ROME(ローマ)2 #4 (16)執念(相関図付)

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カエサル→アントニウスが築いた独裁官ローマの終焉
そしてオクタヴィアウス役が変わってるやん!と言う衝撃を受けるエピソードです(笑)

 

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#4(16) 執念 Testudo et Lepus (The Tortoise and the Hare)あらすじ

ヴォレヌスの子どもたちが生きていると知ったプッロはヴォレヌスを探してムティナへと向かうが、そこで思わぬ再会をすることに。
自分を毒殺しようとしたセルウィリアを徹底的に痛めつけるアティアだが、ティモンの反撃を食らう。
オクタヴィアウスは元老院軍との連合軍でアントニウス軍を追い詰め、勝利する

相関図

まとめ

女の執念

失敗に終わった毒殺

魅力的な青年ドゥロを使い”アティア毒殺”を企てたセルウィリアだったが、奴隷のアルテアが毒入りスープを盗み食いし死んだため、アティアは命拾いする。
アティアは毒殺を企てたのはセルウィリアだと確信していたが、ドゥロを拷問にかけ自白を強いる。
ティモンの拷問に耐え続けていたドゥロだったが、「誰に命じられたから言えば命は助ける」とアティアに言われ、セルウィリアだと自白。

しかしアティアは自白したドゥロを助けるどころか、「殺してわからないように始末して」とティモンに命令する。

ティモンの虚しさ

アティアの命令どおり命乞いするドゥロを刺殺、死体を下水に捨てたティモンだったが、言いようのない虚しさを感じる。

兄との確執

血だらけのまま帰宅したティモンを見て妻デボラは怒り、兄レヴィは、「子どもの前だ」と諌めるが、「仕事だ。恥じてなどいない」と返すティモン。
ローマ人の仕事を請け負うティモンに、「お前の誇りはどこにあるんだ?お前はユダヤ人だ」と厳しく諌めるレヴィ。突然ティモンは兄の首に刃物を当てると、「殴ってみろ、もう簡単にオレは殴れない。小さな弟じゃないぞ」と反撃にでるが、それを息子(イェシュ)に見られてしまう。

兄レヴィと弟ティモンとの間には確執があるらしい

執念と孤独と・・・

ティモンを使いセルウィリアを誘拐したアティアは、「あなたが言ったようにゆっくり苦しめて殺す」と宣言するが、セルウィリアは、「あなたは哀しくて淋しい女、今の私より怯えてる。殺しなさい。こんなことをして辱めているのは自分です」と凛とした態度をみせる。
ティモンはセルウィリアに拷問を続けるが、決して音を上げないセルウィリア。
とうとうアティアは、「顔の皮を剥ぎなさい」と指示するが、残酷なアティアの命令に耐えられなくなったティモンは、セルウィリアを逃がすと、アティアの喉を掴み、「いい加減にしろ、オレはケダモノじゃないぞ!」と怒りをぶつける。

ムティナの戦い

ローマ市民に、「ヒルティウス将軍、パンサ将軍の軍がオクタヴィアウスの軍の援助を受け、反逆者アントニウスと戦闘を開始する」と言う報告がなされたー。

プッロとオクタヴィアウスの再会

ヴォレヌスに、子どもたちが生きていることを伝えるために、ひとり馬を走らせムティナにやって来たプッロだったは、そこに広がるのはアントニウス軍が敗戦しただろう光景だった。

ヴォレヌスの無事を祈りながら倒れている兵士をひとりひとり確認するプッロに、「ティトゥス・プッロ」と声がかかる。そこに居たのはオクタヴィアウスだった。

「勝利したんですね」と言うプッロに、「ヒルティウス軍とパンサ軍とアグリッパ軍のおかげだ」とオクタヴィアウス。
オクタヴィアウスは、「アントニウス軍にいるヴォレヌスに、子どもたちが生きていることを伝えに来たが、カレがどうなったかさえわからない」と言うプッロに、「我々も負傷兵を確認しよう。ここで見つからない場合は山を探せ。アントニウス軍は北へ向かった」と言うと、カエサルの印章付き文書を手渡し、食料、馬など旅に必要な物資を提供した。

史実上、オクタヴィアウス軍と元老院軍(パンサ将軍、ヒルティウス将軍が率いた軍)の合同軍がアントニウス軍を破った戦いを「ムティナの戦い」と言う。
若きカエサルの勝利宣言

アントニウス軍との戦いでケガを負ったヒルティウス将軍とパンサ将軍が亡くなった。
オクタヴィアウスはアグリッパに書簡2通を託す。
1通は姉オクタヴィアに。もう1通はキケロに凱旋式を要求する内容だった。

カエサルは集まった兵士を前に、「この勝利は歴史に残る。我々は共和国を守った。ローマは我々に莫大な額の借りができた。アントニウスは去ったが我々はローマへ向かおう!元老院に貸しを返してもらおう!さぁローマへ」と声をあげ、兵士たちは雄叫びをあげる。

ヴォレヌスとプッロ

プッロの執念

北へ移動するアントニウス軍に追いついたプッロは、ヴォレヌスの名前を呼び、探し続けた。
ヴォレヌスは生きていた。
「なぜここにいる?」と言うヴォレヌスに、「子どもたちは生きてる」とプッロ。

アントニウス

アントニウスは右肩に刺傷を負ったものの8千もの兵士を失ってしまった。
それでもなお、陣営を張り、歩兵隊を組み直すと言うアントニウスにポスカは、「今のうちに条件を提示するべき」と助言するが、「降伏条件など奴隷の考えだ」と退けてしまう。
そこへヴォレヌスが、「隊を離れる許可が欲しい」とやって来た。
アントニウスは、奴隷として売られた我が子を助け出したいと言われ、許可する。

ブルートゥス

属州アシア(トルコ西部)で挙兵したブルートゥスは9つの軍勢(歩兵2万5千、騎馬隊1万)を持つまでになっており、アントニウス軍を倒すため戦闘準備に入る

アグリッパの報告

オクタヴィアとアティアの反応

”弟がアントニウス軍に勝った”と聞き、弟とアントニウスの安全を心配するオクタヴィアにアグリッパは、「オクタヴィアウスは元気ですが、アントニウスは北へと逃げました。オクタヴィアウスは政治のために軍勢を連れて近々ローマに戻ります」と報告。
アティアはアグリッパを見るなり(息子の身に何かあったのでは)と動揺するが、オクタヴィアから状況を聞くと、言葉を失う。

キケロの反応

キケロはオクタヴィアウスからの手紙を読み、「朗報だ。オクタヴィアウスがここまでやるとは思わなかった」とよろこぶが、オクタヴィアウスがカエサルとして軍勢を率いて帰還すると聞いた途端、「ローマに敵はいないのになぜ軍勢を率いて戻る必要がある?」とオクタヴィアウスの台頭を牽制。アグリッパは、「カエサルは正当な名前であり、カレは心から共和国を思っている」と言うは、キケロは、「若者の野心にはもううんざりだ」と背中を向けてしまう。

子どもたちの救出

わだかまり

ヴォレヌスとプッロは奴隷として売られた子どもたちを奪還するため鉱山を目指すが、ヴォレヌスはプッロと話しをしようとしなかった。それでも、「ニオベとは何もなかった。エウアンドロスが弱みにつけ込んだんです。私がヤツに罰を与えました」と真実を告白するプッロ。ヴォレヌスは、「そうか、ありがとう」とやっと心を開く。

「鉱山の仕事はそれはひどい。覚悟してください。とにかくひどいことになっているけど優しくです。それはルキウスにもです。殺すつもりじゃないですよね?」と確認するプッロに、「それを名誉は許すか」とヴォレヌス。プッロは、「そうですが、だけど娘さんたちが納得しません」と思いを伝える。

奪還

鉱山の奴隷の仕事はひどかった。
プッロは鉱山責任者に、「逃亡奴隷を買い戻したい」と交渉するが、責任者は対応しようとしないため、カエサルが探していると言い紋章を見せ、圧力をかける。
ルキウスを見つけたヴォレヌスは、思わず強く抱きしめる。

そしてヴォレヌスとプッロは責任者を殺害、子どもたちを奪還した。

感想

ヴォレヌスが子どもたちを奪還し、アントニウスは若きカエサルことオクタヴィアウスによって失脚。
大きくドラマも歴史も動いたエピソードでした。

今回からオクタヴィアウスの俳優が変更になりましたね。
最初はいけ好かないと思っていたオクタヴィアウス役のマックス・パーキスくんでしたが、居なくなればそれはそれでさみしいもので・・・青年期以降の若きカエサルを演じるのは、サイモン・ウッズくんだそうです。
アグリッパやマエケナスとの釣り合いを考えれば年齢的に変更せざるを得なかったと言うことでしょう。

ティモンは以前からアティアの残酷さに引き気味でしたもんね。
当初はアティアとヤリたいと露骨でしたけど、結婚してるんか~い、子ども3人もいるんか~いって感じです。
とうとうアティアに反抗したティモンは仕事を無くしたも同然ですよね。

原題:Testudo et Lepus (The Tortoise and the Hare)は、「ウサギとカメ」だそうですよ。

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