ROME(ローマ)2 #3(15)キケロの提案書(相関図付)

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#3 (15)キケロの提案書 These Being the Words of Marcus Tullius Cicero あらすじ

アントニウスからアヴェンティヌスの町を任されたヴォレヌスは、冷酷非道なやり方で町を牛耳るが・・・。
アントニウスは執政官退任後、ガリア総督になりたいと言いキケロを困らせる。
一方、オクタヴィアヌスは1万の兵を保有、その名を”若きカエサル”と呼ばれるまでに成長していた。

相関図

まとめ

ヴォレヌス

冥王ハデスの息子

アントニウスの命令でヤクザの元締めになったヴォレヌスは、アヴェンティヌスの町を牛耳る存在になっていたが、自殺した妻の裏切りに苦しみ、エラステスに殺された3人の子どもたちへの罪の意識は増し、どんどん冷酷な男へと変化、部下に無理難題な仕事を命令し、絶対服従させるようになっていた。そんなヴォレヌスを憂うプッロ。

そんな中、「甥を辱めたクウィントゥス・ブーボに報復、殺害したい」とカエリウス組合のメッミオとカルボがヴォレヌスに相談をもちかけた。しかしヴォレヌスは、「許可できない」とあっさりと却下してしまう。プッロは、「子どもをオモチャにしたなら罰は必要だ。メッミオは納得していない」と意見するが、ヴォレヌスはプッロの意見を聞くどころか、「人前でオレの権威を傷つける発言をするな!」と激昂する。

口走った真実

だがメッミオとカルボはクウィントゥスに報復行為を犯してしまう。
自分の命令に背いたメッミオに怒り心頭のヴォレヌスは、「メッミオは殺してはいない。あなたがカルボを罰すれば戦争になってしまう」と警告するプッロに、「お前がオレの権威を傷つけたからヤツはつけあがったんだ。オレに逆らえばどうなるかカルボに分からせろ」とすべてをプッロのせいにして、カタをつけるよう命令してしまう。
その理不尽さに、「ここは軍隊じゃない。命令には従わない」と反抗するプッロ。するとヴォレヌスは、「それなら結構」とカルボ報復をマスキウスに指示してしまう。

ガマンできなくなったプッロは、「そろそろ前を向いてください。あなたのせいで町は戦争になり、あなたも殺されてしまう。死んで償うつもりですか?だけど、ニオベも子どもたちもカエサルもあなたが死んでも戻らない。オレは友だちとして助けようとしている」と言うが、「助けたことがあるか?」とヴォレヌス。その言葉にプッロは思わず、「何度も命を救った。エウアンドロスも片付けた」と口走ってしまう。
「どういうことだ?」と迫るヴォレヌスに、ウソをつけなくなったプッロは、「殺しました。ニオベとのことを知って。どうすればよかったんですか?あなたに言ったらあなたがニオベを殺した・・・」と説明するが、ヴォレヌスは、「出ていけ!」と叫び、プッロを追い出してしまう。

狂気

改めて説明したいと言うプッロにヴォレヌスは、さっきとは打って変わり笑顔を見せ、「もう終わったことだ。黙ってた訳はわかる。お前を許す。もう私にはお前しかいない」と笑顔でハグするが、そのときすでにヴォレヌスは、マスキウスと手下にカルボ制裁をさせたあとだった。

決別

しかしメッミオも黙ってはいなかった。マスキウスの部下に制裁を加え、殺してしまったのだ。
「これで戦争になってしまう」と憂うプッロにヴォレヌスは、「お前は裏でメッミオと繋がってるんだろ?裏取引したらどうだ。お前はニオベともできてたんだろ」などとありもしないイチャモンをつけ、とうとう完全決裂、プッロはエイレネと出ていってしまう。
もう自分の感情を止められなくなったヴォレヌスは、ただ泣き続けたー。

アントニウスをそそのかすアティア

ある日、オクタヴィアの友人イオカステから、【マケドニアは天気、食べ物、人も最悪でこの世の果てのような場所】と聞かされたアティアは、一気にテンションが下がる。なぜならアントニウスは、執政官任務終了後、マケドニア総督就任が決まっていたからだ。
どうしてもマケドニアに行きたくないアティアはアントニウスに、「イタリアを離れてしまえば、敵はあなたを恐れなくなり戦う力もなくなる。あなたがマケドニアにいると分かればブルートゥスとカッシウスは必ず台頭し、あなたを殺そうとする。それを忘れてはなりません」と警告する。

アントニウス

アティアの意見を聞き、マケドニアでお気楽な隠居生活をするつもりだったアントニウスは考えを改め、キケロを呼ぶと、「次の元老院でオレのガリア総督就任を提案してくれ」と要求する。
もちろんキケロは、「それは無理だ。元老院は認めない」と反対するが、アントニウスは、キケロが提案しない場合は拷問、殺害することさえ厭わないと脅し、承服させる。

オクタヴィアとアグリッパ

ある日アティア邸に、「ご子息からの伝言を伝えに来た」とひとりの青年がやって来た。
その青年はオクタヴィアヌスの友人アグリッパ。
アグリッパはハープを弾くオクタヴィアに一目惚れしてしまうが、オクタヴィアもまた、弟の友人とわかるとアグリッパを歓迎する。

カンパニアにいるオクタヴィアヌスは、”若きカエサル”と呼ばれ、1万の軍勢を抱えていると言う。
そこへアティアがやって来た。
アティアはアグリッパからオクタヴィアヌスの伝言(心からご家族を愛していること、未来を考えて行動して欲しいこと)を聞くが、「息子は反逆者です」と言い、アントニウスにこのことを報告する。

呑気なアントニウス

アティアはアントニウスに、「アグリッパを捕まえ何か聞き出したか」と問うが、「捕まえる必要はない。オクタヴィアウスは密かにキケロと連絡を取って手を結ぼうとしてるが、キケロは断る。オクタヴィアウスにも危害は加えない」と約束する。

ブルートゥス

ローマを追われたブルートゥスとカッシウスたちはトルコ東部属州ビチュニア王と面会、挙兵のための資金援助を申し出るが、無理な要求をするビチュニア王。
その時ブルートゥスが、「この犬がオレを侮辱した」と喚き、騒動を起こしてしまう。
(トルコ兵士から、虫の息のカエサルにトドメを刺した行為は卑怯だと言われたのだ)
酒に溺れ、カネの工面もカッシウスに任せっきりのブルートゥスをそれでも支えてきたカッシウスだったが、「もう放っておいてくれ」と言われ、愛想を尽かしてしまう。

ドゥロ

アティアの奴隷頭カストルは、屋敷前で暴行されている青年ドゥロを助けたが、その青年から、「仕事が欲しい。性奴隷にもなる」と懇願され雇い入れることに。青年の名前はドゥロ(EP-2)

ドゥロはカストルの男娼婦をする一方で、立入禁止のキッチンに忍び込むと女中アルティアを自分の魅力で虜にする手管も持っていた。
実はドゥロは、アティア暗殺するためセルウィリアの奴隷エレニが雇い、潜入させた刺客だったのだ。

ドゥロは、「早く実行しろ」とせっつくセルウィリアに、「アティアを殺して欲しいなら、オレにキスしてくれ」と要求。セルウィリアは屈辱に耐え、ドゥロにキスをするー。

キケロの提言

元老院議会が開かれた。
その議会でキケロから”アントニウス執政官退任後、ガリア総督になること”が提言され、承認される予定になっていた。が、肝心のキケロがいない。アントニウスは慌て、「キケロからある提言があるはずだ」と言うが、「キケロはご病気のため欠席ですが、提言を預かっている」とある議員の発言で納得、皆の前で”キケロの提言書”を読み上げるよう指示する。

しかしキケロの提言の中身は、

アントニウスには教養もたしなみもなく、リーダーの才能もない。
アントニウスがしたのは、ローマに戦争と破壊と災いをもたらせただけ

と言う誹謗中傷だった。
議員らは次々と退席、怒りに狂ったアントニウスはキケロの提言を代読した議員を殴り殺してしまう。

その頃、輿(こし)でローマを離れていたキケロは、「アントニウスの自堕落ぶりを元老院に暴露した。共和政は若きカエサルから申し出があれば協力する」とオクタヴィアウスに手紙を送るのだったー。

3ヶ月後

アントニウス

キケロの提言により反逆者となったアントニウスは兵士を集め決起、ムティナの町を包囲したが、元老院はヒルティウス将軍、パンサ将軍が率いる軍を派遣、それにカエサルの意思を継ぐオクタヴィアヌスが自軍を率いて合流、戦いに向かっていた。

ムティナとは】
イタリアの北西部。史実上、紀元前43年のムティナの戦いにつながる。
将軍ヒルティウスとパンサが率いる元老院派軍とカエサル・オクタヴィアヌス(アティアの息子)の軍が連合軍となってアントニウス率いるカエサル派の一部を破った戦い。
アティアの毒殺

結局ローマに残ったアティア。
ドゥロは、アントニウスがいなくなり、オクタヴィアが留守のときを狙い、キッチンに忍び込むと、アティアのスープに毒を混入した・・・

和解するために

”神のお告げ”を聞き、ヴォレヌスと和解するためアヴェンティヌスの町に戻って来たプッロだったが、そこで見たのは焼け落ちた家だった。

プッロはマスキウスと再会し、
●ヴォレヌスはアントニウスに呼ばれ、ガリアで軍隊に加わったこと、
●マスキウスが組合を任されたが、カルボへの報復で家を焼かれ、仲間も次々と殺されている
と聞かされた。

思わぬ再会と真実

結局ヴォルヌスと会うことができなかったプッロは、ヴォレヌスに手紙を残し、内戦が起きそうなイタリアから離れる決意をするが、その時、「プッロ?」と声をかけるみずぼらしい身なりの女性が。それは死んだと思われていたリュデだった。

プッロはリュデから、子どもたちも生きていると聞き、馬を飛ばす・・・。

リュデは脱走を図ろうとするが、自分しか抜け出せなかった

感想

原題「These Being the Words of Marcus Tullius Cicero」の直訳は、「これらはマルクス・トゥリウス・キケロの言葉です」。結果的にはそのまんまの内容でしたね。
結局、キケロのような人間が勝ち残るのが歴史の性なのかも知れませんね。

【マルクス・トゥリウス・キケロ】
紀元前1世紀、共和政末期のローマの政治家、弁護士、哲学者。
貴族階級と騎士階級が合同、「秩序のための同盟」を実現させ、ローマ共和政の危機を救ったとされ、「政治の父」の称号を与えられた。

史実を調べてしまい、今、少々後悔しているので、そこは書きませんが・・・

ボロボロのブルートゥス。
彼がクーデターを起こし、カエサル暗殺をした大きな理由は、(カエサルが自分を信用せず、左遷人事をしたこと)で、大きな政治的大義名分がないのですから、暗殺したことを悔やむ結果になっているんでしょうね。
本来、誠実で律儀で優しい正確のブルートゥス。リーダーとなれば良い面もあるけれど、頼りないリーダーとなったと思います。

プッロのヴォレヌスへの愛情は深いですよね。
男としてヴォレヌスに惚れているんでしょうね。
馬を走らせていたのでアントニウス軍に合流しているヴォルヌスに伝えに行ったのだろうと最初は推測していましたが、直接オクタヴィウスの元へ向かい、子どもたちの救出を図ろうとしているのかも知れません。
オクタヴィウスとプッロは良い友好関係にありますしね。

 

コメント

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