ハンドメイズ・テイル 5 #3 国境 (相関図付)

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#3 国境  Border あらすじ

ハンナが心配で仕方ないジューンはニックと連絡を取るために、あるグループを頼ることに。
ギレアドで生活することを考えはじめたセリーナは、ある画策をする。
一方、毒薬を飲まされ意識不明のジャニーンを心配するリディアおば

 

相関図

まとめ

カナダで

ハンナの服

ギレアド国で行われたフレッド・ウォーターフォードの国葬は全世界にライブ中継された。
中継を見たジューンとルークはそこで娘ハンナを見つけてしまう。
ジューンはハンナが着ていた服が気になって仕方がない。
ハンナが着ていたのは、ジューンやモイラが知らない【パープルのドレス】だった。

ギレアドでは階級や立場を服装で身分分けしており、これまでハンナは少女が着る”ピンクのドレス”だった。しかし今回、ハンナが着ていたのはパープルのドレス。
それはつまり、もう少女ではないことを意味しているのだったー。

ジューンはニックと連絡を取りたいと言うが、頼みの綱のトゥエロはセリーナとギレアドで繋がらない。
そこでモイラは、国境にある女性グループの存在を明かす。
彼女らは難民グループで、死を恐れずギレアドを行き来し、情報や物資の受け渡しをしているらしい。
ジューンは今まで黙っていたモイラを責めるが、モイラはハンナのために彼女らと連絡を取ると言う。

メーデー

ジューンとモイラは国境グループのリリーと待ち合わせる。
リリーはジューンがローレンスと交渉した22人のレジスタンスとフレッドとの捕虜交換でギレアドから脱出できたと言い、「あなたは偉業を成し遂げた(”天使のフライト”で子どもたちを脱出させたことも含め)」と言う。

リリーは国境近くの厳戒態勢のベース基地にジューンとモイラを案内するとリーダーに、「天使のフライトをやった女性」と紹介する。
リリーは衛星電話で連絡するが、しばらく時間が欲しいと言う。

基地の壁には、助けた女性たちの写真と、助けられなかった女性たちの写真が貼られていた。

リリーは自分たちの活動を【メーデー】と説明。
メーデーの拠点はいろんな場所にいくつもあるらしく、家族がやっていたり、善意のボランティアが活動している場合もあると言う。
ジューンは、幻想だと思っていたメーデーが存在することに感動する。
ニックと連絡が取れるまで、ジューンとモイラは、メーデーの作業(服に地図を縫い付ける)を手伝う。
リーダーはジューンにヒ素を渡すと、「来週D.Cの司令官をコレで殺す」と言う。

騒ぎ

ベース基地に武器を持った知らない男がやって来たことで大騒ぎが起こった。
互いに銃を向け合う状況の中、守護者の男は、「オレは味方だ。来れなくなったマイクの代役だ」と言い、レイチェルを連れて来たのだった。

男は国境までやって来たのに、「妻子がいる。置き去りにできない」とギレアドへと戻って行った。

ニックとの電話

互いに声が聞けて嬉しいと言い合うふたり。
ニックからハンナが無事だと聞いたジューンは、ハンナが着ていたパープルの服について聞く。
「準備段階だ。新しい学校で上級司令官妻の心得を学ぶ。ハンナは強い。それにマッケンジー夫妻はハンナを本当に可愛がってる」とニック。しかしジューンは、「ハンナはまだ12才なのに」とショックを隠せない。
ニックは、結婚したことを告白する。言葉に詰まるジューン。
「用心しろ。マッケンジーは力がある。ニコールのためににもムリをするな。しばらく連絡することは難しい」と言うニックに、「わかった。約束する。ニック、どうか幸せに・・」とジューン。

 

ギレアド国

セリーナの画策

目論見どおりの国葬を終えたセリーナは、ギレアドに残ることを画策しはじめる。
ローレンス宅での食事会に呼ばれたセリーナは、マッケンジー夫妻と会う。

哀悼の意を伝えるマッケンジー司令官にセリーナは、「相応の礼を持って見送れたことが慰め」と言うが、「本来ならローレンス司令官が手配していた正当な裁きを与えたかった。オスボーン氏の妨害を許したことが悔やまれる。単独ではムリだ。協力者が相当数いたんだろう」とマッケンジー。
セリーナはマッケンジーが知っていることに驚く。
そこへニック・ブレイン司令官が妻ローズを連れてやって来た。セリーナはニックが結婚し、司令官の地位を固めていることにも驚く。

ディナーの席でマッケンジー夫人はローレンスに再婚を勧め、マッケンジーも、「独身では指導者が務まらないぞ」と言い出す。
そしてセリーナに、「我々の共通の敵についても話をしたい。オズボーンがトロントに行き、事態は収まると思っていたが彼女は諦めない。アメリカ人の助けがあれば、我々家族にも危害を加える可能性もある。これまでアグネスの母だからと寛大な処置を求めてきたが、後悔してる。だがアグネスは強く賢い。必要となれば理解できるだろう。ジューン・オズボーンは害悪だ。排除しなければならない」とマッケンジー司令官。

マッケンジー夫妻の娘アグネスは、ジューンの娘ハンナ
トゥエロとニック、マッケンジーとニック

食事会参加を拒否され、セリーナを待つトゥエロを見つけたニックは、ジューンには自分の口から結婚のことを伝えたいと話さないよう頼む。
トゥエロは、オファーの答えを聞きたいと言うが、「今はムリだ。断る」とニック。

トゥエロはニックに内通者になって欲しいと打診していた。

それを見ていたのがマッケンジー司令官はニックに近づくと、「ローズの父親は古い友だ。野心から彼女を妻に選んだワケじゃないよな?キミを見てるぞ」と圧力をかける。

セリーナとローレンス

亡妻エレノアを偲ぶセリーナ。ローレンスはセリーナの切断された小指を見て、「その指はフレッドの過ちだ。カレは弱い男だった」と言う。

ギレアド国では女性が勉強、読み書きすることは禁止だったが、セリーナは、「男の子も女の子も聖書を読むべき」と提唱し、会議の場で自ら聖書を朗読をした。その行為の罰として小指を切断されたのだった。

それを受けてセリーナは、「愛してたけど男の子に必要なのは強い父親。カレは多くの過ちを犯した。マッケンジーの言うとおり、ギレアドで権力を持つには結婚するべき」とアドバイスする。
その時、お腹の赤ちゃんが動いた。
セリーナはローレンスを手をお腹に導くと、胎動を感じさせる。
ローレンスは、「キミと赤ん坊を守るよ」と言うのだった。

セリーナの覚悟

その夜、セリーナはトゥエロに、「私は戻らない。ここにいる。成し遂げたいことがある」と言い出す。
トゥエロは驚き、「やっと手に入れた自由を捨てるのか?ここに残るのは間違いだ。女性にとってここは安全に暮らせる場所じゃない。特に未婚のキミには」と言うが、セリーナは、「ずっと未婚でいるワケじゃない。あなたに感謝してる」と言う。

審議会の決定

翌朝、審議会に呼ばれたセリーナは、それがローレンスの意向と思い込み、「私に話があって呼んだのでは?」と笑顔で訊ねるが、「私じゃない。キミは私に何かを期待してるのかな」とローレンス。

セリーナはローレンスとの再婚を期待していたらしい

セリーナは審議会の席でマッケンジー司令官から、非公式の”親善大使”としてトロントで活動するよう言い渡された。それは実質、ギレアドにセリーナの居場所はないと言う宣告だった。
セリーナは、使用人、警備、経済支援を要求することしかできなかった。

カナダに戻って

セリーナはまた施設へと移送されることに。
ギレアドに残ると宣言したのにカナダへ戻ることになり、バツが悪いセリーナ。
そんなセリーナの気持ちを癒やし、勇気づけたのは、彼女を支援する人々だった。
キャンドルを持ち、セリーナのために涙を流す人々を見て、「ここで神の言葉を広げる」と決意するセリーナ。

だがそこにジューンが現れた。
ジューンはトロントに戻ってきたセリーナを待ち伏せしていたのだ。
クルマの窓ガラスを叩き、鬼の形相で、「二度と私の娘に触れないで!二度と私の娘に触れないで!二度と私の娘に触れないで!」と何度も繰り返すジューンにセリーナは恐怖を感じる。

 

リディアおば

意識不明の重体で治療中のエスター、ジャニーン。
リディアはジャニーンの命を危険に晒したエスターに怒りが収まらず、危篤状態のエスターにビンタを食らわせると、ジャニーンに寄り添い、「この娘を罰しないで。この娘を助けて」と神に祈り続ける。

そして、「アンジェラに会えば、意識が戻るかも知れない」と、愛娘アンジェラを呼ぶことに。
ナオミは葛藤もあったようだが、憐れな姿のジャニーンを見て、「アンジェラはあなたの笑顔と優しいところを受け継いでる」と手に触れ、優しい言葉をかけるのだった。

その後、奇跡的に意識を取り戻したジャニーン。

 

感想

セリーナがローレンス司令官との結婚にギレアドでの人生を見出した時の行動に、イラッとした私です(笑)そして、しっかりセリーナの企みをぶち壊すローレンスが良い!

ジューンは間違いなくニックが好きですよね
悪いけど、ルークよりニックが好きなんだと思う。
会えない、障害ばかりの相手だからより気持ちが燃えるのかも知れないけど。

展開が読めないけど、ジューンはセリーナとどういう落とし前をつけるつもりなのかな。

 

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