ペーパー・ハウス4 #2 スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ(相関図付)

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ナイロビの手術途中、医師との通信が切れてしまったトーキョーたち。
ナイロビの命は

#2 ベルリンの結婚式 La boda de Berlín

タマヨ中佐により通信を切断されたトーキョーたちは、ナイロビの手術をどう乗り切るのか。
捜査本部に護送されたラケルはシエラの尋問を受けることに。手を変え、品を変え、責めてくるシエラのある言葉にラケルは動揺する。
教授はトーキョーの言葉から、ある可能性を考え、ダリマスクの赤ジャンプスーツである場所に現れる。

 

相関図

まとめ

スペイン銀行

ナイロビの手術

完全に通信は切断された。
しかし開胸状態のナイロビをこのまま放置することなどできない。
トーキョーは覚悟を決め、総裁のアドバイスを受けながら、肺の一部切除と銃弾摘出をやり遂げた

総裁は軍隊に所属していた頃、医学を勉強していた過去あり
アルトゥーロの画策

デンバーを精神的に追いつめ、モニカとの関係を潰そうと画策するアルトゥーロ
怒りと嫉妬で殴りかかってきたデンバーに、顔面を何発も強殴されたが、それはアルトゥーロの狙いどおりだった。
アルトゥーロは、ケガの手当をしてくれるアマンダに、お礼を言うだけじゃなく、PTSDになっていないかなど気遣いを見せ、アマンダの気を惹いた。
もちろんそれもアルトゥーロの作戦のひとつだ。

マルティンの思わぬ行動

スーツに着替え、アイパッチを外し、アタッシュケースを持ってエントランスに現れたマルティンは、ホールにいる人質に向かい、「残念ながらお別れだ」と言って何やらセッティングする。
そして、エントランスドア開閉ボタンに手をかけようとした時、銃撃でそれを阻止したのはトーキョーだった。

「落ち着いて冷静に話しましょう。行かせないよ」と言うトーキョーにマルティンは、「お前が演出したクーデターだろ。オレを誰だと思ってる?このために来たんじゃない。さらばだ。オレはもう味方じゃない」と言うと、それでも外で出ようとするマルティン。
トーキョーはマルティンに銃口を向け、「変なマネをしたらぶっ殺す」と言う。

するとマルティンは”小さなリモコン”を見せ、「”クレイモア地雷”をお前らに向けて設置してある。押せばお前は吹っ飛ぶ」と言い出す。
状況は一触即発だった。

それを変えたのはヘルシンキだった。
「パレルモ、何処へ行くんだ?刑務所か?頭を撃たれに出るのか?寝返るのか?」と言うヘルシンキに、「政府の機密情報を持っている。裏切らない」とマルティン。するとヘルシンキは、「オレたちを置いて出るのは裏切りだ」と地雷を両手に持ち、マルティンに近づき、踏みとどまらせた。

ぎくしゃく

アルトゥーロの作戦にまんまと引っかかったデンバーは、どんどんとボロを出し始める。

この緊迫した先の読めない状況、デンバー、マルティンの暴挙を見ているうちに、モニカは幻想が崩れる感覚を味わい、「まるで目隠しが取れたみたい。あなたはもう別人よ。私たちが何をしているのかも分からなくなった」とデンバーに言うが、まったく理解していないデンバーの言葉は、バカなことばかり。
とうとうモニカは、「ごめん、もう一緒に居られない」とひとりで地下室を出て行ってしまう。

当然、デンバーはモニカのその行動の意味もわからない。
ふたりの会話を見ていたダゴタはデンバーに、「彼女に怒られたらとにかく黙ってろ。そしてごめんと何度も謝れ。尻にひかれてもだ。生き抜く方法だ」とアドバイスする。

捜査本部

護送されたラケル

捜査本部まで連行されたラケルは、警察機動隊のユニフォームとフルヘルメット姿でシエラと再会することに。

【ラケル・ムリロの逮捕書類がない】
シエラの尋問が続く中、ラケルの報告書に逮捕歴がないことが発覚。
アントニャスは、「人権に関わる可能性がある」と指摘するが、タマヨ中佐は、「手続きの問題に過ぎん」とそれを一蹴する。
シエラの尋問

まずはセオリーどおり、ラケルの母と娘パウラを持ち出し、「あなたが協力しなければ、あなたが出所するころパウラは40才で、ママはお墓の中。愛なんて2ヶ月の刑務所暮らしで消えてしまう」と教授の居場所や計画について話すよう求めるが、「私たちの愛はあなたには絶対理解できない」とラケル。

次にシエラはラケルの男選びはセンスがないと指摘する。
教授はサイコパス、ラケルはそれに惹かれるクズだと言い、「彼らを理想化するけど、あなたは彼らのそばでは小さくなって何もできず、利用されるだけ。カレはあなたに何をしてくれた?あなたの計画に従ったり、あなたが主役になることがある?」と痛いところを突き、「私はアルベルトはクズだと警告した。この男も同じ。あなたはこんなクズのために30年も服役するの?」と指摘する。

ラケルの元夫アルベルト・ビクーニャは、CSIのホープだが、DV男。
離婚の時、娘パウラの親権争いをした。

最初の通信基地(救急車)が発見され捜査本部へと運ばれて来た。
「クルマを調べるのはアルベルトよ。あなたの人生を台無しにしたがってる男。私が先に行ってすべての証拠を消してもいいわ」
シエラはラケルに交渉を持ちかけるが、「何も見つからない」とラケル。

そして最後に、「協力すれば求刑12年、判決は10年で、5年後には出所、新しい人生を送れる。家族とね。だけど協力しないのなら、懲役30年で一生刑務所からは出られない。あなたが選んで」と現実をつきつけた。

 

教授の動き

教授とマルセイユは、準備してあった倉庫で、クルマからバイクに乗り換え、森や泥道を使って検問を避け、ラ・マンチャを移動していた。

トーキョーからの指摘

バイクで移動中、「パレルモが暴走し、エントランスを爆破する寸前を制御した。24時間拘束して監視してる」とトーキョーから電話報告を受けた教授は、「キミがクーデターを起こしたんだ。そのせいで計画がバラバラだ。パレルモなしでどうやってそこから金を出すつもりなんだ?キミができるのか?リスボンもナイロビもいないのに」とトーキョーの行動を責める。

もう状況は積んでいたー。

トーキョーは教授から、リスボンの最期を聞き、「ソレは見たの?聞いただけでしょ?ニュースでリスボンが死んだ報道はない」と指摘する。
トーキョーから指摘を受け、リスボンが生きていて、尋問されている可能性があると気づいた教授は、「スペイン銀行へ向かう」と言うが、「リスクが高すぎる。顔が知れ渡っているのにどうやって銀行まで行く気だ?リスボンは裏切らない」とマルセイユは必死で止める。

 

スペイン銀行

観察

結局、教授とマルセイユは、ダリマスクに赤いジャンプスーツでスペイン銀行前に現れた
教授は民衆に混じり、リスボンの生存を示す証拠をチェックする。
1,リスボンが逮捕された地域(ウエルバ)の警察車両がある
2,アンヘルが捜査本部に戻っている。アンヘルがハーメル作戦を追跡しなかった理由は、
  それよりも優先されるべきものがあったから。
3,休戦宣言したのにシエラが捜査本部にいる(リスボンの尋問のためか)

ハーメル作戦とは、教授がクルマで事故を起こし、重傷で逃走中を装ったかく乱作戦
1日の終わり

ナイロビの容態は安定していた。
総裁のボディガードの隣で、鎖でイスに拘束されているマルティンは、黙ってこの状況を受け入れる気はなさそうだった。

 

思わぬ事故

教授はとにかく、”リスボンの生存”を確認したかった。
そして、生きているなら、(見捨てない)と知らせたかった。

その夜、教授は捜査員アントニャスの自宅アパートに侵入すると、夜中にトイレに起きてきたアントニャスに銃を向け、「指示に従い質問に答えればいい」と言うが、パニック状態になったアントニャスは、トイレの窓から身を投げてしまう

アントニャスの落下したのはプール。生存の状況は不明

 

感想

やはり【愛】が教授の判断を鈍らせるんですか?
スペイン銀行前で確認した3つのことで、ラケル生存の可能性がかなりあるワケじゃないですか。
もちろん、直接ラケルに「見捨てない」と伝えたい気持ちはわかるけど、それよりも安全に伝えるには、ラケルは生きているていでシエラに電話をし、捜査本部内のスピーカーから直接ラケルに伝えればいいんじゃないの?

マルティンは私も気に入らないし、トーキョーの気持ちもわかるけど、トーキョーも似た気質。
何よりも、”銀行から脱出するためには、金を溶解することとマルティンが必要”って教授は言ってるよね?
だったら、マルティンを拘束するんじゃなく、きちんと話し合いをしなきゃ、マズイことになりませんか?と思う私。
頭使おうよ~

 

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