#2 クリームパイ Cobbler あらすじ
ディヴィス&メインで弁護士としてのキャリアをスタートさせたジミー。
マイクはプライスの空巣騒動で巻沿いになるのを避けるため、動く。
相関図
まとめ
チャック
自宅で、「シシリエンス」を演奏するチャック。しかし上手く弾けない。
そこへハワードが訪ねてきた。
世話係のエルネストの代わりにハワードが配達を買って出たと言う。
チャックは、「来週1~2時間ほど事務所へ行くつもりだ」と言うと、ジミーについて聞く。
ハワードは言いづらそうにしながらも、「デイヴィス&メインが雇用した」と伝えるが、チャックは、「弁護士としてか?なんでた?ジミーの経歴は知ってるのか?」と納得できない様子を見せる。
「ジミーはサンドパイパーの入居者に好かれてる。クリフォード・メインは今後のことも考えて雇ったと思う。経歴についてもすべて本当のことを伝えたが、問題なかった」とハワード。
するチャックは、「パートナー候補か?それは良かった」と言うが、どうも不満そうなチャック。
ジミー
キムとの関係
HHMとディヴィス&メインの会議が開かれた。
当然ジミーもディヴィス&メインの弁護士として参加する。
いつもように地下駐車場で会うふたりは順調そうだ。
「調子はどう?」と心配するキムにジミーは、「ディヴィス&メインに移って良かった。順調だ」と言う。
キムはジミーにマグカップをプレゼントし、夜に会う約束をしてキスする。
ディヴィス&メインで
ボログルマに別れを告げ、社用車(ベンツ)に乗り換えると、ネイルサロンを後にし、ディヴィス&メインでの弁護士生活をスタートさせたジミー。
ある日ジミーは、資料に不審点を見つける。
「開示された資料には、サンドパイパーは手当の支給方法は任意だと主張しているが、実際入居者は全員加入させられている。つまり強制的に財産を管理されてる。サンドパイパー側の自発的と言う主張は通用しない」と言うジミーに、「よく気づいた。その線でいこう」とメイン。
兄チャックとの再会
HHMでの合同会議が開かれた。
ジミーはディヴィス&メインの主軸となり自分の意見を述べるが、そこへチャックが入って来た。
途端に萎縮してしまうジミーをそっと励ますキム。
ジミーはそれで落ち着きを取り戻し、いつもどおり、皆をクスッと笑わしながら無事に会議を終えた。
「ジミー、久しぶりだな」と声をかけるチャックに、「なんで来たんだ?」とジミー。
チャックは、「見るためだ」と言う。
マイク
思わぬ場所での再会
マイクが駐車場係をしていると、そこへハマーH2に乗ったプライスが現れた。
「なんでここにいるの?」と驚くプライスに、「仕事だ」とマイク。
マイクはプライスが警察に呼び出されたと聞き、「少し話をしよう」と言う。
「クスリも盗まれたけど、警察には話してない。取り戻したいのはお宝の野球カードだ」と、あくまでも自分は被害者で、警察が野球カードを見つけ出してくれると信じている様子のプライスにマイクは、「聴取が済んでいるのに警察に呼ばれたのは、探りを入れるためだ。警察は野球カードなんて探す気はない。あんたに疑いを持ってる。忠告したろ?警察はハマーH2を見て、あんたをヤクの売人だと疑ってるぞ。このまま警察に行けば、厳しく尋問され、あんたはすべてを話すことになる。警察に行くな。話すな。野球カードは取引の代償だと思って諦めろ」と説得するが、「嫌だ、絶対に野球カードを取り戻すまで諦めない。父さんから受け継いだ宝物なんだ。危険だって言われたって止めない」とプライス。
素人犯罪者にウンザリしながらもマイクは、自分の身を守るために、「オレが野球カードを見つけてやる」と言い出す。
「そんなこともするの?それは助かる」とすっとぼけたプライスにマイクは、「高くつくぞ」と言う。
野球カードを取り返す方法
マイクは、クルマのシートを張替えしたいと、ラテン系店舗の”クルマの内装業者”を訪ねる。
英語が流暢ではない店主が呼んだのは、息子のナチョだった。
「何をしに来た?」と聞くナチョにマイクは、「野球カードだ。あんたはヤツのあのクルマを見て、ヤツを切ろうと決断したんだろう。それは理解できる、で、空巣に入った。だがアイツはバカが付くほど野球カードを大事にしてることは読み間違ったようだな。ヤツは警察に通報し、今やマーク対象になってる」と言うが、「それはあんたの問題だろ、なんで家族を脅しに来た?」とナチョ。
「オレの脅しは家族じゃない。トゥコ・サラマンカだ。オレの協力しなければ、お前の副業を知られてしまうことになる。野球カードを返し、オレに1万ドルだ。だがお前は6万ドル儲けることになる」と言うマイクの交渉に、「6万ドル儲ける?どういう意味だ?」とナチョ。
マイクとナチョとの取引
マイクはプライスと共にナチョと取引の場所で会う。
マイクとナチョとの交渉は、野球カードをすべて返却する代わりにハマーH2を渡すと言うものだった。
「大切に乗ってくれ」と言うプライスに、「こんなクルマ、乗るわけねぇ。すべてパーツにして売るさ」とナチョ。
プライスは野球カードが戻り、うれしそうだ。
「これで俺たちの取引は終わりだ」と通告し、ハマーH2と共に去ったナチョに、「ボクは謝罪の言葉を待ってたんだけど」とプライス。マイクはウンザリした表情を見せるが、プライスにはまだ警察からの任意同行連絡が続いていたー。
そこでマイクはジミーに電話をする。
マイクの依頼
マイクからの依頼を受け、プライスの任意聴取に同席するジミー。
警官は空巣被害にあったプライスの所有のクルマ(ハマーH2)、現金被害の届け出がないこと、ソファー裏の壁の隠し穴などの状況から、プライスが違法性の高い取引をしているのではと疑い、何度も任意聴取の呼び出しをしていたのだ。
「事実関係を整理したい」と言う警官に、「大切な”野球カード”が戻って来たから解決した。私立探偵を雇い見つけてもらった」と拉致の開かない言い訳っぽい話をペラペラ話すプライス。
ジミーはプライスを取り調べ室から出すと、「カレの行為に違法性はない」と主張するが、警官らは、隠し穴やプライスが挙動不審である点を指摘、「そうとは思えない」と言う。
そこでジミーは、「今回の騒ぎは、カレとカレの金持ちのアートのパトロンとの喧嘩が原因。隠し穴に入っていたのはプライスが作ったビデオで、パトロンがそのビデオとプライスが大切にしてる野球カードを取った」と説明する。
警官らはビデオの内容を聞くが、「パイを使った合法的なスクワット・カブラァ」だとジミー。
もちろん警察は、スクワット・カブラァとは何か?どんなものだとひつこく追求するので、ジミーはプライスとパイを使った「スクワット・カブラァ」を撮影し、そのビデオを証拠品として提出。警官らを納得させた。
理解できないジミー
キムはパイを持ってやって来たジミーから、プライスの弁護をした話しを聞き、「突拍子もない供述をさせたらあなたは天才ね」と笑い、感心するが、ジミーが証拠(ビデオ)を捏造したと知ると、「それを”デイヴィス&メイン”に知られたらどうするの?事務所を解雇されてしまう」と心配する。
しかしジミーは、事務所が関係しないプロボノ案件だと軽く考えている様子。
そんなジミーの軽率な行動を理解できないキムは、「もう二度とこの手の話を私にしないで」と言う。
感想
邦題「クリームパイ」だけど、原題は、「Cobbler」。
プライスを弁護するジミーが話したプライスの趣味「スクワット・カブラァ(Cabbler)」が原題になってるんじゃないかな?
この「Cobbler(カブラァ)」はいろんな意味があるようで、戯言、ナンセンス、イギリス圏ではキン●マ、そしてカクテルの名前でもあります。
ジミーはプライスに「カブラァ」を用いた理由がわかる気が。
それにしてもチャックはマジで根性悪だよね。
もういいやんね、ジミーに執着することはない。互いに別の道を歩めば良い。もちろん、お互い弁護士だから、いつか対決することもあるかも?だけど、それは回避しようと思えばできるだろうし。
ジミーもそこまで兄を尊重することもない。
可哀想になるわ、ジミーが。
マイクのエピソードは面白いなぁ。マイクもキャラが立ってていいですね。
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