アウトランダー シーズン5 #2 板挟み

アウトランダー
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「アウトランダー シーズン5」は、毎週月曜日に新エピソード更新
全12話です。シーズン1~4も視聴できます♪

 

主な登場人物

キャスト名説明
クレア・フレイザー女医
ジェイミー・フレイザーフレイザーズ・リッジの領主
ブリアナ・ランダル・フレイザークレアとジェイミーの娘
時を越えて1770年代へ来た
ロジャー・ウェイクフィールドスコットランド人
マッケンジー家の末裔
ウェイクフィールドは
育ての親である牧師の名字
マータフ・フィッツギボンズ・フレイザージェイミーに忠誠を誓っている

ジェイミーの母エレンを愛していた。
エレン死去以降、ジェイミーを守り抜くことを誓い、
全人生をかけて守り通している。
ファーガス妻マーサリ
マーサリ夫ファーガス
ジェイミーとリアリーの娘
ハミルトン・ノックス英国軍中尉
スティーヴン・ボネット海賊、密輸業者
ブリアナをレイプした男
ファニングヒルズバラの権力者
ハズバンド
ハンター
ブライアン
リー
■イーサン
世直し団

#2 板挟み Between Two Fires あらすじ

マータフ・フィッツギボンズを捕らえるよう命じられたジェイミーは、ノックス中尉と共に、世直し団による暴動があった町へと向かう。
フレイザーズ・リッジに残ったロジャーはブリアナと狩りに出るが、獲物を捕まえることさえできないロジャー。ブリアナはロジャーが未来へと戻りたいことに気づく。
一方クレアは、命を助けるために、あるものを生成しようとする。

 

まとめ

世直し団の暴動

マータフ率いる世直し団はヒルズバラで、赤服を燃やし、治安判事ふたりを拷問にかけた。

 

マータフ・フィッツギボンズを捕らえるために

ジェイミーの出征

同じ頃ジェイミーは、”マータフ”を捕らえるためノックス中尉、小隊と共にフレイザーズ・リッジを出発する。
ノックスは、赤服軍を良く思わない入植者たちが無礼な態度を取るのが納得できず、「軍には敬意を払うべきだ」と言い、ジェイミーの考えを伺う様子をみせる。
それを感じ取ったジェイミーは、「俺をどう思う?」と聞くが、「あなたは信頼できる人物で王や祖国に忠実。リッジは団結している。私も総督から土地を受け、繁栄させたい。フィッツギボンズを吊せば、総督は私にそのチャンスをくれるかもしれない」と答える。

そこへ民兵が、世直し団がヒルズバラで暴動を起こした。暴徒が3人捕らえられたと知らせに来た。
彼らは町へと向かう。

 

ヒルズバラで

建物を壊され、窓は割られ・・・暴動のせいで町は酷い有り様だった。
ジェイミーはトライオン総督の友人ファニングを見つけ、状況を聞く。
「来て頂いて良かった。ヤツらはどんどん酷くなっている・・・」とファニング。
世直し団は、法廷での言い分が認められなかったことに腹を立て、エバンス判事、フーパー判事を拷問し、”税金を取り立てるな”と喚いて町を練り歩いたのだった。
ファニングも殴られ、家を倒されたと言う。

 

世直し団とジェイミー、そしてノックス

(捕まったのがマータフかも知れない)
その不安があるジェイミーは、「ハイランド人同士なら、彼らも油断するだろう。まずは私ひとりで話しがしたい」と言う。
捕まった暴徒の中にマータフはいなかったが、3人とも互いが知っている者だった。

ジェイミーは知らないフリで、「マータフ・フィッツギボンズを捜している。そいつの指示か?判事への暴力は、正しいことをしたと言えるのか?」と聞くが、「何様のつもりだ。広い土地をせしめた領主気取りが。ヤツらは暴利を貪る悪党だ。必要なら戦争をはじめてもいい。町を破壊してやる」と彼ら。
その言葉にノックスは、「仲間はどこに隠れてる?フィッツギボンズはどこだ?」と問い詰めるが、ジェイミーは、(居場所を言うな)と言わんばかりに彼らに目配せする。
口を割らず、無礼な態度の彼らに激高したノックスは剣を抜き、「私は英国軍の中尉だぞ!フィッツギボンズはどこにいる!」と迫る。

「俺がフィッツギボンズだ」
イーサンはそう言い放ち、ノックスにツバを吐きかけた。
その瞬間、制御できなくなったノックスは、イーサンを刺し殺してしまう。

騒ぎを聞き、やってきたファニングは、「どうしてこんなことに?」と言うが、「身を守るために手をかけた。他のふたりを牢へ」とジェイミーはノックスをフォローするしかなかった。

 

ジェイミーの行動

真夜中、牢へやって来たジェイミーは彼らを逃がそうとするが、世直し団のふたりは、「あんたは金をもらってトライオンの犬になった。戦争が始まってるんだよ、俺たちには大義がある」とジェイミーを責める。
「俺の大義はひとりでも多くを助けることだ」ジェイミーはそう言ってカギを壊し、彼らを牢から出した。
去ろうとするふたりにジェイミーは、「町には赤軍服がいる。マータフに戻るなと言え」と言うが、「世直し団は多数だ。決死の覚悟で農民まで剣を持った」と言われてしまう。

 

司令

朝になり、脱走が発覚する。
「外からカギを壊している。町の中に彼らの仲間がいる」とノックスとファニング。
「ひとりのために戦争が起きるのか・・。兵が必要だ」とノックス。
ジェイミーは、民兵を集めて連れて来ることになってしまった。

 

世直し団

ブライアンとリーは、世直し団の隠れ家に戻る。
ふたりはマータフ、ハズバンド、ハンターに、ヒルズバラでのことを報告。
マータフは、「復讐はしたいが、ジェイミーの言うとおり時機を待つべきかも知れない。ジェイミーがヒルズバラに戻らない方が良いと言うなら、それには理由があるハズだ」と言うが、ブライアンとリーは、「ジェイミーは仲間とは言えない」と言う。
マータフは、アイツは板挟みになってるんだと言うが、ブライアンは、「あんたは狭間で揺れてるんじゃないのか?」と言われてしまう。
「あいつは国王の犬じゃない。あいつには守るべき仲間がいるんだ。俺は戦う覚悟はできている。時が来たらお前たちと共に戦う」マータフは仲間にハッキリと示した。

 

クレア

亡くなったファリッシュ

ファリッシュ夫人が、夫を治療室に担ぎ込んで来た。
妻は、ずっと排便がなく、激しい腹痛があった夫に、下剤を飲ませ、瀉血をし、水銀の丸薬を飲ませたと言う。
ファリッシュの腫れ上がった腹部を診たクレアは、「もう何もできない」と伝える。
程なくしてファリッシュは亡くなった。

 

医師として

クレアはファリッシュを解剖する。
それを知ったブリーは、「意味はわかる。1969年なら。だけどこの時代には良くない」と忠告するが、「死因を確かめないと」とクレア。
解剖の結果、ファリッシュの死因は、虫垂炎が破れ、腹膜炎を起こしたことだった。
「カレの妻の処置で死を早めたのよ。こんなの耐えられない。もっと早く連れてきてくれたら・・。虫垂切除なんて簡単な手術なのよ。病気と闘うだけでもツラいのに。治せるものも治せない・・」。クレアは無力感を感じるのだった。

クレアの助手

ファリッシュの葬儀が行われた。
葬儀のあとクレアはマーサリを「話がある」と自宅に呼び、ファリッシュの遺体を見せる。
マーサリは驚き、「なんてことなの!神さま!お許し下さい!」と声を出すが、クレアは、「ここに遺体のある意味を考えて。人の死によって、生きている者を救う方法を学ぶのが医者の務めなの。あなたは動物をさばけ、内臓の位置や、その働きもわかっている。あなたは助けになる。私の弟子になり、協力して欲しい」と頼む。
「遺体を汚すなんてできない」マーサリは言うが、「汚すんじゃない。カレの死から学ぶのよ。次に生かすために」と説得するのだった。

 

ウワサ

クロス・クリークの医者が処方する ”ジェームズ医師の解熱剤” が効くと世間話しをする入植者たち。
クレアはその薬には、毒でもある”アンチモン”が入っているから良くないと言うが、「治るならいいじゃない。国王を治すのよ」と彼女たち。
クレアは入植者らに ”飲んではいけない薬のリスト” を配ることに。

 

”ペニシリン”を作る

大量のパンを作るクレア。
クレアはパンにカビを生やし、”ペニシリン”を生成しようと考えていた。
母の発想に驚いたブリーは、「ペニシリンが発見されるのは、百年も先よ。これは危険過ぎる。宇宙のバランスを壊してしまう。神になれると思ってるの?」と抗議する。
「私はここで誰かの命を救うたびに未来を変えてる。ジェイミーがここにいるだけで、もう生きてない大勢に影響を与えてきた。まだ生きてる人にも。あなたやジェレマイアにも。だから時空や歴史なんてどうでもいい」とクレア。
ブリーはもう何も言えなくなってしまう。

 

ブリアナとロジャー

ブリアナの苦しみ

(ボネットが生きている)
それを知ったブリーは、ボネットへの怒り、レイプされた時の恐怖感が蘇り、トラウマに苦しむ。

 

ロジャーの本音

ブリーと狩りに出たロジャーは、銃に不慣れで獲物を獲ることもできない自分を、「銃を撃てないボクが民兵の大尉なんてバカげてる」と嘆く。
ブリーはロジャーに銃の扱い方をレクチャーするが、やっぱり七面鳥さえ仕留められないロジャー。

ブリーはロジャーが未来へ戻りたいのだと気づき、「未来に戻りたいのね。でもここには家族がいるの」と言うが、ロジャーは、「ボクの家族はキミと息子だ。キミは離れたくないんだろ」と言うのだった。

 

ロジャーとクレア

ロジャーは、クレアに視力をチェックしてもらい、「ボクは銃で人を撃ちたくないんです。だけど、ブリアナはここを楽しんでる。残りたがってる。彼女には家族がいるから。ボクは誰もいない」と言う。
そんなロジャーに、「私たちは家族よ。あなたたち3人に、ここにいて欲しいけど、戻るべきだわ。3人が去ることはとても淋しいけれど、未来の方が安全。あなたも同じ考えなんでしょ?私がブリーを来させてしまった。この先、ジェレマイアがケガをしても、抗生物質さえない」とクレア。
ロジャーは、「ジェレマイアに石の音が聞こえないと・・」と言う。
それがいつ来るかなど、誰にもわからないことだった。

ブリーのトラウマ

ブリーのスケッチブックを落としてしまったロジャー。
息子ジェレマイアを描いた絵の中に、何枚か”ボネット”を見つけたロジャーは、ブリーの心の痛みを知るのだった。

 

スティーブン・ボネット

ボネットはウィルミントンにいた。
悪徳輸入業者ターンブル氏と組んで、密輸で儲けているボネット。
しかし賭博場でイカサマ師だと因縁をつけられたボネットは、その男と一騎打ちすることに。
ボネットに足を斬られた男は、降参だと言うが、ボネットは短剣で男の目を潰した。

ボネットは賭博場から、「俺も父親だからな」と言って、どこかへと向かう。

感想

ジェイミーとマータフの間には ”信頼関係” が出来ているけど、世直し団の仲間にとっては、ジェイミーは「国王の犬」にしか見えないですよね
権利が認められない社会だから、暴力で立ち向かうのは、ある意味仕方ないけれど、世直し団のやり方は、間違ってますよね
ジェイミーはマータフを助けたい。
だけど、マータフも今更抜けられないですよね。

ペニシリンの生成をしようなんてクレアは凄いな。
遺体を埋葬せず、家族に内緒で献体させるなんて、バレたら、これはほんとうに大事だと思います。
ちなみに、ペニシリンを発明したのは、イギリスの学者、フレミング(1945年にノーベル生理学賞を受賞)。
発見は、1929年とされているので、クレアたちの時代は、1772年前後と言うことですね。
3年後にアメリカ独立戦争かぁ・・・

このドラマのファンは、ロジャーを好きなのかなぁ?
私は、元々からロジャーがダメなんですよね
学者肌のロジャーがこの時代に生きていくのは、相当無理があると。
ブリーも、ボネットとのこともあるんだし、未来に帰る方が良いと思うのだけど・・・。

 

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