POSE / ポーズ season1 #5 母の日(相関図付)

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ブランカとエレクトラの出会い。そしてエレクトラは性適合手術を受けました!
母の日にまつわるエピソードです。

#5 母の日 Mother’s Day あらすじ

1本の電話が疎遠だった母の死を知らせた。喪失感に泣き崩れるブランカ。
一方エレクトラは性適合手術を受けるが、子どもたちの反応は冷たかった。
仕事が順調なスタンは昇進を決めるが、それに嫉妬した上司マットがある行動に出たため、事態は大きく動きはじめたー。

 

相関図

まとめ

過去 

エレクトラの出会い

1982年。
ブランカはボールの「フェムクイーン」コンテストに勇気を出し飛び入り参加するが、ウイッグや服装を酷評され、最悪のジャッジを受けた上、参加者からも小馬鹿にされる。
「喧嘩を売る気なの?」と立ち向かおうとするブランカを助けたのはエレクトラだった。

エレクトラは公園で野宿していると言うブランカにダイナーで食事を食べさせ、ボールに出場した理由を尋ねる。
「キレイな姿を見せたかった。居場所が欲しかった。評価は低かったし完璧じゃなかったけどライトが心地良かった」と笑顔で答えるブランカ。
「見込みはあるけど、人前に立つならもっと外見を磨きなさい」と言うエレクトラの助言に、「あなたにはなれない。私は蔑まされてばかり。だけど女性として見て欲しいし、尊重されたい」と言う。
エレクトラは、「女性になるには努力と犠牲が必要なの。あなたの強みは美しさではなく心ね」と言い、ハウスに迎えることに。

 

訃報

ブランカは友人からの電話で、母の死を知らされ、泣き崩れる。

ブランカは連絡をくれなかった姉カルメンを訪ね、「母の葬儀に出る」と宣言するが、すっかり容姿が変わった弟マテオを受け入れることが出来ないカルメンは、ブランカを家にも入れようとせず、「今更何よ、母さんは十分苦しんだ。あなたは看病ひとつしてない。帰ってちょうだい。10才の娘にあなたのこと説明できない。死んだことになってるの」と追い返すー。

テルの勧め

「母とよく料理を作った・・。母が恋しい」と母の死を悼むブランカに、「思い出がある」とテルが言うが、その思い出は良いことばかりではない現実。
「親は厄介だよ、何も分かってない。だから私たちが傷つく。それは自分で癒やすしかない。親も人間だ。過ちを犯す」とテルは父を亡くした時の経験を語る。
「母は私を拒んだ。それに葬儀に出れば親族と会うことになり、騒ぎになる」と葬儀に参列するべきか否かで悩むブランカに、「死と向き合うべきだ。私たちがいる。キミを支え、そばにいる。私は父の葬儀に行くべきだったと後悔している」と助言する。

葬儀で

ブランカは家族と一緒に葬儀に参列するが、葬儀場に入った途端、多くの親族を見て、「来なければ良かった」と後悔するブランカ。
テルは、「他の人は気にせず、お母さんにお別れして」と言う。

テルに励まされ祭壇前に進んだブランカは、「お別れを言わせて」と言うが、「今すぐ帰るんだ」と追いだそうとする兄マニー。
しかしカルメンは、「カレにお別れをさせてやって」と言い、「優しくするのはタダだ。彼女にお別れさせてやってくれ」とテルもフォローする。

ブランカは母親に感謝の気持ちと、ママを許すと伝えた。

しかしその様子を見ていた親戚たちは、ブランカがマテオだと気づき、「マテオが女装趣味なんて」とゲスなうわさ話をはじめてしまう。
テルは、「彼女は母親を亡くしたんだ。思いやりを見せて」と注意する。

その言葉に叔母アルマは、親族の集まりに顔出すよう声をかける。

兄姉の仕打ち

叔母アルマは優しくブランカを迎えるが、兄と姉は違った。
兄マニーは、「他に何も要らない。”母のレシピ”だけ欲しい」と言うブランカから力ずくでレシピ本を奪い取ると、「お前はお呼びじゃないんだ。みんなを苦しめたいのか」と言い出す。
そして姉カルメンもマニー側につき、レシピ本を置いて行くよう求めた。

突然の訪問者

それから数日後。
ブランカがデイモンと一緒にキッチンで料理を作っていると、玄関ベルが鳴った。
やって来たのはブランカの姉カルメン。
カルメンはブランカに【母のレシピ】を差し出すと、「母さんはずっとあなたのことを話していた。認めたワケじゃないけど後悔してた。愛してた」と真実を告げる。
「直接聞きたかった」とブランカ。
「母さんはそう言う人じゃないでしょ」カルメンはそう言ったあと、「ブランカ、あなたは母さん似ね」と言うのだった。

姉カルメンは弟の名前をブランカと呼んだ
愛された記憶

ブランカがレシピ本をめくっていると、【マテオのお気に入りパンケーキ】の項目が!
それは良く母と一緒に作った大好きなパンケーキレシピだった。

その瞬間、ママとの思い出が走馬灯のように思い出されたブランカ。
「ママ、大好き」と伝えた自分、「ママもあなたが大好きよ、忘れないで」と言った母。
ブランカは母に愛されていたことを思い出し、涙するー。

その時デイモンが、「上手くいかないよ、助けてマザー」とブランカを呼んだ。
ブランカは、母とキッチンにいたあの時と同じ光景を、母と言う立場でデイモンと過ごしていることを実感する。

 

エレクトラ

孤独なマザー

性適合手術を受けたエレクトラ。
手術は成功するが、子どもたちは誰ひとりマザーを見舞いに来ない。
エレクトラは孤独を味わう。

同じ頃、ルル、キャンディたちは、エレクトラがいないことを良いことに、「ハウス・オブ・ミューグレー」に挑戦状を突きつけ、見事に優勝した。

ブランカのアドバイス

そんなエレクトラを見舞ったのはブランカ。
しかしエレクトラは相変わらず高飛車で、高慢な態度は変わらず、ブランカにも酷い言葉を浴びせる。
そんなエレクトラにブランカは、「誰に見舞いに来てくれないでしょ?あなたはその考えのせいで子どもたちから恨まれてる。酷いマザーだから当然の報いよ」と辛辣な意見を言うが、「子どもたちには、この報いが必ず受けてもらう」とエレクトラ。
そんなエレクトラにブランカは、「優しさも思いやりもない。現実を分かってない。リッチで美しいあなたは格上のつもり?見下していると痛い目に遭う。私には母親がふたりいる。生みの親とあなたよ。生みの親は数日前に亡くなったけどお互い許すことはなかった。あなたともたくさん揉めたけれどあなたは私を救ってくれたマザーよ」と心をぶつける。

ブランカの気持ちにエレクトラは、彼女なりの言い方でお礼を伝え、「想像以上に痛むけど、夢に見た以上に素晴らしい気分よ」と手術を選んで良かったと言う。

スタンとエンジェル、そして妻パティ

エンジェル

スタンと喧嘩をしたエンジェルはブランカの家に戻り、「私が欲しければ本気で付き合ってもらう。そのうち私が恋しくなって泣きつくわ」と強気だ。

スタン

社長のトランプが出席すると知らず、遅刻して出社したマットは、会議に出席できず、社長とも会えず評価を下げるが、それとは対照的にスタンは、会議でまたも評価され、昇進が決まる。
スタンに出し抜かれたマットは、「キミの本性がわかった。今度はオレの本性をみせてやる」と逆恨みする。

マットの行動

スタンの家を訪ねたマットは、「キミの助けが必要だ。スタンは愛人に夢中で遅刻、早退、ミスも目立つ」とパティにあることないことを告げ口するが、マットを信用していないパティは適当にあしらおうとする。
そこでマットは、「愛人の住所を調べておいた。私の番号も書いてある。何かあれば連絡してくれ。力になる」とメモを渡す。

パティの行動

パティはエンジェルのアパートを訪ねるが、ベルを鳴らしても反応がない。
「そこの住人は引越した」と言う管理人に、「契約者を知りたい。主人の名前かどうか知りたい」と身分証を提示してまで頼むパティ。
折れた管理人が見せた書類の契約者はスタン・ボーズだった。パティは管理人から転居先のアドレスを聞く。

ある夜、オシャレをしたパティはスタンに子どもたちを任せ、出かけることに。
友だちと食事会だろうと思っているスタンは機嫌良くパティを送り出すが、パティが向かったのはブランカの家だった。

しかしあいにくボールの日で、エンジェルは留守だとリル・パピ。
パティが職場の友人と名乗ったため、リル・パピはパティをボールに連れていく。

 

母と娘のボール

ブランカの願い

「母と娘」カテゴリーに出場するため、ブランカが準備をはじめるが、「こんな服じゃ勝てない」とエンジェル。
するとブランカは、「母を偲んで出場したい。完璧な人ではなかったけど敬意を表したい。愛してたの。だから私の子どもたちにも参加して欲しい」と言う。

エレクトラの変化

結局子どもたちの見舞いがないまま退院したエレクトラだったが、ブランカの言葉は、エレクトラの気持ちに変化が起きた(らしい)。

エレクトラはディナーを作って子どもたちの帰りを待ち、「あなたたちがお見舞いに来なかったのも当然ね、最初は怒りで熱を出すほどだったけど、私はあなたたにち何も与えず、見返りだけを求め、期待に応えず信頼を失くした。明日、母の日に開催されるボールに一緒に出場し、ハウス・オブ・アバンダンスの力をみせつけるのよ」と言うと、キャンディやルルたちにハイブランドの服を用意し、プレゼントした。
盛り上がるルルとキャンディ。

翌日、エレクトラはボールで見事な復活を見せ、優勝をかっさらった。

もちろんブランカも、エンジェルと共に出場。
素晴らしいマザーの日を送った。

しかしその様子を会場から見ていたのは、パティだった。
パティは会場から出てくるエンジェルを待ち伏せし、「スタンの妻よ、話せるかしら」と名乗り出た。

 

感想

今回も深い内容でした。
【母の死】がテーマでしたが、ブランカの母親も、テルの母親も、デイモンの母親も子どものことを愛しているんだと思うんです。
ただ、女性だと主張する気持ち、ゲイだと言う気持ちがどうしても理解できないんだと。
テルの言うとおり、親も人間なんですよね

マテオからブランカに変わった息子を理解してやれず、わかり合うことなくこの世を去った母。だけど、母のレシピからブランカが母から愛されていた記憶を思い出してくれて本当に良かったなと思います。

パティは意外に肝が据わってますね~。
ボールでエンジェルを見て、女装男性が夫の愛人だと分かったはずなのに逃げずにエンジェルに声をかける強さに驚きました。
私なら、逃げ出すと思う。
でも見つかった以上、スタンとエンジェルは別れるしかないでしょう。

エレクトラは性適合手術を見事にやってのけましたね。
すごいわ。
でもこれでパトロンとの関係は終わってしまうかも知れませんね。
どうして生きて行くんだろか・・。リッチを極めた生活をしてるエレクトラが生きる道ってあるのかな?
気になるところです。

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