ペーパー・ハウス 1 #2 スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ(相関図付)

海外ドラマ
海外ドラマペーパー・ハウス

日本語ver.にエピソード題名がないんですよね~。
だから勝手にスペイン語を翻訳してエピソード題つけちゃってます(笑)

「ペーパー・ハウス」はNetflixで視聴できます

相関図

 

#2 致命的な無謀さ Imprudencias Letales あらすじ

警察は、休暇中の交渉人ラケルを呼び出し交渉に入るが、そこに思いがけない人物プリエト警視監がやって来て、突入も辞さないと言い出す。
一方、計画どおりにはいかなかったトーキョーたち。
ベルリンは教授と連絡を取り、次の段階へと計画を進める。

 

まとめ

計画の綻び

誰のカネも盗まず、1滴の血も流さない。
警察には、”強盗に入り、金を奪って逃走しようとしたが、警察に包囲され、仕方なく造幣局に立てこもっている”と思わせる

計画は、教授の指示どおり進むハズだった。
しかしトーキョーは、リオが撃たれたことで冷静さを失い警官に向かって発砲、負傷者を出してしまった。
幸いリオのケガは軽症だったが、デンバーとナイロビは、「なんで撃った?原則を忘れたのか?どうして計画どおりやらない!」とトーキョーの行動を責める。
それでもトーキョーは、「撃ってきたのは警察が先」と悪びれた様子もない。

すぐさまベルリンは、回線をアナログ回線に切替、状況を教授に伝える。
トーキョーは教授から、リオと深い関係なのかと問われるが、「ちがう。発砲は仲間と自分を守るため。どんなに計画を練ろうが失敗はあり得る!」と言い放ち電話を切ってしまう。

しかし教授とベルリンは、ふたりが深い関係であることに気づいていた。
ベルリンはリオが本気でトーキョーを好きだと知ると、「女は結婚し子どもが出来たら変わる」と言い聞かせる。

スペイン警察 ⑴

交渉人ラケル

休暇中のラケルに、「王立造幣局へ強盗に入った。逃げ損なった犯人が人質を取り、立てこもっている。交渉を頼みたい」と電話が入る。
ラケルは63人の人質を救うべく現場へ向かうことに。

すでに造幣局の前には捜査の基地テントが張られ、現状把握に騒然となっていた。
既に現場には、GEO(特殊部隊)が入り、準備を開始する中、ラケルはアンヘル刑事から、【犯人は4名を確認、それ以上いる可能性あり。人質は、授業員35名、警備員11名、見学の英国人学生17人。負傷した2名の警官は生存】と報告を受ける。

交渉

1台の電話だけが犯人と連絡がつく手段だった。
ラケルは早速交渉に入るが、電話に出たのは遠隔地にいる教授。

教授は変声器で声を変えると、「強盗の首謀者だ」と言い、撃たれた警官の容態を確認する。
命に別状がないと知ると、「私は教授と呼ばれている。まずは交渉したい。時間が欲しい。我々は逃げ損なったが防御態勢ある。介入は回避すべきだ。約束するか?」と要求。
ラケルはそれを了承し、代わりに学生を解放して欲しいと条件を出すが、教授は、「検討する」と電話を切った。

プリエト警視監の介入

しかし陣頭指揮を執るラケルにプリエト警視監の横やりが入る。
「彼らは降伏しない。GEO(特殊部隊)も私も突入を急ぐべきだと言う意見だ」と言う警視監にラケルは、「あなたの意見は通らない」と対抗する。
すると警視監はラケルのプライベート問題を持ち出し、マウントを取ろうとする。
ラケルは怯むことなく毅然と振る舞う。

ラケル・ムリージョ警部は、元夫からDV被害を受けたと訴えているが、その根拠、証拠がないとされ、係争中
NSF(国家警備隊)突入の決定

いまだに犯人の通信手段もわからないままの捜索チーム。
その時、造幣局前に複数のNSF(国家警備隊)武装車がやって来た。
「部隊の突入を決めた」と言う警視監に、「命令できるのは私だけです」とラモン。しかし強行突入の命令は、政府が出したと言う。
「説明して!」と迫るラモンに警視総監は、「人質の中に要人がいる」と言い出す。

人質になっている英国人学生のひとり、アリソン・パーカーの父親は英国大使のベンジャミン。女王とも親し間柄で、警視総監は、「国民にこのニュースが知れ渡る前に解決しなければ。イギリスに交渉させるワケにはいかない。ムリージョ警部、いいな。娘を無傷で救出する」と言う。

 

造幣局で:強盗団

計画の実行

ベルリンはホールに集めた人質にアイマスクを取って自分たちと同じ赤のつなぎ、マスクを身につけるよう指示、偽銃を1丁ずつ配り始める。

アルトゥーロ・ロマンは勇気を出して、身体の弱い人たちを解放して欲しいと要求するが、ベルリン、デンバーは聞き入れることなく、「キミたちには協力してもらう。俺たちを信じ、従うだけだ」と言うのだった。

アリソン・パーカーの役目

当然ながら教授もアリソン・パーカーの存在を把握しており、彼女が社会見学に来る日を実行日に選んだのだった。その上、スペイン警察が強行突入してくることも想定、侵入経路までも予測しすべて学習済みだった。

遠隔地で造幣局の外の状況を監視している教授はベルリンに、「来るぞ」と電話連絡。
それを受けベルリンは、「時が来た!オレの命令に従え」言うと、数人の人質を仲間に見せかけ、マスクを被り、エントランスへと向かう。

リオの役目はアリソンを見張り、計画どおり事を進めることだった。

 

NSF(国家警備隊)の突入

エントランスドアにスコープ用の穴を開け、造幣局内をカメラで見るNSF(国家警備隊)。
強盗団は学習どおり想定した配置につき、スコープカメラに向かって、ブローニング重機関銃を構える。

その時、「アリソン・パーカーから電話が入った」とアンヘル刑事。
驚きの表情を見せるラケル、警視監。
電話口でアリソンは、「私は人質よ、拉致されてる。アリソン・パーカーで父は英国大使。造幣局の中にいる。犯人と同じ服を着せられマスクも銃も同じ。誰が誰だがわからない。突入は命取りになる。来ないで!」と訴える。もちろんリオが銃で脅して言わせていた。

スコープの映像を見たラケルは、「突入すれば犯人と人質の区別がつかない。中止して!」と訴える。
隊長は苦渋の決断で、作戦中止を宣言した。
現場を去ろうとするラケルを止める警視監、しかしラケルは、「私は関与しない」と言い切り、現場をあとにする。

次の計画

造幣局内で

NSFの突入を寸前で食い止めた教授たち。
彼らは武力ではなく頭脳で警察に勝ったのだった。

20分後、彼らは次の計画へ進む。
ナイロビは、「これからが山場よ、仕事をしてもらう」と言うと、人質の中から数名の名前を読み上げ、工場へと連れて行くと札の印刷を開始する。
そう、彼らの作戦は、要塞を支配し続ける分だけ札が印刷されると言う計画だったのだ。

教授の行動

造幣局強盗事件から手を引くことを決めたラモンは、カフェで娘の様子を聞くため母親のケータイに電話をするが、偶然なのか否か、ケータイは充電切れに。
困っているラモンに、「ケータイを使いますか?」と声をかけたのは・・・教授だった。

感想

完全犯罪の凄さと難しさの両方を見せられてるようですね。
教授は警察の行動パターンにやたら詳しいようだけど、そっち関係の人だったのかな?

繊細そうで大胆な教授に興味津々。
トーキョーの思わぬ行動で、「一滴の血も流さない犯罪者」は冒頭から崩れ去ったのに、それでも冷静に計画を進める強さも持っている教授。
そしてエピソードのラストは、ラケル捜査官に直接接触!
興味深いな~。
それにベルリンも、想定外のことが起きても、案外冷静だったので、こういうことも想定の上だったのかな。

 

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