ペーパー・ハウス3 #8 (シーズン最終話) スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ(相関図付)

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シーズン3の最終話です。
修道士役でネイマールが出演してますよ

#8 迷い道 (シーズン最終話)La deriva あらすじ

リオから別れを告げられたトーキョーは、自暴自棄になり、仲間に迷惑をかけはじめる。
一方、アンヘルによって発見され隠れるしかなくなった教授とラケル。
教授はある作戦を決行するようスペイン銀行内にいるマルティンに指示を出す。

相関図

まとめ

時限爆弾のオンナ

リオから別れを告げられたトーキョーは、悲しみのあまり酒を煽り、ムチャクチャな行動をはじめてしまう。
「遊べるなら誰でも良かった」とリオを傷つけると、地下金庫で作業中(金の溶解)の仲間に絡むトーキョー。

ナイロビが、あとで話しを聞くからと諭しても、フラフラと歩き回るトーキョーをボゴタは担ぎ上げ、対処に来たデンバーに引き渡した。

キレたら何をするかわからないトーキョーにデンバーは、「何のマネだ?キミのせいで集まった仲間を危険に晒すな!」と怒りをぶつけるが、「私はバカだから捨てられて当然ね」とリオと別れたことを告げる。
デンバーは、「オレたちはリオを救いに来たが、キミたちの関係は救えない。リオを救ったお前は立派だ。あとは前に進むしかない」と言い聞かせるが、お酒に酔い、自暴自棄なトーキョーはデンバーにキスを迫る始末。

デンバーはコントロール不可にしたリオに対し、「お前はバカか?助けられたらすぐに女を捨てるのか?トーキョーは時限爆弾みたいな女だ。別れるならここを出てからにしろ!」と忠告する。

リオに埋め込まれた盗聴器の使い方

マルティンらは計画どおりリオの身体から摘出した盗聴器に、寝息録音を聞かせ続け、睡眠中を装っていた。

もちろん捜査本部ではその音を盗聴し続けていた
アルカトラス作戦

アンヘルに発見され、捜査の包囲網が敷かれる中、木の上に身を隠している教授は、「”アルカトラス作戦”を実行してくれ」と指示する。

【アルカトラス作戦】
教授とラケルが窮地に陥った時に発令する作戦で、強盗グループが銀行から逃走すると見せかけ、警察の注意を銀行内の強盗グループに向けさせてかく乱する方法

マルティンたちは計画どおり、地下をドリルで掘削、警察に地下トンネル脱出の可能性を想像させ、リオの盗聴器で、「穴がある」「回廊だ」などの言葉と、水の音、走る足音など聴覚情報で警察を混乱させはじめる。

次に、”麻薬王エル・チャポ”の脱獄を思わせる情報=エンジン音を聞かせ、船外機と荷車を利用しているように装うと、フェリットのソフィアにリオに埋め込まれていたGPSをつけ、配管に放つ。
その後、盗聴器を壊し地下深部へ移動したと思わせた。

■ 捜査本部

強盗グループの思惑どおり、タマヨ中佐は、地下トンネル脱出に供え、地下機動隊を100人態勢で配備。
盗聴不可能になると、GPSのみを追い始める。
まさかそれがフェレットの動きだと知らないタマヨ中佐は地下部隊にGPSを追わせ、確保に躍起になるが、地下部隊が発見したのは、フェレットだった。

見事にしてやられ、辛酸を嘗めるタマヨ中佐にシエラは、「悪いことじゃない。脱走のフリよ、かく乱術だわ。他の問題から目をそらせようとしてる。教授は困り切ってる。私にも作戦がある。1番痛いところを突いてやるわ」と言う。

シエラの爆弾

シエラは犯人の資料を読み込み、ナイロビの弱点を突いて犯人グループを崩しにかかる作戦に出る。
クマのぬいぐるみを抱え、丸腰のままエントランス前にクマを置くシエラ。

冷静さを失くしたナイロビ

そのぬいぐるみが息子のものだと気づいたナイロビは、冷静さを失い、クマのぬいぐるみを取りに行くと言い出すが、ヘルシンキが説得。
その役目を人質に担わせることに。

面倒な男、アルトゥーロ・ロマン

その役目に選ばれたのは人質のミゲルだった。
そこで横やりを入れたのはアルトゥーロ。
「行っても英雄になれない。自殺行為だ。若者を死なせる気か!」と抗議するが、人質たちはアルトゥーロに共感を示さない。
逆にデンバーからアマンダが見ているからガンバレと言われたミゲルは、見事に大役を果たし、人質から拍手を受けることに。
面白くないアルトゥーロ。

コントロール不可

クマの内部を確認したナイロビたち。
仕込まれていたのは、1台のケータイ電話と麻薬の袋だった。
その直後、ケータイが鳴った。
電話に出るなり、「このアバズレ!」と怒りをぶつけるナイロビに、「提案がある」とシエラ。
しかしナイロビは提案を聞くことなく電話をぶち切り、クマを持って立ち去ろうとする。
怒りで感情コントロールができていないナイロビにマルティンは、「どこへ行くんだ?感情的になるな!」と忠告するが、ナイロビはマルティンに銃口を向けてしまう。

ナイロビをフォローしたのがモニカ。
「もうぬいぐるみからは息子の匂いがしない・・・」ポツリ言うナイロビ。
モニカは、「あなたを傷つけようとする警察の作戦よ」と言うが、「分かってる。だけど息子の匂いを嗅ぎたくて仕方なくなった。私は悪い母親よ、コカインを売るために息子を利用していた」と過去を語るー。

【クマのぬいぐるみ】
ぬいぐるみは息子アクセルのものだった。
ナイロビはアクセルを育てながらコカインの売人で生計を立てていた。息子にクマのぬいぐるみを持たせ公園で売る日々。コカインはぬいぐるみの中に隠し、それを息子に持たせていた。

その時、再びシエラから電話がかかる。
ナイロビが電話に出ると、シエラは、「アクセルが今、ここにいる。今からアクセルを連れて外に出る。その後、重要な話しをしましょう」と提案する。
シエラはナイロビが息子見たさに窓際に立ったチャンスを逃さず、狙撃班に指示を出す。

ナイロビは狙撃されてしまう。
ヘルシンキたちは処置しようとするが、ナイロビの出血はひどく危険な状況に・・・。

 

教授とラケル

警察の捜索

アラセラ周辺に到着したスアレスはすぐに捜査に加わった。
セルビア軍だけじゃなく、マドリード軍の出動も依頼するアンヘルに、すぐさま対応するタマヨ中佐。

絶体絶命

木の上に隠れている教授は農場の納屋に身を隠すラケルと無線連絡を取り、マルセイユが助けに向かっていると告げると、「本当にすまなかった。キミと一生一緒にいたい」と気持ちを伝える。

しかしラケルは農場主のフィスティーノから猟銃を向けられてしまう。
隙を突いて二丁拳銃で抵抗するが、妻レニーも参戦、観念するしかなくなったラケル。

ラケルの正体を知っており、「あんたに1000万ユーロの報奨金がかかってる」と言う夫妻にラケルは、「提案がある」と交渉をはじめる。
なんとか夫婦を説き伏せ、警察より多い1500万ユーロで交渉を成立させた時、警察が農場へとやって来た。

「私を隠して!謝礼金を2000万ユーロにする」と頼むラケルをフィスティーノは床下に匿おうとするが、レニーは、「NO」と言うと小屋を飛び出し、「ラケルが中で教授と話してる!」と警察に告げてしまう。

すぐさま突入してきたスアレスはラケルに銃口を向け、「教授はどこだ」と迫るが、「知らない」と言い続けるラケル。

教授が聞いた銃声

ラケルの絶体絶命の状況を無線で聞いた教授は、木から下り、農場に向かって走り出し、「ラケル、オレが来ると言うんだ!今向かってる!」と言うが、ラケルは知らないと言い続ける。

とうとうスアレスはラケルの額に銃口を当て、「これが最後だ、教授はどこだ」と聞くが、ラケルは、「知らないわ、本当よ」と答えたー。
その瞬間、2発の銃声が
そして、「正当防衛だった。ラケルに銃を握らせろ」と言うスアレスの声が聞こえた。

教授は膝から崩れ落ちるー。

タマヨ中佐の決断と命令

「犯人がナイロビの手当で必死になっている今が突入の時よ」とシエラに背中を押され、タマヨ中佐は装甲部隊に出動命令を出し、「武力行使に入る。扉を突破後、全部隊を投入する」と命令を下した。

”これは戦争だ”

デンバーは装甲車がエントランスに向かって来ているのに気づき、マルティンに報告。

我を失った教授はマルティンの声で、自分を取り戻した。
マルティンからの報告(ナイロビが狙撃され重傷、戦車が突入してくる)を受け教授は、大きな決断をする。
「ラケルが銃殺された。これは戦争だ。そのつもりで行け」と。

マルティンは、すぐさま仲間に、”警戒状態(デフコン)2”を告げる。
それを受け、トーキョーとリオはバズーカ砲を準備。

マルティンの指示でエントランスドアが開けられた、と同時にバズーカ砲を放ったトーキョーとリオ。
戦車は爆発、炎上する。

扉は再び閉められた。
この光景に頭を抱えるタマヨ中佐。

 

実は

強盗グループが優位に立ったと思われたが、実はラケルは生きており、スアレスによって逮捕、連行されていた。

シエラはスアレスに、「教授が聞いているはずよ、処刑を装って!」と指示していたのだ。
シエラは教授に使われた手法を見事に使って仕返ししたのだが、恋人ラケルを想うばかり、教授はそれに気づかなかったー。

 

感想

ん~、非常に面白く、興味深かった。
シーズン1,2の【ラケル vs 教授】より、頭脳戦、心理戦のレベルが格段にあがり、興味深いです。
シエラ役のナイワ・ニムリの存在感がよりシーズン3~を面白くさせてると思う。
彼女の作品はこれまで映画で、(オープン・ユア・アイズ、靴に恋して)など見たことあるけど、素晴らしい女優さんですよね。
実際に妊娠してたんだろうーか?

結局、愛する人によって人は冷静さを失うと言うことなんだなー。
教授も兄ベルリンに言ってましたよね、「仕事に恋愛を持ち込んではダメだ。1つの過ちが命取りになる」って。
まさにその状況です。

ところでドラマ中、気になっていた修道士。
ちょい役だけど、絶対見たことあるんだなぁ@と思っていたら、ネイマールでした
セリフにサッカーネタを仕込むあたり、中々面白いですね。

現状のまとめ
【教授とラケル】
●教授は無線から聞こえる情報から、ラケルは銃殺されたと思っている
●ラケルはスアレスによって逮捕、連行

【スペイン銀行】
●シエラはナイロビの息子アクセルを利用し、ナイロビの銃殺を決行
●重傷を負ったナイロビは危険な状態に
●警察の装甲車を使っての突入作戦は、トーキョーとリオが撃ったバズーカで一旦撤退させた

個人的には、人質の中に何度も映る女性がいるんです。
この人なんだけど。

シーズン4で絡みがありそうな気がしてます。
強盗側に立つのか、その逆かは不明だけど。
警察側のような気もするし、強盗側だったらどう絡んでいくのかなと。
アルトゥーロともまだ絡んでいないので、気にして見ていくつもりです。

何よりも、シーズン5が9/3から配信に間に合うよう、シーズン4 8エピソードを観ようと思ってます!

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