ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ 2 #5 カーマンライン

海外ドラマ
海外ドラマニュー・アムステルダム

今回のエピソードでは、11才の少女の恐ろしさを知って震え上がってしまいました
私には無理だわ~、絶対に対処できないわ~

 

#5 カーマンライン The Karman Line あらすじ

マックスは代理出産を望む子宮がん治療中の患者パズのために、保険会社に掛け合うが・・。
窒息で救急搬送されてきた7才の少年を担当したブルームは、首に圧迫痕を見つけ、虐待を疑う。

 

まとめ

救急搬送されたカルヴィン 7才

ブルームは、ブラインドの紐が首に絡み、窒息したと搬送されてきた少年を担当するが、首を見るなり、「フロムと福祉局に連絡して」とケイシーに指示する。
カルヴィンの首の跡は、明らかに首を絞められた圧迫痕だった。

両親との面談

両親の虐待を疑い、フロムは父親、ソフィアは母親と面談する。
ふたりがそれぞれの証言の矛盾点を追求すると、両親共に、「私がやりました」と告白する。
しかし、カルヴィンの首の圧迫痕は、明らかに小さな手・・・姉ジュリエットがやったものだった。

ERの窓越しに弟を見つめるジュリエットにブルームが、「何があったの?」と尋ねると、ジュリエットは悪びれもせず、「ケータイを渡さなかったから、取った」と言う。

サイコパス

フロムはジュリエットを診察する。
ジュリエットは、「人を操るのなんて凄く簡単」と言ってのけた。

フロムはジュリエットを、”CU特性(冷淡無感情)”のあるサイコパスと診断する。
しかしサイコパスの治療方法はなかった。
ソフィアは、矯正局が管轄する入院施設に入るしかないと言うが、フロムは、「サイコパスは恥ずかしさを感じない。だから懲罰は意味がない。逆に褒美を与える行動治療なら効果があるかも知れない」と言う。
しかし成功例はなかった。

フロムの挑戦

「今からゲームをしよう。先生が課題を出す。クリア出来たらキミの勝ち。 ”イギー・マネー”をあげよう。このお金で本物のご褒美が買える。50イギーでスマホを1時間使っていい。最初の課題をクリアしたら、50イギーだ」とジュリエットの持ちかける。

しかし課題が、”弟に謝る”と聞くと、「イヤ。あの子が悪い」と乗り気を見せない。
「弟をキズつけたことは大きなことだ。だから大きなゴメンをする必要がある。そしたら大きなご褒美がもらえる」とフロム。

ジュリエットは、”小さなごめん”ならゲームをしてもいいと言うので、イギーはOKし、ゲームをスタートさせる。
するとジュリエットは、フロムの心を傷つけるような発言を次々するし、そのたびに「ごめん」と言うと、「はい、イギーゲット!」と、鮮やかにフロムを手玉に取りだし、50イギーを獲得したジュリエットは、「私の勝ちだね」と。その見事な手法に、フロムは唖然とするだけだったー。

翌日フロムは、「今度は、”達人ゲーム”をしよう」と持ちかける。
それは、人を負かすのが好きなジュリエットを利用し、相手に負けたと思わせずにジュリエットが勝つゲーム。相手を怒らせたり、悲しませたらゲーム終了でジュリエットが負けと言うもの。
ジュリエットは、”弟のケータイ”を賭けることに。

ジュリエットの本性

カルヴィンの病室で、両親、フロム、ソフィアが見守る中、ジュリエットは、「私が悪かった。キズつけてごめんなさい」と謝り、「ケータイを貸して」と頼む。
しかしカルヴィンが、「今、使ってる」と拒否。
その瞬間ジュリエットは、「謝ったのに!貸して!貸して!貸してよ!」と感情をむき出しにする。

両親もスタッフも、ジュリエットを抑えようとするが、それを制止するフロム。

するとジュリエットは、「私は腹が立って仕方ない!みんな私は人の気持ちに無関心と言うけど、私はカルヴィンが好き。一緒に遊びたかった」と訴える。
ジュリエットの気持ちを聞き、両親もフロムも、そしてカルヴィンも驚き、そして受け入れた。
カルヴィンは、スマホを貸すことに。

スマホを手に入れたジュリエットは、「ありがとう」と病室を出た。
フロムが追いかけるとジュリエットはくるっと振り向き、口パクで「私の勝ち」とアピールする。

さっきフロムが感動したジュリエットが気持ちを吐露した行動は、すべて、「達人ゲームに勝つため」だったのだ。
事実を知ったフロムは顔が強ばる。

ジュリエットの態度を知ったソフィアも、「コレが進展?彼女は私たちを操ったのよ?」とこの病院での治療は不可能だと言うが、フロムは、「ボクたちが彼女に共感してやろう」とまだ前向きだった。

 

宇宙飛行士マッケンジー・アダムスと夫ジョン

レイノルズ

恋人イーヴィの西海岸での仕事が長引いていた。
数日後の戻って来るハズの予定も守れそうにないと知り、フクザツな気持ちになるレイノルズ。

マッケンジーの病状

ニューヨークに旅行中のマッケンジーが、尿路感染を起こし受診するが、発作性上質頻拍が見つかる。
レイノルズは、心筋焼却術を勧めるが、「心臓には問題はない。近々、初のミッションで宇宙へ行く。NASAでの検査もパスしている」と納得できない様子を見せる。
マッケンジーは宇宙飛行士だったのだ。
しかしレイノルズは、「今回は数秒程度の発作で済んだが、酷くなると失神する可能性がある。宇宙でそれが起これば、ミッションや、他のクルーの命を危険にさらすことになる。治療をするべきだ。成功すれば不整脈はなくなる」と説得する。

賭け

マッケンジーは、心筋焼却術を受けるが、術中、患部が2ヶ所あることがわかった。
レイノルズは、「2ヶ所焼却すると心臓が弱り、最悪は死んでしまう。オペに切り替えるべきだ」と進言するが、「宇宙へ行くことは、小さい頃からの夢なの」とマッケンジー。
その言葉にレイノルズは、2ヶ所とも焼却するが、術後必ず負荷テストを受けることを約束させ、施術する。

妻の夢、夫の夢

心筋焼却術の経過は順調だった。
少し躊躇したあと、「少し聞きたいことが・・」と言うレイノルズに、「自分より宇宙を愛している女性と結婚した理由ですか?」とジョン。
「星を愛しているマッケンジーを愛している。妻を宇宙へ送ることが私の妻への愛です」とジョン。
その言葉はレイノルズに響いた。

負荷テスト

翌日レイノルズはマッケンジーに負荷テストを行う。
「心拍195回/分に耐えられれば、宇宙へ飛ぶことを許可する」とレイノルズ。
マッケンジーの心臓は見事に耐えた。
「合格です」と言う言葉を聞きマッケンジーはジョンの手を握り、「ふたりの力よ」と夫へ感謝を伝えるのだった。

レイノルズの愛

その夜、レイノルズはイーヴィに電話をし、仕事が終わるまで待っていると伝えた。

 

保険会社バークロフトとマックス、そしてヘレン

子宮がん患者 パズ・アキノ

「子宮ガンで体外受精は断念したけれど、妹のジャズミンが代理母となり、私の子どもを産んでくれる。その準備を進めていたら3週間前、突然、代理出産は保険適応外になった」とパズから相談を受けたヘレン。

不妊治療に厳しい保険会社の対応が納得できないヘレンはマックスに現状を訴え、保険会社の方針変更を撤回させることに。

パズの保険会社は ”バークロフト”。
マックスが電話をかけても、かけても、電話はたらい回しにされ、一向に話しが進まない。
電話では埒が明かないと判断したマックスは、アポなしでオフィスに乗り込む。

不服審査部:アニル

マックスはアニルを病院へと連れだし、「直接顧客の話を聞くべきだ」とパズに会わせようとするが、アニルは何も言わず立ち去ろうとする。
「話しを聞いて欲しい」とマックスが呼び止めると、「保険会社は非情だと言うのですか?苦しむ人を見せたい?痛ましい話しなら、毎日仕事で聞いてる。ボクに権限はない。力になれない」とアニル。

諦めないマックス

もちろんマックスはこんなことでは諦めない。
再びオフィスへ行くと、ボスの部屋を訪ね、「代理出産は適応外なのに、一方で10倍もする子宮移植術は保険適応。おかしな話しだ。代理出産を適応にしないなら、子宮移植を患者に勧めるしかない」と強引に話しを勧めるマックスに、ボスのフランシスは、「ならば子宮移植も適応から外します」と相手にもならない。
マックスは、フランシスの上のボスの部屋を訪ねようとするが、セキュリティに捕まり、強制退去になってしまう。

過酷な運命

パズの抗ガン剤が効いてないことがわかった。
ヘレンは、「根治するためにも子宮全摘をするべき」と勧めるが、パズは大粒の涙を流し、「そしたら子どもを持つことは絶望的ね・・。母親になることが夢だったの」と言う。
パズの気持ちが理解できるヘレンは心を痛める。

マックスとヘレン

保険適応外のまま、一向に話しが進まない現状に、「会って話せば分かってもらえると思ってたけど、厳しい」とマックス。
ヘレンは、保険適応のことだけじゃなく、不妊治療は経済的、精神的にかなりツラい治療だと言い、事故のあと、体外受精を受けたことを告白する。
「あの事故のあと、何もかもが儚く感じる。母親になりたかったからチャレンジしたけど、気づいたの。1人で子どもを育てるのはイヤだって。幸い失敗した」とヘレン。
マックスは、「パズの希望は捨てさせない」と言うのが精一杯だったー。

救世主

マックスは、代理出産の保険を適応している保険会社を捜すが、簡単には見つからない。
そこへやって来たアニルは書類を渡し、評議委員を説得し、パズ・アキノの代理出産費用を保険適応にしたと言う。
マックスはアニルをハグし、感謝を伝えた。

 

それぞれの問題

カプール

エラから赤ん坊を生まないつもりだと聞いたカプールは、「産むよう説得しようと思ってる」とフロムに相談するが、「そんなことしちゃダメだ。産むかどうかはエラが決めること。この件についてはエラと話しちゃダメだ」と忠告を受ける。
心乱れて落ち着かないカプールは、瞑想することに。

ブルーム

リーゴンが休暇中のため、痛みを緩和させるもの(リーゴンとのセックス)がなく、苦しむブルームは、瞑想中のカプールを見つけ、「切羽詰まってるの、私もやってみる」とトライすることに。

瞑想はブルームに良い効果を生み出したらしい。
「セックスで薬なしの現実から逃げてただけだった。決めた、現実に向き合うわ。薬物依存の集会へ行く」とブルーム。
これにはカプールも驚く。

ブルームはリハビリの医師をパーソンズに変えて予約。
仕事終わりには、薬物依存の集会に出席する。
しかしその集会にはリーゴンがいた・・・。

エラとカプール

瞑想してみたものの、やはりエラに干渉しないなんてできないと悟ったカプールは、「詮索、お節介、口出しはしない。だから今後は違う店でコーヒーを買うよ」と伝える。

しかしその後、エラがカプールの部屋にやって来て、「これから先も誰かと話すなら先生と話したい」と言う。カプールは、「キミの判断がどうであれ、キミは家族だ」と言ってハグするのだった。

 

感想

今回のエピソードは、
●保険不適用を適用させるために必死で動くマックス
●心臓を患った宇宙飛行士マッケンジーの話し
●窒息で救急搬送されてきた少年とその家族の話

大きく分けでこの3つでした。
この中で、何よりも怖かったのは、サイコパスの少女の話。
恐ろしかったなー。11才で人の心をあそこまで操るなんて。
正直震え上がりました。
こんな子が目の前に現れたら、私は絶対対処できない。

レイノルズは、イーヴィーのためなら何でもできるほど愛してるんやねー。
なんか今でも違和感(笑)

マックスとヘレン。
そして、リーゴンとブルーム。
これから注目の関係ですね

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました