ストレンジャー・シングス 4 #2 ヴェクナの呪い( 相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマストレンジャー・シングス 未知の世界

シーズン4は1話が70分超え。内容ぎっしりでまとめるのに一苦労中
全9話
シーズン5は2024年配信予定で、ファイナルシーズンと告知

 

#2  ヴェクナの呪い  Vecna’s Curse あらすじ

クリッシーの遺体を発見、通報したのはエディの叔父ウェイン。甥のエディは第一容疑者に。一方春休みをエルと過ごすためにマイクがカリフォルニアへとやって来た。【カリフォルニアの生活は楽しい。友だちもたくさんいる】と手紙でウソを書いてきたエルはピンチに立たされる。

相関図

まとめ

カリフォルニア州

エル

カリフォルニアにやって来たマイク

春休みをエルと過ごすため、マイクがカリフォルニアにやって来た。
会える日を待ちに待っていたエルはマイクを見るなり抱きつき、マイクもエルに花束を渡しラブラブだ。だがウィルをハグすることなく、エルとばかり話しをするマイクにウィルは疎外感を感じる。

ジョナサン

一方ジョナサンも、期待してなかったと言いながら、ナンシーが来なかったことに落胆するが、どこかで安堵もしていた。実はジョナサンはナンシーが通うエマーソン大学を受験をせず、地元大学を受験、合格していたのだ。それを知りアーガイルは、「ナンシーに正直に話せ」と言うが、ジョナサンは、「それができないから悩んでるんだ!ほんとうのことを話したらナンシーは自分の夢を諦めてこっちに来るのも違うし、でもオレは家族をおいて行けない。結局、オレは親父みたいに最後は嫌われる」と言う。

ローラースケート場

ウソ

マイクとのデートを楽しもうと”ローラースケート場”へやって来たエル、マイク、ウィル。
この半年、マイクと文通していたエルは、いつの間にか本当のことを話せなくなり、アンジェラからイジメを受けているどころか親友だと話していた。
ウィルは、「友だちがたくさんいるし、イケてるこの場所でパーティーをすることもある」とウソをつくエルに、「なんでウソをつくの?マイクはウソだって知ったら怒ると思う」と言うが、ウソをつき続けているエルは、演じ続けるしかなかった。

そこへアンジェラが仲間とやって来た。エルを見たアンジェラは、「チクリ女にカレシがいたとはね、面白くなりそう」と笑う。

イジメ

エルがマイクとジュースを飲んでいると、アンジェラがやって来て、「一緒に滑ろう」とエルを無理矢理スケート場の真ん中まで連れて行く。するとDJが、「地元のチクリ女ジェーンに捧げる曲だ!」と音楽をかけはじめた。アンジェラと仲間はエルのまわりを滑りながら、「変人、負け犬、家に帰れ」などの暴言を浴びせると、それをビデオ録画。最後はドリンクをぶっかけ、エルを転ばせて大笑いする。
エルは、自分を助けようと近づくマイクを見た途端、恥ずかしさと悔しさのあまり逃げ出してしまう。

ウィルの気持ち

「なんでエルがイジメに遭ってるって教えてくれなかったんだよ?」と言うマイクに、「エルがウソをついてるって知らなかった」とウィル。するとマイクは、「だからエルに怒ってたのか?ずっとつまらそうな顔をして、ろくに話さない」と今度はウィルの態度にも文句を言い出す。ウィルは、「ボクは邪魔者だし、惨めな気分だったんだ。マイクはボクの話しには興味ないだろ?この1年で電話したのはほんの数回だ。でもエルにはたくさん手紙を書いてた。親友なのに」と気持ちの丈を打ち明けるが、「だったらもっと連絡して来いよ、なんでオレを責めるんだよ?全部オレが悪いのかよ」と言われてしまう。

怒り

エルが従業員室に隠れていると、外からエルをイジメたビデオを見返し大笑いするアンジェラたちの声が聞こえてきた。エルの悲しみは怒りに変わり、「アンジェラ、ちゃんと謝って。マイクに冗談だったって言ってよ」と言うが、アンジェラは、「また怖いポーズで私たちに何かする気?ここじゃ先生にはチクれないわよ、パパにも泣きつけないわね」と言い返し、エルをバカにする。怒りが頂点を越えてしまったエルは、近くにあったローラースケートを握ると、アンジェラの顔面を殴りつけてしまう。

あたりが騒然となる中、駆けつけたマイクの、「エル、一体何をしたんだ?」と言う言葉で、過去を思い出すエル。

ソ連からの小包

カリフォルニアにやって来た”あのひと”

実はマレーもカリフォルニアにやって来ていた。
【人形に仕込んであった手紙】を読んだマレーは、「”ホッパーは生きている。政府には言うな”って身代金要求の常套句だろ、信用できない」と言うが、「”エンゾでデート”はホッパーと私しか知らないこと。私への暗号だと思う。それに死体を見てない」とジョイス。だがマレーは、「死体は灰になったんだ。仮に生き延びたとしてもKGBに捕まり拷問されてる。KGBの拷問は、ジムでも耐えられない」と言うが、ジョイスが真実の可能性もあると言うので、手紙の書かれた電話番号にかけることに。発信元を細工したマレーは、”通話時間1分以内ホッパーが生きてる証拠を掴め”と言う。

電話に出た”エンゾ”

電話に出た男は、”エンゾ”と名乗ると、「前金がいる。少女のための信託4万ドルをアラスカにあるユーリの”フィッシュ&フライに持って来い。ユーリが私にカネを運び、私は友だちを返す」と指示する。ジョイスは、「ホッパーと話しをさせて」と言うが、「それはムリだ。友だちは捕まってる。だがカネを払えば私が解放する。信じろ。フッシュ&フライに2日後だ」と言うと電話は切られてしまった。
しかしジョイスはエンゾとの通話中、女性の声が聞こえたと言い、録音テープを確認、マレーは、「女性がエンゾに、”ムーサル”と言ってる。ムーサルはスラングで警察や看守にも使う。ホッパーは投獄されててエンゾを買収したんだろう」と推測。ジョイスは、「ホッパーを助け出す」と金の工面に銀行へ向かう。

【ソ連の地下施設での爆発後のホッパーのこと】
ソ連の地下施設でマシン兵器を爆破したジョイス。ギリギリで逃げきったホッパーはその後、ソ連兵士に連れ去られた。
ホッパーはマレーの予想どおりKGBに拷問され、「誰の指示で爆破したのか」「(ジョイスの写真)この女は誰だ」と自白を強要されるが、決して口を割ることはなかった。

(これ以上、拷問すれば死ぬ)と判断した将軍は、ホッパーをカムチャッカ半島へ送る。
カムチャッカの収容所へと送られたホッパーは、頭を剃られ、囚人に。看守は、「お前たちは祖国に奉仕する歯車だ。脱走すれば死ぬぞ」と恐怖を植え付ける

だがホッパーは看守の一人を買収、”エンゾ”と名乗らせジョイスとコンタクトを取らせたのだ


インディアナ州ホーキンス

ホーキンスの新たな怪事件

朝、悪夢で目が覚めたマックス。(マックスは鎮痛剤依存症に陥っているらしい)
すると4台のパトカーがエディ宅にやって来た。
エディの叔父ウェイン・マンソンが自分のトレーラーハウスで女生徒の遺体を発見、通報したのだ。
クリッシーの遺体を見たパウエル署長とキャラハンは、惨たらしい遺体に驚き、言葉を失い、「人の所業と思えない。至急こちらに来てくれ」とフランクに電話をするが、その通話は盗聴されていた

現在のホーキンス署署長はパウエル、キャラハンもいる。
シーズン1の時と同様、電話の通話は盗聴されている。
【報道】
TVでは繰り返し、【ホーキンス高校の生徒が被害に遭った】と報道するが、被害者名は非公開だった。

マックス

ダスティンが自宅でニュースを見ていると、マックスがやって来た。

マックスは昨夜、エディのトレーラーにクリッシーが入っていくのを見たと言い、「朝、覗いたらチアの服が見えた。クリッシー・カニンガムが被害者で犯人はエディだと思う」と言うが、「エディじゃない。ありえない。エディはそんな人じゃない」と全否定するダスティン。

だがマックスは、昨夜見たことを警察に話していなかった。「なんで警察に言わないの?」と聞かれマックスは、「エディとクリッシーがトレーラーの中に入ったあと、変な現象が起きた。テレビを見ていたら画像が乱れ、部屋の電灯が点滅した。その直後、エディが、”うわぁ~”と叫び声をあげて出てきて、クルマで出て行った。良くあることだから気にしてなかったけど、思い返したら、エディは何かにすごく怯えてた。エディがクリッシーを殺してないなら・・・」と言う言葉に続けて、「別の”何か”が殺した・・」とダスティン。マックスは頷く。「真相を知るのはエディだけ」と言うことで、ふたりはエディを探すことに。

エディの捜索

ダスティンとマックスはビデオ店で働くスティーブとロビンを頼り、ビデオ店の顧客名簿からエディを探す手がかりを見つけようとする。いろんな人に電話し、ようやくエディが”大麻売人のリック”と仲が良いことを掴むが、リックの本名も家もわからない。するとロビンが、”リック”名前の顧客は12人からレンタルしたビデオの嗜好から、ラバース湖近くに住む”リック・リプトン”ではないか?と割り出し、向かう。

バスケ部部長ジェイソン・カーヴァー

昨夜、バーガーショップ”ベニーの店”に不法侵入し、地区優勝を祝い騒ぎまくったタイガースのメンバーたち。朝、ルーカスは二日酔いで苦しむが、メンバーはテレビニュースで事件を知る。
そこへパトカーがやって来た。

(不法侵入、未成年の飲酒)まずい状況に部員は焦るが、パウエル署長がジェイソンに確認したのは、【昨夜クリッシーと一緒だったか、クリッシーはドラッグをやっていたか、クリッシーとエディ・マンソンは友だちか】だった。その質問を聞いたジェイソンは、「もしかして被害者はクリッシーなんですか?エディ・マンソンがクリッシーに何かしたんですか」と聞くが、パウエルは言及せず、帰ってしまう。

復讐心

恋人クリッシーをエディに殺されたと思い込んだジェイソンは、バスケ部のメンバーに、「エディ・マンソンはカルトクラブ、ヘルファイアのリーダーだ。ヤツらはクリッシーを生贄にしたんだ!」と言い出す。思わずルーカスは、「ヘルファイアはカルトじゃない。ただのD&Dゲームクラブだ」と説明するが、「どうしてお前にそれがわかるんだ?」と問い詰められ、自分がヘルファイア・クラブのメンバーだと言えなくなり、苦し紛れに、「妹がオタクで、D&Dをやってるからわかるんだ」と言うがジェイソンは、「キミの妹は人を殺してない。だがエディはゲームにハマり過ぎておかしくなったんだ。空想と現実の境がわからくなってるからまた人を殺すかも知れない。クリッシーのためにヤツを捕まえるぞ!」といきり立つ!

ナンシーとフレッドの取材

テレビ報道を見たナンシーは、”呪われた町、ホーキンス”と言葉に、バーバラの死を思い出し、苦しくなる。

ナンシーとフレッドは大学の同級生。新聞部に所属し、地元新聞を発行している。
フレッドは昨年、交通事故に遭い、友だちを亡くしていた。フレッドも左頬に大怪我を負い、傷痕が残っている。
フォレスト・ヒルズ・トレーラー・ハウス

この事件に興味を持ったナンシーは、フレッドを誘い取材することに。だがフォレスト・ヒルズ・トレーラー・ハウスに入る道路は警官が閉鎖しており、「住民以外立入禁止だ」と言われてしまう。

ナンシーは、「住民のマックスが心配で来た」と話し、何とか立入許可をもらおうとする中、フレッドは突然、幻覚に襲われる

【フレッドの幻覚】
「お前を知ってる。去年、人を殺したな?」と警官。フレッドは、「あれは事故だ」と言うが、警官は、「お前は警察に通報せずに逃げた。人殺しだ、人殺し」と連呼し、どんどんゴースト化していく。

そしてフレッドの顔の傷跡から出血が・・・・・

だが警官の、「大丈夫か?」の声でフレッドは我に返る。
ナンシーたちは、用事を終えたらすぐに帰ると言う約束で、渋々許可をもらう。

エディの叔父ウェインのはなし

しかし取材は難航する。住民が誰も話してくれないのだ。そんな中、遺体発見者で通報者でもあるウェイン・マンソンを見つけたナンシーは、体当たり取材をする。
ウェインは、「マスコミは、”変人の甥が女の子を殺した”と面白おかしく書くだけだ」と言うが、「あなたの話しを聞かせて欲しい」と粘るナンシーに、「エディは危なそうなヤツに見えるが殺人はやらない。世間はアイツを犯人だと決めつけても、これはエディの仕業じゃない。あの娘を殺したのは男だ。ヴィクター・クリールを知ってるか?ヤツは家族全員を殺し、目玉をくり抜いた。今朝見つけた遺体もそれと全く同じだった。ヴィクターが出てきたんだ。逃げてなければまだペンハースト病院にいるはずだ。ヤツは本物の殺人鬼だ」と言う。

一方フレッドは、柱時計の音と時計のチクタクに引き寄せられるように森へと入って行ってしまう。

ナンシーはフレッドを探して探し回るが、見つからず、「カレがいなくなった」と警察を頼る。

【フレッドの幻覚:2】
その頃、森の中で柱時計を見つけたフレッドが振り返ると、死人が何人も立っており、悪魔のような恐ろしい指で、フレッドを指差し、「人殺し!人殺し!」と連呼しはじめる

恐怖におののき逃げたフレッドは、ナゼか1年前の交通事故現場にいた。燃えるクルマから助けを求める友人の姿。後ずさったフレッドは落とし穴に落ちてしまう。フレッドは穴から出ようともがくが、出られない。そこに怪物が現れた。怪物はフレッドに近づくと、「お前が欲しい。一緒に来い」と言うと、クリッシーの時と同じく頭を鷲掴みする

現実のフレッドはトランス状態のまま身体が浮き上がり、身体中の骨を折られ、砕かれて殺されてしまう。
それはクリッシーの最期と同じだった。

エディのはなし

リックの家をノックしても反応がない。
するとマックスが、灯りがついている小屋を見つけた。
中に入ると、誰かがいた形跡があるが、エディの姿はなかった。その時隠れていたエディが飛び出し、割れたビール瓶をスティーブの喉元にあてる。

ダスティンは、「エディ、落ち着いて、オレだ。ダスティンだ。カレはスティーブ、キミを傷つけたりしない」と必死に説明するが、恐怖で疑心暗鬼になっているエディには通じない。それでも諦めず、「オレたちはキミの味方だ」と繰り返したダスティンの言葉で、ようやく落ち着きを取り戻したエディ。ダスティンたちは、「話しをしたいだけなんだ。何があったか教えて」と言うが、エディは、「信じるワケがない」と言う。

エディは昨夜の世に恐ろしい超常現象を話し、「何もできなかったんだ。逃げた。彼女を残して・・」とクリッシーを放って逃げたことを悔やむ。
エディは言葉を失うダスティンたちに、「どうかしてるよな、ほんとうはバカにしてんだろ?」と言うが、ダスティンは覚悟を決め、「これから言うことは信じるのは難しいと思うけど、”ホーキンスは呪われてる”って話し、聞いたことあるだろ?あながち間違ってもないんだ。ホーキンスには裏側に隠れた別の世界があるんだ。それがたまにこっちの世界と混ざり合うんだ。その世界の怪物たちが戻って来たのかも」と。ロビンとマックスは、「昨夜、黒い粒子や渦を巻いてる黒いホコリを見なかったか?」と聞くが、エディは、「見てない。クリッシーを起こそうとしたけど、起きなかった。トランス状態で。呪いにかけられたみたいだった」と言う。
ダスティンはその言葉で現れた怪物が、強力な力を持つ不死の怪物。闇の魔術師ヴェクナだと確信する。

感想

シーズン4の怪物(モンスター)は、エピソード題どおり、「ヴェクナ」のようです。
これまでの怪物(デモゴルゴン、マインド・フレイヤー)と明らかに違うのは、”怪物が話しかけてくること”ですよね?前の怪物より知能が上っぽい。
検索によるとヴェクナは悪夢を見せて夢の中で人を殺すそうで、クリッシーもフレッドも悪夢(トラウマ)を見せられて、トランス状態のまま死んだので、それが手法のようです。とは言え、まだヴェクナの目的は不明ですし、裏の世界とも関係があるのか、否か。いまのところまだわかりません。
それよりも私には、イジメが耐え難い。ほんとうにイジメのシーンが苦手なので、こんなエグいイジメが続くと、視聴できなくなる・・・
エルがやっちゃイケナイ?反撃に出たので、ますます酷いイジメ問題が起こりそうで、視聴ピンチかも

このサイトではまとめとして、カリフォルニア州とインディアナ州と分けてレビューすることにします。
怪物ヴェクナが現れたのはやっぱりホーキンスでした。
マジで呪われてる

 

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