ペーパー・ハウス3 #4 スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ(相関図付)

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結構ワクワクする展開です

#4 フリッパー作戦 

父親となったデンバーは、強盗計画にどうしても気持ちが乗らず、不安を抱えていた。そんなデンバーにボゴタはあるアドバイスをするが。
規則を無視して陣頭指揮を執るタマヨ中佐に困惑する教授は、スペイン銀行突入を止めようとある手段に出るが・・。

 

相関図

まとめ

【過去】数ヶ月前、修道院のアジトで

デンバーの不安

浸水した金庫内は20気圧になるため、水槽で潜水実習をすることになったデンバーだったが、恐怖心から水槽に入ることができない。
ナイロビは、「パパになってから以前の無謀さがなくなった」とデンバーを皮肉るが、「今は仕事を選びたい」とデンバー。
そんなデンバーにボゴタは、「ムリして変わることはない。そうでなければ子どもを憎むことになる。オレには7人の子どもがいるが、オレはオレのままだ。それでも子どもたちはオレを愛してくれてる。それはオレが父親だからだ。強盗を続けるのも、命を掛け続けてもいいんだ」と持論を話す。

教授の不安

スペイン銀行襲撃は、兄アンドレ(ベルリン)とマルティンの計画であり、そもそも、無謀ではないかと考えていた教授。
しかしリオが逮捕された今、この計画を実行するしかないと動き出した教授だったが不安は拭いきれない。
「完全な計画のためにはあと4ヶ月必要だ」と言う教授に、「それじゃリオが廃人になってしまう」とラケル。
教授はラケルが強盗計画に積極的であることも、警察に復讐をするためではないかと考え、「それが理由ならキミの参加には反対だ」と言い出す。
そのぐらい教授は追い込まれていたー。

捜査本部 1

タマヨ中佐の指揮

強盗犯のスペイン銀行侵入方法が、【”BRIPAC”に扮した】と報告を受けたタマヨ中佐は、盗聴されていると判断、盗聴可能なすべての装置を完全停止させ、捜査本部から排除しはじめる。もちろん捜査員たちの私物ケータイもすべて没収する。

盗聴器の探索からはじめるのがセオリーだが、タマヨ中佐は、規約を無視する手法をとる。

タマヨ中佐の判断により、遠隔地で盗聴していた教授とラケルの通信が完全に途絶えてしまった
ふたりは規約無視のタマヨ中佐のやり方に動揺を隠せない。

 

スペイン銀行内 1

地下金庫で

通路を使って金庫室から戻って来たナイロビとボゴタ。
ボゴタは酸素ボンベを交換すると、再び金庫内へと入り、水中で溶接バーナーを使って反対側に穴を開ける作業を始める。
金庫の壁の厚さから考えて、1~2時間を要する作業だった。

マルティンの容体

マルティンは、ヘルシンキによって眼の中のガラス片を取り除いてもらうが、両目保護のため包帯を巻き、視力を失った状況に。
それでも気丈にリーダーを務めるマルティン。

教授は銀行内のマルティンに短波を使って連絡を取り、
●盗聴がバレ、通信網すべてを失ったこと
●タマヨ中佐の判断で、防犯ゲートが開くと同時に警察は突入する準備をしていること
が伝えられた。

防犯ゲートが開くまでにあと14分。
それまでにボゴタの作業が終わることはムリなため、教授は次の手段に出ることに。

教授は連絡網が途切れた時の連絡方法を事前に準備していた。
それは、暗号化され復号化できない【短波】だった。

捜査本部は短波を拾ったものの、暗号化を読めず、内容はわからない。

デンバー

トーキョー、デンバー、モニカは人質に防弾ベスト、ダリマスクを着用させ、モデルガンを配布する。
しかし人質のひとり、ミゲルは突然、「みんな、防弾ベストを着るな!楯にされてしまう!」と騒ぎ始めた。
そもそも落ち着きのないデンバーは、ミゲルの態度が許せず、防弾ベストを着させると、皆の前でミゲルを撃ち抜くパフォーマンスで人質たちのインパクトを与えてしまう。
もちろん防弾ベストのおかげでミゲルにケガはなかったが。

強盗犯たちは警察の突入に備え重機関銃を設置しはじめる中、様子のおかしいデンバーに、「さっきの行動は何なの?話して」とモニカ。
デンバーは、「失敗しそうだ。父さんはトーキョーが無茶したせいで警察に殺された。オレも身体を張ってキミを守る、オレの家族を守る。だからオレはこの計画に反対したんだ」と言う。

捜査本部 2

教授の行動

捜査本部でプリエト警視監のケータイ電話に着信が!
電話してきたのが教授だと分かると、一気に色めき立つ捜査本部。
タマヨ中佐は、「私が責任者だ」と名乗り出ると同時に、ケータイの発信元を探知しはじめる。

【教授の作戦】
しかしこれも教授の作戦だった。
教授は、ネット機能、GPS機能がついていない旧型のケータイを2台使用し、
【教授 → 1台目=2台目 → プリエト警視監】と言う原始的な方法で通話していたのだ。


しかもその2台のケータイをマルセイユ(新メンバー)はザックに入れると自転車でスペインの町を走り廻り出す。
GPS機能のないケータイを探知するには、使用アンテナを検索するしかなかったが、動き回るケータイの発信元を特定することは不可能だった。

しかしタマヨ中佐は、のらりくらりと話す教授に、計画どおりいかず、去る前のプリエトに電話したんだろうと指摘し、「ムリージョは元気か?」と言う。
ラケルは教授に代わり電話に出ると、タマヨ中佐、プリエト、そしてアンヘルに挨拶する。

「懐かしいな、元気か?」とアンヘルの声が聞こえた。
「急に消えてごめんなさい」と言うラケルにアンヘルは、「人生を棒に振って何をしてる?」と言うが、「これが私の第二の人生よ」とラケル。

教授は、警察の銀行突入を回避するため、「1時間後にかけ直す。それまでに人質を5人解放する」と交渉条件を提示するが、人質を優先して作戦を変更するようなタイプではないタマヨ中佐は交渉に応じなかった
しかし発信元特定はできなかった。

協力するアルトゥーロ・ロマン

次にタマヨ中佐はアルトゥーロ・ロマンに協力を要請する。
犯人の写真を見せられたアルトゥーロは、犯人の中にモニカがいることに動揺する。
タマヨ中佐から、今回のリーダーは誰だと思うかと意見を求められたアルトゥーロは、「コイツがリーダーだ」とデンバーの写真を指さした。

防犯ゲートが開くまであと、14分。
タマヨ中佐は、特殊部隊、機甲部隊等に突入準備を開始させる。

 

スペイン銀行内 2

フリッパー計画

マルティンとナイロビに地下金庫室へと連れて来られた総裁マリオはボゴタからウェットスーツを着るよう言われる。

【フリッパー計画】
ベルリンとマルティンは警察が突入してきた場合を想定し、金庫内の扉を3秒で開けることができる総裁を20気圧の金庫内に潜水させる=フリッパー計画を立てていた。
しかし教授は、心臓に持病を持つ60才の総裁はそれを拒否のではと恐れていた。

しかし総裁は、断固拒否の姿勢を見せる。
警察が突入してくるまで残り3分を切っている状況にデンバーは、カッターを持ちだし、指を切ると脅すが、総裁は手を差しだした。
その態度に苛ついたデンバーが頭突きをかますと、よろけた総裁は後頭部を強打、意識を失い倒れてしまった。
頭からは血が流れ、心拍数は130を超えた
「マズイ、心臓発作を起こすわ」とナイロビは必死で総裁の手当をする。

もう総裁は使えないと判断したボゴタは、残り時間1分20秒と聞き、「十分ある」と、”C-4″のプラスティック爆弾を手に金庫内へと入ると、2番目の扉に貼り付ける。

1Fでは、警察突入に備えるヘルシンキ、モニカ、トーキョーが人質を使い、重機関銃と土嚢をセットした。

C-4は爆発した。

感想

このエピソードの後半、時間との闘いでドキドキして面白い展開でしたね。
しかし予定どおり、計画どおりにはいかないものです。
そしてその多くが、人の感情由来で失敗するんですよね~

スペイン銀行襲撃に対して教授は、時間が足らなかったと言ってたし、綻びも王立造幣局よりも多い気がしますね。

 

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