ニュー・アムステルダム　医師たちのカルテ 2 #1 あなたの番

シーズン２は、全18話。

主な登場人物：シーズン２版

マックス・グッドウィン	ニュー・アムステルダム病院の医療ディレクター S1では喉頭がんを患い、化学と放射線療法を受けながらも病院のため、患者のために尽くす
ジョージア・グッドウィン	マックスの妻。妊娠中、仕事ばかりの夫を理解できず、別居していたものの、マックスのガン闘病を支えるため、やり直す決意をする。S1の最終話で前置胎盤が破裂し大出血してしまうが、無事ルナを出産。
ヘレン・シャープ	腫瘍科医チーフ。テレビ出演、学会など院外活動も忙しい。しかしマックスがガンを患ったことで、マックスを気遣う良く理解者となる。
ローレン・ブルーム	ERチーフ。レイノルズと付き合っていた過去あり。ADHDであり、家族との問題を抱えている。それを紛らわすため過剰勤務をする。その結果、アデロールを過剰摂取。リハビリ施設に入所し、退院。
フロイド・レイノルズ	心臓外科チーフ。病院弁護士のイーヴィーと付き合っている。
イギー・フロム	精神科医チーフ。患者思い医師。私生活では同性パートナー：マーティンと養子を３人育てている。
ヴィジェイ・カプール	内科医チーフ。妻を病気で亡くし、息子とも関係が上手くいってない。
ドラ	事務職員
ケイシー	看護師
カレン・ブラントリー	現理事長
カンデラリオ	ERチーフ代行。ローレン休職中、ERを任されていた
カストロ	腫瘍科チーフ代行。精密標的療法の先駆者。この治療はマックスに効果があった

#1 あなたの番　Your Turn あらすじ

ルナはすくすくと育っていた。
ニュー・アムステルダム病院は相変わらず忙しく、多くの医師がマックスを頼って相談に来る。
そんな中、高額のインスリンを買うことができないⅠ型糖尿病の患者がケトアシドーシスで運ばれて来た。マックスは彼女のためにインスリンの値下げを交渉するため動き出す。

衝撃の事故から３か月後の今と、事故直後を描く１話目

まとめ

事故から３か月後

前置胎盤が破裂し、大出血したジョージアだったが無事ルナを出産。
その後、病院へ搬送途中に大事故に遭ってしまったジョージア、マックス、ブルーム、シャープ。

３ヶ月後、ジョージアの体調は優れないままだが、ルナはすくすく育っていた。
マックスは毎朝ルナを抱いて出勤する。

それぞれのチーフはマックスを見つけると、相談を持ちかけ、忙しいのは変わらないまま。

高額なインスリン

アルマ・ピアソン

Ⅰ型糖尿病を患っているアルマが、ケトアシドーシスで搬送されてきた。
カンデラリオはマックスに、ケトアシドーシスを起こしたのは今年３度目で、自己でインスリンの量を減らしていることが原因だと相談する。
「インスリンは１本250ドルもする。私の給料では払えない。あなたにだって助けることはできない」とアルマ。

カンデラリオによると、今週同じ状態で搬送されてきた糖尿病患者が８人もいると言う。

行動

マックスは製薬会社パセンシアとの契約を切り、院内でインスリンを生成するために動きはじめるが、
「インスリンには特許がいるし、街中に配るほどの量は作れない。ほんとうの目的を言いなさい」と理事長カレン。
マックスの本当の目的は、パセンシアとの交渉権を得て、インスリンの値段を下げることだった。
しかし、そんな簡単にパセンシアが折れないとわかると、今度はマスコミを集め、「カナダのインスリンの値段はアメリカの1/5。患者個人用として今からトラックで買いに行く」と宣言する。

あなたはボクの患者

マックスはパセンシア社から、活動を止めることを条件に、月6本、生涯に渡ってインスリンを提供する誓約を取り付けた。
泣いてよろこぶアルマは、「他の人たちはどうなるの？」と聞くが、「ボクの患者はキミだけだ。今日はキミのために闘った。明日はまた新しい闘いだ」と言う。

カプール

マックスから、「高齢医師が腕が衰えても居座り続ける状況を変えたい。シニア医師を上手く活用する方法を考えて！」と言われたカプール。

関節リュウマチで苦しむクレスタット

「この２年、酷い関節リュウマチで苦しんでいる患者の治療に苦戦している」と言う専門医のチェン。
カプールがカルテを見ようとすると、「斬新な治療が必要なので・・」とカプールの介入を拒否するが、「シニア医師には斬新なアプローチは無理と言うのかね？」とカプールはシレッと診察に加わり、「今日中に治療法を見つける。今日、あなたを助けられなかったら引退します」と宣言までしてしまう。

いつものように患者の話に耳を傾け、いくつかの病名を挙げるが、どれもハズレてしまうカプールにクレスタットは、「長年苦しんでる私を１日で助けようなんてムリ」と言うが、ひょんな話しから、カプールは歯の膿瘍が原因だと発見する。
クレスタットは、心から感謝する。

マックスの病状

カストロ医師の”精密標的療法”を受けたマックスには、かなりの効果が現れており、「あと半年続けたら、完治できるかも知れない」と言われ、心からのありがとうを伝える。

シャープ

３か月前の事故直後

肘を亜脱臼したシャープだったが命に別状はなかった。

戻って来たシャープ

しばらく腫瘍科をカストロに任せていたシャープが戻って来た。

シャープはカストロに病院に残って欲しいと言うが、「私の治療法は腫瘍科の未来よ。共同チーフなら受ける。イヤなら”精密標的療法”は他の人に頼んで。マックスの治療もね」とマックスを交渉材料に使って来た。
シャープは仕方なく了承する。

レイノルズ

イーヴィと良い関係が続いているレイノルズ

心臓外科のインターン：デューク

ノッティンガム医師から、「インターンのデュークが、遅刻ばかりで使いものにならない」と苦情を申し立てられたレイノルズは、「足手まといだろ？クビだ」と言い渡す。

しかし解雇に納得できないデュークは見学室にやって来て、「ボクをクビにするのは間違いだ。成績優秀で外科に向いてると言われて来ました。遅刻は勉強をしているからで、いずれあなたの仕事を奪うだけの素質がある」とレイノルズに訴える。

レイノルズはデュークのその勇気に何かを感じ、荷物をまとめているデュークの元へ行き、解雇を撤回した上で、「それぞれの事情なんて関係ない。結果がすべてだ。オレはお前に目を光らせ、常に結果を求め、決して妥協しない。それを乗り越えた時、ひょっとしたしたら、オレの仕事を奪えるかもしれない」と言う。

イーディ・フロム

今日も全力で患者に向かい合うフロム。
しかし家では子どもたち４人（ラフィ、サリーム、サミーラ、ハーパー）が病気になり、パートナーのマーティンはてんてこ舞い。
マーティンから19時までに帰って皆を寝かしつけて欲しいと言われ、精力的に仕事をこなす。

ローレン・ブルーム

３か月前の事故直後

ブルームは心停止状態でERへ運ばれる。
右足はあらぬ方向へ向いている。
レイノルズは、心タンポナーデのローレンを的確に処置する。
ローレンは生還した。

復帰

まだ足に痛みが残り、杖をついた状態のローレンだが、仕事復帰を果たす。
仲間はローレンの復帰を喜び、カンデラリオも快くチーフの座を返す。

明るく仕事をするローレンをナースのケイシーは心配するが（アデロールを過剰摂取の経緯を知っているから）、「薬は飲んでない。忙しく動き回っていれば痛みは和らぐ」とローレン。

しかし本当はかなりの痛みを抱えていた。
屋上で足の痛みに耐えているローレンの側で、「私がいる」と支えるシャープ。

真実

３か月前の事故直後

最初は意識があったジョージアだが、CTの結果、脳出血が見つかり、ハートマンの執刀でオペするが、ジョージアは帰らぬ人に・・・。

3ヶ月後

いまだにマックスはハートマンと口もきいていない。
マックスはルナをひとりで育てている。

感想

「your turn（あなたの番よ）」の本当の意味がわかった瞬間、ジョージアが子育てをマックスに丸投げしてることに腹立ってた気持ちが一気に萎んだ・・・そぉーかぉ、亡くなってしまったんかぁ・・・。
マックスがひとりで子育てしてる姿、切ないなぁ＠
ジョージアを亡くした傷がまだ癒えないマックスは、いまだに脳外科医ハートマンと口をきいてないみたい。シャープとの関係に動くがでるのかなぁ＠

ローレンも死にかけてたんやね
せっかくアデロール過剰摂取のリハビリを終えて立ち直ったばかりだったのに、また過酷な状況に陥ってる。
足は相当痛いみたいだけど、鎮痛剤をガマンしてる様子。
だって鎮痛剤がキッカケで依存症になることあるもんね
ほんとローレンのこと心配だなぁ。