レジデント 型破りな天才研修医 6 #11 やり抜く勇気(相関図付)

海外ドラマレジデント 型破りな天才研修医

コンラッドとビリーの話しが進展します。

 

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#11 やり抜く勇気  All in

ジョージア州新知事ベッツにより予算削減されたチャスティン。ヴォスはERの閉鎖を決めるが・・。一方、ジェームズ・ヤマダの恩師レナード・ペリー医師が心臓の痛みを訴えERへとやってきた。
ケイドは父イアンの真実をコンラッドに打ち明けるが、コンラッドからビリーへの気持ちを聞かさせれることに。

相関図

まとめ

パドマ

橋の欄干から飛び降りようとしたパドマを引き止めたのはリーラのメッセージだった。
パドマは産後ウツだった。リーラはパドマを産後ウツに特化した病院に転院させることに。

リーラからパドマが産後ウツで自殺しようとしたと聞き、AJは病室へ行こうとするが、「パドマは自分を恥じていて会いたくないと言ってる」と止められてしまう。
AJはイライジャとアルジュンの育児を心配するが、リーラは、「多くのママは治療で回復するし、パドマはあの子たちを愛している。今は助けが必要なの。怒らないで欲しい」と頼む。

 

ER閉鎖を決断

ジョージア州の新知事ベッツに予算を大幅削減されたチャスティン記念病院。
ヴォスは断腸の思いで、0時にERを閉鎖することを決めた

 

心臓外科の権威:レナード・ペリー医師

ERにやってきた老紳士

ERにひとりの紳士が飛び込んできた。
男性はハードリーに心電図を渡すと、「下壁心筋梗塞を起こしてる。ニトログリセリンとヘパリン、それからジェームズ・ヤマダを呼んで欲しい」と頼む。男性の名前は、レナード・ペリー

レナード・ペリーは心臓外科医で、除細動器の発案者。医学書にも載っている権威。
ジェームズはペリーの教え子で、ペリーは患者に寄り添う素晴らしい人格の医師だったと言う。
昨年ペリーは妻を亡くした。子どもがいないペリーにとって教え子は子どものような存在だと言う。
心臓血管外科の権威

ジェームズは恩師との再会によろこびながらも、ステント留置のためにペリーをオペ室へと搬送するが、突然、「オペは中止だ。ヘパリンを止めてCT撮影を頼む。大動脈解離を併発してる。オースティン先生、手術を頼めるか?」と言い出すペリー。

CTを撮影しながらジェームズは、「本当に動脈解離か?いつもペリー医師は正しいが、今回だけは信じたくない」と言うが、CTの結果はペリーが自己診断したとおりだった。
AJは、「心筋梗塞と右冠動脈解離を併発するなど100分の1の確率だ。なぜ診断できた?」と驚くが、「観察と経験だよ。A型大動脈解離だ」とペリー。
A型大動脈解離は通称ペリーA型と呼ばれ、それを分類したのもペリーだった。

治療方針とペリーの決断

AJは少しでも早くオペするべきだと言うが、ジェームズは、ペリーが高齢であること、すでに心筋が損傷していることを挙げ、保存的治療をするべきだと言う。
しかしシビアな状態だと説明を受けたペリーは、「祈りか行動なら私は常に後者を選択してきた。こうなった今、死は怖いがオペを選ぶ」と言う。
ペリーは、「あなたを救うために全力を尽くす。経験と才能と自信はある」と言うAJの手を握ると、「中途半端はダメだ。大胆にいこう」と闘い抜く決意を見せる。

AJはペリーの言葉どおり大胆に心臓の循環を止め、30分でオペをする方法を選び、やりきった。

命を終わり

オペは無事終了、順調に回復していると思われたペリーだったが、突然うめき声をあげ、「また大動解離だ。予期していたことだ。オースティン先生は悪くない。もうオペはできん。ムダだ。もう私は死ぬ。わかってる」と言う。
AJとジェームズはペリーの状態を安定させるために手を尽くしたが、ペリーは急性大動脈弁閉鎖不全症を起こし、心タンポナーデに陥ってしまう。それはまさに心臓疾患末期の症状だった。

薄れる意識の中でペリーは自分の教え子たちに自分の症状について最後の講義をし、「さようなら、子どもたち」と言う

そうやってペリーは命を終えた。ジェームズは師であるペリーの教えどおり、患者ペリーの手を取り、最期の時まで寄り添い、AJもまたジェームズに寄り添った。

ひったくりに遭ったリリアン

デヴォンの判断

ERに町でひったくりに遭いケガした84才のリリアンが搬送されてきた。
リリアンは頭部裂傷と大腿骨骨折を負う重症だったが、事件のことを尋ねても何も覚えていないだけじゃなく、質問と答えが噛み合わず、会話が成り立たない状態だった。

コンラッドは認知症かアルツハイマーではないかと疑うが、デヴォンは”慢性硬膜下血腫”が混乱の原因と考え、ヴォスとビリーにオペを依頼するが、ビリーは、脳と足の同時オペは84才のリリアンにハイリスクだと言い、まずは大腿骨骨折の治療を優先するべきだと言う。だがデヴォンは、「認知症の診断はされてない。今の混乱は慢性硬膜下血腫の可能性が高い。同時オペをするべき」と主張し、反対するビリーを説得する。

ヴォスとビリーは、頭と大腿骨の同時オペをやりきった。
術後のリリアンはデヴォンの診断どおり認知症状などなく、しっかりの会話でき、「ひったくりに遭ったときのことも覚えてる。抵抗したら殴られた。私のカバンを捜して欲しい」と言う。

リリアンの言葉

リリアンの奪われたカバンが見つかった。
コンラッドはER閉鎖を決め、「予算がカットされ闘いは終わった」と言うヴォスをリリアンの病室へと連れて行く。
奪われたカバンが戻り、おおよろこびするリリアンは、「守るのに必死だった。自分のものを取られちゃダメだ。年寄りだけど負けるもんかと戦った。正しいことだから」と言う。

0時が近づいてきた。
ER閉鎖を前にヴォスはピザやサラダの差し入れを持ってERのスタッフに、「覚悟を決めた。ERは閉鎖しない。このままイジメっ子に追い込まれるのはイヤ。お金が尽きるまで最高の医療を提供する全力で闘う」と誓う。リリアンの言葉がヴォスに覚悟を決めさせたのだった。

ケイドとコンラッド

告白

ケイドは父イアンのリハビリ施設から直接コンラッドを訪ね、父イアンが依存症でリハビリ施設にいること、施設のプログラムで会いに行っていたと打ち明けると、「二度とあなたにウソはつかない。これまでウソで父を守っているつもりだったけど、それでは何の解決にもならないと気づいた」と告白する。コンラッドは、「キミとイアンにとって良いことだと思う。自分を責めるな」と言うが、その後ケイドはコンラッドから、「ビリーへの気持ちに気づいた。彼女にキスをした」と告白されてしまう。コンラッドは話し合いたいと言うがケイドは、「何も話すことはない。フルならもっと早くしてほしかった」と言う。

一方ビリーはジェームズをずっと避けていた。
ビリーはコンラッドから、「ケイドに話しをした。ふたりを巻き込んでしまったがもう仕方ない。いろいろあったがキミとこうなれてうれしい」と言われ、ビリーも覚悟を決める。

ビリーとケイド、そしてジェームス

ビリーは覚悟を決めケイドに、「これからも一緒に働く。あなたの気持ちを吐き出して欲しい」と声をかけ、
「予想外のことだった。奪う気はなかった」と説明するが、ケイドは、「でもあなたはずっと彼を思ってた。謝っても無意味よ。ホーキンスは一度も愛していると言わなかったし、私も言ってない」と言う。

そしてジェームスも、「ボクがキミと出会う前から、キミとホーキンスには絆があった。ボクは大丈夫だから」と言う。
ジェームズとケイドに筋をとおしたふたりは、新しいスタートを切る

感想

前回、パドマのことをかなり責めた発言を書きましたが・・・産後うつだって。
病気なら仕方ないんだけど、ほんとうに子育ては、楽しいことばかりじゃないし、10ヶ月、妊娠期間があるのは、その覚悟を持つためだと思ってます。

コンラッドとビリーは、ケイドとジェームズに気持ちを伝え、ようやくふたりで歩きだすみたい。
幸せそうで良かったなと思うし、ジジもよろこぶと思う。

今回のジェームズの恩師、ペリーのエピソードはちょっとグッと来ました。

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