ペーパー・ハウス5 #4 天国で待つ人　スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ（相関図付）

前半も残すところ2話。
とうとう軍兵士がスペイン銀行の屋上を爆破して、突入をはじめる

#4 天国で待つ人　Tu sitio en el cielo　あらすじ

軍兵士がスペイン銀行の屋上を爆破した。
パレルモ、リスボン、ヘルシンキ、ボゴタ、トーキョー、リオ、デンバー、モニカ、マニラは9人で軍兵士に立ち向かうが・・・。

相関図

まとめ

軍兵士はスペイン銀行屋上を爆破。
その様子はTVでライブ中継される。

スペイン銀行①

ヘルシンキ

最上階のダイニングホールにいたヘルシンキは、爆発で倒れてきた大理石像に片脚を挟まれ、大腿骨は折れ、出血する。

教授からの連絡

ニュースを見た教授は無線で仲間の状況を確認する。
●パレルモ、リオ、ボゴタは最上階のダイニングホールにヘルシンキを救助に。
●リスボンとモニカは、2階に。
●トーキョー、デンバー、マニラはパレルモの指示でヘルシンキを救助するため屋上に出ようとしていたが、それを止めた教授。
「屋上に出るな！100人以上の狙撃兵が狙ってる！出れば頭を撃たれる！ヘルシンキを助けるには、挟み撃ちしかない。屋上に開いた穴を使う。撃たれないためには人質を使う」と教授。

軍兵士の侵入

兵士が屋上からリールを使い、次々とダイニングホールに降下、銃撃をはじめる。
ヘルシンキは脚を挟まれまま、必死に応戦するが弾切れに！
すかさずトドメを刺そうと近づくガンディア・・・ギリギリで間に合ったパレルモたち。
パレルモは、ロケットランチャーを発射。

【警察側】
ロケットランチャーの威力は凄まじく、兵士2名が重症を負う。
報告を受けたタマヨ警視監はスアレスに、エントランスから防爆ロボットを突入させると指示。

ヘルシンキの救出

パレルモたちはヘルシンキを救助に行くが、2トンの大理石像で脚は潰され、大腿動脈から出血していた。
ヘルシンキは、「片脚が全部砕けた。切断してくれ」と自ら鎮痛剤を打つがパレルモは決断できない。
「切断しよう。大理石像を持ち上げるはムリだ」とボゴタが言っても、パレルモは、「ダメだ」と言い続ける。

リオが天井からブラさがっている柱を見つけ、それを使い　”てこの原理”　を使うことに。
パレルモはエントランスを防戦待機していたリスボンとモニカに援護を頼み、ダイニングホールへ一体に発煙筒で煙幕を張ると、柱を奪取する。
困難を極めたがリオたちは柱をゲットし、ヘルシンキを救出した。

一方のトーキョー、デンバー、マニラ

図書館の人質全員を屋上まで連れて来たトーキョー、デンバー、マニラは教授の指示で、武器を袋に入れて丸腰になると、人質に紛れ込み屋上へと出る。

【警察の動き】
狙撃班から、「視界良好、指示を待つ」と連絡を受けたタマヨ警視監は、「穴に近よる者は撃て」と指示。
次にスアレスを呼ぶと、「エントランスから突入する。ヤツらは奇襲に対応する余裕などないハズだ」と指示する。

そんな極限状態に、マニラはパニック発作を起こしてしまう。
物陰に隠れ、荒い呼吸をするマニラに駆け寄ったトーキョーとデンバー。
「私には荷が重すぎる。コンビニ強盗しかしたことない私が軍隊と戦うなんて」と言うマニラの気持ちを受け止め、「ここにいる理由を思い出すのよ」と寄り添うトーキョーに、「ずっとデンバーが好きだった」と気持ちを吐露する。

教授

教授はリスボンから、解放したマリオ総裁の手錠に仕込んでおいた盗聴器でタマヨの弱みを握ったと報告を受け、作戦がひらめく。
ベンジャミンに仲間を呼び鋳造の準備をするよう指示すると、マルセイユにはベビーグッズの調達を。
そしてシエラの弾倉を預かり丸腰にして動き出す。

タマヨ警視監

教授からの電話

タマヨ警視監のケータイに非通知で電話がかかる。
電話の相手は教授。
教授は盗聴、録音したタマヨの弱みを聞かせる。

【聞かせた内容】
「強盗らがアルトゥーロを殺し、蘇生もしなかった。死んでくれた方が都合がいい。このチャンスを利用して叩きのめす！強盗犯を殺人者に仕立てるために、アルトゥーロが撃った人質2名を強盗犯が撃ったことにする」

一気に顔色を変え、「要求はなんだ？」と聞くタマヨに教授は、「公平な戦いがしたい。すでに銀行内に8人の兵士がいる。これ以上の追撃するな。自己保身のための戦いを始めたのはあなただ。追撃を止めないなら、アリシアに嫌疑がかかるよう証拠ねつ造したことを証明する。そしてあんたのオランダ領の口座に、1000万ユーロを送り、私と繋がりがある証拠を作る」と電話を切る。

準備万端でエントランスからの突入指示を待っているスアレスにタマヨは、「突入は中止だ」と。
タマヨの判断が理解出来ず、明らかな不満を見せるスアレス。

スペイン銀行②

挟み打ち

パレルモから、GOサインが出た。
マティアスは指示どおり、屋上の人質に向かい銃撃をはじめる。
その銃撃に逃げ惑う人質たち。
トーキョー、デンバー、マニラはその混乱に紛れ、爆破で開けられた穴から穴ダイニングホールへと降下する。

マティアスは狙撃班に撃たれてしまったー。

サガスタたちの作戦

パレルモたちは銃撃を続け、兵士たちをダイニングホールに誘導。
そこへ屋上から銃撃しながら降下してきたトーキョー、デンバー、マニラが加わる。

パレルモたちは、兵士8人を挟む撃ちの状況に。
互いが銃を向け合う緊迫した中、銃を置いて降伏するよう求めるパレルモ。
しかしガンディアは、「自分で取りに来い、同性愛者め」と差別発言で挑発する。

サガスタはタマヨ警視監に、「敵は全員ここにいる。正面から第2部隊を突入させてくれ！」と指示するが、「二次部隊は出せない」と拒否するタマヨ。
その決断に、「ヤツらに面子を潰され、今度はオレたちを売るのか」と言うとサガスタは通信を切ると、「降伏する」と手をあげ、武器を置くー。

しかしそれはワナだった。
次の瞬間、兵士7人が手榴弾を投げ、爆発を起こすダイニングホール。
次に兵士たちの一部はトーキョーたちを銃撃し、どんどん後退させる。
一方の兵士は、パレルモ、リスボンたちを銃撃して身動きをさせないようにすると、最後はガンディアによって、防犯ロックを作動され、鉄の扉を閉められてしまった。【展示室に閉じ込められた】

防犯ロックは構内図にはない。
ガンディアが警備責任者だったからこそ、作動させることができるものだったのだ！

追い詰めるガンディア

意表を突かれ、教授はトーキョー、デンバー、マニラを調理場へ移動させるが、銃を構えながらガンディア含む7人の兵士が近づいて行く。
ほくそ笑みながら、「トーキョー、ナイロビが天国でお前を待ってるぞ」とガンディア。

【過去】ベルリンと息子ラファエル

デンマークのフレデリスクボー城に保管されている秘宝”ヴァイキングの金”を強奪するための計画がスタートする。

計画実行

前日、タティアナと共にピアノ調律師に扮したラファエルが城に入り、警備員のセキュリティカードを盗み取り、IDカードを複製。
調律器具の中にレプリカを入れておき、前日に城の中に保管しておく。
これで当日は、手ぶらで会場入りできるように。

警備員ハンス

どの部屋へも出入りできるベルリンたちだが、秘宝がある保管室前のドアは常に警備員ハンスが立っている。
事前にハンスを調べ上げているベルリンたち。
リサイタルの日、マルセイユは痴呆症で施設にいるハンスの父を連れ出し、会場内で自由にする。
ハンスは徘徊する父親を見て驚き、警備の交代を要請、父を追って持ち場を離れるー。
その隙に、偽造IDを使って保管室のドアを開けたベルリンとラファエル。

ITに強いラファエルは、最高レベルのセキュリティシステムに興奮し、解読をはじめると、見事にセキュリティシステムを解除、秘宝をゲットした。

父の教え

アタッシュケースを抱え興奮気味のラファエルに、ベルリンは、「今から最も大切なことを教える」と言うと秘宝の入アタッシュケースを窓から池へと投げ捨てる！
「12キロの金を捨てた。1500万ユーロだぞ？」と責めるラファエルに、「これは授業だ。次からは偉そうな態度を止め、倫理観を捨てろ。他人のものを自分のものだと言うお前は十分泥棒だ」とベルリン。
リサイタル終了後、ベルリン、ラファエル、マルセイユは堂々とエントランスから出て城を後にした。

これこそ醍醐味

ボートでスウェーデンへ出国するベルリンたち。
その途中、川からアタッシュケースが浮き上がってきた・・・実は潜水夫のボゴタがアタッシュケースを池から探し出したのだ。
ボゴタも船に戻り、秘宝強奪はパーフェクトに成功した。
ベルリンは楽しそうに笑いながら、「正面玄関から秘宝を持ち出すと思ったのか？本当に欲しいものは持ってるヤツから盗め。それが人生だ、息子」とラファエルに言うのだったー。