ハンドメイズ・テイル 5 #9 奪還(相関図付)

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#9 奪還  Allegiance あらすじ

トゥエロが指揮するハンナ救出作戦が実行される。ジューンはルークと領事館でそれを見守る。
セリーナはウィーラー家での生活にうんざりする。

 

相関図

まとめ

ジューン

ハンナ奪還

「ハンナがいる”妻の学校”はコロラドスプリングスにある。これから奇襲をかけ、ハンナを含む30人の少女を救出する。今夜3機がギレアド上空に侵入し、パラシュート部隊が着陸場所を確保し、他2機を誘導する」トゥエロはそう説明すると、奇襲作戦の司令官イライジャ中佐を紹介する。
「娘たちは奇襲を怖がると思う」と心配するジューンにイライジャ中佐は、「私にも娘エマがいる。ハンナを救出し、私も娘の元へ帰る」とジューンの気持ちに寄り添う。

ジューンはトゥエロの反対を押し切り、領事館で一緒に奇襲攻撃の中継を見ることに。作戦は順調に進んでいたが、突然戦闘機の信号が消失、緊急事態に陥り、ジューンとルークは部屋から出されてしまう。

失敗の結果

トゥエロは廊下で待っていたふたりに、「少女に被害はない。偽の情報を掴まされた。ギレアドは我々の作戦を事前予測し、対空兵器を使った。3機とも撃ち落とされた。生存者はなしだ」と報告する。

ローレンスのオファー

ローレンスから電話がかかった。
「血を流す事態になって残念だ」と言うローレンスにジューンは、「兵士は全員死んだ。あなたたちが虐殺した」と訴えるが、「我が国に侵入したからだ。ハンナと暮らすチャンスを与えたのにキミはアメリカ人と組んだ。もう一度、新ベツレヘムにオファーする。ハンナとキミはシンボルだ。今、キミが我が子の側にいるためにギレアドに戻れば、効果絶大だ。ニックの側にだって居られる。悪くない申し出だろ。ただし条件がある。昨夜のアメリカの作戦は、愚かな侵略行為だったと公に表明して欲しい」と言う。

「そんなことできない。ギレアドは邪悪な国。庇えない」とジューン。
ローレンスは、「私がギレアドを立て直す。エレノアと約束した」と協力を頼むが、ジューンは、「エレノアは、かつて愛したあなたが変貌したことを憎み、絶望し、恥じていた。だから死を選んだの。私は見てた。エレノアが死ぬのを。何もしなかった」と告白する。
「キミが関わっていたことは分かってた。それでもエレノアは反対しない。戻って来い」とローレンス。しかしジューンは、「ハンナを返して!ここで一緒に暮らしたい。安全で自由なところで。お願い」と懇願するが、「それはムリだ」とローレンス。ジューンは、「くたばれ!」と罵り、電話を切る。

トゥエロからの提案

ジューンはトゥエロにローレンスと手を切ると伝え、「次はどう攻める?」とトゥエロの作戦を聞く。
トゥエロは、「ニック・ブレインはどうだ?カレに協力しあえると持ちかけたが断られた。免責で亡命できると言ったが、それはまだ有効だ。カレに会って説得してくれ」と言う。

 

セリーナ

確執

セリーナはウィーラー家で生活するが、それは侍女同然の立場だった。
ギレアドセンターの開業日が近づいていた。しかしセンターを仕切るのは、セリーナではなくライアン・ウィーラー。
納得できないセリーナは、「私は司令官からギレアドセンターの親善大使に任命されてる。オープニングセレモニーでノアと私が直接、献金者や支援者に挨拶した方がいいと思う」と意見するが、アラニスは目をむいて、「人前にノアを出すのはまだ早い。それにあなたはあくまでもウチのゲスト。夫は司令官たちの部下じゃない」と言い切る。

ノアがお腹を空かせて泣き始めた。
セリーナが授乳すると言うと、「搾乳して。今度から哺乳瓶で私があげる。あなたが収容施設にいる時はそうしてたんだから」とアラニス。
セリーナは、「ノアは授乳に慣れてる。急に変えれば戸惑う」と言うが、「ウチの子は賢いから戸惑ったりしない。搾乳して!」と絶対に譲らない。

策略

夜、セリーナはライアンの書斎を訪ねると、自分の身勝手な行動でエズラを危険な目に遭わせ、夫妻に多大な迷惑をかけたことを謝罪。それでも自分を受け入れてくれたライアンに感謝を述べると、「ギレアドセンターを、”生殖能力センター”にと提案したのは私です。自然妊娠を成功し、出産した私はまさにシンボル。オープニングセレモニーではノアと共に出席し、ゲストを迎え、我が子を望む人たちに、ギレアドの教えを説きたい。私はそのためにトロントに来たのだし、私の使命だ」と力説する。「検討しよう」とライアン。

アラニスの怒り

結局、ライアンからの許可が出て、セリーナはノアを連れてギレアドセンターのオープニングセレモニーに参加できることに。
しかし怒りが収まらないアラニスはセリーナに平手打ちを食らわすと、「夫にコソコソ近づくのは止めて。夜中に夫に取り入るなんてバカにしてるの?何様のつもりよ?このアバズレ!」と罵声を浴びせると、ギレアドセンターに同行すると言う。

オープニングセレモニー

多くの支援者や献金者を前にノアを抱き、ギレアドの環境が自然妊娠を可能にしたと話すセリーナ。

そこへウィーラー夫妻がやって来た。
アラニスは不機嫌そうにセリーナを呼ぶと、ゲストはあなたに会いに来たのではない。ノアに会いに来ていると言い、「明日は私がノアを連れて来る。あなたは家にいて」と言う。

逃亡

ノアの授乳のため、ひとりになったセリーナは、次の瞬間、ノアを抱いたままセンターを飛び出す。
クルマを命がけで止めると、「この子を助けて!」と頼む。

女性は、とにかくセリーナと赤ん坊をクルマに乗せ、走り出したー。

 

ジューンとニック

トゥエロが用意した場所で再会したふたり。
「なぜローレンスの申し出を断ったんだ?」と問うニックに、「あなたもトゥエロの申し出を断ってる」とジューン。ニックは、「妻がいる。妻の父親は大物司令官で彼女はギレアドに満足してる。子どもも授かったんだ」と。
言葉に詰まるジューンに、「ギレアドは変化してる。ローレンスの指揮の元、我々は改革を進めてる。オレもキミのように家族を守りたい。あまり会えなくなる」とニック。
頷き、「あなたに迷惑をかけたくない」と言うジューンにニックは、「ニコールに愛している、会えなくて淋しいと伝えてくれ」と言う。

互いに”愛している”と伝え合い別れるふたり。
ジューンは去っていくニックに、「子どもは父親を見て育つ。見本になって」と言うー。

 

ギレアド

ローレンスの決断

ローレンスはリディアおばの助けを借り、ナオミ・パットナム夫人を自宅に呼ぶ。
「キミの今後について考えた」と言うローレンスに、「コロニーに送らないで欲しい」と懇願するナオミ。

夫ウォーレン・パットナムは、侍女をレイプした肉欲の罪で銃殺された

ローレンスはリディアおばに促され、口ごもりながら、「キミに交換条件を提示したい。キミは身の安全を、私はギレアドの伝統的価値観の体現を必要としている。子どもを連れてウチへ来ないか。考えてみてくれ」と提案する。つまりそれはナオミとの結婚を意味していた
ローレンスは、「これは単なる提案だ」と仕事のため退席する。

ナオミは、「カレはウォーレンを殺させた男よ」と抵抗を示すが、「カレの地位を考えれば悪いお話じゃない。忘れるように努めては?」と助言する。

司令官妻たち

司令官妻たちはローズの妊娠をよろこぶが、自然妊娠が羨ましいのか、「遺伝子の疾患とか心配よね」などイジワルも忘れない。

マッケンジー司令官

アメリカの侵略を見事に阻止したギレアド国。
マッケンジー司令官は、「侵略を断固許さない姿勢を世界に見せた」と満足しつつも、「ジューン・オズボーンは厄介だ。いい加減、解決するべきだ」と言い出す。
その後ローレンスは司令官たちに、ナオミを妻にしたことを披露した。

マッケンジー司令官夫妻はジューンの娘ハンナの養父母。アグネスと名付け可愛がっている

 

追悼式での出来事

殉職した兵士の追悼式が行われたが、周囲を抗議デモが囲む、厳粛とは程遠い式となる。最後にアメリカ合衆国に忠誠を誓うため、イライジャ指揮官の娘エマが前に進み出るが、上手く言葉が出てこない。ジューンはエマに寄り添い、一緒に忠誠を誓う。

次の瞬間、銃声が!
ジューンは咄嗟にエマを庇って倒れ込むが、狙撃犯はジューンを狙ったと思われた

 

感想

シーズン5が始まった当初は、ジューンの憎悪ばかりが表に出たエピソードばかりで、少しウンザリ気分でしたけど、後半、一気に面白くなって来ましたよね?
セリーナはノアを抱いて逃亡。まぁウィーラー夫人は執拗にセリーナを追い詰めるでしょうけど。
この感じだとハンナ奪還は次のシーズンに持ち越しの感じですね。
ニックを説得しようとしたけど、ローズと幸せに暮らしてると聞き、何も言えなくなってしまったジューン。ジューンはルークといるよりニックといる方が幸せそうに見えてしまうなぁ。
ニックを愛してるからこそ、ジューンはニックを説得できなかったんですよね。
味方だったローレンスともニックとも決裂し、これからどうやってハンナを奪還するのかな?

 

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