ナビレラーそれでも蝶は舞うー #10 (相関図付)

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海外ドラマナビレラ-それでも蝶は舞う-

毎回心にジーンときます

#10

セジョンから息子チェロクのケガはホボムのせいだと知らされたムヨンは、ホボムに会いに行く。
バレエ団での発表会の朝、見当識障害を起こしてしまったドクチュルはトイレで苦しんでいるところをチェロクに助けられる

 

相関図

 

まとめ

ドクチュルとチェロク

見当識障害

バレエ団での発表会に行く朝、見当識障害を起こしてしまったドクチュルはトイレに閉じこもっていた。

姿を見せないドクチュルを心配するチェロクにスンジュは、「早くに来てトイレに行った」と。
その時、嫌な予感を感じたチェロク。

案の定ドクチュルはトイレに立てこもり、「思い出すんだ、しっかりしろ」と呟き、パニックを起こしていた。
「ハラボジ、ドアを開けて!」とチェロクはドアをノックするが、自分の世界で怯え続けるドクチュルは反応しない。
ドアを蹴破ったチェロクが見たのは、頭を抱えてうずくまり、「思い出すんだ、しっかりしろ、ドクチュル」と自分に言い聞かせ続けているドクチュルの姿だった。
「ハラボジ、大丈夫?」と言うチェロクの声に、顔をあげたドクチュルは泣いていたー。

「チェロク・・・」と呟くドクチュルに、「ボクが誰か分かる?」とチェロク。
その言葉にドクチュルは、チェロクが<アルツハイマー>であることを知っていると知ったー。

ドクチュルの体調が良くないと言うことで、バレエ団での発表会は中止になった。
ドクチュルから、「先生には言わないで欲しい」と頼まれチェロクは、「言いません。だけど、ソングァンさんは知ってます。ボクが言いました。でもソングァンさんはバレエを続けて欲しいと願ってます」と伝える。

ドクチュルをひとりで帰宅させられないと判断したチェロクは自宅まで送ることに。
しかし帰り道で、ドクチュルはクルマに轢かれそうになってしまう。
チェロクがドクチュルの腕を引き、事なきを得たが、チェロクは恐怖を感じる。

「バレエを止めて」

ドクチュルを家まで送り届けたチェロクにヘナムは、「ありがとう、チェロク。うちの人の面倒を見て家まで送ってくれて。いろいろありがとう」と感謝を口にする。

チェロクは今日あったこと(見当識障害と交通事故に遭いかけたこと)、ヘナムの気持ちを思い、ドクチュルがスタジオに通うことは、もうムリなのでは・・・と考え始める。
そしてとうとう、「ハラボジはボクを2回もわからなかった。トイレでも混乱し、クルマに轢かれそうにもなったでしょ?まだハルモニは知らないんでしょ?本当に怖かったんです。症状が出たら?道に迷った時、ボクがいなかったら?」と言ってしまう。
ドクチュルはチェロクの言葉に、「今は平気だ。薬も飲んでる。絶対にそうならないよう気をつける」と言うが、チェロクは、「バレエをやめてください。やめて!」と言うと走って帰ってしまう。

 

ドクチュルと家族

翌朝、「バレエをやめて」と言われたドクチュルは、「スタジオへ一緒に行こう」と誘うソングァンにスタジオが使えないと言って公園での自主トレに誘う。
ランニング、筋トレと順にこなしていくドクチュルとは正反対に、バテバテのソングァン。
ドクチュルは日々の努力で体力がついていたのだった。

ヘナム

一方、このところ体調に不安を感じていたヘナムは、ソングァンに付き添いを頼み、病院で検査を受けるが、大きな問題がないとわかり安心する。
その帰り道、ソングァンは、「このまま母さんたちと一緒に暮らすのもいいかなと考えてる」と打ち明けるが、ヘナムは、「自分の人生を生きて。父さんの面倒は私が看る」と一言。
母ヘナムは、ドクチュルのアルツハイマーを知っていたのだ。
ヘナムは、父のことをひとり抱えていたソングァンに、ツラかっただろうと言葉をかけ、「父さんはまだ大丈夫よ。兄姉には黙ってなさい。頑張ってる父さんを見守りましょう。自分から言うまで私は待つことにしたの」と言うのだった。

 

ヘナムはチェロクがソングァンにドクチュルのアルツハイマー痴呆症を告げたのを聞いていた。

 

ホボム

ムヨン

セジョンからチェロクのケガはホボムのせいだと知らされたムヨンはホボムに会い、「何もかもオレが悪かった」と謝罪するが、「チェロクがケガして謝る気になったんだろ?本当は悪いとは思ってないだろ?」と怒りが抑えきれないホボム。

【ホボムの高校時代】
ホボムは強豪校である高校に進学、サッカー部に所属していた。(※サッカー部監督がチェロクの父ムヨン)
経済的に苦しく、父親の事故保険金で何とかサッカーを続けているホボムの夢は、プロサッカー選手になって両親を楽にさせること。
だから、どうしても選抜チームに入り、試合に出場してアピールし、スカウトされる必要があった。
しかしムヨンは膝のケガが完治していないホボムを試合に出すわけにはいかないとし、「しっかり治療し、大学に入ってプロを目指せ」と助言する。
「大学に行くお金なんてないです。オレにはこれしかチャンスがない」とホボムは必死で訴えるが、ムヨンはそれを聞き入れなかった。
その後、ムヨンの体罰は問題となり逮捕、サッカー部は廃部となった。

「ケガさえしなければ選抜チームに入れてた。ムリして消えた選手をたくさん見て来た」と言うムヨンに、「でも結局、監督のせいでオレはサッカーを辞めることになった。監督が体罰をせず、廃部にならなければ・・・」とホボム。
「申し訳ない。すまなかった。何としてでも戦績を上げたくて欲を出した。すべて私が悪い。だがまだ遅くない。やり直せばいい。お前には才能があった」とムヨン。
その言葉にホボムは、「今更、何で?」とムヨンの胸ぐらを掴むと、抑えきれない怒りに震えるが、「チクショウ・・」と泣き崩れるー。

再スタート

ホボムはイチから身体作りをするため、走り始めた。
ランニングの途中、公園のベンチに座っているドクチュルを見かけたホボム。

ホボムはチェロクから、ドクチュルは病気だから、様子がおかしかったら連絡してくれと頼んでいた

頼まれたとおりにチェロクに連絡していると、「腹は空いてないか?」と声をかけてきたのは、ドクチュルだった。

「4年もトレーニングをしてなかったから身体がなまってる」と言うホボムにドクチュルはヘナムの弁当を分けながら、「踏みとどまったんだな。まだ23才だろ?遅くない。キミも羽ばたける」と笑顔で励ます。

ドクチュルが来ないスタジオ

ひとり自主練するチェロクに、「おじいさんのレッスンはどうした?」とスンジュ。
しかしチェロクは、「しばらく休むそうです」と言うだけで、詳しいことは何も話さない。

スンジュはバレエ団のスペシャル舞台のオーディションにドクチュルを推薦するつもりだった。
最初は70才のドクチュルが舞台に立つなどあり得ないと思っていたスンジュだが、今は、(本当に舞台に立ったら、どんな作品になるんだろう)と考えるようになっていたのだ。

しかしずっと姿を見せないドクチュル
チェロクに聞いても埒が明かないと考えたスンジュは直接ドクチュルに電話し、明日、スタジオに来てくださいと言う。

 

事件

自主練を終え、帰宅したドクチュル。
小腹が空いたドクチュルは、ヘナムが留守だったので、ラーメンを作ろうとガスコンロに鍋をかける

が・・・それを完全に忘れてしまう。

明日スタジオに行くならバレエシューズが必要だが、見当たらない。
そこでドクチュルは鍋をそのままに、買物に出かけてしまう。

ヘナムがソングァンと帰宅した時、ガスコンロの鍋は火事寸前だった。
ヘナムはすぐに対処し、事なきを得たが手にヤケドを負ってしまった。

ほどなくしてご機嫌で帰宅したドクチュル。
ヘナムがソングァンから手当をされているのを見て、「どうしたんだ?鍋を火にかけてまた忘れたのか?気をつけないとダメだろ」とドクチュル。
たまりかね、事実を話そうとするソングァンを止めたのは、ヘナム。

しかしふたりの様子と、開封されたままのラーメンを見て、それが自分がしでかしたことかも知れないと気づいたドクチュル。
「すまない、ヘナム」と謝るドクチュルに、「平気よ、またやっちゃった」とヘナム。
ドクチュルは、「すまなかった」とソングァンにも謝る。

 

行方不明

進行し続けるアルツハイマーの症状にひとり恐怖を感じるドクチュルは、翌日、高齢者施設の下見に行き、その後親友ギョソクの墓を参る。
亡き親友に、「私は病気になったよ・・」と語りかけながらケータイの電源をOFFにした。

いつもなら帰宅しているはずの時間に帰ってこないドクチュル。電話にも出ないことを心配し、ヘナムはチェロクに電話するが、チェロクから、”この数日ドクチュルが練習に来ていない”と聞き、慌てはじめる。
ソングァンも父親が行きそうな場所を探し回るが、父の姿はない。
チェロクも町中を探し回る。

長兄ソンサンは、勤務先の漢江銀行で大きな問題が発生、その対処に追われていた

もう兄に黙っておけないと判断したソングァンは兄ソンサンに電話し、父親がアルツハイマーであること、行方不明になり捜していることを告げた。

 

ドクチュルの居場所

 

ソンサンがクルマで父親の行きそうなところを捜し回る。
その時、突然チェロクのアプリがドクチュルのケータイGPSを感知した。
チェロクはすぐにソングァンに連絡、弟から連絡を受けた兄ソンサンがGPSが示す場所へと迎えに行くー。

父親はギョソクのお墓の横に座っていた。
ソンサンは冷静に対応しようとするが、父の顔を見た瞬間、感情を抑えきれず、「父さん、どうして・・」と泣き崩れてしまう。

そしてドクチュルをハグすると、「父さんはボクにとっていつまでも高い山だ。そのことだけは絶対に忘れないで」と抱きしめた。

バレエ

ソンサンが家に向かっている途中、道を歩くチェロクを見つけたドクチュルは、クルマから降り、チェロクの前に立つ。

そしてバレエをおどり始めたー。
雪が降る中、練習どおり踊りきると、「チェロク、私も怖い。でも毎日練習したよ。記憶が薄れる頭じゃなくて、体で覚えられるように毎日休まずに」とドクチュル。
頷き、「やりましょう、バレエを。続けましょう」とチェロク。
力強く頷いたドクチョル。

 

感想

こんな素敵なドラマがあるなんて(涙)
雪の中、バレエを踊るドクチュルはキレイでした。
もうこういうのって、見た目とかじゃないですよね。
その人の姿勢や、心が見えるんだと思う。
ソリも言ってたけど、ここまでの努力が見える気がして心が震えます。

ヘナムのこと、最初は口うるさくて、人の気持ちがわからない女性だと思ってたんだけど、なんて素敵で、芯が強い女性なんでしょう。
今や尊敬します。

韓国社会では、長兄は大変だろうと思う。
ソンサンのことも、好きになって来ました。

もう隠し事なしで皆でドクチュルを応援してあげて欲しい。

 

コメント

  1. […] ナビレラーそれでも蝶は舞うー #10 (相関図付)毎回心にジーンときます #10 セジョンから息子チェロクのケガはホボムのせいだと知らされたムヨンは、ホボムに会いに行く。 バレエ団 […]

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