ペーパー・ハウス5 #6 心の安全弁 スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ(相関図付)

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配信開始から1ヶ月半を経過。
遅まきながらファイナルシーズン(シーズン5)の後半5話をレビューします
これで見納めなのが残念だけど、楽しみたい

#6 心の安全弁 Válvulas de escape あらすじ

サガスタ率いる兵士の突入を受けたパレルモたち強盗グループは、トーキョーの自爆によって兵士たちに多大な被害を与えたが、同時にトーキョーを失った感情が乱れ始める-。
一方、想像だにしなかった展開に動揺する教授を見てシエラは逃亡を図り・・・。

 

相関図

まとめ

教授とシエラ

教授のアジトで

トーキョーが自爆したことで、膝から崩れ落ちた教授は動揺しトイレに立てこもってしまう。
シエラは教授の対処に必死のマルセイユとベンジャミンを見て、隙を突き娘(ヴィクトリア)を連れてクルマで逃走を図る。

この時、シエラが奇妙な動きを見せるが、その謎はのちに分かります

シエラの逃走に気持ちを立て直した教授は、アジトをベンジャミンに任せ、マルセイユと2台のクルマでシエラを追うことに。

逃走

クルマに搭載しているGPSでシエラの位置はすぐに判明、モニターを使い逃走中のシエラに、「逃げれば刑務所行きだ」と言うが、シエラは教授のウィークポイントを突き、優位に立とうとする。

教授のウィークポイントとは、監禁されていたリオを救出するだけで良かったのに、教授のエゴでスペイン銀行強盗を計画、実行。そのせいでナイロビ、トーキョーが死んだと責めた

教授とマルセイユはシエラのクルマを挟みうちするが、シエラは一歩も譲らず、マルセイユのクルマに正面から突っ込む気でアクセルを踏む。
結局、寸前でマルセイユが衝突を回避。
シエラはマルセイユのクルマのタイヤを銃で撃ってパンクさせ、逃走する。

1対1

シエラのクルマはある厩に停められていた。
そこで教授はシエラと銃を向け合う。

「銃を下ろせ」と要求する教授にシエラは、「スペイン銀行強盗は自分のエゴだと認めろ」と迫る。
教授は、「私の夢はスペイン銀行襲撃だ。キミがリオを誘拐し、キッカケを与えた」と言い、銃を向けるが、「あなたに私は撃てない」とシエラ。
しかし教授は引き金を引いた ー が、何も起こらない。
シエラが銃から弾を抜いていたのだ
丸腰の教授はシエラに両手を拘束され、猿ぐつわをはめられ、クルマのトランクに入れられる。

 

捜査本部

【サガスタ軍との戦い】(エピソード5の続き)※ 詳細はエピソード5を参照してください

防犯ロックを作動、パレルモ、リスボン、リオたちを”展示室”に閉じ込めたサガスタ。
一方、仲間から分断されたトーキョー、デンバー、マニラは調理室に逃げ込む。
サガスタはまず調理室へ逃げ込んだ3人をターゲットにする。
銃撃を受け追い詰められていく中、ダムウェーター(簡易リフト)を通じてデンバーとマニラは脱出するが、ケガを負ったトーキョーは脱出することができず、ひとり調理室に残って軍兵士と戦うことに。
激しい銃撃を受け、倒れたトーキョー。
トドメを刺そうとトーキョーに近づいたガンディアが見たのは、身体中に手榴弾を巻きつけたトーキョーだった。トーキョーは手榴弾のピンを抜き、兵士を巻き込んで自爆した。

現状

大爆発後、サガスタからタマヨ警視監に連絡が入った。
「トーキョーを倒した」と報告を受け、拍手するタマヨだったが、続けて報告されたのは、兵士4人とガンディアの死亡だった。
その上、兵士ラミロは重傷、兵士アルティッチェもケガを負っていると言う。
タマヨは、「作戦は中止だ。すぐに救助に向かう」と言うが、「救助は不要だ。撤退はしない。強盗事件を解決する。ヤツらは反撃を予測していない。今がチャンスだ」と言い切ると、アルティッチェからIDタグを受け取る。

タマヨの行動

スアレスから戦略指揮の失敗を責められ、追い詰められたたタマヨは、兵士と彼ら家族の写真、そして遺体を公開し、国民の涙を誘うと言い出す。

 

スペイン銀行内

不安定

鉄扉の反対側から、重傷者を避難させて欲しいと要求するサガスタ。
パレルモは交渉に応じようとするが、トーキョーを殺され、怒りが治まらないリオは、ロケットランチャーを構え、「サガスタと残りの兵士を始末する!」と言い出す。

リスボンは、「これ以上の被害を出したくない」と武器を渡すようリオを説得するが、「その考えが間違いだ。戦争に善人はいない。重傷を負ったガンディアを助け、解放してどうなった?ヤツは戻って来てトーキョーを殺した!」とリオ。
リスボンは仕方なく力づくでリオから武器を奪うと、「監禁されていたあなたを救出しなければトーキョーもナイロビも生きてた。6人の兵士もね。これ以上犠牲者を出すことは許さない」と言う。

交渉

マティアスによって鉄扉が開けられた。
展示室から出たパレルモ、リスボン、リオは、破壊されている惨状に言葉を失う。
パレルモは正面に座るサガスタと交渉。
私とラミロだけだ。カレを解放し治療を受けさせてくれ」と要求するサガスタに、銀行に医師を呼ぶことを認め、無線と銃を受け取る。

リオは跡形もないトーキョーに別れを告げた。

溶接工たち

地下室で金塊溶解作業を続けている溶接工たちにボゴタは、「上階はヤバいことになってる。未溶解の10トンを溶解しながら2時間で吸入ポンプに繋ぐぞ」と指示する。

【過去】スペイン銀行襲撃作戦開始の5年前

バレンツ海の石油プラットフォームにヘリで到着したベルリン(アンドレ)とマルセイユ。
現場には既にパレルモがいて、水中溶接工のボゴタを仲間にしたいと紹介する。
ベルリンがここに来た目的は、作業で使用する【吸引ポンプ】を盗むこと。
ベルリンは、本土で修理すると理由をつけ、ポンプを運び出しに成功。ボゴタを仲間にし連れて帰る。
デンバーとマニラ、そしてモニカ

強盗計画は予想だにしなかった展開になり、トーキョーを失い、心乱れるデンバー、マニラ。
マニラから好きだと打ち明けられたデンバーは、マニラは大切な存在だとキスをする。

救護医師2名がやって来た。
モニカはヘルシンキの治療も頼む。

アルトゥーロを殺した罪悪感に苦しみ、クスリ(モルヒネ)に逃げたモニカだったが、救護医師からアルトゥーロが生きていると聞き、安堵する。
そして、デンバーの存在がどれだけ大切かを確信。
「あなたがいない人生は考えられない。生きて出られるかわからない。でもあなたを愛している」とデンバーへ気持ちを伝える。
モニカは、「愛している」と言うデンバーと愛を確かめ合う。

ライブ配信

動画配信を始めたリスボン。警察本部はライブ配信を阻止しようとするが、できないー。

リスボンは、6名の兵士とトーキョーが亡くなったと伝えると、トーキョーを追悼。拷問を受けていたリオの救出は、トーキョーの愛だった。だが、救出作戦を実行したことで犠牲者を出した。私たちは支持されるべきではない。応援、称賛に値しないと涙を流し謝罪。リオも、「オレたちは銀行から出られない。だからお願いです。銀行の外にいる皆さんは家に帰って欲しい」と頼む。

すると、その動画を見ていた支援者たちが、「帰らない!帰らない!」とシュプレヒコールをあげ始めた。
タマヨはまたしても、民衆を味方につけた強盗犯たちの作戦に苦虫をかみつぶすことに。

そこへ妻から電話が入った-・・・。

 

タマヨ警視監 vs シエラ

シエラの行動

妻コンスエロからの電話を不審に感じたタマヨが家に帰ると、そこに居たのはシエラ。
妻は拘束されていた。

「要求はなんだ?」と聞くタマヨに、「私に関する虚言を撤回し、すべての責任を取って辞任して。私が拘束してる教授をあなたに渡す。あなたが連行すればいい。英雄になりたいんでしょ」とシエラ。シエラは続けて、この交渉を拒否するなら、ラケルと同じ道を選ぶと言うが、タマヨは、「キミに究極の選択をさせてやろう。私を撃って20年服役するか、今、その銃を渡して減刑を請うかだ」と言い出す。実はタマヨは、帰宅時、3分後に警察官が突入するよう警報器を作動させていたのだ。
逃げるしかなくなったシエラは、タマヨを殴って気絶させるー。

一方教授は・・

両手を拘束され、クルマのトランク入れられた教授は、口と歯を使い、何とか車内脱出に成功。そこへパトカーが近づいてくる音が。
記憶を辿り、その住所がタマヨの自宅だと気づいた教授は、クルマを出て、アパート内へと入るー。
程なくして警察が突入、階段を駆け上がってきたー。
逃亡しようとしていたシエラは教授に銃を向けるが、「オレを信じるしかない」と言われ、教授に従うことに。
ふたりは隣人の部屋へ逃げ入ったー。

 

感想

見応えありますね
現状、強盗グループは先が見えない状態だけど、何か策があるのかな。
サガスタは警察の介入を断り、自分たちで強盗事件を解決する気のようだけど、何か作戦があるような・・。たぶん、軽症のアルティッチェのID札を回収してたんで、パレルモたちに死んだと思わせてるんだと思うな。
だって、兵士6人が死亡となってるけど、実際亡くなったのは4人で、重傷者が1名。
アルティッチェは生きてて軽症なのに、彼女を死んだ扱いにしてるんだもん!
サガスタはアルティッチェとふたりで、強盗グループに立ち向かう気らしい。

シエラはタマヨと交渉したことで、警察と交渉しても身の潔白など簡単に証明されないと分かったでしょうから、教授に協力することになるのかな?
こちらも気になるところです。

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