ハンドメイズ・テイル 5 #4 オブフレッド (相関図付)

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海外ドラマハンドメイズ・テイル

シーズン5は全10話。
ちょうどエピソードは半ばを迎えるところです。

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#4  オブフレッドへ  Dear Offred あらすじ

ジューンは攻撃的になる自分を抑えることができない。
セリーナはカナダ亡命を拒否、トロントでギレアド国としての新たな任務に就く。
リディアおばはジャニーンの回復を祈り、新たな決意をする。

 

相関図

まとめ

セリーナ

国連の監視下を離れ、カナダ政府の監視下に置かれることとなったセリーナ。
トゥエロはセリーナに、「カナダに亡命するべきだ。アメリカ人として身を守るためだ」と説得するが、「私はアメリカ人じゃない。神に忠誠を誓った」とセリーナ。
これでセリーナはアメリカ政府から解放され、外交特権なし、滞在はギレアド施設に限られることに。

セリーナはギレアドが整えた施設で、エズラ・ショウの護衛で生活することに。
トゥエロは最後にセリーナに、「幸運を祈るよ。気をつけて。ここはギレアドじゃない自由の国だ」と言う。

 

ジューン

怒り

公園でニコールを遊ばせていたジューンに、「可愛い女の子ね」と声をかける女性。
しかし笑顔を向けるジューンにその女性は、「ニコールちゃんよね?あなたはジューン・オズボーン。ギレアドに行けて幸運よね。その子は神の子よ」と。女はギレアド崇拝者だった!

一気に攻撃的に転じたジューンは、「触らないで!去って!」と凄むが、「その子は神の子よ。アバズレのクセに恵まれ過ぎてる」と女。
気がつけばジューンは女の胸ぐらを掴み、「今なんて言った?このクソ女!」と暴言を浴びせていた。

その後ルークとセラピーを受けたジューン。
セラピストは公園での出来事を聞き、「警戒して正解だった」と言うが、「でもやりすぎたと思う」とジューンは手を出したと言う。それを聞きルークは、「攻撃的になるのを抑える方法はないか?」と聞くが、セラピストは、「怒りを抑えるのは簡単なことではない」と言う。

セリーナの現状

トゥエロはジューンを訪ねると、ギレアドでハンナを見たが元気そうだったと報告、正式にセリーナがアメリカ政府の監視下から外れ、国務省の拘束も解かれた。彼女はトロントのギレアドセンターで、広報活動をすると言う。
それを聞いたジューン、モイラ、ルークの心情は穏やかではない。
「今すぐ帰ってくれ!」と迫るルークにトゥエロは、「彼女は何者でもない。地位もないし、パスポートも資産もないし、運転もできない。何もできない」と言うが、ジューンは、「彼女の本性を伝えたのに、あなたにはガッカリした」と言う。

ギレアド情報センター

1Fはセンター、2Fが住まいと言うビルでの生活がスタートした。

夜、センター前に集まったギレアド崇拝者に気づいたセリーナは、その光景を幸せな気持ちで見るー。

そこへジューンが姿を現した
ジューンはセリーナをじっと見つめたあと、そのままクルマで去るが、セリーナは、「何か手を打つことはできないのか?」とエズラに相談する。
エズラは、「彼女には何もできませんが、敷地に入ればできる。警報装置はセットされているし護衛も見張っています。お子さんを守ります」と約束するー。

ジューンは、ルークが眠っているのを確認すると、起き上がり、土に埋めた銃を掘り起こし、センターへとやって来たのだ。しかし手入れしていない銃を使える状態じゃなかったー。

 

感情のコントロール

ルークはジューンを待っていた。
「あの女のところに行った。頭を撃ち抜くことばかり考えてる。自分を止める方法がわからない」と落ち着かず歩きまわるジューンに、「すべてを駆使して彼女を潰す。キミが彼女を撃てば、ニコールと離れ離れになる。ハンナを取り戻すチャンスも逃す。頼む、オレに任せてくれ」とルーク。ジューンは、「分かった。お願い」とルークに託す。

 

セリーナ

焦り

ギレアド情報センターの活動はセリーナに一任されていると思っていたが、実はそうではなく、ギレアドがコントロールしていた。
それについてセリーナはローレンス司令官に連絡するが、「焦ることはない」とローレンス。
しかしセリーナは、「私は世界中で出生率が上がっている唯一の国としてそれを伝えられる」と言い切る。
ローレンスは、非公式ならと了承し、仕事に集中してジューンとの接触を避けるよう忠告する。

宣戦布告

ギレアド情報センターの開設の案内状を、「オブフレッドへ」と書いて送付したセリーナ。
それを見たジューンは、「ふざけやがって!」と怒りを顕にする。

「まだ止められる」と言うルークの言葉を聞こえないぐらいジューンは怒りを顕にし、「セリーナは全世界を味方につけてる。こうなったらあの女もギレアドの連中も皆殺しにするしかない」と言い、「くそっ!」と皿を割る。

その時、ニコールの泣き声が!
ニコールを抱き上げ、あやすジューンの元にモイラがやって来た。
ジューンは、「私はどうかしてる・・・。でもこれが本性なのかも」と怒りをコントールできないと言うが、モイラは、「心の底からの怒りだから」と理解を示す。
しかし、「ルークは何も分かってない」と言うジューンには、「カレは正しい。この街は今や難民で過密状態。何か問題を起こせば刑務所行きになる。ルールに従わないと。道を外れれば大勢を巻き込むことになる。セリーナのために家族を失っちゃダメだ」と説得する。

 

ルーク vs セリーナ

突然ルークがセリーナに面会を求めてやって来た。

ルークは、「この建物は15件の建築違反がある。オレが通報すればここは閉鎖になる。妻はあんたを殺す。オレは止めない。そこで提案だ。黙ってここを出ていくか、殺されるかだが、それがイヤならハンナを取り戻すために協力してくれ」と交渉する。
しかしセリーナは、「アグネス?彼女は幸せよ。神のご意思どおりに。そんなに取り戻したいなら、ギレアドに行って自分で救えばいい。あなたの妻は危険を冒して戻ったのに。彼女がニックと言う支えを得たと知ったあなたは安堵したでしょうね」とルークが1番イヤなポイントを見事に突いてみせる。

ルークは怒りに震え、「オレの家族に近づくな。さもないとオレがあんたを殺す」と言うのがやっとだった。

 

ギレアド

ジャニーンとリディアおば

リディアおばは聖書の言葉をかけながら、つらいリハビリをするジャニーンを手助けするが、足が自由に動かず、「聖書の引用なんてしないで!」と怒りをぶつけるジャニーン。
ジャニーンはエスターの容態を心配するが、リディアはそんな素振りを見せないどころか、「意識が戻らないのは当然の報い。忌まわしい罪を冒した。侍女としての必要な教育を施して来たのに」と嘆く。

そのあまりの態度にジャニーンは、「私はあなたにエスターはまだ子ども。虐待され傷つけらてると話した。強制的に与えられる侍女の仕事をしなければ、コロニーに送られ朽ち果てるしかない。反抗すれば私のように目をえぐられる」と言い返す。
リディアおばは、「良かれと思ってしたこと。すべては安全で意義ある人生を送るため」と言うが、「あなたが教え子に何をしてきたか知ってる。あんたの正体を知ってる」とジャニーン。

【ジャニーンが片目の理由】
センターに連れてこられた当初、反抗的な態度を見せたジャニーンは、リディアおばに目をえぐられる制裁を加えられた。
ローレンス司令官 vs リディアおば

またも侍女の不祥事(エスターとジャニーンの件)に、「トラブルなく機能させてくれ」と忠告するローレンス司令官に、「ジューンに惑わされた侍女はエスターが最後、今後は平穏な日々が戻ります。でも、侍女のシステムを改良するべきです。司令官宅への侍女派遣を止め、センターで司令官夫妻と毎月セレモニーを行う方法を提案したい」と言い出すリディアおば。
しかしローレンスは、「そんな話を受け入れる司令官はいない。子作りのために用だけ済ませる?あり得ないだろ。彼らはいつでも呼べる女性を家に置きたいんだ」といい、システムは変えないとリディアおばの提案をあっさり却下する。

リディアおばの決心

ジャニーンが退院する日を迎えた。
リディアおばは両杖をついて歩くジャニーンに付き添い、「神は理由があってお救いくださった」と説くが、「そんなのどうだっていい」とジャニーン。
しかしリディアおばは、「エスターのこと、あなたの意見を聞くべきだった。侍女のために力を貸して。あなたは侍女の気持ちを理解できる。彼女たちを見守り、何に苦しんでいるのか教えて欲しい」と言い出す。
ジャニーンは、「私にむごい罰を与える片棒を担がせる気ね」と言うが、「違う。やり方を変えたい。侍女たちの心に寄り添いたい。あなたと共に神の道を歩めるように導く」と言う。

ジャニーンがセンターに戻ってきた。
ジャニーンに駆け寄る侍女たち。彼女らは皆、ジャニーンを待っていたのだ。

 

ギレアド情報センターで

賛成派 vs 反対派

センター前広場では既にギレアド賛成派と反対派が小競り合いになっていた。
ジューンは腰に銃を挟むと広場に近づくが、そこではギレアド賛成派の男が元侍女らに向かい、「お前らは神の許しを請うことになる。男に従ってればいいんだ。アメリカなんかもうない」と暴言を吐いていた。

モイラは騒ぎを納めようとするが、男に殴られてしまう、その瞬間、怒りが頂点に達したジューンは男に銃を向けた。悲鳴があがり辺りが騒然となる中、空に向かって1発撃ち込んだジューン。
それを制したのはルークだった。

男がその場を去ったあと、モイラは、「早く逃げて!」とジューンを促す。
ルークはジューンの逮捕を防ぐためその場を離れることに。その時、避難しようとセンター裏口から出てきたセリーナと鉢合わせしてしまう。

咄嗟にジューンは銃を握りしめるが、何とか堪え、セリーナはエズラのクルマで走り去ったー。

ジューンとルーク

自宅まで戻ってきたふたり。
その時ルークの元に、建築基準違反でセンターの閉鎖が決定したと電話が入った。
「セリーナは家を失った」とルーク。
ジューンは、「今回は辛うじて思いとどまったけど、この先、自分を抑える自信がない」と告白するが、「オレも同じだ。お互いを信じるしかない」とルーク。
ふたりは久しぶりに愛し合う。

安全な場所

「安全な場所を見つけた」とエズラがセリーナを連れて行った場所は、カナダのライアン・ウィーラー邸だった。
セリーナをビッグウェルカムした妻アランスは、セリーナのお腹を見るなり跪き、神の祈りを捧げて笑顔を向ける。

 

感想

今更やけどジューンがすっかりオバさんに見える(マジで今更)

ギレアド国が存在すること自体、人権無視だし、あり得ないんだけど、それを追求するよりも今はエピソードの中心が怒りと恨みを募らせるジューンとセリーナの闘いになってて、なんかなぁと思っちゃう。
女性の立場からすれば、セリーナだってしっかりギレアドの犠牲者なんだけどなぁ

気になるのはエミリーのこと。
1話でエミリーはジューンに加担してフレッドを殺害。自分の復讐心を抑えきれず、ギレアドに戻ったと。
エミリーが怒りを向ける相手は、司令官と言うより、リディアおばじゃない??と思うわけで、シーズン後半、エミリーがリディアおばを襲撃するのではないかと思ってるんですけど、どーだろ?

 

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