●シーズン10、追加エピソード(6話)の最終話。
●ニーガンのこれまでを描いている
個人的には追加エピソードの中で1番良かった
もちろん、シーズン1~10まで視聴可能です。
#22 ニーガンここにあり Here’s Negan あらすじ 追加エピソード最終話
アレクサンドリアで一緒に暮らすことになったマギーとニーガン。
マギーは自由の身となり、普通に暮らしているニーガンをどうしても受け入れることができない。
ある日キャロルはニーガンを誘い、狩りへと出かけるが・・・。
まとめ
【現在】アレクサンドリアで
委員会の決定事項
アレクサンドリアで共に過ごすことになったマギーとニーガン。
しかしマギーはニーガンを受け入れることができないままだった。
そんなある日、キャロルはニーガンを誘い狩りに出る。
マギーとの緊迫した空気がツラかったニーガンは、町から連れだしてくれたキャロルに感謝を伝え、マギーとの関係を丸く収めるために口添えして欲しい頼むが、キャロルはニーガンを小屋まで連れて行くと、「委員会があなたを追放すると決めた。あなたの望みは叶わない。過去のことを考えれば仕方ない」と通告する。
小屋には既にニーガンの荷物が運ばれていた。
ルシール(有刺鉄線バッド)
ニーガンは生まれ変わろうとしていたが、結局、マギーの登場で町から追放されてしまった。
虚しさに酒を飲むニーガン。
翌朝、ニーガンはリックとの最終決戦の場所へ行くと、スコップで周囲を掘り返しはじめるー。
ニーガンが捜していたのは、ルシールだった(有刺鉄線バッド)。
ニーガンの過去
時系列順に変えて記載してます(放送内容とは前後してます)
世界が変わる前のこと(約13年前)
体育教師のニーガンは、ある理由から保護者を殴ってしまい解雇されてしまう。
しかしニーガンは妻への思いやりもなく、勝手に600ドルもする革ジャンを購入し喧嘩になるなど身勝手だった。
そしてルシールの親友(ジャニーン)と浮気までしていた。
そんなある日、ニーガンはルシールから「ガンになった」と打ち明けられる。
その日から心を入れ替えたニーガンだったが、世界は一転してしまう。
12年前 : 現在の世の中へと状況が変わった頃
ニーガンはそのまま自宅で主治医の治療計画どおりルシールに治療を続けていた。
温度管理が必要な抗ガン剤だが、発電機をこまめにオンオフして管理するニーガン。
しかしウォーカーの退治は苦手で、中々上手く退治できない。
妻から、「人間を殺すんじゃない気にしすぎだ」と言われてもニーガンは、「気にしちゃいない。慣れるのが怖いだけだ」と言う。
それでもニーガンは点滴中のルシールのために本を読み聞かせし、物資を調達するなどがんばっていたが、とうとう自宅周辺には物資がなくなり、遠くまで遠征するしかなくなっていた。
そんなある日、ルシールはニーガンにプレゼントをする。
それは世界が一転する前、ニーガンが勝手に買ったことで喧嘩になった革ジャンだった。
「世界が終わるって知ってたら喧嘩なんかしなかった」と言うルシールにニーガンは、「オレはキミを散々苦しめた。だからキミと一緒に居られるボクはなんて幸せなんだろうと思う」と伝える。
しかし温度管理していた冷蔵庫内の温度があがっていて、残り3回分の抗ガン剤がダメになってしまった。
ニーガンは以前聞いた、移動クリニックを探して抗ガン剤を手に入れてくると言うがルシールは、「あなたは十分にしてくれた。やるだけのことはやった。私を助けたいならそばにいて欲しい。私がいなくても生きて。お願いだから私のために闘って。ここにいて」と言うが、ニーガンはそれを受け入れることができず、「ダメだ。諦められない。ここまでやったんだ。最後までやり遂げる。医者を見つけて必要な薬を持って帰る。絶対に諦めない」と言うと、自宅を出発した。
移動クリニック
ニーガンは何週間もトレーラークリニックの痕跡を追い、ようやく追いつくと、意を決して銃を向け、彼らの前に出て行くが、背後から女性に頭を殴られ気絶してしまう。
意識が戻った時、ニーガンはイスに拘束され、点滴を受けていた。
フランクリンと名乗る医師は、「極度の疲労に脱水状態だったぞ。空銃で医師を脅した理由はなんだ?」とニーガンに尋ねると、ニーガンは、「妻がガンなんだ。治療中この世界になり、それでも続けてきたが、残り3回分を失ってしまった」と告白する。
フランクリンは、「あるものは提供したい」と言うと、リストの薬をすべて用意し、渡してくれた。
そしてローラは、「最近強奪グループがいる。くれぐれも気をつけて」と丸腰のニーガンにバッドをプレゼントした。
強奪グループ
しかしニーガンは、ローラたちが心配したとおり強奪グループに捕まってしまう。
拘束され拷問を受けるニーガン。
強奪グループの男は、物資のありかを教えれば妻の元へ返してやるとニーガンに条件をつきつける。
どうしても妻に薬剤を届けたいニーガンは、助けてくれた医師親子を売ってしまう。
男たちはニーガンが地図で示した場所でトレーラーを見つけると約束どおりニーガンを解放した。
ニーガンはバイクで立ち去る時、トレーラーの中で叫ぶローラ(フランクリンの娘)の声を聞いた・・・。
信じられない現実
しかし自宅に帰ったニーガンが見たのは、頭にビニール袋を被って自殺を図ったルシールの姿だった。
既にルシールは転化しており、「このまま放っておかないで」とメッセージがあったが。
しかしニーガンは妻を手にかけることがどうしても出来なかった。
ウォーカー化したルシールの側で長い時間を過ごしたニーガン。
バッドに有刺鉄線を巻き付けながら、心を決めると、自宅に火を放ち妻ルシールを葬った。
ニーガンの誕生
その頃、医師のフランクリンは強奪グループに拷問され、資源のありかを吐けと迫られていた。
そこへやって来たのは、革ジャンに有刺鉄線バッド=ルシールを持ったニーガン。
ニーガンはルシールで次々と強奪グループを始末する。
フランクリンも、元々ニーガンが緩めていたネジのおかげで自ら拘束を解き、協力して強奪グループを始末した。
現在
ニーガンは掘り出したルシールを暖炉で燃やしながら、妻への謝罪を口にする。
「キミが側に居て欲しいと言ったのに、抗ガン剤を捜しに出かけたのは、キミを失うのが怖くて、キミが亡くなることの罪悪感から逃げたかったんだ。キミにあんなことさせて悪かった。そしてバッドにキミの名前をつけたことも。心からキミを愛してる。これからキミのために闘う」と言う。
そしてニーガンはアレクサンドリアへと戻って来た。
それを見たマギーは、深い怒りと憎しみの目でニーガンを見つめる。
「マギーに殺されるわ。それを避けたかったけどもういいわ」と言うキャロルに、ニーガンは、「それでいい」と言うと、いつものスマイルを浮かべ、マギーを見るのだったー。
感想
シーズン10の追加エピソードはどれもこれも必要なエピソードかぁ?と疑問を感じる内容でしたが、今回のエピソードは唯一良かった。
やっぱり、ニーガンを演じている俳優:ジェフリー・ディーン・モーガンが素晴らしい。
カレが圧巻なんだと思う。
そして妻ルシールを演じたのは、ジェフリー・ディーンの本当の妻ヒラリー・バートン。
ニーガンは登場の時から、
●革ジャン
●有刺鉄線が巻かれたバッド=ルシール
がトレードマークでした。
それにまつわる話しが興味深かったなー。
世界が変わってしまうまで、ニーガンは気弱なちゃらんぽらんな男で、とても救世主を率いるような男には見えなかったけど、そのカレが変化していく経緯を、ジェフリー・ディーンが見事に見せてくれたので、違和感なく、むしろリアリティを感じて見ることができました。
ニーガン、体育教師だったのね(笑)
さてニーガンは、ルシールを燃やし、亡く妻に誓いました。「キミのために闘う」と。
そしてアレクサンドリアに戻って来たニーガン。
マギーとこれからどう対峙していくのかな。
グレンが殺された時のことを思い出せば、とてもじゃないけど許せないマギーの気持ちは分かる故、この先の展開はシーズン11でと言うことのようです。
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