シーズン4の波に乗れない私。
でも今回のエピソードは、「This is Us」らしかったかも
#6 3つのラウンド The Club あらすじ
トビーはケイトとふたりの時間を作ろうとする。
ケヴィンはあることをキッカケにキャシディと親密に。
ランダルはウィルキンス議員との関係を修復しようと動く
相関図
まとめ
1970年代:ジャックとレベッカの出会い
確執
相変わらずラブラブのジャックとレベッカ。
ある日、レベッカから実家まで送って欲しいと頼まれたジャックは、「キミの両親に良く思われてない」と言うが、「そんなことはない」とレベッカ。
レベッカはジャックがデイヴから、「全力でふたりの関係を阻止する」と宣戦布告されたことを知らない。
ジャックはレベッカを送るが、運悪くゴルフ練習場に行くデイヴと鉢合わせしてしまう。
「一緒に行かないか?」と言う誘いをジャックは断ろうとするが、「パパがあなたに歩み寄ってる」とレベッカに言われ、行くしかなくなる。
練習場に行くと思いきや、デイヴはジャックを洋服店へと連れて行き、ゴルフウェアを選び始める。ジャックは慌てて、「カードを持って来ていない」と言うが、「私のおごりだ。クラブでは襟付きシャツと決まっている。ジーンズはダメだ」とデイヴ。
結局、デイヴの仲間の誘いで4人でラウンドすること担ったジャック。
デイブたちは政治経済の話しをしながらゴルフを楽しみ、保険会社経営リックの名刺をジャックに手渡す。
ジャックは、デイブが仕事を世話しようとしていることに不愉快になりながらも、未経験のゴルフに四苦八苦するのだった。
ラウンドを終えたあと、クラブハウスで食事をしていると、デイヴの友人のひとりが、「電話をくれれば面接する」と言い出す。それを聞きデイヴは、「日程を決めておけ」と言うがそれを断ったジャック。
デイヴは面接を受けてみるべきだと進言するが、「お気持ちには感謝しますが、必要ありません」とジャック。
するとデイヴは、「私の父は配管工で苦労して私を大学に入れた。私は他に道がなく証券会社の下っ端からはじめ、そこからのし上がり、家庭を築きカントリークラブの会員になった。レベッカの結婚式をここですることが私の夢だ。キミはそこにいるだろうか?」と圧力をかける。
ジャックはしばらく考えたのち、「ボクは娘さんと結婚します。いい仕事に就いて家を買って幸せな家庭を作る。子どもたちが庭を駆け回るような。あなたはそこにいますか?」と言い返す。「キミは娘にふさわしくない」とデイヴも言い、一触即発の状況になりかけた時、レベッカが家から出て来て、なんとか回避できたのだった。
1980年代:中学生のランダル
ローレンス先生
中学生になったランダルは最近、国語教師のローレンスの話しばかりし、尊敬し信頼している様子。
ある日、ゴルフ中継を見ているランダルに、「パパとゴルフをしてみるか?」と提案するジャック。
ラウンドを廻る父子。
するとランダルは、「先生は、タイガー・ウッズがゴルフの壁を崩すって。そしてボクが学校の壁を崩すって言うんだ。ボクはリベートチーム初の黒人なんだ。でもボクには大変なことだ。プレッシャーだよ」と話しをはじめる。
しかし父ジャックがかけた言葉は全然見当違いだった。
「パパは何も分かってもない。パパは黒人とその社会が分かってないんだ」と言い出すランダル。
「でもお前を黒人だと思ってない、息子だ」とジャックは言うが、「ならボクが見えてないってことだ」とランダル。
しかしジャックは伝えたかった。
「お前はいつか大物になる。大事な関係はゴルフ場で生まれる。オレは天井にぶち当たったが、お前には無限の可能性がある。だから外から見ていてはダメだ。相手に合わせることがあってもとにかくプレーしろ」と。
ランダルは”自分の居場所について考える”年齢になっていた。
ジャックはランダルを送った際、ローレンスに、「息子は12才だ。自分の居場所についてあなたに相談してるのなら、一言私たちに伝えるべきだ」と意見すると、ローレンス夫妻を食事に誘う。OKしたローレンス。
現在:ランダル
作戦
ウィルキンス議員との会談を2回もドタキャンしたランダルは、カレに避けられていた。
しかし議員を続ける以上、ウィルキンス議員との関係はとても重要だった。
ランダルは覚悟を決め声をかけるが、「政策の話しは今は止めてくれ」とウィルキンスに先手を打たれてしまう。
するとランダルは咄嗟に、「先日のお詫びをしたい」と”友人のコネでゴルフ場の予約が取れる”と言ってしまう。
そのゴルフ場が、予約を取るのに2ヶ月待ちの人気コースだったため、「今日はどうだ?賭けゴルフだが一緒にラウンドしないか?」と誘いに乗ってきたウィルキンス。
ラウンド
プレイしたのは過去に1度キリと言うランダルのゴルフは酷いものだった。
そしてウィルキンスのガードも堅く、ランダルが近づき話しかけることさえ許さない徹底ぶり。
しかしウィルキンスは、四苦八苦しているランダルを見かね、「キミは焦り過ぎだ。ゆっくりやれ。テンポが重要だ」とアドバイスする。
すると途端にボールが飛び始めるランダル。
ランダルにレクチャーするウィルキンス。するとランダルはみるみる上達し、ウィルキンスも上機嫌に。
ラウンドを終えたウィルキンスは、今度政策について話しをしようとランダルと約束をした。
見事にウィルキンスとの関係を作ったランダルだが、実はゴルフの腕前はかなりのものだったのだ。
ランダルは中学生の頃、父から言われた言葉を思い出しながら、父への一打を捧げた。
ケイトとトビー
夫婦の時間
ダイエットに成功したトビーがサイズの大きい洋服を寄付しようと整理していると、「お気に入りのそのパンツぐらい置いておいたら?」とケイトに言われてしまい、不穏な空気が流れるー。
最近、ジャックの子育てで睡眠不足のふたりは、小さな諍いが増えていた、その上、”9ヶ月と23日”も甘い時間を持っていないことにも不満を募らせているトビー。
「疲れてるしジャックがいる」と拒否するケイトを、「おばあちゃん(レベッカ)にジャックを任せてデートしよう」と説得し、ふたりはデートすることに。
バラの花びらをベッドに散らし、キャンドルを灯してムードを作ってケイトを誘うトビーだったが、結果、致すことができなかった。
「色々考えてしまって・・」と言うトビーに、「私のせい?」と言い出すケイト。
トビーは、「原因はパンツだよ。キミはあのパンツを捨てるなって言ったろ?オレがリバウンドすると思ってるのか?それともそれを願ってるのか?それにボクができなければキミは自分を責めるだろうってプレッシャーもあった」と本音を言うが、ケイトは、「家に帰ろう」と言うだけだった。
帰宅するなりケイトは、”問題のパンツ”をハサミで切り刻みながら、「許してくれる?あなたを信じてる」と気持ちを伝える。トビーも、ケイトを心から愛していると伝え、レベッカたちがジャックを連れて戻って来るまでの短い時間を熱く過ごしたのだった。
ケヴィン
叔父ニックの隣でトレーラー生活を続けているケヴィン。
元カノのゾーイはローマ映画祭で賞を獲得、その上新しいカレシまで出来た様子に落ち込むケヴィン。
恋愛禁止?
ケヴィンがジムでトレーニングしていると、キャシディがやってきた。
ふたりは軽口をたたき合いながらトレーニングする。
ケヴィンがトレーラーハウスに戻って来ると、キャシディの姿が。
「ライアンに会ったの、もう最悪よ。カレが私を非難しはじめたから言い合いになって私がキレた。やっぱりダメだった。だけどカレは責められない。私が壊れている」と心の内を話すキャシディにケヴィンは、「キミの経験は99%の人は想像できないことだ。でもキミは頑張ってる」と寄り添い励ます。
キャシディは、心から心配し励ましてくれるケヴィンに思わずキスをしてしまう。
そしてケヴィンも応え、ふたりは関係を持つ。
しかしニックはそれに気づいてしまい、ケヴィンもニックが知ったことに気づいたのだった。
感想
シーズン4が私にハマらず、視聴が失速中・・・
でも今回のエピソードは、「This is Us」らしいエピソードでした。
アメリカ社会においての黒人と白人問題は、私には図りかねるところはあるけれど、ジャックにとっても大きな問題なんだなと思い知らされました。
ジャックは、”どんなことがあってもお前を守る”と言うけれど、親に守ってもらえるのはせいぜい小学生まで。
白人の家庭に育つランダルの苦悩は、かなりのものだったのだろうと思います。
クレバーなランダルらしい作戦でウィルキンスとの関係を作ったところが素敵でした。
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