ベター・コール・ソウル 4 #10 勝者(シーズン最終話 / 相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマベター・コール・ソウル

シーズン4の最終話です。

#10 勝者 Winner  あらすじ

ジミーとキムは、弁護士資格の再審査に向けて、計画を実行する。
マイクは脱走したヴェルーナを探し、ラロはガス・フリングを探り、マイクを尾行する。

 

相関図

まとめ

過去:ジミーが弁護士になった日のこと

弁護士資格を得たジミーの保証人は兄チャックだった。

その夜、HHMのメンバーはジミーの合格祝いパーティーを開く。
もちろんチャックも参加するが、人付き合いの悪いチャックは早々に帰ろうとする。
キムはいつものことだと言うがジミーはチャックを引き止め、一緒に歌おうと誘う。
最初はイヤイヤだったがチャックだが、最後はジミーのマイクを独り占めして熱唱する。

その後チャックは酔いつぶれたジミーを自宅に連れて帰り、介抱したー。
その時ふたりで歌ったのは、ABAの「The Winner Takes it All」。

 

ジミー

一周忌

チャックの一周忌を迎えた。
墓参りをするジミーは、チャックを慕って訪れる訪問者に謝意を伝えながら、「いまだに信じられないんです」と落ち込み、涙する姿を見せる。その姿に心痛める訪問者たち・・・

が、これは弁護士資格を取り戻すための”反省しているキャンペーン”だった。

チャールズ・マッギル読書室

「チャールズ・マッギル読書室」を設立したジミーは、ゆかりのある弁護士を招待し一周忌の会を催すことに。
実はこの読書室はジミーが2万3000ドルを投資し作ったのだが、表向きは匿名の寄付。
そこでジミーはニューメキシコ大の学生を雇い、「実はジミー・マッギルさんが寄付したんです」と風潮する方法で、自ら語らず、ウワサを流すことに。

もちろんジミーは悲しみに暮れる演技を続行中だ。

2万3000ドル≒340万円
HHMの奨学金審査

ジミーはチャックの遺産で設立された”高校生の奨学金審査”に参加する。
何人もの高校生を面接、投票の結果、3人の学生が決まった。
しかしジミーは、「クリスティに1票を入れたが、彼女を再検討して欲しい」と言い出す。

「クリスティは万引き歴のある子よ」とある弁護士。
そうクリスティには万引き歴はあったは、成績は優秀、素晴らしい推薦状もある生徒だった。
ジミーは、「確かに問題は起こしたが2年前のことだ。小論文にはその過去をキッカケに法律に興味を持った書いてある。過去の問題と向き合った彼女は、他の生徒とは異なる視点を持ってると思う」と強く押すが、再投票の結果も、クリスティは落選した。

ジミーはクリスティを追いかけ、「キミはダメだった。最初から決まってた。みんなキミの過去は忘れない。過去の過ちでキミと言う人物が決まる。この奨学金のことだけじゃなくすべてがそうだ。だがそんなことはどうでもいい。与えてくれないなら奪い取れ。ルールに縛られることない。頭を使うんだ。勝者がすべてを得る。負けるな」と気持ちを伝える・・・が、それは自分自身に言い聞かせたい言葉だったのだ。
ジミーはクルマの中でひとり咽び泣くー。

再審査に向けて

ジミーはこの数ヶ月、墓参り、読書室設立、奨学金会議参加とあらゆることに関わり、再審査に備えた。
「あとは伝え方だけ」と言うキムにジミーは、「連中のオレを見る目は変わらない。だからコレを使う」とチャックの遺言を読むことに。

 

ラロ

ガス・フリングを探る

ラロは双眼鏡で”ロス・ポジョス・エルマノス”の工場を見張り、工場の見取り図を書いていた。
その時、工場内でガス・フリングの手下に動きが!
それを察知したラロも動く。

 

マイク

脱走したヴェルーナを追う

ヴェルーナが脱走してから約3時間半が経過していた。
マイクは、「まだ追いつける。パスポートは持ってないから空港はない。列車の駅とバスターミナルで足取りを探せ」と部下に指示する。

マイクの”カン”

マイクはヴェルーナが旅行会社を使っただろうと推測。見事、ドイツからヴェルーナの妻が送金した旅行会社を突き止めたが、もちろん旅行会社(トラベルワイヤー)は、お客様情報は話せないと言う。

マイクは、糖尿病なのにインシュリンを持って行かなかった。家族が心配してると作り話をし、店員から、「1時間ほど前に、ここへ来て、何本か電話してからカネを受け取り、タクシーで行った」と聞き出し、タクシー会社を特定するために防犯カメラまでチェックに成功する。

マイクの交渉

ガス・フリングがやって来た。
マイクはヴェルナーの置き手紙をガスに見せ、「オレは信じてる。4日で戻るし、警察へは行かない。ただ妻に会いたかっただけだ」と言うが、既にガス・フリングはヴェルーナの妻がデンバーに9時間後に到着することを調べあげていた。それはつまり、妻を尾行しヴェルーナの居場所を突き止め、始末することを意味していた。
マイクは、「妻の到着前にオレがヤツを見つけ連れて帰る。カレなしでは作業はできない。オレのミスだ。何とかする」と交渉する。

尾行

マイクはヴェルーナと妻との会話と、防犯カメラの映像から、温泉で会う約束をしていると推測。
見事宿泊先を突き止める。

ヴェルーナの宿泊先に向かっていたマイクは、1台のクルマが尾行していることに気づく。
マイクはある方法で尾行を巻き、何とか逃げる。

 

ラロの行動

マイクに尾行を巻かれたラロは、トラベルワイヤーへ行き、銃で店員を脅すと防犯カメラを確認。
マイクが向かった場所を特定する。

 

マイクとヴェルーナ

電話の相手

温泉でくつろぎながら妻を待っていたヴェルーナに電話がかかる。
妻だと思って出た電話からは、「グスタボ・フリングの代理だ」と男の声が。
慌てたヴェルーナが、「作業は続ける。マイクに全部説明してる、大丈夫だ」と説明しはじめた時、受話器が奪われた。マイクだった。

ヴェルーナが突然黙ったことで、電話に出ているのがマイクだと気づくラロ。
マイクはそのまま無言で電話を切ると、言い訳しようとするヴェルーナを制止し、カレを連れて出る。

マイクの覚悟、ヴェルーナの最期

途中でマイクはガス・フリングに電話する。
ヴェルーナの確保。そして何者かに尾行されたこと。その男がガスの部下を装いヴェルーナに電話をかけたと報告。ガスはその報告で、その人物がラロだと気づく。
そしてガスは、ヴェルーナを連れて帰ると言うマイクを制止した。

やはりガス・フリングはヴェルーナを始末する気なのだ

マイクは、「間違ってる。オレなら止めておく」とガスを説得するが、「議論してもムダだ」とガス。
ヴェルーナ殺害を止めることができないと悟ったマイクは、「オレがやる」とその役を買って出る。

「あんたはどんな結末になると思ってたんだ?」と訊ねるマイクに、「戻ってくるつもりだった。キミは怒ってもわかってくれる。頼むよ、妻があの温泉にやってくる。だから戻ってくれ」と、殺されるとは思ってもいないヴェルーナに、「あんたの信用は二度と戻らない」とマイク。
ようやくヴェルーナは自分が置かれた状況を理解し、「国に戻っても口外は絶対しない。カネは全額返す。秘密は守る」と懇願するが、マイクは、「奥さんを守るためにドイツへ戻るよう伝えろ」とケータイを渡す。
妻の命まで危ないと知りヴェルーナは妻に電話すると、半ばケンカごしで帰国を説得、再び命乞いするが、マイクはただ黙ったままー。
ヴェルーナは死を受け入れ、マイクは銃殺した。

 

ガス・フリングとゲイル

ガスから地下ラボを見せられたゲイルは、「ここなら素晴らしいものが作れる。すぐでも取りかかれる」と興奮気味だ。

 

弁護士会での陳述

ジミーの陳述

最終陳述を前に緊張気味にジミーにキムは、「大事なのは内容だけじゃなく、どう読むかよ。何が起きようと側にいる」と言葉を贈る。

陳述に立ったジミーは、「兄チャックからの手紙を亡くなった後受け取ったー」と言って読み始めるが、突然、読むのを止め、「兄の雄弁な言葉であなたがたの心を動かそうと思ったが、これは私宛の手紙だ。人に聴かせるべきじゃない。兄はカレなり私を愛していた。だが弟としてで、弁護士としてではない。私はずっと兄に認めて欲しかったがそれは容易いことじゃなかった。兄は手厳しく難しかった。つまりクソ野郎の面もあった。チャックは常に正しい人だった。私は兄のように高潔でも賢くもないし、尊敬もされない。でも努力はできる。弁護士資格を戻してもらえるなら、最善を尽くす。資格が戻らなくても、いい人間でいるよう努力する。私は幸運です。兄からの手紙があるから。兄は分かっていると信じています。それで良しとします」と締めくくった。

実は・・・

ジミーの陳述に感動したキムは、「あなたはやると思ってた。これで資格が戻ることは間違いない」と喜ぶが、ジミーは、「そうだろ?チャックの手紙を読むだけではムリだと思ったんだ。だから即興でやった。”私は幸運です。この手紙があって・・”ってくだりなんか最高だったろ!」と。
さっきの陳述がジミーの本心だと思ったキムは、浮かれているジミーを見て唖然とする・・・

そこへ、「朗報です」とスタッフがやって来た。
ジミーは浮かれたまま、「屋号を変える手続きも頼みたい」と言い出す。
「屋号?どう言うこと?」と驚くキムに、「ソウル・グッドマンだ!」とジミー。

キムは呆然と立ち尽くしてしまうー。

 

感想

弁護士会でのジミーの陳述。ジミーの本心だと思いましたよね?だって兄チャックからあれだけ冷遇されてもチャックを世話し続けてたジミーを思い出しましたもん。なのに、キムまで感動させたあの陳述が即興芝居で本心じゃなかったなんて??
照れ隠しじゃなくマジなら、キムの、(ウソやん・・)的表情の気持ちがめっちゃわかる。
ジミーが不誠実に見えるのってこういうところですよね。
もちろん、ジミー演じるボブ・オーデンカークの演技力に私は騙されてるのだけど、あ~言うジミーを見せられると、(この人と一緒にいて良いのか)と不安になりますよね。

シーズン4はシーズン通して弁護士業務停止中のジミーのエピソードでした。
そして、いよいよシーズン5では、「ソウル・グッドマン弁護士登場」のようですね。
キムとの関係にも変化がありそう。

マイクは厳しい選択を迫られましたが、やはりドラッグカルテルの世界に情けはなしと言うことですね

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました