ミスター・ロボット 4 #9 競合

海外ドラマ
海外ドラマMR.ROBOT/ミスター・ロボット

父からの性的虐待の事実と対峙したエリオットは、立ち直れるのか?
そして、デウスグループを潰す計画は成功するのか?

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専門用語

IMSI(イムズィ)キャッチャー

携帯基地局になりすまし、周囲の携帯電話、スマホの位置情報、加入者識別情報などの情報を追跡するもの

 

#2 競合 Conflict あらすじ

12/25、デウスグループの会合の日を迎えた。
しかしエリオットは、耐えがたい過去と対峙し、デウスグループを倒す計画を実行できる状況になかった。ミスター・ロボットは、エリオットに代わり、ダーリーンと共に計画を実行する決意をする。
一方でチャンは、プライスとエリオットが何かを企んでいることに気づき、先手を取っていたが・・・

 

まとめ

デウスグループ会合の日(12/25)

【エリオットの計画】

デウスグループからカネを奪うためには、キプロス国立銀行側から送金するためのアクセスが必要。
1,デウス会員全員の電話番号が必要
2,全員の電話番号と口座番号の組み合わせを割り出し、キプロス国立銀行に送金依頼する
3,すると、会員全員のケータイメールに”認証コード”が送られるので、そのコードを盗むスクリプトを実行する

これでカネを奪い去る計画。

エリオットの計画

代役
このエピソードの続き

壮絶な過去と奇しくも対峙することになったエリオットは、とても計画を遂行できる状況ではなかった。
ミスター・ロボットは、エリオットの代わり計画を実行するため、デウスグループが集まるレストランの向かいの一室へ行く。

ダーリーン

先に部屋にいたのはダーリーン。
既に、IMSIキャッチャー(傍受装置)を設置し、計画を実行していた。

しかしダーリーンは、目の前にいるのが兄エリオットではなく、ミスター・ロボットだと気づくと、「あんたを信用できない」とエリオットが来ない理由を追及するが、今のミスター・ロボットには、「少し待ってやってくれ。あいつに心構えができた時、理由は直接聞け」としか言えない。

その時、部屋のドアがノックされた。

プライス

訪ねてきたのは、プライス。
ミスター・ロボットは、「ここに来たことがバレれば、計画は失敗してしまう」とプライスの行動を咎めるが、「頼みがあって来た。ワシントン・タウンシップのマシンを破壊してくれ。ホワイトローズの計画についてのすべての情報がこれに入ってる」とUSBを取り出し、「約束してくれ。これはアンジェラが望んだことなんだ」と言う。

ミスター・ロボットは約束すると言い、デウスメンバーのすべての情報を確認するまで誰ひとり会場から出すなと頼む。

ダーリーンはこのときはじめて、Eコープ元CEOプライスが、アンジェラの実父であることを知った。

デウス・グループの会合

チャンの画策

厳重な警備の中、プライスは約束のレストランへ入るが、広い部屋の真ん中のテーブルに座っていたのは、チャン(ホワイトローズ)だけだった。

 

異変の気づく

ミスター・ロボット

ミスター・ロボットは、プライスが入ったデウスの会合場所に、プライス以外の出入りがないことに、(何かおかしい)と気づき、タイレルのケータイを調べる。
すると会場が、”チプリアーニ” レストランに変更されていた!

ダーリーンはすぐに移動し、計画を続行させようと言うが、ミスター・ロボットは、チャンの行動を図りかね、そして、「プライスを消すためだけの理由で、これほど厳重な警備をしない。これは誰かを守るためなのでは?」と推測する。
ミスター・ロボットは、新しい会場にはダーリーンだけで行くよう頼み、ここでチャンの様子を見張ると言う。

チャン vs プライス

チャンは、プライスの突然の辞任とエリオットの失踪が重なったことから、ふたりが共謀し、何かを企んでいると読み、デウスの会合場所を変更。
プライスに、エリオットの企みについて話すよう要求する。
「話せば薬で楽に逝かせてやるが、言わないのなら別の方法で。私たちの手段はご承知のハズだ」とチャン。

この状況に動じることなくプライスは、「わざわざデウスの会合を中止してまで不確かな疑惑を追及する必要などなかったのに。突然の変更はメンバーの信用を1番失う」と言うが、チャンは余裕の笑顔で、「会議はもう始まってる。別の場所で笑顔のウェリックが皆を楽しませてる」と言い切る。
しかしプライスは、「その張本人のタイレル・ウェリックが出席しない」と言う。
その言葉にチャンの笑顔が消えるー。

事実を知ったホワイトローズ

チャンは秘書ワン・シュウからの報告を受ける。
やはりプライスの発言どおり、タイレル・ウェリックは会場に現れず、連絡もつかないと言う。

ワン・シュウは、「今すぐ会場へ行き、状況の立て直しをするべきです。どうせプライスは何も吐かない。何度も申し上げたが、オルダーソンの放置がこの事態を招いた」と苦言を言うが、「カレがいなければ輸送ができない」とコンゴへの輸送に強くこだわり続けるチャン。

「それなら輸送を遅らせるか、別の方法を取ればいい。今日は負けたのです。なら、明日反撃すればいい。今はまず、会場に行き、デウスの会員に警告するべきです」と意見を続けるワン・シュウ。しかしチャンはまったく聞く耳を持たない。
とうとうワン・シュウは、「理性をムシされるなら辞めます」と去ってしまう。

 

変更された会場 ”チプリアーニ” で

ダーリーンは「チプリアーニ」へ行くが、周囲の警備は厳重で、入口は施錠され、侵入する隙などまったくなかったー。
その時ダーリーンは、あることを思いつく。

一方、会場内のデウス会員たちは、クリスマスにも関わらず呼び出されたことに不満タラタラで、「つまらないことならチャンを許さん」と言い合うー。

 

ミスター・ロボットの行動

もうプライスのいる会場には、デウスメンバー、誰ひとりとして集まらないと確信したエリオットは、プライスに電話をかけるー。

まさかの事実!?

結局、事態を収拾するため、チプリアーニへ移動しようと動き出したチャンの前で、プライスのケータイが鳴る。
チャンはその電話を取り、相手がオルダーソンと確認すると、「1つ提案する。今すぐ企みを中止すれば、あなたにとって非常に重要な情報を教える」と言うが、提案を受け入れる気がないと見ると、「信頼を得るために先に情報を話しましょう。お友だちアンジェラのことです。彼女は生きている。会わせてもいい。声を聞き、手を握りたいですか?」と言い出す。

その瞬間、ミスター・ロボットはエリオットに変わった。

「あなたには後悔があるはずだ。やり直したいハズ。すべてを変えられる方法を教えましょう。彼女にも教えた世界を。すべての痛みから逃れられる。まともな世界でやり直すのです。過去や後悔をすべて消せばいい」とチャン。

しかしエリオットは、「あんたは彼女を利用するために、彼女を別人に変えた」と言う。
チャンは、「信じなくてもいい。彼女から聞けばいい。対立は止めましょう。互いに認め合う時だ。私に対して抱く怒りや憎しみは忘れて。私はあなたを助けたいだけ」と説得し続けるー。

その時ダーリーンから、「TVをつけて」とメールが入った。
TVをつけたエリオットは、「今、助けが必要なのはオレじゃない。あんただ」と言うと電話を切る。

エリオットがTVで見たのは、f・ソサエティが配信した最新動画だった。

諸君にクリスマスの奇跡を与えよう。
我らの真の宿敵は、世界を操る秘密結社デウスグループ。世界中の富豪や権力者たちが秘密裏に作った組織だ。
今夜、世界中の人々がお前たちを知ることになる。これまで彼らは巧妙にその存在を隠してきた。彼らが持つ力の大きさや、過去に犯した様々な罪に知りたければ、リンクをクリックしたまえ。データを揃えて置いた。
世界中の人々から搾取を続ける連中の顔を、今なら拝めるぞ、”チプリアーニ”で宴に興じているところだ。デウスグループよ、お前たちは終わりだ。これは警告ではない。終わりのはじまりだ。

会場の中に入れないダーリーンは、逆の発想で、彼らを一気に外へ出す計画に変更したのだった。

f・ソサエティの配信動画は、瞬く間に世界を駆け巡る。
もちろん、チプリアーニの会場にいるデウスメンバーたちもその動画を見て顔色を変え、行動を開始しはじめる。
動画を見たチャンも動揺を隠しきれない。

計画変更、そして続行

チャンとプライス

チャンのケータイには、デウス会員から、対処を求める電話が鳴り止まない。
苛立ったチャンは、「これがあなたの狙いかっ!」とプライスに詰め寄るが、「私は何も知らんのだ」とのらりくらりのプライス。

ダーリーンの細工

エリオットから会場の外に出て来たデウスメンバーのケータイ番号傍受を頼まれたダーリーンは、少しでも長く足止めさせるために、ハイヤーの出入り口ゲートが開かないように細工する。

デウス会員たちは、一刻も早くこの場から立ち去るため、各々がお抱えハイヤーに連絡を取る。
連絡を受けたハイヤーの運転手たちは、駐車場のゲートが開くのを待つが、ゲートがまったく反応せず、駐車場の出入り口はパニック状態に。

傍受

次々とデウス会員たちが会場の外へと出て来た。
ダーリーンは彼らのケータイ番号を傍受し、データベースと照合をはじめる。
徐々に口座が見つかりはじめるー。

中々来ないハイヤーに苛立ち、タクシーを呼ぼうとするメンバーまで出て来たが、それを見つけた野次馬に行く手を阻まれ、身動きができなくなってしまう。

ダーリーンの照合は順調に進むが、会場から離れた場所にいるチャンのケータイ情報だけがわからない。エリオットはチャンの近くの基地局を何とか掌握し、いくつかのケータイ番号を傍受したが、どれがチャンに番号かわからず、ダーリーンに照合を頼む。

 

実行

ほどなくして口座100件すべてが一致、「ホワイトローズの番号を発見」と言うダーリーンのメールを見たエリオットは、送金をはじめろと指示。

ほどなくして送金は完了する。
デウス会員全員のケータイに、「送金完了」とメールが届く。

 

”私は自分の成功より、キミの敗北を見たい”

その頃、チャンはプライスを同行させ、チプリアーニへ向かうとするが、プライスは従おうとせず、アンジェラが生きてると言うのを信じかけたが、それは巧妙な作り話しだ。すべてはチャン自身が招いたことだと言うが、薄笑いを浮かべ、「ご自分はどうなんです?もう受け入れなさい。あなたはもう終わりだ」とチャン。

その時、チャンのケータイにキプロス国立銀行から全額送金されたとメールが入った。
それを見たチャンは、「これは何です?私のカネを何処へやった?」とプライスに食ってかかるが、プライスは、「消えた。私は言ったハズだ。自分の勝利よりキミの敗北を見たいと・・ね」と言うとひとり去ろうとするー。
その時、チャンは護衛のダークアーミー兵士から銃を奪うと、プライスを背後から撃ち抜いた。

チャンはダークアーミーたちに抱えられ、無理矢理クルマの乗せられる。

FBIが令状を持ってチャン宅の玄関を叩く。
チャンが対応しないとみると、強行突破したFBI。
銃撃戦が繰り広げられる中、ホワイトローズになったチャンは、ドレッサーの前でその時を待っていたー。

感想

これでチャンは逮捕、カレの企みはココまでってことかな?
でも年末までにコンゴの輸送にこだわってたのは、ワシントン・タウンシップの原子力発電所地下にある、巨大なマシーンをだと思うワケです。
プライスからUSBを預かったエリオットが破壊して終わるってことかな?
でも、巨大マシーンが何であるかは、ハッキリさせてもらいたいな!

実は、チャンのほんとうの狙いを理解していないのよね、私。
今は、ワシントン・タウンシップの原子力発電所の地下に建設している巨大マシーンがカギを握ってると思ってます。
そうじゃなきゃ、困るわ。

でも私、チャンの話しを信じて、アンジェラが生きてるって思ってしまったわ。
人の死まで利用して、自分の野望を達成しようとするその根性がゆるせん。

 

コメント

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