ROME(ローマ)2 #1 遺言(相関図付)

海外ドラマ
海外ドラマローマ 

「ローマ 後編」は全10話です。
カエサル暗殺後からのエピソードになります。

「ROMA(ローマ)」は現在U-NEXTのみ配信中。
U-NEXTは日本最大級の動画サービス。見放題作品は月額2,189円(税込)
600円分のポイントがついてくる31日間の無料トライアルあり
※ 無料期間中に解約すれば料金は0円です。

#13 (1) 遺言  Passover あらすじ

カエサル暗殺後、アントニウスは北へ逃げる決意、アティアとカエサルの妻カルプルニアを連れてローマを脱出しようとするが、カエサルの遺言があると言われ・・・
妻ニオベが自殺、悲しみと怒りで正気を失ったヴォレヌスは心にもないことを娘たちに口走ってしまう。

相関図

まとめ

カエサル暗殺直後

アントニウス

暗殺されたカエサルを見て、茫然自失でポンペイウス劇場から出てきたアントニウスを待ち伏せしていたのはクウィントゥスたち。クウィントゥスたちは逃げるアントニウスを殺害しようと追いかける。

ポスカ

ポスカはカエサルの死を悲しみながらも亡骸を荷台車に乗せ、自宅へと運び込む。

ブルートゥス

自宅へと戻ってきた息子ブルートゥスにセルウィリアは、「あなたを誇りに思う。我が家の名誉を回復し、国を救った」と讃えるが、カエサルの最期を思い出し震えが止まらないブルートゥス。
セルウィリアはそんな息子に、「元老院はリーダーを求めています。あなたが立ち上がるのです」と鼓舞する。

アティアたち

セルウィリアの言葉どおり伯父カエサルが暗殺されたと知り、街を出る決心をするアティアに息子オクタヴィウスは、「アントニウスは生きてる可能性がある。今、街を出ればセルウィリアの思うツボだ」と止める。
そこへ走り込んできたのはアントニウス。
アントニウスは、「北へ行き、強力な軍を集めて戻り、奴ら(ブルートゥス、カッシウス、カスカ)を磔にしてやる」と言い、カエサルの本妻カルプルニアも一緒に北へ逃げようと言う。文句を言いながらもアティアはアントニウスと行動を共にする決断をする。

カエサルの遺言

ポスカのおかげでカエサルは自宅へと戻った。
そこへアントニウス、アティア一家が弔問に訪れた。アティア、オクタヴィアはカエサルに抱きつき涙する。

アントニウスは、「ローマは危険だ。今すぐ街を出ましょう」と促すが、「カエサルの遺言書開封に立ち会って欲しい」と言い出すカルプルニア。「時間がない」と言うアントニウスにカルプルニアは、「ローマ共和国独裁官の遺言です」と譲らない。

遺言書

遺言書には、
●妻カルプルニアが不自由なく暮らせるだけのお金とそのはからいをして欲しいこと
●各ローマ市民に75デナリウスを贈ること
●カエサルの名、土地の権利と義務、すべての財産、金銀、貨幣はオクタヴィウスに託す。
●オクタヴィウスを私の養子にし、唯一の後継者にすると指名する
●ポスカに適切な報酬を支払い自由の身にすること

以上が書かれており、アントニウスのことは一言も書かれていなかった。
カエサルの莫大な財産を息子オクタヴィウスが継ぐとわかり、テンションがあがるアティアだが、「この遺言書も今や効力はない。すべてブルートゥスと仲間たちのものだ、土地もカネも奪われる」とアントニウス。

ブルートゥスらが暴君を殺害したのは正当な行為だと宣言すれば、カエサルが定めた法律、遺言などすべて無効となり、財産は遺言書のない扱いになる
オクタヴィウスの考え

北げ向けて出発すると言うアントニウスに、「私はローマに残りカエサルの息子として地位と権利を守る。ブルートゥスは法に縛られている。きっと取引に追い込むことができる」と言い出すオクタヴィウス。
オクタヴィウス曰く、カエサルを暴君と宣言しなければ、ブルートゥスたちがしたことは殺人になってしまう。
だが暴君の命令がすべて違法となれば、ブルートゥスが法務官に指名されたことも、カッシウスの総督指名も無効。つまり法を守ろうとすればブルートゥスは地位を失うわけだ。
そこでオクタヴィウスは、「恩赦を与えれば変わる」と言い出す。アントニウスは、「弁護士まがいの屁理屈だ。ブルートゥスに恩赦など与えん」と反対するが、オクタヴィウスは、「もしこの遺言が認められれば、母上はローマ1番の金持ちの母親、認められなければその栄誉はセルウィリアのものです」と発言。
その言葉はアティアをローマに留まらせるには十分だったー。

ブルートゥスたち

自分の手は汚さない男キケロ

カエサルの暗殺を知り、ブルートゥスの元へと駆けつけたキケロは、「キミたちは英雄だ」と仲間を称えると、ローマを掌握したことは素晴らしいが、アントニウスを生かしたままでは失策だと意見する。

そんなキケロにブルートゥスは、「私たちは殺し屋じゃない。やりたければご自分でどうぞ」と言うが、そこに話題のアントニウスが現れる。

アントニウスの提案

「暴君が死んだのに町は静かだ。よろこぶ群衆はいないし歓喜さえ聞こえないのはなぜだ?」と問いかけるアントニウスにセルウィリアとブルートゥスは、「民衆は変化を恐れている。だが暴君から解放されたと分かれば喜ぶ。町は兵士たちが掌握し、元老院、騎士階級、神官、皆私たちのついた」と答えるが、「民衆はカエサルを愛してた。カレを殺したキミたちを憎む。民衆は私の味方だ。それにカエサルが暴君ならカレが下した命令はすべて無効になる。つまり私もキミたちも地位もない。選挙をしなければならない」とアントニウス。そのあまりに正当な発言にぐぅの音も出ないブルートゥス。
アントニウスは続けて、「選挙を避け、血の争いも避けたいなら1つ方法がある。平和と安定を願い、キミたちにカエサル殺人の恩赦を出そう。これでカエサルの命令も遺言も有効になり俺達の地位も保てる。そして団結の証に一緒に葬儀を行おう。ただし和解しないなら敵だ。どんな方法を使ってでもキミたちを叩き潰す」と言う。

話し合う時間をもらったブルートゥスたち。
ブルートゥスはアントニウスに手を出すなと命じたにも関わらず、殺害を企てたカッシウスに怒るが、カッシウスもキケロも、「アントニウスを殺すしかない」と言う。
だがブルートゥスは、「アントニウスは法を犯していない。和解を申し出て秩序を保とうとしているのに殺すことはできない。ヤツはカエサルさしでは何もできない男だ」と皆の反対を押し切り、渋々アントニウスの和解案を受け入れた。

その後アントニウスはクウィントゥスの首を掻っ切り殺害した。

カルプルニア vs セルウィリア

カルプルニアには弔問にやって来たセルウィリアにツバを吐きかける。

カエサルの葬儀のあと

ブルートゥスの弔事のあと、アントニウスは弔事で”血だらけのカエサルのトーガ(ローマの服)”を取り出し、カエサルが偉大な指導者だったと語り号泣、民衆の同情を引いた。
その結果、カエサルの葬儀は死を悲しむ場ではなく、暗殺したブルートゥスたちへの憎しみの場に一変した。

アントニウスの策略と演技力のせいでカエサル暗殺が明るみとなり、ローマを追われることになったブルートゥス、カッシウスたち。

セルウィリアはローマに残ることになったが実質の人質状態

 

ヴォレヌス

正気を失ったヴォレヌス

ニオベが自殺、悲しみと怒りで正気を失ったヴォレヌスは、自分にウソをついていた娘ヴォレナを責め、「みんな呪ってやる。冥界に堕ちろ」と暴言を吐き、姿を消してしまう。

町はカエサルの死で騒然となっていたが、ヴォレヌスはその状況さえ理解できないほど茫然自失で、その後暴漢に襲われ、身ぐるみ剥がされてしまう。

その頃ローマを離れ、ルシナの杜で神に赦し請うたプッロは、改めてエイレネに結婚を申し込む。
エイレネはそれを受け入れ、結婚することに。
そんなふたりのところに早馬の情報屋が、”カエサルの死亡”を報告する。
プッロは馬を奪うとエイレネを連れローマへと戻る。
居なくなった娘たち

戻って来たプッロとエイレネが見たのは、頭から血を流し、ニオベの遺体の前で呆然と立ち尽くすヴォレヌスだった。プッロから”何があったのか?”と聞かれ、「ルキウスは私の子じゃなかった。私はニオベを殺そうとして包丁を手にした。だがニオベは自殺した。私は子どもたちを呪ってやると言ってしまったんだ。とんでもないことを言ってしまった。だから子どもたちは消えたんだ」とヴォレヌス。
プッロはヴォレヌスの看病をし、「必ず子どもたちは帰って来ます」と励ます。

しかしどれだけ待っても子どもたちは戻って来なかった。
ニオベを荼毘に付すときが来ても、「娘たちが戻るまで葬儀はしない」と言うヴォレヌスをプッロは、「子どもたちは必ず帰ってきます。もう奥様を送り出してやらなければ」と説得、一緒にニオベを荼毘に付すが、その後近所の女性から、子どもたちとニオベの妹リュデはエラステスに連れ去られたと聞く。

報復

エラステスのアジトへと押しかけたヴォレヌスとプッロは手下を一網打尽にすると、娘たちの居場所を吐けと迫るが、エラステスは、「凌辱したあと殺し、川に捨てた。侮辱に対する報復だ」と発言、次の瞬間、ヴォレヌスはエラステスの首をはねて殺害した。

 

感想

「ローマ 後編」は全10話。
エピソードカウントは、そのまま13話としてスタートしています。

カエサルは見る目があったんだなと思うのは姪の息子オクタヴィウスの政治力を見抜いていたところか。
しかしいろんなことがあったとしても、カエサルに仕え続けたアントニウスへの遺言がないことを私は気の毒に思ってしまうなー・・と。
アントニウスは軽い男に見えるけれど、実行力と、柔軟さを持っているように描かれているので、リーダー向きじゃないかと思う私です。

ヴォレヌスとプッロはこれからどうするんでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました