ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ 2 #7 闘士たち

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カプール先生の過去が少しわかります。

 

#7 闘士たち Good Soldiers あらすじ

10年前に骨肉腫の治療のためにオペを受け、下半身不随になったエリザベスは、患部に入ってる金属プレートのズレによる痛みを緩和させるためにオペを受けるが、思わぬことが発覚するー。
カプールは帰還兵ネイサンの心のケアのためにフロムの「PTSD支援グループ」を紹介するが・・。

 

まとめ

レイノルズ

マケイラ

心停止したものの救急隊により心拍再開で搬送されて来た少女マケイラ。
検査の結果、心肥大が見つかり緊急手術をすることに。
激しく動揺する母親トロンブリー。

しかしオペ中の迅速検査の結果、マケイラの心肥大の原因は白血病だと分かる。
マケイラには骨髄移植が必要だったが、母親とはマッチしなかった。
既にマケイラの父親は他界していたため、レイノルズは、「骨髄バンクからの連絡を待つしかない」と言う。
すると突然トロンブリーが、「マケイラは何も知らないが、父親は生きている」と言い出す。
ワケありの状況を察したレイノルズはトロンブリーに代わり、父親ベル氏に連絡、留守電に、「命がかかっている。病院に来てヒーローになって」とメッセージを残す。

マケイラの父

留守電を聞いたベル氏が病院にやってきた。
ベルはベッドで眠るマケイラを見つけ、「大きくなった・・」と感慨深げに呟く。
もう約12年も娘と会っていないと言うベルは、骨髄を提供し、娘に会うことなく退院する。

レイノルズは自分と同じ境遇のマケイラに自分を重ね合わせ、「もう少しカレには父親らしいことをして欲しかった」と言うが、トロンブリーは、「病院に現れた。それだけで十分」と言う。

その夜、レイノルズはイーヴィーに「結婚式に父を呼びたい」とメールを送った。

 

ネイサン アフガニスタン帰還兵

アフガニスタン出征で足が不自由になったネイサン。
担当医のカプールは、ネイサンには心のケアが必要だとフロム主催の「PTSD支援グループ」の参加を進めるが、ネイサンは、「ボクには必要ない」と消極的。

「PTSD支援グループ」

グループに参加したネイサン。
メンバーは皆、帰還兵のため、それぞれの立場で発言し言い合いになる。
フロムは、「ふたりとも国のために戦ったんだ」と言う言葉で仲裁するが、「そんなのキレイごとだ。先生は経験してない。わかるワケがない。身体の一部を失う痛みを。多くの仲間が・・・」と言うが、その先を話せなくなってしまう。
フロムは、「心の内を話して欲しい」と言うが、「心の丈を伝える言葉なんてない」とネイサン。

ソポクレスの戯曲

フロムはグループのメンバーに「ソポクレスの戯曲」の台本を配り、演劇をしようと言い出す。
ソポクレス戯曲は、軍隊における忠誠心や赦しについて書かれた戯曲だった。
この戯曲に何の効果があるのか?と聞くメンバーにフロムは、「心の丈を伝える言葉がないと言ったけど、この芝居が教えてくれる」と言い、ネイサンにもある兵士を演じるよう言う。

しかしカプールはその戯曲が、”軍隊に捨てられる負傷兵の話”と知ると、「なんでこんな内容の戯曲を選んだんだ?しかも負傷兵の役をネイサンにさせるなんて、過去の苦しみが蘇ってしまう。ツラすぎる」と反対するが、フロムは、「心に封じた思いを言葉にできるチャンスだ」と言う。

発表会

フロムは戯曲劇を病院内で発表しようと提案、ステージを用意する。
しかしネイサンは、「オレにはできない。ムリだ、ツラすぎる。これはオレの話しだ。オレの経験、オレの言葉、とても口に出せない」と言う。

その時、「キミの代わりに私が言おう」とカプール。
当然フロムはネイサンが演じることに意味があると申し出を却下しようとするが、メンバーの前に進み出たカプールは、「私は昔、インド第4歩兵師団にいた。参加させて欲しい」と頼む。

芝居が始まった。
カプールはネイサンの代役を演じる。
その役の言葉は、カプール自身の心の痛みと同じだったのだ。

戯曲劇は成功を収めた。
フロムはカプールをハグし、「知らなかった」と言うが、「語ろうとしなかったから」とカプール。

 

エリザベス・アーチャー

10年前に骨肉腫のオペを受け、下肢麻痺となったエリザベスは最近、背中の痛みを訴えていた。
検査の結果、金属プレートのズレが原因で、骨肉腫の再発ではないとわかり、オペすることに。

事実

しかしオペ中、整形外科医のクエスタは、「カルテに書かれた状態とまったく違う」と言い出す。
シャープはマックスを呼ぶ。
カルテには、【腫瘍摘出のため、脊椎を切断。補強のためプレート固定】と書かれていたが、真実は、当時の執刀医トールマンがミスで脊髄を切断。エリザベスは下肢麻痺に。そしてトールマンはそれを隠蔽するため、金属プレートを埋め込んだのだった。

過去のカルテを精査したマックスとヘレンは、エリザベスのオペに、当時研修医だったハートマンが入っていたことを知ると、様子が変わる。
マックスは、ジョージアを助けられなかったハートマンのスキルを疑問視しているからだ。

【Dr.ハートマン】
脳神経外科医。ジョージアのオペをしたが、ジョージアを助けることが出来なかった。
それ以降、マックスはハートマンを避けている
関連エピソードはコレ
因縁の相手ハートマン

感情が止められないマックスは頭ごなしに、「ウソをついたな」とハートマンを非難するが、エリザベスの件だと知ったハートマンは、「トールマンはミスをした」とすぐ認めた上で、「”黙ってろ。見たものは忘れろ”と迫られたが、黙ってることなどできず、翌日、当時の院長フルトンにすべてを報告したが調査はまったくされなかった」と言う。

元院長フルトン

マックスは事情を確認するため、ブラントリー理事長とフルトンに会いに行く。
フルトンは、「私がやったワケではない」と言うが、「病院が隠蔽したことを問題にしている」とマックス。
フルトンは、「執刀医トールマンは解雇した。エリザベスには申し訳なかったが、病院と脳神経外科を守るために隠蔽した。今の病院、脳神経外科が存続しているのは、私の判断のおかげだ。世間にミスが明るみなれば、多くの医師が失業しただろう。私は自分と彼らも守ったんだ。これは私の業績だ。誇りに思っている」と言う。

マックスは失望の表情で、「尊敬してたのに・・・」と言うが、フルトンは、「リーダーとしてキミは病院を守るために良心を捨てられるか?できないなら理想のリーダーとは言えない」と言う。
しかしマックスは、「トールマンは今でも勤務先を転々と変えながらメスを握ってる。他に何人のエリザベスがいるかわからない。私がカレからメスを奪う!」と言い切る。

真実を告げる

マックスとシャープはエリザベスに真実を話した。
エリザベスは怒りに震え、「この病院を徹底的に訴えてやる」と言う。

理事長ブラントリーの態度

ブラントリーは、理事会の了承を得て、多額の賠償額を提示するがマックスは、「賠償金を払うことは隠蔽と同じこと。すべてを公表し、トールマンの医師免許を剥奪する。この方法しかない」と言う。

 

ブルーム

次の治療

鎮痛剤を使用せず治療を続けたいと希望しているブルームにハンドラー医師は、「治療を次の段階に進めるには、今後は鎮痛剤を使う」と言い出す。
もちろんブルームは鎮痛剤を拒否するが、「今度の治療は鎮痛剤なしでは完治は難しい。それにゆっくり進めていては運動機能が戻らなくなる。鎮痛剤を使わない選択肢はない」と言われてしまう。

迷い

(またクスリに溺れてしまうのでは?)と言う不安に苛まれるブルームはヘレンに相談する。
ヘレンは、「信頼できる人に薬の管理を頼むべき。私にその役をさせて欲しい」と言う。

ブルームの決断

ブルームはリーゴンに、「オペを受け、その後鎮痛剤を使ってリハビリをする。でも私は自分を信用できない。私を管理して欲しい。薬物依存だったあなたなら私の気持ちを理解できる」と頼む。
リーゴンは、「オレは地獄を何度も見てる。言い訳や誤魔化しは通用すると思うな」と厳しい言葉で、その役目を引き受けることを伝えた。

マックス

ジョージアの死を乗り越えられないままのマックスは翌日ヘレンに、「キミの心使い(ハウスクリーニングサービス)には感謝してるんだ」と謝罪するが、断った理由を聞かれ、「知らない人に家に入って欲しくないから」と言ってしまう。

数日後ヘレンは、レイノルズ、ブルーム、カプール、フロムと一緒に、「知らない人はイヤでも私たちなら大丈夫でしょ?手伝わせて」とマックスの家へ押しかける。
マックスは、戸惑いながらも彼らを招き入れたー。

感想

マックス、少しだけ前進かな?
まだジョージアの死を乗り越えられないままだけど、うっとうしいがられても、イラ立ちを見せられてもヘレンがマックスにしているように、ずっと(あなたを心配してる)(あなたはひとりじゃない)(頼るべきだ)って伝え続けることが必要なんだと思う。

カプール先生が抱えてきたものを知れば知るほど、カプールの奥深さを知る気がします。
だいたいアメリカでインド人が医者として活躍してること自体、かなりの努力家だものね。

ローレン・ブルームの試練は続きますね。
だけど、1日も早く回復して欲しい。
ローレン、ガンバレ!

 

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