ROME(ローマ)1 #11 第十三軍団の栄光(相関図付)

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海外ドラマローマ 

「ローマ 前編」は全12話。残り2話です。
基本的には史実に基づいているドラマなので、改めて歴史の興味深さを感じてます。

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#11 第十三軍団の栄光  The Spoils あらすじ

エラステスの殺し屋となったプッロは次々と殺人を犯し、とうとう捕まり処罰を受けることに。
街中にカエサルを襲撃するブルートゥスの落書きが横行、カッシウスから「共和国の運命はキミにかかっている」と言われ、カエサルに忠誠を誓ったブルートゥスが苦悩する中、ブルートゥスはカエサルからマケドニアの総督に任命され・・・

相関図

まとめ

ヴォレヌス

元部下マスキウス

政務官としてアヴェンティヌスの市民の陳情を聞くヴォレヌスの前に、第十軍団長マスキウスが訪ねてくる。マスキウスは、「退役軍人たちは仕事がない。イタリアの土地をもらえないか?」という。
政務官としてヴォレヌスは、すでにカネを支給していること、退役軍人にイタリアの土地は与えられない規則があると説明するが、マスキウスはカエサルに話だけでもして欲しいと言う。

カエサルの判断

ヴォレヌスから退役軍人の陳情を聞いたカエサルは、「どうしろと言うんだ」と不満気だが、アントニウスから、「何か手を打つべき」と助言され、「退役兵全員にパンノニアの土地を与える」と言い出す。しかしそのパンノニアは辺境の地、「マスキウスは受け入れない」と言うヴォレヌスにカエサルは、マスキウスを個人的に買収し、騒ぎを起こさせないようにしろとヴォレヌスに命じる。

政務官として

ヴォレヌスからパンノニアの土地で合意するよう言われたマスキウスは予想どおり、「辺境の地の上盗賊が出る。皆が納得するワケがない」と拒否するが、「皆を納得させればカエサルからお前に5000デナリウスの礼がある」とヴォレヌス。マスキウスは、「仲間を売れと言うのか?」と反論するが、「断れば仲間は一文無しになり、お前から命を狙わることになる」と言われ、マスキウスは12000デナリウスで承諾する。

 

プッロ

軍を退役したものの仕事もなく、家族もいないプッロは虚しい毎日を過ごしていたが、奴隷エイレネと結婚、新しい人生を歩む決意をし、ヴォレヌスからカネを借りてエイレネを奴隷解放するが、実はエイレネは男奴隷と恋仲だった。それを知ったプッロは怒りと悲しみから奴隷男を殺害、ヴォレヌス家から追い出されてしまう。そんなプッロにヤクザまがいのエラステスが近づき仕事をオファーする。
殺し屋

プッロはエラステスの殺し屋となったが、アヘンに溺れ、人目も気にせずターゲットを追いかけ回して殺害する仕事ぶりに、「お前の仕事は目立ち過ぎる」とその扱いに困り、エラステスの部下たちもプッロをバカにする始末。プッロはここでも孤独を味わう。
しかしその後プッロは白昼堂々”アウフィディウス”を殺害、逮捕されてしまう。

 

プッロの処刑

殺された男の正体

プッロが殺人罪で逮捕され裁判を待っていると知ったオクタヴィウスは、「カレを助けなければ」とヴォレヌスに言うが、それを聞いたカエサルは、「何もしてはならん。殺された”アウフィディウス”は私を批判していた男だ。プッロを助ければ私が殺害を命じたと思われてしまう」と言い、何もしないようオクタヴィウスとヴォレヌスに言い含める。

【アウフィディウスとは】
釘製造組合の副会長で反カエサル派。実はカエサルがカネでエラステスに殺害依頼していた
プッロのために動くオクタヴィウス

やはりプッロを放っておけないオクタヴィウスは使用人ティモンを使い、プッロに弁護士をつけるよう言うが、誰も面倒を嫌い弁護を引き受けない。
唯一手を挙げたのは若造弁護士マエヴィウスだった。

しかしプッロは弁護士に依頼人(エラステス)の名前を明かさぬまま公開裁判にかけられてしまう。
絶縁したとは言え、プッロが気になるヴォレヌスが公開裁判の場にやって来ると、そこにマスキウス率いる第十軍団の退役軍人たちが待機していた。マスキウスは、「こんなヤツらに仲間を殺されてたまるか」と隙を突いてプッロを救出する作戦らしい。だがカエサルからプッロを助けてはならないと言われたヴォレヌスは、「プッロの救出は政治的に問題がある。アウフィディウスの殺害を命じたのがカエサルだと思われ、法と秩序の回復を目指しているカエサルの邪魔になるんだ。共和国のためだ」とマスキウスを説得、作戦を中止させるが、公開裁判の結果、プッロは闘技場での極刑に処されることが決定してしまう。

極刑が決まったプッロは、地下牢の中で虫を捕まえると、それを神への生贄とし、エイレネとヴォレヌス一家の幸せを願い、闘技場へと向かう。

 

闘技場処刑

だがプッロは剣を握ろうともせず、座り込んでしまう。
市民の大ブーイングの中、3人の剣闘士は、「立って戦え」と迫るが、「早く殺してくれ」とプッロ。

それでは公開処刑が成り立たないため剣闘士はプッロをなじりはじめる。
最初は耐えていたプッロだったが、第十三軍団をバカにされた途端、剣闘士の隙をつき、刺殺したプッロは、「第十三軍団!」と雄叫びを挙げると次々と剣闘士をやっつけ、気がつけば7人を倒していた。

だが最後に登場した大男の剣闘士は、ケガを負ってヘロヘロのプッロに容赦なく襲いかかる・・・このままではプッロが殺されてしまう。隠れてその様子を見ていたヴォレヌスだったが、いつの間にか闘技場の中で剣を握り、「第十三軍団!」と叫んでいた。

ヴォレヌスはひとりで大男を倒すと、プッロを担ぎ、闘牛場をあとにする。

 

ブルートゥス

カッシウス

町には”ブルートゥスがカエサルを襲撃する落書き”がそこかしこに描かれていた。
ブルートゥスは、「私はカエサルの友となることを誓った」と言うが、「市民はキミが立ち上がるのを待ってるんだ。共和国の運命はキミにかかってる。独裁官は殺さねば」とけしかけるカッシウス。

カエサルとの決別

ある夜カエサルから、「マケドニア総督を任せたい」と言われたブルートゥス。
マケドニアはローマから遙か遠い場所であり、この人事が左遷であると直感したブルートゥスは、辞退を申し出るが、「私の権限としてお前に命令もできる。町中にお前に襲われる私の落書きがある。見逃せない」とカエサル。とうとうブルートゥスは、「暴君でないなら恐れる必要などない」と怒りをぶつけ立ち去ってしまう。

カエサルから忠誠心を疑われたブルートゥスはカエサルを裏切る覚悟を決め、その決意を母セルウィリアに告げる

 

感想

左遷同様の任務を命令され、ブルートゥスは、カエサルを裏切る決断をしたようです。
ん~、ブルートゥスは甘えてるし勝手だと思うけど、共和政の申し子、運命とは言えばそれが運命なんでしょうね。カエサルとしても、町中に自分を裏切るいたずら描き、その上ポンペイウスに加担、自分を裏切った過去があるブルートゥスのことを鑑みての左遷は致し方ない人事だったと思いますが。
そしてあの有名な名言「ブルートゥスお前もか」が生まれたワケですもんね

ヴォレヌスとプッロの関係は多少の演出が入っているのでしょうが、胸を打つものがあります。

コメント

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