ハンドメイズ・テイル シーズン4 #7 家(相関図付)

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カナダの地を踏んだジューンが抱える闇と戦いを誓う

 

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#7 家  HOME あらすじ

ギレアドからの脱出したジューンは7年ぶりにカナダの地を踏む。
ジューンはセリーナと対峙する道を選ぶ。

 

相関図

まとめ

亡命

カナダの地を踏んだジューンを迎えたのはマーク・トウェロたちアメリカ政府。
意思確認され、ジューンは、亡命を求めることに同意、重要証人となった。

数日ホテルに滞在するジューンには、多種の服、豊富な食べ物が用意され、必要であれば医師、セラピストの診察も受けられると言う。
それは、7年前までしていた暮らしなのに、気後れを感じるジューン。

明日、ニコールを連れて来ると約束し、モイラが帰ったあと、ルークとふたりきりになったジューンは、落ち着かない。
ジューンはバスルームにカギをかけて、7年ぶりにたっぷりの湯を使う。
入浴後、あらゆるルームサービスを用意し、ジューンを待つルークを見たジューンは、そこへ行けなくなってしまう。

目が覚めたジューン。側にはソファーで眠るルークが。
ルークはジューンが17時間眠り続けていたと言う。
「ルームサービス、ごめんなさい」と謝るジューンに、「謝るべきはボクだ。キミとハンナを捜そうとしたんだ。だが捜せなかった。キミがボクを許せなくても仕方ない。ボク自身が自分を許せない」とルーク。
ジューンは、「ハンナは私たちが愛してることを知ってるし、捜そうとしたことも知ってる。私がハンナに伝えたから。10分だけハンナに会わせてもらったの。大きくなり可愛くなってた」と話す。
「キミは素晴らしいママだ」と涙を流すルークにジューンは、「そうじゃない、そうじゃない・・・」と無念さを滲ませる。

 

聴取

翌朝、ホテルの部屋でマーク・トウェロの聴取を受けるジューン。
トウェロは、命を失う危険の中、見事に”エンジェルフライト”を成したジューンを称えるが、「それが唯一できることだった。子どもたちを奪ったセリーナたちを苦しめると誓った。彼女にふさわしい罰は何か考えてる。何もかも彼らから奪う」とジューン。

 

「彼女を家に連れて帰って娘(ニコール)に会わせてやりたい」と言うルークの願いが叶い、トロントの家に帰ることになったジューン。
家に入ると、そこにはエミリーの姿も。

ニコールを強く抱きしめるジューン。

セリーナ

教会で懺悔し、「私の罪をこの子に負わせないで。ひとりで育てる強さを授けて」と祈るセリーナ。
そこへやって来たトウェロは、「あなたが妊娠したと知って以来、フレッドはあなたに会いたがってる」と言うが、「カレは精子提供者に過ぎない。それにカレはオフフレッド(ジューン)を恐れてる。会う必要はない」とセリーナ。
しかしトウェロは、「今ならキミはカレを操れる。ジューンと争うのは2人とも不利だ。フレッドが協力的になればお互い都合がよくなるだろう」とセリーナを説得する。

フレッド

トウェロの助言でセリーナはフレッドと面会するが、笑顔で近づいてくるフレッドに、「近寄らないで」と拒絶するセリーナ。
そんな態度のセリーナにフレッドは、「神はボクたちの復縁を望み赤ん坊を授けたんだ。息子の良き父親になりたい。良き夫にも。それに裁判の見通しも変わった。オブフレッドのことを考慮しないと。最高刑もあり得るし、息子と引き離される恐れもある。手を組むべきだ。キミへの陳述は撤回しよう。息子のためなら何でもする。キミもだろ?」と提案する。

ジューン

モイラはルークとジューンを気遣い、できる限りふたりにしようとするが、ルークとふたりきりになることに気後れしているジューンは、夜のディナーにエミリーとリタを呼ぼうとスーパーの買い出しについて行くことに。

皆でスーパーへ来たジューンは、品揃えの素晴らしさ、買物客の姿、笑顔で走り廻る子ども、同性カップルなどギレアドでは決して見ることがない光景に、ただただカルチャーショックを受ける。

そしてジューンはムスリムの女性が被る赤いヒジャブを見た瞬間、フラッシュバッグに襲われる。
ムスリムの女性がアルマに見え、赤いヒジャブが侍女の服装に見えてしまったのだ。

再会

エミリーは息子のオリバーを連れてやって来た。
そしてジューンはリタと再会、ふたりは抱き合う。

呪縛

ギレアドを脱出して来た4人の女性たちには大きな苦しみがあった。
未だに妻と一緒のベッドで眠れないと言うエミリー。
ジューンは、「自由になっていいと思う?その資格がある?」と言い出す。
「ギレアドで何をしたかを考えてしまう」と言うエミリーに、「生き延びるためにしたことだよ。私たちは勝ったんだよ」とモイラ。

「セリーナのことを教えて」と言うジューンに迷いながらもリタは、セリーナに会い、助けて欲しいと言われた。彼女は妊娠してると話す。
ジューンはそれが司令官の子だと聞き、一気に表情を変える。
リタは、「セリーナは相変わらず思い上がってる」と言い、「クソ女のことは関係ないよ」とその場を取り繕うモイラ。

モイラ

窓の外を見たモイラはウーナがいることに驚き、玄関に飛び出る。
ウーナはジューンにギフトを持って来たのだった。
ウーナはNGO活動は禁止され、カナダを出られくなっていた。
「別れたくない」とモイラは気持ちを伝えるが、「私や、私の仕事より友だちを優先した。それがあなたの答えよ」とウーナ。
それでも一緒にいたいと言うモイラに、「また電話して」と少し譲歩を見せるウーナ。

 

対峙

食事会の夜、ジューンはルークに甘えようとするが、身体が拒んでしまうジューン。
一緒のベッドに寝ても、眠れない。
結局ジューンは真夜中にトウェロを呼び出し、セリーナに会いに行く。

ジューンを見るなり、「あなたに会いたいと祈ってた。主は私が償えるようここにあなたを遣わせた」と言うセリーナに、一気に怒りと憎しみがこみ上げたジューンは、「私は憎しみを伝えるために自分の意思で来たの。あなたに罪を償う資格はない。あなたに許されるのは恥辱の中で一生苦しみ抜くことよ。あなたは私のすべてを壊した。私の人生、私の家族、私の友だち、私の国、そして私の子どももすべてよ。贖罪するに値しない人間だわ!」とまくし立てる。
「ごめんなさい」とひざまずき、「心からあなたの赦しを請うわ。主の理解を得たい。憐れみが欲しい」と言うセリーナにジューンは、「なぜ神はあなたに子を授けたと思う?子宮の中に子どもがいる間に赤ちゃんを殺せるようによ。そうすればあなたは引き裂かれる痛みを知る。私がこの腕から我が子を奪われた時のように」と言い放つのだった。

帰宅したジューンは突然ルークを求めるが、それは愛し合うにはほど遠い、まるで征服するようなセックスだった。
ニコールといる時はママの表情を見せるがジューンだが、ルークはジューンを理解しきれない

 

セリーナの決断

トゥエロの聴取を受け、「セリーナはモンスターよ。それに女優。すべての源は、彼女の惨めさにある。彼女は逃げるためなら何だってする。欲しいものを手に入れるためなら何でも。ウソをついて人を傷つけても気にもしない」とジューン。

その頃セリーナは、フレッドと会い、「あなたが必要なの」と言う。
セリーナのお腹に頬を寄せて微笑むフレッドと対照的な表情のセリーナ。

 

感想

そうだよね、ギレアドを脱出できたからって、めでたし、めでたしにはならないよね。
逆にそれを実感させられたエピソードでした。
7年間も人間として扱われない生活を強いられて来たんだもん。
そして今、カナダの地にいるのは、多くの人を殺したり、犠牲にしたりした結果で、そこまでしての生き延びた自分に、(自由になる資格があるのか?)って思い悩む気持ちは分かる気がする。
彼女たちのせいじゃないのに。彼女たちが選んだ道じゃないのに、ほんとツラい話しです。

私なら耐えられず、ギレアドの侍女(イヤイヤ、年齢的に女中だな)として甘んじて生きる道を選ぶかも。
ギレアドから脱出できたモイラ、エミリー、リタはエライと改めて思う。

そしてセリーナとは、それなりに上手くやってるっぽく見えてたけど、そうじゃないよね、そりゃ。
「地獄に墜ちろ」ぐらいの激しい憎しみを抱いて当然。
そしてセリーナはまだ、ギレアドの思想だから、余計に腹が立つよね。

 

 

 

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