ベター・コール・ソウル 6 #8 狙って撃つ(相関図あり)

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海外ドラマベター・コール・ソウル

後半戦スタート。IMDb 9.7 のエピソードです。
全13話。今回のエピソードを含め6話で完全ファイナル

 

#8 狙って撃つ Point and Shoot あらすじ

突然現れたラロ・サラマンカにハワードを殺され、恐怖に震えるジミーとキムにラロはミッションを課す。
ラロの出現に警備を強化するマイク。しかしガスは何かを察知し、クリーニング工場に向かう。

 

相関図

まとめ

ラロの策略

ラロの要求

眼の前でハワードを銃殺されパニック状態のジミーとキムにラロは、「メモの住所へ行って、家の呼び鈴を押す。ドアが開いたら弾が切れるまで撃ち続けろ。その後、カメラで死んだ男の写真を撮り、1時間で戻れ。オレはグッドマン夫人と待ってる。簡単なことだ」とミッションを与えるが、ジミーはこの状況に、「彼女が行く。オレが行っても相手は警戒し銃を持ち出すかも知れない。だが女性なら警戒しない」と交渉しはじめる。もちろんキムは、「止めて、ムリ、できない」と抵抗するが、「行くんだ」とジミー。

ジミーはキムをこの状況から逃がすために敢えて自分が残る選択をしたのだ

最初はジミーが行けと言っていたが、どちらが行くかで揉めるふたりを見て、「わかった、グッドマン夫人が行け」とラロ。キムが出発したのを確認したラロはジミーを拘束すると、「メキシコの邸宅を襲撃され、大切な家族を全員惨殺された。それを手引したのはナチョだ。ナチョがあんたを私に紹介した。今から出るが、戻ったらすべてを話せ」と出かけていくー。

部屋に残されたジミーは拘束を解こうとするが、椅子ごと倒れてしまう。
眼の前にはハワードの死体が・・・。

キム

ラロの指示どおりメモ書きの家に着いたキムは銃とカメラを持ち、呼び鈴を鳴らす。

ドアの前に人の気配が・・・キムは銃を構えるが、突然、後ろから来た男に銃を奪われ、家へと押し入れられてしまう。マイクだった。
「あと20分しかないの。言われたとおりにしないとジミーが殺されてしまう」とパニック状態のキム。

キムから話しを聞いたマイクは、「あとは俺たちに任せろ」と言うと行動を開始する。
マイクはモニターでキムの様子を見ていたガスに、「見張りをつけ、あんたにはここに居てもらう」と言うと、タイラスと共に行動を開始する。

 

ガス・フリング vs ラロ・サラマンカ

ラロ

マイクからの連絡で、クリーニング工場の用心棒たちが動き出した。
ラロはそれを確認すると、塀をよじ登って大型換気扇から工場に侵入する。

ラロはクリーニング工場の警備を手薄にするために、ジミー&キムを使ってガス・フリング宅を襲撃させたらしい
ガス

ガスはキムが自分を襲撃したことに疑問を持ち、どういう状況だったかを確認する。
キムから、「ラロは夫に襲撃を命じたけど、夫がラロを説得したの、私を生かし、逃がそうとして」と聞き、ガスは用心棒を連れて出かける。

ガスがやって来たのはクリーニング工場だった。
部下から異状なしと報告を受けても腑に落ちないガスは、大型換気扇が止まっていることに気づく・・・

次の瞬間、突如現れたラロは4人の用心棒を全員銃殺するとラロに銃を向ける。

【その頃マイクは・・・】
ジミーのアパートへと急行したマイクは安全を確認し、部屋へと乗り込むが、ラロの姿はなく居たのは猿ぐつわに拘束されたジミーだった。
マイクはジミーから、「キムが向かった直後、ラロは出て行った」と聞き、電話するが、ガスは電話に出ない。

ケータイが鳴る中、ガスはラロに銃を向けられていた。
ラロはハンディカムで録画しながら、「ドン・エラディオ。グスタボ・フリングが今から野望のすべてを見せます。コイツの本性だ」と地下ラボへ案内するよう言う。

ラロは隠し入口の前で躊躇するガスの心臓を撃ち抜くと、「13分後にスキンヘッドの白人(マイク)が用心棒を連れてやってくるだろ。その前に見せろ」と言う。

直接対決

隠し入口を作動させ地下ラボへと降りたふたり。
ラロは地下ラボの全貌を録画しながら、「グスタボは、ここで大量のメスを製造し、ドンを出し抜きボスになる気だった」と言う。
するとガスは、「ブタ野郎のエラディオに言うことがある」と言い出す。
面白い展開にビデオを回すラロ。

ガスは、「あんたは高慢で下卑たタカリ屋め、お前に敬意を払う必要などない。サラマンカは酷いゲス野郎だ。ヘクターは私が生かした。不自由なまま活かし続け、死ぬ間際に思い知らせてやる。私がサラマンカ一族を一人残らず葬ったとな」と言うと、電気コードの接続を足で蹴りあげた。
電気が消え、真っ暗な中、ショベルカーまで移動して隠し置いていた銃でラロの方角を弾切れになるまで撃ち続けたガス。

だが銃は弾切れになってしまう。
ガスが万事休すと覚悟した時、ラロの反応がないことに気づいたガス。
ガスは電気を点ける。
そこには首に銃弾を受け、瀕死状態のラロが。

ガスが見下ろす中、ラロは不敵に笑いながら絶命。
ガスも脇腹を撃たれていたー。

メキシコからお抱えのグッドマン医師を呼びよせるガス。

 

後始末

アパートで待つジミーの元にキムが戻ってきた。抱き合うふたり。

マイクはジミーとキムを座らせると、「数日後、ハワードのクルマは別の州の浜辺で発見されるが遺体は見つからない。車内からはコカインが見つかり自殺として処理される。しっかりしろ。いつもどおりの日常を過ごすんだ。名優になれ。何も起きなかった。なにひとつ」と言い聞かせる。

ハワードの遺体は冷蔵庫に入れられアパートから運び出され、ラロ・サラマンカと共にラボに掘られた穴に葬られた。

 

 

感想

ファイナルに向けてエピソードが加速、見応えあります~。
そもそもブレイキング・バッドにキムの出演がないのを知っているので、キムにいつ何が起こるんだろうと気が気じゃない

 以後、ネタバレしていますので注意してください 

ラロ、最期はあっさり死にましたが、ガスとの駆け引きは見応えありました。
そもそもこのふたりは似たもの同士なんだと思います。だからこそ、(オレならこうするかも)と互いが考えて行動するワケで。
5話でガスが地下ラボをチェックし、銃を置いた理由は、ラロの行動を読んだからでしょう。
そしてラロも、ヘクター・サラマンカとの電話を盗聴されていることに気づいたワケです。
ラロの存在は後半のベター・コール・ソウルに面白みを加えました。

地下ラボはこのあと、ブレイキング・バッドの後半の重要場所となるワケですが、床下にハワードとラロの遺体が埋葬されているとは・・・・
この事実を知った今、ブレイキング・バッドを見直したら、違う気持ちで見てしまうと思う~。

間違いなく、キムはなんらかの形でジミーの前から姿を消すことになるはずです(なぜならブレイキング・バッドに出演しないので)
それはあまりにも悲しいことじゃなければいいなと思います。
でもハワードが殺されたことはふたりの関係に何らかの影響を与えそうな気がします

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