ベター・コール・ソウル 3 #10 灯り(シーズン最終話・相関図あり)

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シーズン3の最終話です。

#10 灯り Lantern あらすじ

自損事故を起こしたキムは大きな決断をすることに。
ジミーは自分の過ちを償おうとする。
一方チャックはハワードとの諍いを起こしてしまい、心の闇が深まる

 

相関図

まとめ

ジミーとキム

ハイウェイでの事故、その後・・・

ハイウェイで自損事故を起こしたキム。
事故を聞き、ジミーは病院に駆けつけるが、奇跡的にもキムは右手骨折の軽症で済んだ。

ジミーは献身的にキムを看病し、事務所をたたもうと提案する。
ジミーが事務所を守りたがっていることを知ってるキムは、「それでいいの?」と言うが、「色々あって考えたんだ。オフィスはどうでもいい」とジミー。
キムは同意し、「開業以来、働きづめでほとんど眠っていなかった。3車線を越えて事故をしたのに何も覚えてない。人を殺してたかもしれない」と。ジミーは、「オレのために頑張らなければってムリをしたんだ」と言うが、キムは自分で選んだ結果だと言う。そんなキムにジミーは、「これから事態を良くする」と約束するが・・。

キムの決断

事務員のフランチェスカはできる限りの手配をし、書類と届いたお見舞いの品を持ってキムを訪ねる。
キムはフランチェスカの仕事ぶりに感謝し、仕事に戻ろうとするが、フランチェスカから、「あなたはツイてた。あのハイウェイではしょっちゅう死亡事故が起きてる」と言われ、気持ちが変わる。
キムはすべての仕事をキャンセル、延期すると自宅でゆっくり過ごすことに。
仕事はメサ・ヴェルデのみ。ガドウッド石油はシュワイカート&コークリーに紹介し、仕事を整理した。

そしてジミーとキムは事務所を畳んだ。

 

後始末

サンドパイパー・クロッシング訴訟の和解金を目論み、原告団代表アイリーンが和解するよう画策したジミーだったが、そのせいでアイリーンは友だちから孤立。いまだに関係は修復されていなかった。
アイリーンは、「まだみんなが私のことを怒ってる」とすっかり元気を失くしていたー。

ジミーはヘレン、ローズ、マートルと会い、アイリーンとの仲を取り持とうとするが、「アイリーンの本性を見た。もう元には戻れない。和解も私たちの機嫌をとっただけ。信頼できない」と辛辣だ。
ジミーは、「私が揉め事を作った。責められるべきは私だ」と言うが、ジミーは優しいと益々株があがるだけで、アイリーンとの不仲は深まるばかり。
悩んだジミーは、気が進まない解決策を実行する覚悟する。

捨て身で

翌朝、チェアヨガの講師代行としてサンドパイパーにやって来たジミーは早速ヨガをはじめるが、そこにやって来たのは、”ディヴィス&メイン”のエリン。
エリンは、「今すぐ話しがある」とジミーを外へと呼び出すと、「ランドリー夫人が急に気持ちを変え、”和解する”と言い出したのはあなたがアイリーンやその友だちに嘘を吹き込んだからなのね!ランドリー夫人を利用した。あなたは信頼を裏切ったのよ」とジミーの画策を責め始める・・・
実はマイクを通してこの会話はホールに集まったアイリーンやその友だちたちがみんなに聞こえていた。

ジミーは、「彼女たちの退屈な長話を散々聞かされた。だから信頼されたんだ」と言いホールへ戻るが、当然ジミーはアイリーンたちに冷たい視線を向けられ、「恥を知りなさい」と皆の怒りを買うことに。

ジミーはエリンの協力で真実を明らかにし、和解を止めて裁判を継続させることと、アイリーンたちの友情を取り戻すことに成功したのだ。もちろん、自分の信頼は完全に失墜したが。

「見事に上手くいった。よくやってくれた」と礼を言うジミーにエリンは、「全部本心ですから」と辛辣だった。

 

ナチョ

ナチョの父

遂にヘクターがナチョの父マヌエルの工場へとやって来た。
ヘクターは不服そうな表情のマヌエルにカネを積み、「これからは友人だ」と言うが、マヌエルは、「お願いだ。帰ってくれ」と言う。
ナチョは慌てて、「ありがたい話だろ」と父をなだめ、マヌエルはカネを受け取ったが、ヘクターから、「カレは信用できん」と言われてしまう。

殺す決意

ナチョはヘクターを殺す覚悟を決め、チャンスを伺うが、結局実行に移せない。
そこへガス・フリングがボルサを連れてやって来た。

ボルサは、「今後はアメリカへの輸送ルートはチキントラックに一本化する。効率を重視してのことで、あんたのファミリーを軽んじてる訳じゃない。ドン・エラディオは2人の協力を望んでる」と言うが、「お前は何様だ?エラディオなんてクソ食らえだ!このビジネスはサラマンカ一家が築いた。ボスが邸宅を買えたのはサラマンカ一家のおかげだ。オレをコケにしやがって!!」と激昂、興奮のあまり胸痛に襲われ、薬を飲もうとしてそのまま倒れてしまうー。
呆然とするナチョ、アルトゥーロ、ボルサを前にフリングは、「銃を隠して救急車を呼べ!あなたはすぐに帰った方がいい」とボルサに指示すると、「死ぬんじゃないぞ、死ぬな」と心臓マッサージを開始する。
その横でナチョは散らばったカプセルを拾い集めるー。

救急隊員から心臓の病歴と薬を聞かれ、薬瓶を渡すナチョ。
ガス・フリングはそんなナチョをジロッ見るのだったー。

 

チャック

チャック vs ハワード

チャックはシニアパートナーを前に、「事務所として訴訟は避けたいはずだ。だが私の持ち分を払うと事務所は潰れる。すべてを元に戻すなら私も水に流そう。賛同を得られるなら握手してここで解決だ」とハワードに片手を差し出すが、ハワードはシニアパートナーを退席させ、「この事務所も18年目だ。私はあなたを支え、尊敬し、従ってきた。それはあなたが事務所を1番に考えていたからだ。だが今は個人の復讐に囚われ、HHMに損害を与えている。この事務所を訴えるだと?こんな裏切りがあるか?」と怒りを顕にし、300万ドルの小切手を手渡す。
「事務所をたたむ気か?」と言うチャックにハワードは、「個人資金とローンで払う。この事務所は守る。あなたの勝ちだ」と言うと、「最後の仕事です」と。

エントランスホールにはすでにスタッフ全員が集められていた。
ハワードは、「チャック・マッギルがHHMを去ります。カレにこれまでの感謝の意を伝えたい」と言い、チャックは盛大な拍手の中、自分の意思とは真逆にHHMを勇退することにー。

ジミーとチャック

チャックがHHMを引退したと聞き、迷い、悩んだ末ジミーは、チャック宅を訪ねるが、チャックは意外な生活をしていた。
部屋には音楽が流れ、電気がつき、冷蔵庫も稼働している。
驚くジミーに、「見てのとおり問題ない。すっかり元気だ」とチャック。

ジミーは聴聞会でチャックの心の病を露呈し結審したことについて、「後悔してる。それを伝えたかった」と言うが、「なぜ後悔するんだ?」とチャック。
ジミーは兄弟だからだと言うが、チャックは、「後悔したってお前はまたやる。どうやってもお前は周りの人を傷つける。どうしようもない。仲直りも、互いを理解しあうことも必要ない。昔からお前のことなどどうでも良かった」と言い切る。
そのあまりの言葉にジミーは言葉を失う。

異変

電磁波アレルギー治療を続けて29日目の夜、とうとう身体の痛みに耐えきれず、チャックは完全にブレーカーを落とし、電気メーターを確認するが、メーターは動いていた!!

(何かが電気を使っている)
それに囚われはじめたチャックは、電力を使っているものの正体を見つけようと、すべての電球を外すが、それでも電気メーターは回り続けている。
チャックはクルス医師の診察予約をキャンセルすると、電気を使っている根源を探そうと壁を壊しはじめるー。
休憩することなく家中の壁と言う壁を壊し、原因を探すが電気メーターは回り続け・・・
ついにチャックは電気メーターをぶっ潰してしまう。

ついに

疲れ切ったチャックは、虚ろな目で、頭からサバイバルシートを被り、テーブルを蹴り続けていた・・・テーブルの上にはガスランタンが!
そして蹴り落とされたランタンで火事が起きてしまうー。

 

感想

思い返せばシーズン3は、うやむやにしてきた兄弟関係の確執が表面化。ジミーとチャックとの対峙を軸にしたシーズンでした。
その分、ジミーとキムの関係は1番良い感じのシーズンだったな。
とにかくキムが素敵な女性です。
そしてジミーは憎めないキャラのだめんずかな。

最終話にマイクの登場はなかったけれど、サラマンカ、ガス・フリングが関わる麻薬カルテルの話を面白いですねー。

 

 

 

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