#11 本当の気持ち Hiding Behind My Smaile あらすじ
マックスは各科の部長を集め、大計画を発表、実行するよう求めるが、それに納得できない医師たちは、「マックスを説得して欲しい」と次々にシャープを頼りはじめる・・・。
まとめ
マックス
大計画
マックスは、もっと患者と向かうべきだと言い、病室内でのモニター、タブレット、パソコンの使用禁止を通達する
ルナの半年健診
今日はルナの健診の日。
小児科待合室で順番を待つマックスは、中耳炎を繰り返していると言うボビーの母親アリスと知り合う。
しかし健診でルナに脂肪腫らしきものが見つかる。
小児科医は、「脂肪腫だろう。様子を見て良いと思う」と言うが、「明確に何であるかを知りたい。生検してくれ」と譲らないマックス。
診察室から出て来た後、ルナがぐずって泣き止まない。
途方に暮れるマックスを見てアリスは、「私に任せて」とルナを抱き、見事に泣き止ませた。
ボビーは耳鼻科で簡単なオペを受けるが、それを待っているアリスは気が気ではない様子。
マックスが声をかけると、「夫が亡くなってからボビーが側にいないと不安で仕方ないの」と言うアリス。
マックスは処置が見える部屋にアリスを案内し、「先生は素晴らしい医師だし、ここで処置を見ていれば安心だろ」と言う。ボビーの処置は無事終わる。
帰り際、アリスはマックスに電話番号を渡し、「ようこそママ友の世界へ。また子ども同士を遊ばせましょう」と言うのだった。
ルナのパパとして
生検の結果が出た。
ただののう腫だとわかり安心するマックスに小児科医は、「今日、先生は心配のあまり私の診断を無視した。これからココへは、医師ではなく、”ルナのパパ”として来て下さい」と言われてしまうのだった。
ブルーム
ERにやって来た不定愁訴を訴えるイーライ。
ブルームは多方面から検討し、「栄養失調」と診断する。
年金暮らしのイーライは家賃等を払うことで精一杯で、食事を切り詰めていると言う。ローレンは、”高齢者食事サービス”を紹介するが、「順番待ちだ、3年前からね」とイーライ。
ローレンは福祉局に問い合わせるが、多くの高齢者が順番待ちをしている現実を知り、自分の遺族基金の一部を寄付するのだった。
エランドラ 33才
交通事故による血胸で運ばれて来たエランドラ。
すぐさまレイノルズの執刀でオペするが、輸血副作用DICを発症してしまう。
レイノルズはシャープを呼ぶよう指示するが、手術にやってきたのはカストロ。
カストロは自分が部長だと言い、DICになった原因を調べる。
エランドラは膠原病で、特殊な血液でなければ適合しないことがわかるが、「病院内に適合する血液がない。今から血液バンクや近隣の病院を当たる」とカストロ。
「頼む、急いでくれ」と失血の処置に追われるレイノルズ。
しかし結局、適合する血液は見つからなかった。
レイノルズはエランドラの姉に、「助けようがない」と説明するが、「妹は海兵隊で国を守ってきたの。諦めるなんてできない」と言う。
レイノルズはシャープを呼び、「患者の命がかかってるんだ。指令体系なんて守ってられない。ヘレン、頼めるか?」と直接ヘレンに頼む。
ヘレンは海兵隊に連絡、ヘリで”人工血液”を取り寄せた。
ヘレンの機転でエランドラは一命を取り留め、感謝のハグを家族から受ける。
シャープ
腫瘍科共同部長と医療ディレクターの解任
肩書きがなくなったヘレンは、「患者に専念する」と言い聞かせ、気持ちを奮い立たせ出勤する。
そんな中、マックスの大計画(病室内モニター、タブレット、パソコン使用禁止)の通達に納得できない医師たちは、シャープを見つけては、「これじゃ仕事にならない」、「あなたからマックスを説得してもらいたい」と次々に苦情申し立てをはじめたー。
シャープは、「黙って!私はもう部長でもディレクター補佐でもないの!文句ばかり言ってないでマックスの指示に従うのね、私もそう努力してる」と皆の苦情をはね除ける。
しかしカプールから、「脳神経科ではモニター廃止は大きな問題なんだ。マックスはキミの話しなら耳を傾ける。頼む、助けて欲しい。患者のためなんだ」と頼まれ、仕方なくマックスに電話をするが、電話口のマックスは、「ルナに問題が見つかったんだ」とプチパニックを起こしているのを知り、「大丈夫よ、私が対処する」と言ってしまう。
ヘレンの行動
ヘレンは脳神経科医師たちに、不満、不都合を聞き取りした上で、「医療書記を6人雇う」と言う案でまとめ、マックスのサインを偽造して書類を通し、呼吸器科医師には、患者と向き合うために来月の予約をすべてキャンセルし、訪問医療をするよう指導する。
当然医師たちは、「酷すぎる」怒るがヘレンは、シレッと、「マックスの指示よ」と言うのだった。
結果と評価
ヘレンの立ち振る舞いを知ったブラントリーは、「医療書記を雇い、予約を断り、マックスのサインを偽造。あなたはマックスよりタチが悪い。この病院から解雇されたいの?」と責め立てるが、「患者のためです。マックスだって同じことした」とヘレンはハッキリと言う。
ヘレンの気持ち
1日の終わり、ヘレンの部屋を訪ねたマックスは、「ルナは健康だったよ。助けが必要なのはボクだった。キミの辣腕ぶりは伝わってる。キミの活躍でいつもボクの計画は形になる・・・」とお礼を言おうとするが、「お礼はいらないわ。今日は、あなたが感じてるものを私も感じたの。病院を改革するのってワクワクするわ。これからは私もあなたに支えてもらわないと」とヘレン。
マックスは、「できることはなに?」と尋ねる。
トレイ 18才
残酷な現実
アナフラキシーショック状態でERに搬送されて来たトレイ。
トレイはリンパ腫でシャープによりケモ治療を受けた患者だった。
しかし検査の結果、アレルギーの原因はリンパ腫の再発で、もう治療不可能な状態だった。
ヘレンから告知を受けたトレイは、余命を聞くが、4ヶ月~半年と知ると、「両親には知らせたくない」と言い出したため、フロムの力を借りることに。
トレイの言い分
「自分の状況は理解してる。半年後に死ぬことも。ボクは18だ。3年間闘病してきた。やりたいことも何もしてない。だけどボクが旅行へ行くと言えば両親は心配し、止める。だけどボクはやってないことだらけなんだ。家を出て放浪の旅に出たいんだ。両親は悲しむだろうけど、それがボクのしたことなんだ」と言う。
フロムはトレイの気持ちを理解する。
気づく
退院許可を出したフロムは、「キミが家を出る時、キミの両親はそれが最後の別れになることを知らずに送り出すことになる。だから別れを挨拶を残してあげてほしい。キミが亡くなったら、ボクがキミの両親に届ける」と提案する。
トレイはOKし、「大切な5つの思い出」を話しはじめるが、感情がこみあげ、話せなくなってしまう。
トレイは両親に現状を話すことにした。
ヘレンはどうやって説得したのか?と聞くが、「自分の物語には両親が必要だって自分で気づいたんだ」とフロム。
カプールとエラ
エラはカプールの家でお世話になることを決めたが、訪ねたカプールの家は、奥さんが亡くなったまんま、ロハンが家を出て行ったまんまで、まるで時が止まったような状況だった。
しかもカプールは、妻の裁縫部屋が赤ちゃんの部屋にピッタリだと見せるが、その部屋も亡き奥さんが使っていたまんま状態なのを見てエラは言葉を失う。
ブランケットを届けに来たカプールにエラは、「あなたの家は思い出がありすぎて私の居場所がない。あの家では上手くいかないと思う」と同居を断る。
その後、荷物を取りに来たエラにカプールは、片づけた部屋を見せ、「赤ちゃんとキミのことを1番に考えるべきだった。妻もこれを望むしロハンは戻らない。だが孫がやってくる」と笑顔を見せると、エラも笑顔になる。
フロム
タビサから、「自己愛性パーソナリティ障害」と指摘されたフロムは文献を調べ、「尊大で傲慢な態度を示す」と書かれた傾向を見て、(ボクは傲慢なんだろうか)と不安に苛まれるが、答えは簡単に出るものではないのだったー。
レイノルズ
病院を退職してイヴィーと一緒にサンフランシスコへ行こうと決めたレイノルズだが、中々マックスに、退職のことを言い出せない。
意を決して打ち明けたものの、「全面的に協力する。遠距離結婚は大変だからね」とマックスは勘違い。
しかしレイノルズはそれを訂正することが、できなかった。
感想
マックスにママ友が出来ましたね♪
これは良いことですよー。
初めての子育ては本当にわからないこと、不安なことだらけ。
他の子どもと自分の子どもを比べて不安になることも。
特にマックスは医師だから、今回のように必要以上に心配してしまう。
そんな時、良いママ友は良き相談相手になってくれますからね!
今、誰にも頼りたくないモード(特にヘレンには頼りたくないらしい)のマックスには、「ただのママ友」は必要だと思う!
レイノルズは降板なんかなー?と思ってたけど、早とちりマックスのおかげで、レイノルズは、退職っを言い出せなかったですね。
実際、この病院にレイノルズは必要。自分が抜けた時の混乱をレイノルズ自身、想像できると思うし。良き仲間にも恵まれてる。
そう簡単に退職はできない気がしてます。
コメント