ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理人です #6 (相関図あり)

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海外ドラマムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理人

サングの秘密が少しずつ明らかに。
そして今回の遺品整理相手は心中を図った夫婦。

#6 

ムーブ・トゥ・ヘブンに遺品整理を依頼した後、妻と共に自ら命を絶った老夫婦。身寄りのないふたりの旅立ちの手伝いをするグルとサング
一方サングが抱える問題が明らかに。

 

相関図

まとめ

ナム

オ弁護士を訪ねる

サングの秘密(違法賭博ボクシング、殺人者)を知ったナムはオ弁護士を訪ね、「グルの叔父さんは人殺しなの?」とストレートに不安をぶつける。
「カレは人を殺したワケじゃない。試合中に相手に重傷を負わせたが、まだその人は生きてる」とオ弁護士。
それでも、「叔父さんはグルの後見人に向いてないと思う」とナム。
オ弁護士は、「サングさんはグルを傷つけてないし迷惑や悪影響も与えてない、”ムーブ・トゥ・ヘブン”の社員として評価を下げる言動もないだろ?人殺しのウワサがなければ、ナムはカレを怖いとは思わなかっただろ。グルにはナムがいるから心配してないよ」と説明する。

サングのアシスト

グルと関わることを良く思っていないナムの母親は、ナムがグル宅に入るのを見ると追いかけ、「熟に行ってるハズじゃないの?ウソついてるの?」とナムの行動に怒り出す。
その絶体絶命の状況を助けたのは、サングだった。
サングは丁寧な態度でナムの母親に挨拶し、「ナムは、独りになったグルと仕事に慣れていないボクを心配してくれてる。ありがたいです。ナムさんの勉強の邪魔をしないよう気をつけます」と言い、その場を丸く収める。
ナムはサングの助けに少し驚くー。

サング

【サングの抱える過去】
サングは違法賭博ボクシングで生計を立てていた。
ある日、賭博場マダムから、スチョルとの対戦を打診されたサング。
その試合中、サングのパンチでスチョルは重傷を負い、意識不明となった。
サングは、「あんたのせいだ。あんたが話しを持って来たからだ」と責めるが、「私は試合を組んだだけ」とマダム。
その時サングは、「カレを死なせないでくれ。何でもする」とマダムに頼んだのだった。

チャソン療養病院に入院中のスチョルを見舞うサングは、スチョルの妹スジンと再会する。
「出所したって聞いた」と言うスジンにサングは、「すまない。大丈夫か」と尋ねるが、「あなたのおかげで死ぬハズだった兄がまだ生きてる。感謝すべきだけど、そう思えない」と言われてしまう。

遺品整理人の仕事

3日前の依頼

サングは3日前に、「今日、遺品整理をお願いしたい」と言う依頼を受けていたため、グルとふたりで現場に向かう。
古い家屋の屋上に住む依頼者の自宅。
声をかけても返事がないため部屋に入ったサングは、「警察を呼べ!」と慌てる。

部屋の布団の上で老夫婦は手を繋ぎ心中していた。
「2人でこの世を去ります。清掃の方には迷惑かけます」と置き手紙を残して。

警察検分の結果、心中と断定された。
警官ジュヨンは、「亡くなったキム・インス自らがムーブ・トゥ・ヘブンに依頼し、心中したようだ」と言い、ソーシャルワーカーのソン・ユリムを紹介する。

キム夫婦の担当ソン・ユリムは、「1ヶ月前に仕事を解雇されようで、それで決心されたんでしょう」と言うが、それを聞いたサングは、「心中を決心?死ぬなら自分だけで死ぬべきだ。道連れにするな。奥さんが同意したかもわからないだろ。殺人と同じだ」と怒り出す。
グルは遺品を渡す親族はいるかと聞くが、ソン・ユリムは、身よりはなく遺品を渡す相手はいないと言う。

サングは苛立ち、「心中したヤツのために悲しむこともない。最低限の仕事をしってさっさと帰ろう」と言うが、「故人の人生を知らないのに侮辱すべきではありません」とグルはサングをたしなめる。
それでもサングは、「絶対に手伝わない」と言い出し、「それらな今日の分は給料から引きます」と返すグル。

遺品整理

グルは、遺品整理を手伝うと言うソン・ユリムと仕事をはじめる。
キム・インスの持ち物はどれも人柄を偲ばれるものばかりだった。
グルは黄色ボックスに遺品を収めていく。

サングはゴミ出しを手伝うため部屋にやって来て、隠し扉を見つけた。
ドアを開けたサングは思わず感嘆の声を上げてしまう。
そこは手入れが行き届いた温室があったからだ。

「妻を殺す悪い夫がこんな温室を作るかな。同じ景色を見ても愛ではなく憎しみを感じるのね。この景色に見える愛をあなたに教えてあげます。証明するわ」とソン・ユリム。

グルは鉢に様々な番号が貼ってあること気づき、それが管理人をしていたアパートの部屋番号だと気づくと、「この鉢を持ち主に返します」と言い出すグル。
グルはひとりでキム・インスが管理人をしていたマンションへ行き、1室1室訪ねるが、多くの住民は、「捨てた鉢だ。要らない」「死んだ人の鉢植えなんて要らない」と拒否する。
そんな中、高校生のミンジは、キム氏の死を聞き、号泣した。

キム・インス

ソン・ユリムが、キム・インスの妻イ・ミソンが入院していたチャソン療養病院へ行く聞き、サングはソン・ユリムを病院まで送る。
ソン・ユリムは、「インスさんの誤解を解きたいから、ここで待っててください」と言ってクルマを下りた。

【キム・インスと妻イ・ミソン】
アパート管理人で生計を立てているキム・インス。
妻ミソンは病気でチャソン療養型病院に入院中だが、自分が夫の負担になっていると悩んでいた。
インスは温厚で真面目な仕事ぶりだったが、最近では重労働が堪えるようになっていた。
そんなインスに横柄な態度を取る住民もいたが、中学生のミンジは「おじいちゃん」とインスを慕い、管理人室にエアコンがないことが気の毒だと募金を集めてエアコンをプレゼントする。
しかしそれは、「電気代を払うのは住民だ」と言う反対の声で叶わなかった。
そんなある日、インスはアパートの駐車場内でクルマに轢かれてしまう。
軽症で済んだものの、仕事は解雇に。それだけじゃなく、末期の膵臓がんが見つかる。
インスは花束を持って妻を見舞うと、「キミの願いを叶える。一緒に家に帰ろう」と妻を自宅に連れ帰り、ムーブ・トゥ・ヘブンに3日後の遺品整理を依頼し、置き手紙を置いて心中したのだった。
葬儀

キム・インス夫妻の葬儀は、市の支援金で執り行えることになった。
サングは、「良かった」とホッとするが、参列者はひとりもなく、供花1基もない葬儀だった。

グルは、「親戚か友人がいるはずです。お葬式に来てもらいたい。捜したい」と言い出すが、連絡する相手はいないキム・インスさん。
ナムの発案でグルとサングは会場にインス氏が妻ミソンのために育てた鉢植えを運び、祭壇に飾ることに。
グルはインスが手帳に書いていた【花言葉】を言いながら、1鉢、1鉢並べていく。

その時、「ツバキの花言葉は、”愛してる”だよ」と声が。
アパートの住民ミンジは、ツバキの鉢植えを持って来て、祈りを捧げた。

インス氏の隣会場では、”ジェファ建設”関係者の葬儀が行われており、大勢の参列者と何基もの供花が陳列されていた。
サングはキム・インス夫婦のために供花を1基拝借することに。
しかしグルに見つかり、「それは泥棒です」と指摘されてしまう。
「供花がない葬儀は淋しいだろ。供花は故人が無事に天国へ旅立つことを祈って飾るもんだ」とサング。

その時グルは、キム・インスが残していた名刺ケースを思い出す。
黄色ボックスから名刺を取り出すと、「キム・インスさんは昔ジェファ建設で働いていました。本部長をしていました。5番葬儀場です」と言いながらジェファ建設の参列者にキム・インス氏の名刺を配りはじめるー。
参列者は誰もキム・インスを知らないようで、勝手なことをしないでくれと注意されるが、ひとりの初老の男性が、「キム・インス氏が亡くなったのですか?キム本部長は新人の私を見守ってくれた」と祭壇前で祈りを捧げた。それがキッカケとなり、ジェファ建設社員が皆、インス氏に祈りを捧げたのだった。

ムーブ・トゥ・ヘブンの仕事

葬儀を終えたソン・ユリムは、「身よりのない人のお葬式ではじめて安らぎを感じ。”ムーブ・トゥ・ヘブン”さんのおかげです、ありがとう」とサングの手を両手で握る。
サングは思わずドギマギしてしまうのだった。

その後グルは、供花をキム・インス、イ・ミンソンさん宛てに贈った。
「叔父さんが供花がないのは淋しいと言いました」と言って。

そしてグルはサングに、「キムさんが育てた鉢植えです」と1つ手渡す。
サングは、「花に興味ない」と拒否するが、「ソン・ユリムさんが叔父さんに渡してと言いました。この花はダリアです。花言葉は”気持ちが通じてうれしい”」と言われ、鉢植えを受け取ってしまう。
サングはその後、グルにバレないよう花に水をやる。

しかしサングはスジンから、「兄(スチョル)が危篤」との連絡を受け、療養病院へと向かう。

 

感想

今回のエピソードもジーンと心に残るものが・・・。
グルが遺品整理を請け負わなければ、キム・インスさんが生きてきた軌跡は正しく知られないままだったワケですから、キム・インスさんがムーブ・トゥ・ヘブンに遺品整理を依頼したのは大正解でした。
遺品整理は大変な仕事だけど、こうして6話まで見てみると、グルはこの仕事が天命のように感じます。

この4月まで韓流ドラマが苦手だった私。
でもこのドラマは韓国が抱える問題も浮き彫りにしているように思います。
そしてそれは、現代の日本も同じ。
いつの間に日本は貧困がこんな増えるようになったんでしょうね。

このドラマで韓国エンターテインメント力を見せつけらてます。

 

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