら・・・
ルーブル美術館はどうなるのかな。
素晴らしい絵画はどうなるのかな。
ジュネが、黙示録を描いた巨匠たちは、私たちにその恐怖を絵画で伝えようとしたのだって言ったけど、ほんとうにそうなのかも。
美術館で、悪魔を描いたものや、宗教画で天使を描いたものを見てきたけど、過去は今よりひどい世の中だったはずだし、ジュネの気持ちが理解できるな~と思いました。

 

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